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保護者の方必見! 秋以降の学習内容はこう変わる!~中1社会編~

  目次 はじめに 2学期(9月~12月)はテストが2回ある 社会は2分野の学習が並行する 不安を解消したい!と思ったら… 社会のおすすめ問題集   はじめに 10月も半ばに入り、2学期(後期)の学習が本格化してきました。 1学期から夏休みにかけてお子さまに対して特に心配ごとがなければ、 「勉強や部活、学校生活に問題なし!」 と思っていらっしゃる保護者の方も多いかもしれません。 でも、お子さまの中には 「今までは気にしていなかったけれど、最近わからないことが出てきた」 「なんだか急に勉強が難しくなったみたい」 と不安な気持ちが生じている場合もあります。        この時期の中学1年生に何が起きているのでしょうか。     2学期(9月~12月)はテストが2回ある 3学期制の学校では、2学期には中間テストと期末テストがあります。 また、2期制(前期・後期)の学校でも、前期の期末テストと後期の中間テストの2回の定期テストとがあります。 つまり、どちらのタイプの学校でも短期間に2回の定期テストが行われるケースが多くなっています。 保護者の皆さんが中学生だったころは、1学期に中間と期末の2回のテストがあるのが当たり前だったかもしれません。 しかし、最近では、1学期は期末テストのみという学校も増えています。 そのため、このような学校に通う中学1年生にとって、2学期は初めて短期間で2回の定期テストに挑むことになります。   さらに、秋のこの時期は体育祭(運動会)や文化祭などの学校行事も多く開催されます。 部活動によっては秋の大会などもあるかもしれません。         勉強以外の活動も忙しくなる中、2回の定期テストに向けて勉強を進めるのは、お子さんにとって負担になることもあります。         そのような中で、特に社会科はこの時期に不安を感じやすい教科です。なぜ、社会科に対して特に不安を感じるのでしょうか。     社会は2分野の学習が並行する 中学1年の春、ほとんどの学校では地理と歴史の2冊の教科書が配られます。 ほかの4教科と異なり、地理と歴史(3年生では公民)といった複数の教科を学習するのが社会科の大きな特徴です。   地理と歴史の学習をどのように進めるかは学校によって異なりますが、どのような進め方をしていても「学習の幅が広がる」のが今の時期です。 そのため、秋以降の学習は、それまでと比べて難しく感じやすくなるのです。   ここからは、学校のタイプ別に詳しく見てみましょう。   ●地理先行型の学校 1学期(前期)は地理の学習のみを行っていた学校がこのタイプです。 このような学校では、秋以降に地理がいったんお休みになり、いよいよ歴史学習がスタートすることが、大きなトピックです。 歴史は、地理に比べて好き嫌いが大きく分かれる分野です。 特に小学生のころに苦手意識をもっていたお子さまにとっては、とっつきにくさを感じるかもしれません。 地図だけでなく、時系列・人物・文化など学ぶ内容も時代によってさまざまです。 これまで学習してきた地理の内容とあまり結びつかないことも多く、戸惑うことも多いはず。             ただし、苦手意識をもっているお子さんにとって、その意識を解消するチャンスでもあります。 なぜなら、中学の歴史学習は「ゼロからリセット!」だからです。 小学生で習った内容は関係なく、歴史の始まり、人類が誕生するところから再スタートします。 はじめのうちに苦手意識を解消できれば、学年の途中ながら「スタートダッシュ」が決められる可能性もあります。   ●地歴並行型の学校 1学期(前期)から、地理と歴史の両方を少しずつ進めている学校がこのタイプです。 たとえば、「火曜日は地理、木曜日は歴史」というように先生や授業が曜日で分かれていたり、数週間ごと、あるいは1か月ごとなど短い期間で教科を入れ替えたりなど、さまざまな形で授業が進められます。 いずれも、地理と歴史の教科書を同じようなペースで進めていくのが特徴です。 ※最近はどちらかというとこのようなタイプの学校が多いようです。   このようなタイプの学校の場合、今の時期に学習内容が一気に幅広く、深くなるのが大きなトピックです。 地理では、1学期の間は地図の見方などの基礎的な内容、都道府県の位置や名前など小学校で一度習ったことが多く、単純に覚えればよいことが中心でした。 ところが秋以降の地理では、小学生ではほとんど学習していない世界地理の学習がスタートします。 アジア州やヨーロッパ州など世界の地域別に学んでいきます。 各地域の自然・気候、人口・産業・文化などを複合的に学ぶ必要が出てきます。 自然や気候がその地域にどのような影響を与えているのか、複雑な資料を読み取りながら考える力も必要になります。   歴史では、秋に飛鳥時代や奈良時代など、いわゆる「日本史」でイメージする内容の学習が始まります。 それまでの時代ではあまり取り上げられなかった歴史人物や政治的な出来事が多く取り上げられるようになります。 経済や文化などさまざまな切り口で覚える必要があることも増えていきます。 覚えなければならない語句や事項が急に何倍にもなっていくのです。            逆に言えば、学習が深まる今だからこそ、周囲と差がつきやすくなるタイミングともいえるでしょう。     不安を解消したい!と思ったら… 学習内容の変化や深化に対して感じる不安は、それが大きくなる前にぜひ解消したいところです。 そして、できればこの機会に「得意科目」に変えてしまいたいですよね。 そんなときにおすすめなのが、 「中学教科書ワーク」 です!   中学教科書ワークは教科書に対応した教材 「中学教科書ワーク」は、教科書会社の許諾を得て作成した「教科書準拠」の教材です。 もくじや単元の配列は教科書にそろえ、重要用語やテストに出やすい資料も教科書と同様のものを掲載しています。 習っていない用語が出てきて戸惑うことはありません。 急に深化した学習内容にもしっかり対応。 重要事項の色分けや、テストに出やすいポイントをしぼって掲載しているので、大事なことをわかりやすく学習できます。 また、教科書の内容にあわせた問題を解くことができるので、実際のテストの内容に近い問題に挑むことができます。 学校の先生もこのような教科書にあったワークを参考にテストを作ることもあるそうですよ! 自学自習に便利な解説も充実しているので、予習・復習にも最適。 学校の授業に合わせて使うことで、家庭学習で確かな学力をつけることができます。   ※以下が中学教科書ワークの誌面です。   ●本冊の誌面          ●解答解説の誌面               ●予想問題の誌面            ●別冊スピードチェックの誌面          秋以降、より深く広くなる学習内容につまずきが出ないようにしたいところ。 もちろん、秋からのご購入でも、これまでの学習の復習として活用することもおすすめです。 この機会に、「中学教科書ワーク」をぜひともお買い求めのうえ、今後の学習を万全の体制で進められるようにしてはいかがでしょうか?      社会のおすすめ問題集 中学教科書ワーク 教科書に完全準拠! テスト対策に向けて着実にステップアップ 充実の無料特典で、楽しく学習に取り組める        ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     定期テストの攻略本 教科書に完全準拠! テストに出るところを集中学習 直前のテスト対策に最適        ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら            

保護者の方必見! 秋以降の学習内容はこう変わる!~小1国語編~

  目次 はじめに 夏休み前との違い 大きなギャップがあるのは小学1年生 お子様の不安を解消したい!と思ったら... 参考:「小学教科書ワーク」で見る 夏休み前と夏休み後の学習の違い 国語のおすすめ問題集   はじめに 夏休みを終え、小学校での授業が再開。 夏休み前にとくに心配ごとが生じなかったのであれば、「うちの子は、学校生活や勉強、心配なし!」と思っていらっしゃるかもしれません。 ですが、夏休み明けしばらくすると、お子様の心に、 「今までは授業についていけたけれど、わからないことが出てきた」 「なんだか、勉強が難しくなったみたい」 という不安な気持ちが、もしかしたら生じているかもしれません。     もしこの時期に、お子様が勉強に対して不安を抱き始めているとしたら、それはどこから生じているのでしょうか?   夏休み前との違い 新しい学年になって配られる教科書。 最初は、友達とコミュニケーションをとる学習や、詩や短い物語文からスタートするのが大半です(※)。 ですが、夏休み以降は、新しい学年としての学習が本格化するため、重要な単元や、長い文章を読んで学ぶ単元が多くなります。 たとえば、「読むこと」の単元であれば、文章がこれまでよりも長くなるだけでなく、書かれている内容や構成がより複雑になります。 それだけでなく、その複雑な文章についての深い読み取りが求められたり、文章内で覚える漢字の数が増えたりします。 つまり、秋以降の学習は、それまでと比べて難しく感じやすくなるのです。 ※教科書会社によって多少の違いがあります。     大きなギャップがあるのは小学1年生 とくに大きな変化があるのが、小学校1年生です。   ①漢字の学習がスタート 夏休み前に覚えるべきはひらがなだけでした。しかし、秋以降はカタカナに加えて、漢字の学習がスタートします。 休み前は、ひらがなの習得だけにじっくり時間を取ることができました。 一方、秋以降は、②にお話しする「読むこと」の学習と合わせてカタカナや漢字を学んでいきます。 つまり、1つのことを習得するためにかける時間が短くなり、夏休み前と比べると学習の進度がぐっと上がるのです。              ②「読むこと」は、注意すべきポイントが増える 夏休み前は、ひらがなで書かれた短い文章をしっかり音読し、「問い」と「答え」の文をつかむなど、内容の大体をとらえることが重要でした。 ですが、夏休み明けは文章が長くなります。 説明文であれば、大事な言葉をおさえ、説明の順序に着目する、物語文であれば、場面の様子や人物の行動・気持ちをとらえるなど、本格的な読解へと変わっていきます。 また、読むことで学んだ文章の書き方をお手本として、図鑑などでほかの事例を調べてわかったことを、ほかの人にわかりやすく説明する文章を書く場面も増えていきます。     お子様の不安を解消したい!と思ったら… 学習内容が難しくなったことで生じた勉強に対する不安は、大きくなる前にぜひ解消したいところ。 そんなときにおすすめなのが、 「小学教科書ワーク」 です!        小学教科書ワークは教科書に対応した教材 「小学教科書ワーク」は、教科書会社の許諾を得て作成した「教科書準拠」の教材です。 もくじや単元配列は教科書にそろえ、単元ごとに大事な言葉の確認や、問題を出題しています。 また、お子様の指導に便利な解説も充実しています。 つまり、学校の授業に合わせて、家庭学習で確かな学力をつけることができます。   ※以下は、小学教科書ワークの誌面です。             単元名は教科書と同じ。                          教科書に出てくる言葉についての問題                         お子さまの指導に便利な「てびき」              秋以降、ペースアップしていく学習内容につまずきが出ないようにしたいところ。 この機会に、 「小学教科書ワーク」 をぜひともお買い求めのうえ、秋以降の学習を万全の体制で進められるようにしてはいかがでしょうか?  そのために、秋からのご購入であっても、夏休み前の学習の復習として、ぜひ、習い終えた単元の問題も解くことをおすすめします。     参考:「小学教科書ワーク」で見る 夏休み前と夏休み後の学習の違い 文字・言語          説明文      国語のおすすめ問題集 小学教科書ワーク 国語 学校の授業がよくわかる! 教科書に完全対応した準拠版ワーク 充実した特典が毎日の学習をサポート             ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     小学教科書ドリル 国語 1回10分! 教科書がよくわかる! オールカラーの教科書準拠版ドリル 手軽に取り組めて学習効果アップ             ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら                

【中学生向け】因数分解のやり方と公式一覧 テストで使えるコツも解説

  もくじ はじめに 因数分解とは? 因数分解の解き方:共通因数でくくる 因数分解の解き方:4つの公式 因数分解の解き方ステップ 練習問題で確認しよう まとめと商品紹介   はじめに 今回のテーマは中学3年生の数学で出てくる「因数分解」です。 「因数分解」という言葉を聞いて、 「難しそう…」 「公式がたくさんあって覚えられない!」 と感じている人もいるかもしれません。       しかし、心配はいりません! 因数分解は、中学数学の大きな柱ですが、正しい手順といくつかのコツさえつかめば、必ず理解できるようになります! この記事では、因数分解が「なぜ大切なのか」という基礎から、テストで使える4つの公式、さらには応用問題の解き方まで、ステップごとにわかりやすく解説します。 この記事を最後まで読んで、因数分解への理解を深め、定期テストや高校入試で自信を持って問題が解けるようになりましょう!       因数分解とは? 因数分解とは、簡単に言うと「多項式をかけ算の形(因数の積の形)になおす操作」のことです。 まずは因数について確認しましょう。   例えば、6という数は、次のようにかけ算の形になおすことができますね。  6=2×3 このとき、2や3を6の因数と呼びます。 因数分解とは、多項式をいくつかの因数の積の形に分解することです。      【例】  2a2+6ab=2a(a+3b)   左側の式 2a2+6ab はたし算(単項式の和)の形ですが、 右側の式 2a(a+3b) は、2 と a と (a + 3b) という因数のかけ算の形になっています。      展開と因数分解の関係 因数分解を理解する上で、展開(てんかい)との関係を知っておくことが大切です。 因数分解は、展開の逆の操作だと考えると、イメージがしやすいでしょう。    展開:かけ算を計算して、たし算・ひき算の形になおすこと   (x+2)(x+3) ― 展開 → x2+5x+6    因数分解:たし算・ひき算の形を、かけ算の形になおすこと   x2+5x+6 ― 因数分解 → (x+2)(x+3)   このように、展開と因数分解は、「たし算・ひき算の形」と「かけ算の形」を行き来する、裏表の関係になっています。 このイメージを持っておくと、公式を理解する際にも役立ちます。   なぜ因数分解を学ぶのか 「わざわざ式をかけ算の形になおすのはなぜ?」 と思うかもしれません。 ここでは、因数分解を学ぶ理由を3つ紹介します。    • 2次方程式を解くため   x2+5x+6=0 のような2次方程式の解を求めるときは、左辺を因数分解をして、  (x+2)(x+3)=0 の形になおすことで、  x=−2 または x=−3 という解を求めることができます。      • 計算を簡単にするため  複雑な多項式を因数分解してシンプルな形にすることで、計算ミスを防ぐことにつながります。 特に、「式の値」を求めるときに役立ちます。    【例】  x=98のとき、x2+4x+4 の値を求めましょう。    直接代入して求めることもできますが、  982+4×98+4 を計算するのはたいへんです。 そこで、先に因数分解をして (x+2)2 にしてから代入します。  (98+2)2 = 1002 = 10000 と、計算が簡単になります!      • 高校数学の基礎となるため  高校で学ぶより高度な数学(数Ⅱ、数Bなど)でも、因数分解は当たり前の基礎技術として使われます。 今のうちにしっかり身につけておくことが、将来の数学の土台となります。   因数分解は、定期テストでも高校入試でも必ず頻出する重要な分野です。 しっかり理解を深め、数学の基礎力を身につけましょう!     因数分解の解き方:共通因数でくくる ここからは、因数分解の解き方についてです。 因数分解をするとき、まず最初に考えるべきなのが、「共通因数でくくる」という方法です。   共通因数でくくるとは? 共通因数とは、多項式のすべての項に共通してかけられている数や文字のことです。 多項式を、共通因数と残りの部分の積の形になおす操作を、「共通因数でくくる」「共通因数でくくり出す」と言います。 これは、展開のときの分配法則の逆の操作です。            【例】  2x+6 を因数分解しましょう。   1.共通因数を見つける  それぞれの項 ( 2x と 6 ) の中に共通して含まれている因数を探します。   2x=2×x   6=2×3  両方の項に共通しているのは、2 です。  つまり、共通因数は 2 です。   2.共通因数でくくる  共通因数 2 を式の前に出し、かっこでくくります。   2x+6=2(x+3)     符号と文字の扱いに注意する 多項式の最初の項がマイナスのときは、マイナスも共通因数の一部としてくくり出すことが多いです。 特に、共通因数に文字も含まれる場合は注意が必要です。    【例】  −3ab+12bを因数分解しましょう。   この式は、共通因数として数(係数)と文字の両方に着目します。   1.共通因数を見つける  数(係数)の部分 : −3 と +12 の共通因数は −3  文字の部分   : ab と b の共通因数は b です。            したがって、共通因数は −3b です。   2.共通因数でくくる  −3ab+12b=−3b(a−4)   【注意】   マイナスでくくると、かっこの中の項の符号がすべて逆になることに注意しましょう。  ○ −3ab+12b=−3b(a−4)  × −3ab+12b=−3b(a+4)     因数分解の解き方:4つの公式 共通因数でくくれない場合、次に因数分解の4つの公式を使います。 これらは、展開の公式を逆にしたものです。 展開の公式をしっかり覚えていると、スムーズに理解できます。    公式① x²+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)  これは「たして (a+b)、かけて ab」になる a と b の組み合わせを見つける公式です。   【式の形】  x の項の係数が a+b(和)、定数項が ab(積)になっているのが特徴です。   【解き方のコツ】  1.まず、定数項 ab に注目し、積になる a と b のペアを考えます。  2.そのペアの中で、和が x の項の係数 (a+b) になるものを見つけます。  3.見つけた a と b を (x+a)(x+b) の形に当てはめます。          【例】  x2+7x+12 を因数分解しましょう。    1.積が 12 になるペアを探します。 (1, 12)、(2, 6)、(3, 4) …  2.その中で、和が 7 になるペアはを見つけます。 (3, 4)  3.x2+7x+12=(x+3)(x+4)      公式② x²+2ax+a²=(x+a)²  公式③ x²-2ax+a²=(x-a)²  これらは、「和の平方」「差の平方」と呼ばれる公式です。 公式①で、 a=b の特殊なパターンと考えると理解しやすいでしょう。   【式の形】  xの項の係数が 2a ( a の2倍)、定数項が a2  ( a の2乗)  になっているのが特徴です。  (※公式③は符号がマイナスです。)   【解き方のコツ】  1.定数項が、ある数 a の2乗になっていることを確認します。  2. x の項の係数が、1で確認したaの2倍になっているかを確認します。  3.符号に注意して (x±a)2 の形になおします。          【例】  x2−10x+25 を因数分解しましょう。    1.定数項 25 は 52 、または (−5)2 です。  2.xの項の係数 −10 は、−5 の 2 倍なので、公式③で a=5 のときだとわかります。  3.x2−10x+25=(x−5)2      公式④ x²−a²=(x+a)(x-a)  (2乗)ー(2乗) の形をした因数分解の公式です。 公式①で、 b=ーa の特殊なパターンと考えると理解しやすいでしょう。    【式の形】  x の項の係数が 0 になっていて、項が2つしかないのが大きな特徴です。   【解き方のコツ】  1.式が (2乗)ー(2乗) の形になっているかを確認します。  2.(x+a)(x−a) の形に当てはめます。          【例】  x2−49 を因数分解しましょう。    1. 49 は 72 なので、x2− 72 の形です。  2.x2−49=(x+7)(x-7)     展開公式との関係 公式①から④は、すべて展開公式を逆にしたものです。 因数分解ができたら、展開し直して元の式に戻るか確認する習慣をつけましょう。 これにより、ミスが減り、公式の理解もさらに深まります。    x2+7x+12 ― 因数分解 → (x+3)(x+4)  (x+3)(x+4) ― 展開 → x2+7x+12     因数分解の解き方ステップ これまでに学んだ「共通因数でくくる」方法と「4つの公式」を使えば、多項式の因数分解ができるようになります。 しかし、問題を見たときにどの方法を使えばいいか迷ってしまうことがありますよね。 ここでは、因数分解のときに迷わず正解にたどり着くためのステップを解説します。   1.共通因数を探す 因数分解を始めるとき、公式が使えるかどうかを確認する前に、必ず共通因数があるかを確認しましょう。 共通因数を見つけてくくり出すことで、その後に使う公式を見つけやすくなります。   【チェックポイント】  すべての項に共通する因数(数や文字)はないか? 【注意点】  共通因数をくくり出すのを忘れると、完全に因数分解された形にたどり着けなくなります。       2.使える公式があるか判断する 共通因数をくくりだしたあと、残った多項式を見て、どの公式が使えるかを判断します。 次のように順序だてて考えましょう。   【項が2つ】   → 公式④ x²−a²=(x+a)(x-a)      が使えるか確認する   【項が3つ】   → 【定数項が a² の形になっている】     → 公式② x²+2ax+a²=(x+a)²         公式③ x²-2ax+a²=(x-a)²        が使えるか確認する     → 【定数項が a² の形になっていない】     → 公式① x²+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)       が使えるか確認する       工夫して分解する応用パターン 共通因数やくくり出し、公式を組み合わせることで解ける応用問題のパターンをいくつかご紹介します。 「これ以上分解できない」状態まで分解しきるのが因数分解のゴールです。   1.複雑な式は展開してから分解する 元の式が複雑なかっこのかけ算の形になっている場合、まずは展開して同類項をまとめることで、公式が使える形になることがあります。    【例】  (x+3)(x−1)−12  ← 展開の公式を使って展開します  =x²+2x−3−12 ← 同類項をまとめます  =x²+2x−15 ← たして +2、かけて -15 になる数(5,-3)を探して、公式①を使います   =(x+5)(x−3)     2.多項式を共通因数としてくくり出す 共通因数が数や文字ではなく、多項式になる場合もあります。 多項式全体を1つのかたまりと考えて、共通因数をくくり出します。 一見共通因数がないように見えても、一部を因数分解すると共通因数が見つかることがあります。    【例】  5(a−2)+a²−2a ← 5(a−2) と a²−2a に分けて考え、後ろの式で a をくくり出します  =5(a−2)+a(a−2) ← 多項式 (a−2) が共通因数になっているので、くくり出します  =(a−2)(5+a)     3.共通因数をくくり出してから公式を使う 共通因数でくくり出したあと、さらに因数分解できる場合があります。 因数分解できるかどうか、必ず最後までチェックしましょう。    【例】  3x³y−12xy³ ← 共通因数 3xy でくくり出します  =3xy(x²−4y²) ← x²−4y² で、公式④を使って因数分解します  =3xy(x+2y)(x-2y)     4.x² の項の係数が1でない式 x² の項の係数が常に1とは限りません。 そんな式でも、公式②または③が使える場合があります。 何かの2乗になっているか考えるのがポイントです。    【例】  9x²−6xy+y² ← 公式が使える形に変形します  =(3x)²−2×3x×y+y² ← 公式③を使います  =(3x−y)²         練習問題で確認しよう これまでの知識が定着しているか、以下の問題で確認してみましょう。 因数分解は、「共通因数」→「公式」の順番で考えることが大切です!    【問題】  次の式を因数分解しましょう。 1.4x²−16x 2.a²+8a+15 3.25x²−16y² 4.3x²−30x+75 5.(x+3)²−5(x+3)        【ヒント】   解き方に迷ったら、以下のヒントを参考にしてください。 1.まずは、数と文字の共通因数を見つけて、くくり出しましょう。 2.公式①のパターンです。たして +8、かけて +15 になる2つの数を探しましょう。 3.(2乗)ー(2乗) の形です。公式④を使いましょう。 4.最初に共通因数の3をくくり出し、かっこの中の式で公式③を使います。 5. (x+3) を共通因数としてくくり出しましょう。          【解答と解説】  1. 4x²−16x ← 共通因数 4x でくくり出します  =4x(x−4)   2. a²+8a+15 ← たして 8 、かけて 15  になる組 (3,5) を見つけます  =(a+3)(a+5)   3. 25x²−16y² ←(2乗)ー(2乗) の形にします  =(5x)²ー(4y)²  ← 公式④を使います  =(5x+4y)(5x-4y)     4. 3x²−30x+75 ←共通因数 3 をくくり出します  =3(x²−10x + 25)  ← かっこの中で、公式③を使って因数分解します  =3(x−5)²     5. (x+3)²−5(x+3) ←共通因数 (x+3) をくくり出します  =(x+3){(x+3) - 5} ← かっこの中を整理します  =(x+3)(x - 2)      まとめと商品紹介 いかがでしたか。因数分解の基本を理解したら、あとは定着させるために練習あるのみです。 因数分解の知識を確かな力に変えるために、あなたのレベルに合った文理の教材で次のステップに進みましょう!     おすすめの商品 因数分解の基本と応用を理解したら、あとは練習あるのみです。 文理では、お客様ひとりひとりのレベルや目的に合わせた教材をご用意しています。 ここでは、あなたの学習を次のステップに進めるための、おすすめの商品を3シリーズご紹介します。     わからないをわかるにかえる     ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   因数分解を基礎からじっくり学びたい、これまでどこから手をつけていいかわからなかったという人に最適なシリーズです。 この教材は、「わからない」を「わかる」にかえることを徹底的に追求しています。 定義や公式といった基礎的な内容を、簡単な例題で丁寧に解説しているため、因数分解が苦手な人でも、着実に基礎から練習を積み重ねることができます。 簡単なステップで自信をつけながら学習を進めたい方に、特におすすめします。     完全攻略     ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   因数分解の知識を深め、確かな実力をつけたいなら「完全攻略」シリーズが役立ちます。 このシリーズは豊富な演習量が特徴で、基礎の反復から応用までしっかりと問題演習をこなすことで、因数分解を完全に理解し、定着させることができます。 また、定期テスト対策ページや、過去の入試問題を扱った実戦問題ページも収録されているため、日々の学習から受験対策まで幅広い学習に対応可能です。 学校の授業の進度に合わせて使いたい方にも最適です。     ハイクラス徹底問題集 ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   難易度の高い問題に挑戦し、数学の応用力を圧倒的につけたい人向けの最高峰の問題演習集です。 この問題集では、因数分解の複雑な応用問題や、複数の知識を組み合わせる思考力を要する問題を豊富に扱っています。 難関高校の入試問題も収録されているため、ハイレベルな演習を通じて、ライバルに差をつけたいと考えている学習者を徹底的にサポートします。 現在の学習レベルに関わらず、数学を極めたいという意欲のある方は、ぜひ手に取ってみてください。  

「三権分立」ってなに? 歴史から学ぶ立法・行政・司法のバランス

  目次 はじめに 「三権分立」とは? 三権分立の歴史と考え方 日本における三権分立のしくみ 三権の関係と「抑制と均衡」 三権分立を身近に感じる例 まとめ 社会のおすすめ問題集   はじめに 「三権分立(さんけんぶんりつ)」という言葉を、教科書で見たりニュースで聞いたりしたことがある人も多いと思います。 なんだか難しい政治の専門用語のように感じますが、実は私たちの生活や社会のしくみと深く関わっています。 「三権分立」の意味を知っておくと、ニュースを理解しやすくなるだけでなく、社会の成り立ちや自分たちの権利を守るしくみがよくわかるようになります。 今回は、三権分立とは何か、その歴史や日本でのしくみを紹介していきます。     「三権分立」とは? 三権分立とは、国の権力を「立法(りっぽう)」「行政(ぎょうせい)」「司法(しほう)」の三権(三つの権力)に分けて、それぞれの権力を別の機関が担当するしくみのことです。  立法=法律を定める  行政=法律に従い政策を実施する  司法=法律に基づいて裁判を行う     なぜ、わざわざ三つの権力に分けるのでしょうか? それは、一つの組織や人に権力が集中すると、国民の権利や自由が奪われてしまう危険があるからです。 このように役割を分けておくことで、公平さを保ちやすくなるのです。 三権分立の歴史と考え方 三権分立の考え方を広めたのは、フランスの思想家モンテスキューです。   モンテスキューは18世紀に『法の精神』を著し、 「権力を一か所に集めると国民の権利が失われる。立法・行政・司法の三つの権力を分けてバランスを保つべきだ」 と説きました。 この考え方は、その後のアメリカやフランスの政治制度を作る際にも大きな影響を与えました。   日本初の近代的な憲法として制定された大日本帝国憲法でも、立法権・行政権・司法権は分けられていました。 しかし、それぞれの権力が天皇に従属するしくみだったため、権力の分立が完全には機能せず、国民の権利が侵害されることがたびたび起こりました。 第二次世界大戦後、日本国憲法が制定されると、三権分立のしくみが明確に取り入れられました。そして、国会・内閣・裁判所がそれぞれ独立して役割を果たすことで、国民の基本的人権を守るしくみが整いました。   日本における三権分立のしくみ 日本では、三権分立は日本国憲法にもとづいて次のように分けられています。   立法権=国会 国会は衆議院と参議院から成り立っています。 どちらも国民から選ばれた議員で構成されています。法律を定めることができるのは国会だけです(唯一の立法機関)。 国の予算は国会で審議し、決定します。内閣総理大臣の指名や、内閣不信任決議を行うこともできます。 また、国会は弾劾裁判所を設置し、裁判官がその身分にふさわしくない行為をしたり、職務上の義務に違反した場合に、その裁判官を辞めさせるかどうかなどを判断します。       行政権=内閣 国会が定めた法律や予算にもとづき実際の政治を行います。 内閣のトップは内閣総理大臣で国会議員の中から選ばれます。 内閣は、総理大臣と総理大臣が任命する国務大臣で構成され、そのメンバーが集まる閣議で政治を進めていきます。 内閣は国会の信任にもとづいて成り立ち、臨時に国会を召集したり、衆議院を解散したりする決定権をもっています。(議院内閣制)。       司法権=裁判所 裁判所は独立した機関で、法律にもとづいて公正に判断を下します。 争いを裁判で解決するほか、国会が制定する法律や内閣が作る規則・処分が憲法に違反していないかを審査します(違憲審査権)。 最高裁判所の長官は内閣の指名を受けて天皇が任命し、長官以外の裁判官は内閣が任命します。 また、最高裁判所の裁判官は衆議院選挙の際に的確であるかどうかを国民が審査することができます(国民審査)。         三権の関係と「抑制と均衡」 三権分立では、それぞれの権力が「お互いをチェックし合うことでバランスを取る」しくみになっています。 これを「抑制(よくせい)と均衡(きんこう)」と呼びます。      『完全攻略 社会 公民』p.48より   たとえば、 ・国会が作った法律を、裁判所が「憲法に反していないか」を判断できる(違憲立法審査権) ・内閣の行動を、国会が「質問」や「不信任決議」でチェックできる ・内閣総理大臣は国会の信任を得なければならず、権力を勝手に行使することはできない このように、三つの権力はそれぞれ独立しつつも、お互いを見張り合う関係になっています。 これによって、一つの権力が強くなりすぎるのを防いでいます。   もし、このバランスが崩れてしまうとどうなるでしょうか。 国会や裁判所が機能しなければ、内閣が勝手に法律を作って実行できてしまうかもしれません。 逆に、裁判所の権限が強すぎれば、国会で決めたルールがすぐに無効にされ、政治が前に進まなくなることも考えられます。 歴史をふり返ると、権力が一か所に集中してしまった国では、国民の権利が制限されたり、不公平な政治が行われたりして大きな混乱が生まれました。 だからこそ「抑制と均衡」というしくみは、私たちの権利と民主主義を守るために欠かせない考え方なのです。   三権分立を身近に感じる例 三権分立は日々のニュースでも登場します。 たとえば、ある裁判で「今までの法律は憲法に合わない」と判断され、それがきっかけで法律が変わったこともあります。(2022年、最高裁裁判官国民審査について海外に住む日本人に審査権を認めないのは公務員の選定・罷免を定めた憲法15条に違反しているとの判決が出されました。これにより、海外に住む日本人にも審査権が認められるようになりました) 司法の判断が立法に影響を与えることがあるのです。   また、私たちの身の回りでも、三権分立のように権力を分散させて抑制し合うしくみがあります。スポーツでたとえると、ルールを決めるのが立法、実際に試合を行うのが行政、試合の審判をするのが司法となります。もし、これらの役割を同じ人がぜんぶやったらどうなるでしょうか? 自分が有利なようにルールを変えてしまったり、ルール通りに試合をしなかったり、自分たちが負けそうになると反則を見逃したりするかもしれないですよね。でも、このようなスポーツは楽しいでしょうか? 楽しくないですよね。役割を分担することで、参加者全員がスポーツを公平に楽しめることができるのです。 このように、私たちの日常の中にも「三権分立的な役割分担」があります。   まとめ 三権分立とは、  国の権力を立法・行政・司法の三つの権力に分けるしくみ  日本国憲法にもとづいて、上記を国会・内閣・裁判所がそれぞれ担当している  権力の集中を防ぎ、国民の権利と自由を守るための制度 という大切な制度です。 「三権分立」は一見難しい言葉ですが、私たちの生活を守る大切なしくみです。 三権分立を知っていると、社会をより広い視点で考えられるようになります。   社会のおすすめ問題集 『わからないをわかるにかえる 中学公民』    ・大事なところが一目でわかる ・図とイラストで要点がわかる ・漢字はルビ(読みがな)付き ・つまずいた問題は、ヒントを読んでわからないをわかるにかえる ・スケジュール作成アプリで毎日の学習スケジュールを自動作成できる ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   『わからないをわかるにかえる 社会 高校入試』    ・実際の入試問題を収録 ・ポイント整理で内容をサクッと確認 ・重要語句やキーワードをチェックしやすい ・役立つ特典で高校入試合格をサポート ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら  

古文の10パターン!テストで役立つ読み方のコツ

  教科書で出てくる古文。 「なんだか昔の言葉で読みにくい……。」と思ったこと、ありませんか?   でも実は、古文には“決まったパターン”があるのです。 今回は、教科書や入試によく登場する古文の10パターンを、例文と現代語訳つきで解説します。読み進めながら「これ、他の作品でもあった!」という発見がきっとあるはずです。     もくじ パターン1:クスッと笑えるオチのある話(徒然草) パターン2:たとえ話の言いたいことは(伊曽保物語) パターン3:おどろくべき正体(徒然草) パターン4:思いがけない奇跡(今昔物語) パターン5:芸は身を助ける(宇治拾遺物語) パターン6:機転を利かす(沙石集) パターン7:ものの見方が個性的(枕草子) パターン8:生き方の知恵を語る(徒然草) パターン9:過去に学ぶ(花月草紙) パターン10:歌にこめられた思い(伊勢物語) 平安時代の恋愛観と結婚の流れ 古文のパターンを引用元の作品から推測しよう! 古文のパターン早見表 おわりに:「でも、どうやって覚えたらいいの?」       パターン1:クスッと笑えるオチのある話(徒然草) 獅子と狛犬 『徒然草』より   (神社に参った上人は、社の前の獅子と狛犬がたがいに後ろ向きに立っているのを見て、「大変すばらしい、深いわけがあるのだろう」と涙ぐんだ。上人はその理由を知りたがり、年配で詳しそうな神官を呼び、尋ねた。)   古文 「この御社の獅子の立てられやう、さだめて習ひあることに侍らん。ちと承らばや」と言はれければ、 「そのことに候ふ。さがなき童べどもの仕りける、奇怪に候ふことなり」とて、 さし寄りて、据ゑなほして去にければ、上人の感涙いたづらになりにけり。   現代語訳 「このお社の獅子の立てられ方は、きっといわれがあることでございましょう。少々お聞きしたいものです」とおっしゃったところ、 「その事でございます。いたずら好きな子供たちがいたしましたことで、けしからぬことでございます」と言って、 (獅子と狛犬に)近寄って、(元のように)置き直して行ってしまったので、上人の感動の涙はむだになってしまった。   読解ポイント 偉い立場の人が勘違いして失敗する展開は古文によくあります。「誰が」「どうした」を正しく読み取ることが、話の面白さをつかむカギです。 この場合は上人という宗教上で偉い立場の人が勘違いしたという点がくすっと笑えるポイントですね。         パターン2:たとえ話の言いたいことは(伊曽保物語) 例)鼠の会議『伊曽保物語』より (鼠たちが会議をした。猫につかまらないためには、猫の首に鈴を付ければよいという意見にみんな賛成した。)   古文 「然らば、このうちよりだれ出てか、猫の首に鈴を付け給はんや」といふに、 上臈鼠より下鼠に至るまで、「我付けん」といふ者なし。 是によつて、そのたびの議定事終わらで退散しぬ。 其ごとく、人のけなげだてをいふも、只畳の上の広言なり。   現代語訳 「そうしたら、この中からだれが出て行って、猫の首に鈴をお付けになるか」と言ったところ、 身分の高い鼠から身分の低い鼠に至るまで、「私が付けよう」と言う者はいない。 これによって、そのときの協議の決着はつかず解散した。 このように、人が勇気のあるようなことを言うのも、ただ安全な畳の上に座って大きなことを言うようなものである。   読解ポイント 古文のたとえ話は、ことわざや教訓とつながることが多いです。 会話文や主語に注意してエピソードの内容をしっかり読み取ったうえで、そのエピソードを通して筆者が言おうとしていることをとらえましょう! この話では「口で言うのは簡単だが、実行は難しい」という教えを示しています。         パターン3:おどろくべき正体(徒然草) 二人の武士『徒然草』より (なんとかの押領使というものは、大根がすべての病気にきくと信じて、毎日食べていた。ある時、館が敵に襲われたが、二人の武士が突然現れ、追い払ってくれた。)   古文 いと不思議に覚えて、「日ごろここにものし給ふとも見ぬ人々の、かく戦ひし給ふはいかなる人ぞ」と問ひければ、 「年ごろ頼みて、朝な朝な召しつる土大根らにさぶらふ」といひて失せにけり。 深く信をいたしぬれば、かかる徳もありけるにこそ。   現代語訳 (押領使は)とても不思議に思われて、「日ごろこの館に仕えていらっしゃるとも思われない人たちが、このような戦いをなさるとは(あなたがたは)どういう人ですか」とたずねると、 (二人の武士は)「(あなたが)長年頼みにして、毎朝召しあがった大根たちでございます」と言って消えてしまった。 深く信じていたので、このような恩恵もあったのである。   読解ポイント 人間だと思っていた人物が実は別の存在だった、という展開は古文の定番です。 また、このような話では主人公が恩恵をうけるという話も多く、いいことをしたからいいことが返ってくるというパターンは覚えておきましょう! 「鶴の恩返し」などの昔話も同じパターンです。         パターン4:思いがけない奇跡(今昔物語) 真夜中の泣き声『今昔物語』より (夜の見回りをしていた人は、草むらから泣き声が聞こえた。草むらへ向かうと、怪しげな男がいたので、つかまえた。なんと盗人がその寺の弥勒菩薩の銅像を盗んでこわそうとしていたのだ。見回りをしていた人が盗人を捕らえて、役所につき出し、牢屋に閉じ込めた。)   古文 天皇にこの由を奏して、仏をば取りて、本のごとく寺に安置し奉りつ。 これを思ふに、菩薩は血肉を具し給はず。豈に痛み給ふところあらむや。 しかるに、ただこれ凡夫のために示し給ふところなり。 「盗人に重き罪を犯さしめじ」と思ひ給ふためになり。   現代語訳 天皇にこのことを申し上げて、仏を取り返して、もとのように寺に安置し申し上げた。 このことを思うと、菩薩は肉体をもっていらっしゃらない。どうしてお痛みになるところがあろうか(、いや、ないはずだ)。 だとしたら、ただこれ(=菩薩が泣き叫んだこと)は、凡夫にお示しくださったのだ。 「盗人に重い罪を犯させないようにしよう」とお思いになったため(に泣き叫んだの)だ。   読解ポイント 仏教の教えを広めるために書かれたお話を「仏教説話」といいます。 極楽や地獄の話、ありえない奇跡の話など不思議な話も多くあります。 信仰や徳が奇跡を呼ぶという展開がよくあります。 今回は菩薩の不思議な力についての話でしたね。         パターン5:芸は身を助ける(宇治拾遺物語) 内裏の立て札『宇治拾遺物語』より (内裏に「無悪善」と書かれた札がたてられていた。嵯峨天皇に命じられて、小野篁がしぶしぶ札の言葉を読むと、読めてしまったので、札を立てた犯人だと疑われてしまった。)   古文 「さればこそ、申し候はじとは申して候ひつれ」と申すに、 御門、「さて何も書きたらん物は読みてんや」と仰せられければ、 「何にても読み候ひなん」と申しければ、片仮名の子文字を十二書かせ給ひて、 「読め」と仰せられければ、「ねこの子のこねこ、ししの子のこじし」と読みたりければ、 御門ほほゑませ給ひて、事なくてやみにけり。   現代語訳 (篁が)「だから、申し上げますまいと申しましたのに」と申し上げると、 御門(=嵯峨天皇)は、「では何でも書いたような物は読めるのだろうか」とおっしゃったので、 (篁は)「何でも読みましょう」と申し上げたところ、(御門は)片仮名の「子」という字を十二個書かせなさって、 「読め」とおっしゃったので、(篁は)「ねこの子のこねこ、ししの子のこじし」と読んだので、 御門はほほえまれて、何事もなく済んだのだった。   ※片仮名:当時は「子」という文字を片仮名の「ネ」として使用していた。   読解ポイント 特技や教養がピンチを救う場面です。 昔は和歌や漢詩などの文化的教養が、人生を左右するほど重要でした。 今回は小野篁の漢文の知識が役に立ったお話ですね。         パターン6:機転を利かす(沙石集) 毒の飴? 『沙石集』より (児は「食べたら死ぬ」と言われて、坊主がどうしても食べさせてくれない飴をなんとしても食べたかった。 そのため、坊主がいない間にこっそり食べて、そののちに坊主の大事にしていた水瓶を割った。坊主が帰ってくると、泣いたふりをして、語りだした。)   古文 「大事の御水瓶を、あやまちに打ち割りて候ふ時に、いかなる御勘当かあらむずらむと、口惜しく覚えて、命生きてもよしなしと思ひて、 人の食へば死ぬと仰せられ候ふ物を、一杯食へども死なず、 二、三杯まで食べて候へどもおほかた死なず。 果ては小袖につけ、髪につけて侍れども、いまだ死に候はず」とぞ言ひける。 飴は食はれて、水瓶は割られぬ。慳貪の坊主得るところなし。 児の知恵ゆゆしくこそ。   現代語訳 (小児は)「大事にされていた御水瓶を、まちがって割りましたときに、どのようなおしかりがあるだろうかと(思うと)、残念に思って、生きていてもしようがないと思って、 人が食べると(必ず)死ぬとおっしゃいました物を、一杯食べたけれど死なない、二、三杯まで食べましたけれど全く死なない。 最終的には小袖につけ、髪につけましたが、まだ死にません」と言った。 (坊主にとっては)飴は食われて、水瓶は割られた。 けちな坊主には(損ばかりで)得るところがない。 児の知恵はすばらしいものだった。   読解ポイント 飴を食べるために機転を利かせて、結果的に状況を有利にする展開です。 一休さんのとんち話も、このパターンに近いです。 実際には、児は「食べたら死ぬ」と言われていたものを食べてから坊主の秘蔵の水瓶をわざと割っていますが、 機転を利かせて、水瓶を割ってしまったから「食べたら死ぬものを食べた」としているのですね。         パターン7:ものの見方が個性的(枕草子) 五月の山里散策 『枕草子』より (筆者は山里を散策することについて語っている。)   古文 左右にある垣にあるものの枝などの、車の屋形などにさし入るを、 急ぎてとらへて折らむとするほどに、 ふと過ぎてはづれたるこそいとくちをしけれ。 よもぎの、車に押しひしがれたりけるが、輪の回りたるに、近ううちかかりたるもをかし。   現代語訳 左右にある垣根にある何かの枝などが、牛車の人が乗る部分などに入ってくるのを、 急いでつかんで折ろうとするうちに、 すっと通り過ぎてはずれてしまうのは、とても残念だ。 よもぎの、牛車(の車輪)に押しつぶされたのが、車輪が回るときに(くっついて持ち上がってきて)、近くに引っかかっているのもおもしろい。   読解ポイント 日常の何気ない情景を面白く感じる感性が表れています。 枝が手に入らず「残念」と思う感情や、つぶされたよもぎが引っかかることを「おもしろい」と感じる感性です。 このような文章では「作者が何を面白いと感じたのか」を読み取ることが大切です。         パターン8:生き方の知恵を語る(徒然草) 形からでも 『徒然草』より (筆者は物に触れることが行動を呼び起こすと説いている。信仰心がなくても、仏の前に座り、数珠を手に取り、経文を手に取ると、自然とよい行いができる。乱れた心のままでも、座禅用の椅子に座れば、重いかげず禅定の境地に入るだろう。)   古文                                                                                                  事理もとより二つならず。外相もし背かざれば、内証必ず熟す。 しひて不信を言ふべからず。 仰ぎてこれを尊むべし。   現代語訳 (仏教において)現象と真理はもともと二つのものではない。外部に現れた姿がもし(仏教の教えに)背かなければ、内心の悟りも必ず成熟する。 (形だけだからと)一概に不信心だと言ってはいけない。 敬ってこれを尊いものと(して大事に)するべきである。   読解ポイント 古文には現代でも通用するような「生き方の知恵」が書かれているものがあります。 今回は概念的な文章で少し難しいかもしれませんが、「形から入ることの大切さ」を説いた内容ですね。 行動の形を整えることで、心や考え方も変わるという教えです。 ほかにも『徒然草』に掲載されている「高名の木登り」というものでは、「失敗は簡単なところで必ず起こるものだ」という知恵が書かれています。         パターン9:過去に学ぶ(花月草紙) 用心する男 『花月草紙』より (遠くの火事にも用心していた男は、周りの人々に日々笑われていた。ある日、はるか遠くの火事が男たちの住むあたりまで広がり、人々はすべてを失い、困って果てていた。)   古文 かのをのこ、したりがほにて、「かしてまゐらせん」とて、 かの縄を引きたぐれば、はさみよ、くしよなどいふもの引きあげつ。 また袋のうちより、うつはものなど出だしつつ、 「つねづね人にわらはれずば、いかでかかるときはほまれしつべき」と言ひしを、「げにも」と言ひし人ありしとぞ。   現代語訳 その男が、得意げな顔で、「貸してあげましょう」と言って、 あの縄を引き寄せると、はさみや、くしなどといったものを引きあげた。 また袋の中から、食器などを出しながら、 「ふだんから人に笑われなければ、どうしてこのようなときに名誉に思えるだろう」と言ったのを、「(なるほど)その通りだ」と言った人がいたということだ。   読解ポイント 日頃の備えや過去の経験から学ぶ重要性を説いていますね。 今回引用した『花月草紙』は「随筆」と呼ばれるジャンルです。 「随筆」は筆者の体験や考え、見聞きした出来事などが書かれています。         パターン10:歌にこめられた思い(伊勢物語) 筒井筒『伊勢物語』より (結婚から数年後、女の親が亡くなり貧しくなると、男はほかに妻をもうけた。女が気にしていない様子なのを見て、女の浮気を疑った男は、新しい妻のもとへ行くふりをして植え込みに隠れて女の様子をうかがった。)   古文 この女、いとよう化粧じて、うちながめて、 風吹けば沖つしら浪たつた山 夜半にや君がひとりこゆらむ と詠みけるを聞きて、かぎりなくかなしと思ひて、河内へも行かずなりにけり。   現代語訳 この女は、とても念入りに化粧をして、物思いにふけって、 風が吹くと沖の白波がたつ、その「たつ」の名をもつものさびしい龍田山を、 夜中にあなたはひとりでこえているのでしょう。 と詠んだのを聞いて、(男は)この上なくいとおしいと思って、河内(の国にいる新しい妻のところ)へも行かなくなってしまった。   ※河内:現大阪府 龍田川:奈良県にある、大和(現奈良県)と河内(現大阪府)の間にある要路で険しい山のこと。 つまり河内にいるほかの女に会いに行こうと彼は今、龍田川を越えているのだろうか、と物思いにふけっているということですね。   読解ポイント 和歌は短い中に深い感情を込めます。恋や別れ、自然を題材にした歌は、入試頻出です。         平安時代の恋愛観と結婚の流れ ここで平安時代の貴族の恋愛について少しふれましょう。 平安時代の貴族の恋愛・結婚は今の恋愛とは全く異なります。 古文作品を読むうえでは必須の知識ですので、しっかりと押さえておきましょう。   恋愛から結婚までの流れ  ①男性が女性の噂話を聞く    顔を見たことがなくとも、美しい女性、教養のある女性の噂を聞きます。  ②男性が和歌を書いた手紙(文)を送り、女性に思いを伝える    この和歌の出来や、筆跡がどのような男性か判断する大きな材料となりました。  ③女性が手紙を読み、いいなと思ったら返事をする    「返歌」と呼ばれるものですね。  ④手紙のやり取りを続け、男性が女性の家に来る  ⑤三日連続で男性が家に来たら結婚成立   和歌のやり取りは、物語・日記文学に数多く描かれます。   一夫多妻制だった平安時代 現代の日本では一夫一妻制が一般的ですが、当時の貴族社会では一夫多妻制が普通でした。 色々な場所に妻がいるのが普通なのです。 このため、古文の恋愛物語では、男性が別の女性のもとへ通ったり、女性がそれを切なく思ったりする場面がよく出てきます。         古文のパターンを引用元の作品から推測しよう! 多くの場合、教科書や試験問題には引用元が明記されています。 そこから「この作品なら、こんなパターンの話かな」と想像しながら読むと、内容の理解がぐっとスムーズになります。     たとえば――  パターン1:クスッと笑えるオチのある話    → 『徒然草』のような随筆や、『古今著聞集』『宇治拾遺物語』といった説話集に多く見られます。    パターン4:思いがけない奇跡(仏教説話)    → 『今昔物語集』はもちろん、『発心集』や『沙石集』など、仏教説話を多く収めた作品に頻出です。    パターン9:過去に学ぶ    → 平安時代の『枕草子』、鎌倉時代の『方丈記』、同じく鎌倉時代の『徒然草』は「日本三大随筆」と呼ばれ、このパターンがよく見られます。      江戸時代の松平定信『花月草紙』や本居宣長『玉勝間』などの随筆でも同様です。     もちろん、作品の傾向はあくまで目安です。 必ずしも同じ作品が同じパターンになるとは限りません。 ですが、引用元を手がかりにパターンを予想することは、古文読解の大きな助けになります。         古文のパターン早見表         おわりに:「でも、どうやって覚えたらいいの?」 古文は今回紹介したパターンを知っておくと、ぐっと読みやすくなり、 練習すれば、より、スラスラと読めるようになります。   わからないをわかるにかえる 中学 国語 古文・漢文 1~3年 本テキストでは、今回の10パターンをより丁寧に、練習問題付きで解説しています。 それぞれの特徴をおさえながら取り組むことで、 テストや入試に出てくる初めて目にする古文が、どのパターンかを考えて対応できる力が身につきます。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら       【今回の執筆者】 イニシャル:MS 年代:20代 ~ひとこと~ 大学でも古文を勉強していましたが、とっても面白く、奥深い世界でした。    

月の満ち欠けの仕組みをやさしく解説

十五夜のお月見をしたことはありますか? 今日のブログは月に関するお話です。   もくじ 十五夜と中秋の名月 月の見え方の名前 月の満ち欠け 月の位置と見え方 月をじっくり見てみよう 理科のおすすめ問題集 まとめ   十五夜と中秋の名月 十五夜 「十五夜」とは、旧暦における毎月15日の夜を指します。 十五夜の夜に見られるのは満月かと思いきや、必ずしもそうではありません。 ほぼ満月に近い形ではありますが、前日や翌日が満月になることもあります。   中秋の名月 旧暦の8月15日の夜に見える月のことを「中秋の名月」と呼びます。 秋の中ごろに当たることから「中秋」、特に美しく見えるため「名月」と呼ばれます。 2025年の中秋の名月は10月6日です(満月は翌日の10月7日です)。     月の見え方の名前 月には見え方によっていろいろな呼び方があります。 代表的なものをいくつか紹介します。   新月 肉眼では見えません。正午ごろに南中する月です。   三日月 新月から数えて三日目ごろに見える細い弓型の月です。昼過ぎに南中します。   上弦の月 新月から約1週間で見える、右半分だけ見える月です。日の入りごろに南中します。   満月 まんまると輝いて見えます。真夜中ごろに南中する月です。   下弦の月 満月から約1週間で見える、左半分だけ見える月です。日の出ごろに頃に南中します。   南中:真南の空に到達すること     月の満ち欠け 月が満月に近づいていくことを「月が満ちる」、反対に満月を過ぎて新月に向かっていくことを「月が欠ける」と言います。   月が満ち欠けする理由 ところで、どうして月は満ち欠けするのでしょう? それには太陽の光の反射と、太陽・月・地球の位置が関係しています。   月が光って見えるわけ 月は自分で光を発しているわけではありません。 月が光って見えるのは、太陽の光を反射しているからです。   太陽・月・地球の位置関係 月は約27.3日かけて、地球のまわりを回っています(公転)。 つまり、太陽・地球・月の位置によって、月の輝いている部分(=太陽の光が反射して見える部分)が変わるのです。 それゆえ、月の形は変化して見えます。   (出典:『わからないをわかるにかえる 中3理科』p.110)     月の位置と見え方 月の位置と見え方について、具体的に見ていきましょう。   新月 新月の時、地球と月と太陽は一直線に並びますが、月が太陽と同じ方向にあるので、地球からは月の明るい面(=太陽の光を反射した面)が見えません。   満月 満月の時も、地球と月と太陽は一直線に並びますが、月は地球を挟んで太陽と向かい合うので、月の明るい面がすべて見えます。   上弦の月 地球から見たら、月の右半分(西側)が明るく見えます。左半分は太陽の光が届いていないので見えません。   下弦の月 地球から見たら、月の左半分(東側)が明るく見えます。右半分は太陽の光が届いていないので見えません。   月の見え方の問題は中学3年のテストや高校入試でよく出ます。 太陽・地球・月の位置と太陽の光が差す方向が示されている図をよく見て、地球から見たときに月のどの面が太陽の光を反射しているかを読み取れば解ける問題です。     (出典:『わからないをわかるにかえる 中3理科』p.111)     月をじっくり見てみよう お月見を楽しむ お月見を楽しむのであれば、月がきれいに見える時間と場所を選びましょう。   ・街灯などの光が少ない場所 ・空気が澄んでいる場所 ・天候が良い時 ・障害物がないところ   月を観察するなら 天体観測として月を観察するならば、他にも気を付けたいポイントがあります。   【正確な観測のために】 ・建物などを目印として、同じ場所で観察をする。 ・観察は1~2時間ごとに行う。 ・記録カードには、観察した月以外に目印となる建物も描く。   【安全のために】 ・昼間の月を観察するときは、絶対に太陽を直視しない。 ・夜の月を観察するときは、必ず大人と一緒に観測する。 ・天体望遠鏡や双眼鏡は正しく使う。   理科のおすすめ問題集 月の動きは小4と中3で学習します。おすすめの問題集をご紹介。   小学生向け 小学教科書ワーク 理科 学校の授業がよくわかる! 教科書に完全対応した準拠版ワーク 動画による解説もあります。     ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   トクとトクイになる! 小学ハイレベルワーク 理科 ハイレベル層をターゲットとした、小学生用の問題集 ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   中学生向け 中学教科書ワーク 理科 学校の授業がよくわかる! 教科書に完全対応した準拠版ワーク ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   定期テストの攻略本 理科 テストに出るトコ、スピード学習! 定期テスト対策の決定版! ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   わからないをわかるにかえる 理科 今まで問題集1冊をやり切ったことがないキミへ 超基礎レベルの問題集 ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   完全攻略 理科 教科書だけではもの足りないキミに 定期テスト対策と高校入試の基礎固め! ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     ハイクラス徹底問題集 理科 試験に強い実力を身につける 最高峰の問題演習 ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   まとめ 月の満ち欠けは、太陽・月・地球の位置関係で、月の輝いている面の見える部分が変わることで起こります。 月がきれいな季節になりました。 夜空を見上げて、今夜の月はどんな形か、観察してみませんか?    

保護者の方必見! 夏休み明け、お子様の勉強の「やる気」を引き出す方法

  もくじ はじめに ポイント1:声かけを少しかえて「やる気」を引き出す! ポイント2:心地よい学習環境を作る! ポイント3:学習をサポートするツールを見つける! まとめ:お子様の「やる気」を信じて、そっと背中を押してあげましょう   はじめに 夏休みが終わり、新しい学校生活が始まりましたね。 お子様の学習について、 「夏休みにあまり勉強できなかったけれど、遅れを取り戻せるかな?」 「どうすれば、もっとやる気を出してくれるんだろう…」 と、不安な気持ちを抱えている親御さんもいらっしゃるかもしれません。    今回は、お子様の学習を見守り、支えるためのヒントをいくつかご紹介します。 お子様の「やる気」を信じながら、そっと背中を押してあげるための参考にしていただければ嬉しいです。     ポイント1:声かけを少しかえて「やる気」を引き出す! 学校から帰ってきて、ずっとスマホを見ていたり、ゲームをしているお子様を見て、ついつい  「勉強しなさい!」 という言葉を口にしてしまうことはありませんか?   お子様のことを思うからこそ言いたくなりますよね。 ただ、「~しなさい!」という言葉は、大人でも言われると辛いものがあります。 これは、勉強に限らないことかもしれません。   では、どう声をかけたら良いのでしょうか。  何かしてほしいことがあるときに、「~しなさい!」と命令するのではなく、 「~してみよう」と、お子様の自発性を求めて、自ら行動するような声かけが大事になります。   例えば、 「今日は何の教科をやってみようか?」 とか、 「英語のどの単元から取り組んでみようか?」 とか、 「この問題面白そうだね。答えは何になるのかな?」 など、少しだけ質問の仕方を変えてみると効果的かもしれません。    「~しなさい!」ではなく、お子様に選択権を与えることで、 「やらされる」のではなく、「自分で決めて取り組む」という感覚を持つきっかけになります。 声をかけなくても取り組んでくれるようになると、更に良いですね!    また、その結果がどうであれ、 「その問題、諦めずに頑張って考えたね!」 のように、頑張った過程を褒めてあげることで、 お子様は「見守ってくれている」と安心し、次の学習への意欲につながることが多いです。       ポイント2:心地よい学習環境を作る! お子様が集中して勉強できる環境は、やる気を引き出す上で大切な要素の一つです。 「どこで勉強すると集中できる?」 と尋ねてみたり、リビングや自分の部屋など、お子様にとって心地よい場所を一緒に探してみるのはどうでしょうか。 家ではなかなか集中できないという方もいると思うので、そんなときは図書館など、静かに学習できる環境へ移動するのも大事です。    勉強する環境を整えることで、自然と学習する習慣が身につきます。 学習中は集中力を持続させることも大事になります。 スマートフォンやゲーム機を別の場所に置くといったルールを、お子様と対話しながら決めるのも良い方法かもしれません。 勉強の習慣を身につけるために、「この時間は勉強タイム」と決めて、毎日決まった時間に机に向かうルーティンを一緒に作ってみるのもおすすめです。      〇          ×           ポイント3:学習をサポートするツールを見つける! お子様の学習内容をすべて把握するのは、なかなか難しいですよね。 学年が上がるにつれて学習内容も難しくなっていきます。 すべてを理解して教える負担が大きいので、そんな時は、お子様の学習レベルや目標に合った教材が心強い味方になってくれます。 文理の教材は、お子様の学習段階に合わせて選べるように様々なシリーズをご用意しています。     小学生向け教材  ★★★☆☆ 教科書ワーク  ※★はレベルです   学校の教科書に沿って作られているため、日々の予習・復習に最適です。  学校で習った順に出てくるので、お子様のやる気もアップ! ★★★☆☆ 教科書ドリル   各教科の基本を、反復練習でしっかり身につけられます。 ★★☆☆☆ できるがふえるドリル  少しずつレベルアップしていく構成で、達成感を味わいながら学習できます。 ★★★★☆ トクとトクいになる!小学ハイレベルワーク   応用問題に特化しており、学校のテストや外部の試験で高得点を目指す教材です。  普段の授業は物足りない、もっとレベルの高い問題に取り組みたいお子様にぜひどうぞ! ★★★★★ トップクラス問題集  文理教材で小学品最高峰の問題集です。中学入試を目指す方はこちらをどうぞ! ※小学生向け教材については、こちらから詳しくご確認できます。     中学生向け教材 ★★★☆☆ 教科書ワーク   学校の教科書に沿って作られているため、日々の学習に最適です。  授業内容を一つひとつ確認しながら進められるので、つまずきにくく、着実に自信を積み重ねていくことができます。 ★★★☆☆ 定期テストの攻略本  短期間で定期テスト対策ができます。こちらも学校の教科書に沿って作られています。  ページ数が少ないので、分厚い問題集は苦手という方でも取り組めます。 ★☆☆☆☆ わからないをわかるにかえる  基礎から丁寧に学び直したい場合に適しています。  つまずいた単元も、わかりやすい解説で「わかる!」に変わる喜びを感じられます。 ★★★★☆ 完全攻略  教科書ワークより少しレベルの高い応用問題にも挑戦したい場合におすすめです。  高校入試に向けた実力をさらに高められます。 ★★★★★ ハイクラス徹底問題集  最難関校を目指すお子様向けに、ハイレベルな問題に特化した問題集です。   これらの教材をうまく活用することで、お子様の頑張りが見えやすくなり、より温かくサポートできるかもしれません。 ※中学生向け教材については、こちらから詳しくご確認できます。     まとめ:お子様の「やる気」を信じて、そっと背中を押してあげましょう お子様の学習をサポートする上で何よりも大切なのは、お子様の「やる気」を信じることかもしれません。 無理に勉強を強いるのではなく、きっかけを与えたり、頑張りを認めたりする温かい声かけが、お子様の自信とやる気を引き出してくれます。 お子様に合った教材も活用しながら、楽しく、自律的に学習に取り組んでいけるよう、見守る気持ちを大事にしましょう。

夏休み明けも安心! 新学期を笑顔でスタートするためのヒント

  もくじ もうすぐ新学期! ヒント1 生活リズムを整えよう ヒント2 朝ごはんでパワーをチャージ! ヒント3 暑さに気をつけながら体を動かそう! ヒント4 無理をしないで、少しずつ前に まとめ   もうすぐ新学期! 長かった夏休みも、いよいよ終わりが近づいてきました。 (学校によっては、もう新学期が始まっているかもしれませんね) 楽しい思い出がたくさんできた反面、 「もっと遊びたいな…」 とか 「学校に行くのはちょっとイヤだなあ…」 と思っている人も多いのではないでしょうか。 自由に過ごしていた毎日から、学校生活へと急に切り替えるのは、ちょっと大変に感じるかもしれませんね。 宿題がまだ終わっていない人は、特にドキドキしているかな?   でも大丈夫! 少しずつ生活のリズムを整えていけば、新学期のスタートを元気に迎えられます。 ここからは、そのためのヒントを紹介します。     ヒント1 生活リズムを整えよう まず大事なのは「早寝早起き」。 夏休み中はつい夜ふかししてしまった…という人も多いですよね。 夜遅くまでテレビやスマートフォンを見ていると、朝起きるのがつらくなります。 早く寝て朝早く起きると、頭がスッキリして授業に集中しやすくなります。 また、毎日同じ時間に寝たり起きたりすることで体の調子も整いやすくなります。 少しずつ学校モードの生活に戻していきましょう。           ヒント2 朝ごはんでパワーをチャージ! 朝食をしっかり食べることも、とても大切です。 夏休みの間、朝ごはんを食べずに遊びに出かけてしまった人はいませんか? 朝ごはんを食べると、授業での集中力が高まります。 また、体育の授業や部活動でも元気に体を動かすことができます。 パンでもごはんでもよいので、朝食をしっかりと食べて、エネルギーをチャージしてから登校しましょう。         ヒント3 暑さに気をつけながら体を動かそう! 新学期を迎えるには、体調管理も大切です。 まだまだ暑い日が続きますが、エアコンのきいた部屋にずっといるのはNG。 体がだるくなってしまいます。 外に出て軽く体を動かしたり、朝や夕方の涼しい時間に散歩したりするのがおすすめです。 その際は、熱中症を防ぐためには水分補給を忘れずに。 のどがかわく前に、こまめにお茶や水を飲む習慣をつけましょう。         ヒント4 無理をしないで、少しずつ前に 新学期は楽しみでもあり、不安なこともあると思います。 宿題や勉強、部活、友人関係…いろいろなことで「がんばらなきゃ!」と思いすぎてしまうかもしれません。 でも、無理をしすぎるのは禁物です。 つらいときは、まず「できること」から始めてみましょう。 たとえば、宿題を1ページだけ進める、10分だけ復習する そんな小さな一歩でも大丈夫。 少しずつ進めていけば、きっと大きな力になります。     そして、しんどいときには自分に声をかけてみましょう。 「今日はここまででいいよ」 「少し休んだら、またできるよ」 そんなふうに自分をいたわる言葉をかけてあげると、不思議と気持ちが軽くなります。 小さな一歩を重ねていくことで、必ず前に進んでいけますよ。         まとめ 夏休みモードから学校モードに切り替えるのは、誰にとっても簡単なことではありません。 でも、生活リズムを整えて、朝ごはんを食べて、体を元気に保てば、自然と新学期を楽しく迎えられます。 新学期は秋の遠足や修学旅行、学芸会や文化祭、運動会や体育祭などの学校行事もいっぱい。 また、これから迎える秋は紅葉や食べ物もおいしい季節。 それらを楽しみに、少しずつ新学期の学校生活に慣れていきましょう。      

花火のひみつを「理科」で解き明かそう! ――炎色反応・音・光・そして燃焼と化学変化!

    もくじ はじめに 様々な色の花火はなぜできる?――「炎色反応」 花火が光るのはなぜ?――「燃焼の三条件」 大きな「ドーン!」はどうして起こる?――「音と圧力」 光の正体は何?――「光の性質」と「エネルギー」 もっと知りたい!花火と理科のつながり おわりに:理科を学べば、日常の中にふしぎが見える!     はじめに 夏といえば、やっぱり「花火」! 様々な色でぱっと光り、どーんと大きな音で広がる花火には、実はたくさんの「理科のふしぎ」がつまっているのです。   今日は「炎色反応」「音の性質」「光の性質」に加えて、燃焼・化学変化・物質の変化といった理科の知識を使って、「花火」についてご紹介します!       様々な色の花火はなぜできる?――「炎色反応」 花火の魅力といえば、まずは「色」ではないでしょうか。 赤・青・緑・黄色など、どうしてこんなにカラフルなのでしょう。   実はこれ、「炎色反応(えんしょくはんのう)」と呼ばれる現象によるものです。 花火の中には金属の粉が入っていて、熱で加熱されるとそれぞれの金属が特定の色の光を出すのです。   この炎色反応を利用して、特定の物質を組み込み色を操作しているのですね。 炎色反応は高校でも学ぶ内容ですが、中学でも観察実験などで体験することができますよ!   花火が光るのはなぜ?――「燃焼の三条件」 花火が光るためには、火薬が燃える=「燃焼(ねんしょう)」する必要があります。 でも、何でも簡単に燃えるわけではありません。 燃焼には3つの条件があるのです。   条件①:燃える物(火薬など) 条件②:酸素(空気中にあります) 条件③:点火(マッチやライターなど) この3つがそろってはじめて、ものは燃えることができます。 これを「燃焼の三要素」といいます。   花火の玉の中には、すでに火薬と金属、酸素を含む材料がセットされていて、導火線に火をつけることで一気に反応が始まるのです。     大きな「ドーン!」はどうして起こる?――「音と圧力」 花火のあの大きな「ドーン!」という音も印象的ですね。 これは、空気の振動によって聞こえているのです。   花火が上がり、火薬が爆発すると、強い圧力で空気が押し広がります。 この、空気のふるえが「波」となって伝わり、「音」になるのです。   音が伝わる速さ:約340m/秒 光の速さ:約30万km/秒   そして上記の通り、音が伝わる速さより、光が伝わる速さの方が何倍も速いのです。 このため、遠くから見ると「光ってから数秒後に音が聞こえる」という体験がよくあるのですね。   中学1年生で学ぶ「音の伝わり方」では、こんな問題もよく見られます。           光の正体は何?――「光の性質」と「エネルギー」 光には不思議な性質がいくつもあります。 一部をご紹介します!   ①光はまっすぐ進む 自ら光を出しているもの、光源からの光は直進します。 だから遠くに打ち上げられた花火も、くっきりと形を保ったまま私たちに届くのです。   ②光は反射する 水面や建物のガラスに、花火の光が映っているのを見たことがありますよね? これは「反射」という光の性質です。 光源からの光は、物体にあたると反射して、届くのです。   ③ 光はエネルギーを持っている 光そのものがエネルギーを運びます。 花火の光で地面や顔があたたかく感じるのも、光のエネルギーの影響です。     もっと知りたい!花火と理科のつながり ほかにも、花火にはさまざまな理科の要素が関わっています。   ●空気抵抗と重力の関係: 花火が打ち上がる高さや落ちるスピードは、空気の抵抗や地球の引力の影響を受けます。   ●圧力と爆発: 火薬が一気に気体になることで高圧力が生じ、爆発が起こります。 これは「力と圧力の関係」として物理の分野で学びます。   ●熱とエネルギー変換: 化学エネルギーが熱エネルギーや光エネルギー、音エネルギーに変わる。 これも中学理科で重要な視点です。 花火の光が「光エネルギー」、どーんという音が「音エネルギー」、火の粉の熱さが「熱エネルギー」ですね。       おわりに:理科を学べば、日常の中にふしぎが見える! こうして見ていくと、花火はただの「きれいなイベント」ではなく、 「理科のふしぎ」がたくさんつまった化学のショーなのです。   炎の色、爆発の音、光の広がり、そして燃えるしくみ――そのすべてが「理科」とつながっています。 ふだんの生活の中でも、「なんでこうなるの?」「どうしてそう見えるの?」と考えてみると、理科の目で見る世界はとてもおもしろくなります。 理科を学べば、夏の花火だけでなく、空の雲、冷たいアイス、蛇口の水、電車の音……。 すべてが「理科の教室」になります。     わからないをわかるにかえる【学年別・領域別】理科 ニガテなところがどんどんわかる!超基礎からやさしく学べる、中学生のための問題集!小学生の先取り学習や、高校生・大人の学び直しにもおすすめです。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     わからないをわかるにかえる【高校入試】理科 ニガテをなくして合格へ!受験勉強も超基礎からやさしく学べる、中学生のための問題集です。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     みなさんも、ぜひ「理科の目」で世界をのぞいてみてくださいね!   【今回の執筆者】 イニシャル:MS 年代:20代 ~ひとこと~ 今夏の目標は浴衣を着てお祭りにいくことです! イカ食べたい!  

文字学習の第一歩! ひらがな表・カタカナ表・漢字表の選び方と使い方

      もくじ はじめに ひらがな表 カタカナ表 漢字表 まとめ 「ひらがな」「カタカナ」「漢字」の学習をサポートするおすすめ教材   はじめに お子さまの「読み書き」のスタートや、日本語を学び始めた海外の方にとって、文字を視覚でとらえることはとても大切なステップです。 この記事では、そのような初期学習をサポートする「ひらがな表」「カタカナ表」「漢字表」をご紹介します。     ひらがな表 ひらがなは、最初に学ぶ日本語の文字です。小さなお子さま、日本語を学び始めた海外の方が出会う“最初のことばのかたち”として、やさしく、親しみやすいひらがな表を選びましょう。   ①定番のひらがな表(五十音・書き順付きなど) 表は、基本の「五十音」だけでなく、「濁音(だくおん)」「半濁音(はんだくおん)」「拗音(ようおん)」も含まれていると便利です。 濁音:が・ぎ・ぐ・げ・ご など → ゛(濁点)がつくもの 半濁音:ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ…など → ゜(半濁点)がつくもの 拗音…ひゃ・ひゅ・ひょ・びゃ・びゅ・びょ…など →小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」がつくもの なお、゛や ゜がつかない、あ・い・う・え・おなどは清音といいます。   おすすめの表のタイプは下記のようなものです。 ・書き順つき:正しい書き方の習得に。 ・イラストつき:子どもの興味を引く「絵で覚える」デザイン。 海外の方には、ローマ字も併記されているものがさらにおすすめです。   文理の教材にも、イラストつき、書き順つき、「ひらがな表」がついているものがあります。 もちろん、「濁音」「半濁音」「拗音」のひらがな文字も取り上げています。   ▲文理の幼児ドリル『くりかえしひらがな』の特典ポスター   拡大するとこんな感じです。    ▲筆順つき、イラストつき      ▲ひらがなの「濁音」「半濁音」の表      ▲ひらがなの「拗音」の表、左側が「清音の拗音」、右側が「濁音と半濁音の拗音」   ②ひらがな表の使い方 冷蔵庫やトイレの壁など、毎日目にする場所に貼るのがおすすめです。そうすることで、自然に目に入り、覚えていくことができます。 ひらがな表とあわせて、「なぞり書き」タイプのドリルやプリントを使って実際に指でなぞったり、声に出して読んだり(音読)と、視覚・聴覚・手の動きを連動させる学習で定着度がアップします。     カタカナ表 カタカナは、外来語・名前・商品名などでよく使われます。 ひらがなに慣れたあと、ステップアップとして取り入れていきましょう。 ①定番のカタカナ表 カタカナも「五十音・濁音・拗音」の構成はひらがなと同じです。 しかし、形が直線的なため、ひらがなよりもやや覚えにくいという声もあります。   おすすめの表のタイプはひらがな表と同様、下記のようなものです。 ・書き順つき:正しい書き方が身につき、定着しやすくなります。 ・イラストつき:「アイス」「オレンジ」など実生活の身近な言葉で覚えやすい。 海外の方には、ローマ字も併記されているものがさらにおすすめです。   ひらがなと同様、文理の教材にも、イラストつき、書き順つきの「カタカナ表」がついているものがあります。 もちろん、「濁音」「半濁音」「拗音」のカタカナ文字も取り上げています。      ▲文理の幼児ドリル『くりかえしカタカナ』の特典ポスター   拡大するとこんな感じです。     ▲筆順つき、イラストつき      ▲カタカナの「濁音」「半濁音」の表      ▲カタカナの「拗音」の表、左側が「清音の拗音」、右側が「濁音と半濁音の拗音」   ②カタカナを覚える工夫と注意点 カタカナで特に注意したいのは、以下のような似た形の文字です。 間違えやすい代表的な感じを紹介しましょう。 ●シとツ   ●シとツ     これらのカタカナは字の形がとても似ています。 書き順も含めて、ていねいに学習していきましょう。 マス目付きの練習ドリルで学習すると定着度がアップします。     漢字表 漢字は小学校では学年ごとに段階的に学んでいきます。 (中学校は3年間で学習する漢字数は定められていますが学年ごとの配当はありません) 1つの文字で意味をもつ文字として、言葉の理解を深める重要な要素でもあります。   ①小学校学習漢字・学年別漢字配当表とは? 文部科学省が「学年別漢字配当表」を定めています。小学校6年間で計1026字の教育漢字を学ぶことになっています。 1年生:80字(山・川・花、など) 2年生:160字(時・町・海、など) 3年生:200字(駅・橋・畑、など) 4年生:202字(億、議、博、など) 5年生:193字(衛、酸、潔、など) 6年生:191字(遺、警、難、など) 学年が上がるにつれ、少しずつ難しい漢字へとステップアップしていきます。   ② 学年別漢字表とは? 学習の見通しを立てたり、復習に使えたりするのが「学年別漢字表」です。以下のような形式があります。 ・1枚に6学年の漢字が一覧化されたもの ・学年ごとに1枚ずつ分かれたもの 視覚的に確認しながら、何度も繰り返し見ることで自然と覚えることができます。 目的に応じて使い分けましょう。     ▲6学年分の漢字が一覧化された漢字表の例     まとめ 表を活用して「楽しく身につく」学習を 「ひらがな」「カタカナ」「漢字」は、日本語の基礎を支える大切な文字です。 今回ご紹介したような視覚的な表を使うことで、子どもたちも日本語を学び始めたばかりの方も、楽しみながら文字に親しむことができます。 おうちでの学習が、少しでも楽しく、スムーズになりますように。     「ひらがな」「カタカナ」「漢字」の学習をサポートするおすすめ教材 文理の教材で、「ひらがな」「カタカナ」「漢字」の学習に役立つものを紹介します。   〈ひらがな〉 文理の幼児ドリルシリーズ ※『はじめての ひらがな』、『やさしい ひらがな』、『くりかえし ひらがな』 ※ひらがなカードやひらがなポスターつき。 ※年齢別になっていますが、文字の習熟度にあわせてお選びください。         ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     〈カタカナ〉 文理の幼児ドリルシリーズ ※『はじめての カタカナ』、『くりかえし カタカナ』 ※カタカナカードやカタナカポスター付き。 ※年齢別になっていますが、文字の習熟度にあわせてお選びください。      ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     できる!!がふえる⤴ドリル ※『ふえるドリル1年 ひらがな・カタカナ』 ※ひらがなとカタカナをまとめて学習できます。ひらがなカード付き。     ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     〈漢字〉 できる!!がふえる⤴ドリル ※学年別になっています。その学年で学習する漢字についての知識が身につく漢字ボード付き。          ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら      

小学生の保護者必見! 夏休みはドリルで学習習慣を維持しよう

夏休みも折り返し地点。お子様の勉強は順調に進んでいますか? 夏休みは、学校の授業がないぶん、家庭での学習量が学力に直結しやすいです。 ここでしっかり学習習慣をつけておくと、新学期のスタートダッシュに差がつきます。 とはいえ、お子様の「勉強が続かない」「やる気がない」という悩みもよく聞きます。 そんなお子様におすすめなのが、ドリル学習です。   もくじ 夏休みドリルの選び方 ドリルを「続けるコツ」 保護者の方へのアドバイス お子様にぴったりのドリルを見つけよう まとめ   夏休みドリルの選び方 ドリルは1回の学習の分量が決まっており、問題もパターン化されていることが多いので、夏休みの学習習慣の維持にぴったりです。 しかし、ドリルなら何でもよいというわけではなく、お子様にあったドリルを選ぶには、いくつかのポイントがあります。   ・苦手な分野を補える構成になっているか ・得意な分野をさらに伸ばせる工夫があるか ・分量やレベルが無理なく続けられるか   市販のドリルは種類も豊富なので、お子様の学習状況に応じて最適なものを選びましょう。   ネットには無料のプリントもありますが、編集者がよく出る問題を分析し、体系的に学習できるように作られている市販のドリルが効率的に学習できます。 また、プリントする手間などを考えるとドリルを購入したほうがお得です。   ドリルを「続けるコツ」 せっかくドリルを用意しても、続けられなければ意味がありません。 継続には、以下のコツを意識してみてください。 ・毎日の生活スケジュールにドリルの時間を組み込む ・1日○ページといった具体的な目標を決める ・終わったらスタンプやお菓子など、ごほうびを用意してモチベーションをアップ! 無理のない目標設定が、継続のカギです。   保護者の方へのアドバイス お子様の学習を見守る保護者の皆様にも、いくつか意識していただきたいポイントがあります。 ・「やりなさい!」ではなく、一緒にやる気持ちで寄り添う ・少しでもできたことを見つけて褒める ・「全部終わらせる」よりも、「毎日少しずつ進める」ことを重視する   お子様の自主性を尊重しながら寄り添うと、自然と学習が習慣化されやすくなります。   お子様にぴったりのドリルを見つけよう 「どのドリルがうちの子に合っているか分からない…」そんなときは、文理のLINEでできる【\夏休み/おすすめドリル診断】を活用してみてください! 勉強に対する姿勢などから、お子様にあったドリルを自動でご提案します。 手軽にぴったりの1冊が見つかりますよ。   ▼LINEの友だち追加はこちらから   LINE公式アカウント   登録後、「メニュー」右下の「\夏休み/おすすめドリル診断」をタップしてください。       文理のドリル 小学教科書ドリル 1回10分!教科書がよくわかる!  オールカラーの教科書準拠版ドリル ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   できる‼がふえる↑ドリル 楽しく学習できる!  使いやすくて、わかりやすい、オールカラー版ドリル ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   全科まとめて これ1冊でOK!全教科をまとめて学習  長期休みや学年末の学習に最適な総まとめドリル ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   ハイレベル算数ドリル ハイレベルを目指す、書き込み式算数ドリル基礎、標準から、ハイレベルな問題にチャレンジ! ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   おかしなドリル 明治とコラボした、小学校低学年向けの楽しい算数ドリル ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   まとめ 夏休みの学習を充実させるには、ドリルを上手に活用するのが一番! ・自分に合ったドリルを選ぶことが成功のカギ ・楽しく続けて、夏明けに差をつけよう!   今からでも遅くありません。 お子様と一緒に、夏休み後半の学びを計画してみませんか?  

新紙幣の人物は誰?渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎をわかりやすく解説!

2024年、わたしたちがふだん使っているお札のデザインが新しくなりました。新しいお札には、新しい人の顔が描かれています。その人たちは、いったいどんな人か知っていますか?今回は、新しくなったお札に描かれている3人の人物について、紹介していきます!   もくじ 新紙幣に描かれている3人の人物を紹介! どうしてこの3人が選ばれたの? 歴史人物を知ろう! まとめ:2024年に新しくなったお札に描かれている人物   新紙幣に描かれている3人の人物を紹介! 渋沢栄一(しぶさわ えいいち)…一万円札の人物 渋沢栄一は、明治時代から昭和のはじめにかけて、たくさんの会社や銀行の設立に関わった人です。なんと、約500の会社の設立や経営に関わったといわれています。そのため「日本の資本主義の父」と呼ばれています。 もともとは農家に生まれ、「武士」になりたいと思っていましたが、時代の流れとともに考えを変えました。そして、ヨーロッパに渡り、とくにフランスのパリで世界のしくみを学びました。 日本に帰国後は、「第一国立銀行」(現在の〈みずほ銀行〉の前身のひとつ)などを設立し、日本経済の発展に力をつくしました。 ただお金もうけのためだけではなく、「人のためになることが大事」だと考えていたことでも知られています。この考え方は、有名な本『論語と算盤』にも書かれています。これは、「正しい心(論語)と、お金や計算(算盤)のバランスを大切にしよう」という意味です。   津田梅子(つだ うめこ)…五千円札の人物 津田梅子は、日本における女子教育の先がけとなった人物です。 なんと、6歳のときに「岩倉使節団」に同行し、アメリカに留学しました。これは日本で初めての女子留学生のひとりとしてのことです。小さな子どもが親元をはなれて外国へ行くのは、とても大きな挑戦でした。 17歳で帰国した梅子は、「女性も高い教育を受けられるようにしたい」と考えるようになります。その思いから、「女子英学塾」という学校を設立しました。これが、現在の「津田塾大学」です。   北里柴三郎(きたざと しばさぶろう)…千円札の人物 北里柴三郎は、「近代日本医学の父」と呼ばれる、世界的にも有名な医師・細菌学者です。 たとえば「破傷風」という、けがをしたときにかかると命にかかわる病気があります。この病気の治療法を世界で初めて確立したのが、北里柴三郎です。 さらに、「ペスト菌」を発見したことでも知られています。ペストは、かつて世界中で大流行したとてもおそろしい病気です。 北里は「北里研究所」を設立し、感染症などの病気の研究に力を注ぎました。今、わたしたちがコロナなどの病気から身を守れるのも、北里のような研究者たちの努力のおかげなのです。   どうしてこの3人が選ばれたの? 新紙幣の目的と背景 新しいお札は、「偽造されにくくすること」や、「今の時代にふさわしいデザインにすること」などを目的に作られました。最新の技術が使われていて、より安全で見やすくなっています。   なぜこの3人? では、なぜこの3人が選ばれたのでしょう? 財務省のホームページには次のように書かれています。   「新しい紙幣の肖像になる渋沢栄一氏、津田梅子氏、北里柴三郎氏は、それぞれの分野で傑出した業績を残すとともに、長い時を経た現在でも私たちが課題としている新たな産業の育成、女性活躍、科学の発展といった面からも日本の近代化をリードし、大きく貢献した方々です。三者ともに、日々の生活に欠かせず、私たちが毎日のように手に取り、目にする紙幣の肖像としてふさわしいと考えています。」 (出典:財務省ホームページ https://www.mof.go.jp/faq/currency/07ap.htm)   つまり、この3人が選ばれたのは、近代から今に至るまで社会の発展に大きく貢献したから。 より具体的には、   渋沢栄一:日本の経済や社会のしくみをつくったから 津田梅子:女性の教育を広げ、活躍できる社会を目指したから 北里柴三郎:病気の研究で人々の命を守り、科学を発展させたから   日本をよりよい国にするために活やくした人たちなのです!   歴史人物を知ろう! お札になった人物はテストにもよく出る お札になった人物は、日本の歴史の中でとても大切な人たちです。今のお札だけでなく、昔のお札に登場した人物も、歴史の教科書に出てくることが多いです。小学校や中学校の歴史のテストでも、よく出題されます。   「できる‼がふえるドリル↑ 歴史年表と歴人物」で歴史の重要人物をおさえよう 『できる‼がふえるドリル↑ 歴史年表と歴人物』は、小学校で学ぶ歴史の重要なことがコンパクトにまとまったドリルです。もちろん、新しいお札の人物たちも登場します。 ※著作権保護のため、写真にはモザイクをかけています。 ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   まとめ:2024年に新しくなったお札に描かれている人物 渋沢栄一:日本の経済をささえた人 津田梅子:女性の教育を広げた人 北里柴三郎:病気の研究と治療法を見つけた人 3人とも、日本をすばらしい国にするために努力した人物です。

スキマ時間を有効活用!中学教科書ワーク特典アプリ「New どこでもワーク」で始める新しい学びのスタイル

  もくじ はじめに シーン1. 外出先や電車の中でもサッと学習! シーン2. 自宅学習で苦手克服! 間違えた問題もすぐに解き直し! シーン3. ちょっとした休憩時間に、ゲーム感覚で知識をゲット! 教科書ワークと「Newどこでもワーク」で、学習効果をさらにアップ!   はじめに 今回は、2025年4月に改訂された中学教科書ワークにあるアプリ「New どこでもワーク」について紹介します。 このアプリは、「どこでもワーク」という名前の通り、場所を選ばずに学習できるのが大きな魅力です! 「実際、どんな風に使えるの?」と疑問に思う方もいますので、皆さんが「Newどこでもワーク」をより具体的にイメージできるように、様々なシーンでの活用方法をご紹介します。     シーン1. 外出先や電車の中でもサッと学習! 友達や家族で外出したときや、出かけたときの電車の中などで、ちょっとした空き時間ができることはありませんか?     「Newどこでもワーク」の学習カードモードを使えば、そんなスキマ時間を有効活用できます。 例えば、英語の単語や歴史の重要用語などを、カードをめくるように手軽にチェック! イヤホンを使ってリスニングの練習もできますよ。 重い参考書を持ち歩く必要もなく、スマホ1つでサッと学習できます!   シーン2. 自宅学習で苦手克服! 間違えた問題もすぐに解き直し! 自宅での学習では、じっくりと問題に取り組みたいですよね。 「Newどこでもワーク」の問題演習モードは、じっくり学習したい人におすすめです。 練習モードとテストモードがあるので、練習で十分に理解してから、テストにチャレンジしてみましょう。   もし間違えてしまっても大丈夫! 「Newどこでもワーク」は、間違えた問題だけを解きなおすことができます。 単元の内容を理解できるまで、何度も繰り返し学習できます。   さらに、「ふせん」機能を使えば、あとで解き直したい問題や、特に覚えておきたい問題に印をつけられます。 ふせんをつけた問題だけを解くこともできるので、正解したけれど不安、苦手に思う問題は、「ふせん」機能で定着させましょう! このように、自分だけのオリジナル問題集のように活用できるので、苦手な単元を集中的に練習することもでき、「ここがちょっと…」という部分を克服するのに役立ちます。     シーン3. ちょっとした休憩時間にやる気アップ! 勉強の合間の休憩時間には、ポイントシステムを利用してみましょう。 「Newどこでもワーク」では、問題を解いたり、アプリにログインしたりするたびに「ポイント」がもらえます。 このポイントは、アプリ内の「アイテムショップ」で使うことができます。 「アイテムショップ」では、ポイントを使って様々なアイテムを手に入れることができ、そのアイテムを使って、アプリ内の「キュリオの部屋」を自分好みにカスタマイズできます。 自分だけの素敵な部屋ができたら、SNSで友達に共有するのも面白いかもしれませんね! 勉強のごほうびに、楽しみながらポイントをためて、お気に入りの部屋を作り上げてみてください。     中学教科書ワーク「Newどこでもワーク」で、学習効果をさらにアップ! 「Newどこでもワーク」は、中学教科書ワークと合わせて使うことで、さらに学習効果を高めることができます。 中学教科書ワークで基礎をしっかり学んだら、「Newどこでもワーク」で理解度を確認したり、苦手な部分を補強したり… 2つを上手に組み合わせることで、効率よく、そして楽しく学習しましょう! ※「Newどこでもワーク」は中学教科書ワークの特典となります。アプリをご利用になる際は、中学教科書ワークをお買い求めください。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら

「ワーク」と「ドリル」のちがいって? ちがいを知って使い分けよう

はじめに 「ワーク」と「ドリル」って、問題集の種類?、どちらも「勉強に使うもの」ですが、実は少し性格がちがいます。 それぞれの特徴や目的を理解することで、自分に合った勉強法を見つけることができます。 この記事では、特に小学生向けに、「ドリル」と「ワーク」のちがいを説明してみたいと思います。 また、保護者の方にも家庭学習に役立つ情報をお届けしますので、一緒に読んで、子どもたちの学びをサポートしていきましょう。       「ドリル」とは? ドリルの目的と特徴 ドリルはくりかえし練習でできるようになるのが目的です。具体的には、漢字ドリルや計算ドリルなどが代表的な例ですね。   ドリルは、例題や解説が最小限で作りはシンプル。同じ問題や似た問題を何度も解くことで、知識や技能をしっかりと定着させることを目指しています。 「毎日少しずつやると力がつく」という点が、ドリルの魅力です。 たとえば、毎日10分間だけでも漢字の書き取りを続けることで、自然と漢字が身についていきます。 これにより、学ぶ楽しさを感じながら、少しずつ成長していくことができるのです。 また、サイズが小さくて、天とじ(本の上部でとじられている)、価格的に安価なものが多いかもしれません。   どんなときにおすすめ? ドリルは、くりかえして知識を定着させたい人や、まちがえやすいところをなおしたいときにピッタリです。 特に、基礎をしっかり固めたい小学生にとって、ドリルを使った学習は非常に効果的です。 反復することで自信がつき、次のステップに進む準備が整います。       「ワーク」とは? ワークの目的と特徴 ワークには、例題や解説もあったり、基礎的な問題から応用問題まで幅広く含まれていますので、「いろいろな問題に挑戦して、考える力をのばす」のが目的といえるでしょう。 特に難易度が少し高めの問題に挑戦することができるのも特徴です。 「ちょっとむずかしいけど、おもしろい!」と感じられる内容が多く、考える楽しさや達成感を味わうことができます。 ワークを通じて、問題解決能力や論理的思考力を養うことができるため、将来的にも役立つ力を身につけることができるかもしれません。   どんなときにおすすめ? ワークは、例題や解説を見たり、問題を解きながら理解を深めたいときや、考えるのが好きな人にピッタリです。特に、いろんな問題に挑戦したい子どもには最適です。 ワークを使うことで、子どもたちは自分の考えを整理し、より深い理解を得ることができるでしょう。     「ドリル」と「ワーク」を比べてみよう ・ちがいをチェック! どっちをやればいい?使い分けのコツ 教科やレベルにあわせて使い分けることが大切です。 たとえば、基礎を固めるためにはドリルを利用し、その後にワークで応用力を養うという方法が効果的です。 「どっちを買えばいい?」という保護者の方のお悩みもあると思います。 上記の特徴をふまえ、ドリル、ワークそれぞれの特徴を生かし、お子さんがどちらが合うかを見極め、優先して使い分けるのはいかがでしょう。   ドリル中心で学ぶ 漢字の書き取りや計算など、くりかえし学ぶことで基礎を定着させる 1回10分など、毎日コツコツ取り組むことで、学習習慣をつける 苦手の発見と克服に役立つ   紙面例)小学教科書ドリル 国語    ワーク中心で学ぶ 授業の予習や復習に活用でき、理解を深める テスト勉強にも適しており、実践的な力を養う 基礎から応用まで、幅広い力をつけたいときに最適   紙面例)小学教科書ワーク 国語   ドリル+ワークの両方で学ぶ 両方を組み合わせることで、より効果的に学習を進めることができます。基礎を固めた後に応用問題に挑戦することで、バランスよく、学びの幅が広がります。     【保護者向け】家庭学習でワークとドリルをどう使い分ければいい? ドリルとワークは「役割」がちがう ここまでみてくると、やはり、ワークとドリルの役割はちがうようです。 ドリルは反復練習を通じて「基礎固め」を行い、ワークは基礎から応用までの多様な問題を通じて「考える力」を育てるためのものです。 どちらか一方だけでは不十分であり、セットで使うことが効果的です。   子どもの性格によっても選び方を変えよう コツコツ型→ドリル向き 好奇心旺盛→ワーク向き 苦手克服にはまずドリル、得意強化にはワーク 保護者のかたはご自分のお子さんの性格は把握されていると思いますので、その子のタイプによって、選んでみてもいいかもしれません。 じっくりコツコツやる子なので、ドリルで繰り返し学習させてみようかな、とか、ある程度、基礎はできているから、ワークでいろんな問題をやらせてみようかな、とか、「うちの子にはこっちが合いそう」という子どもの性格や学習スタイルに応じた選び方もいいいです。それによって、より効果的な学習が促進されます。     教科書に沿ったワーク&ドリル【2025年最新版】 ・小学教科書ワーク 教科書に完全対応した教科書準拠版ワークです。 (くわしくは、下の「▶シリーズページはこちら」へ) ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     ・小学教科書ドリル 1回10分のオールカラーのB5判ドリルです。算数・国語は教科書準拠版。B5判の小さめサイズです。 (くわしくは、下の「▶シリーズページはこちら」へ)         ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     教科別!おすすめのワーク・ドリル教材【2025年最新版】 国語編:漢字 上記、教科書ワークと教科書ドリルシリーズにも、「漢字」があります。      算数編:計算・文章題・図形 算数の基礎を固めるための「計算」や、「文章題」も、教科書ドリル、教科書ワークシリーズの中にあります。「図形」問題の教材もおすすめです。            英語・理科・社会(中・高学年向け) 中高学年向けの英語は教科書ワークがあり、理科、社会には教科書ドリル、教科書ワークがあります。             教科書ワークは、全131点もの種類があります。 教科書ドリルは、全77点! 国語、算数、社会、理科、数と計算、文章題・図形などなど・・・ 一部、抜粋してご紹介しましたが、 教科書ワーク、教科書ドリルともに、くわしくは、上記のそれぞれの「▶シリーズページはこちら」のアイコンをクリックしてみて、 ぜひ検討してみてください。 (その他のシリーズもあります!こちらを参照してください)   また、書店さんで手に取ってみると、よりちがいがわかりやすいかもしれません。 書店さんにも足を運んで実物を見てみてください!     まとめ ドリルとワーク、それぞれ目的やちがいがありました。その種類によって、自分に合ったやり方を見つけて、楽しく勉強することはできそうです。 ただ、ドリルだけやればカンペキ、ワークをやっておけばすべてOKというわけではありません。 それぞれの問題集の特徴を把握し、お子さんがワークでいろんな問題を解いたけど、ドリルで苦手分野をくり返しやってみたい、となるよう、 保護者の方がそれぞれの問題集の特徴を教えてあげるといいかもしれません。 学ぶことは楽しい経験であり、子どもたちが「どっちもやってみたい!」と思えるよう。子どもたちの成長を見守りながら、効果的な学習をサポートしていきましょう。   

編集担当が『わからないをわかるにかえる』の良さを語りたい! ~スケジュール作成アプリ編~

  もくじ はじめに アプリのこだわりポイント 『わからないをわかるにかえるシリーズ』のご案内   はじめに この春リニューアルした『わからないをわかるにかえる』(学年別・領域別)シリーズ。 今まで問題集1冊をやり切ったことがないキミでも、やり切ることができる問題集になるよう、5教科の各担当者は全力で編集しました! 「そうはいっても、問題集なんてどれも同じでしょ?」と思ったそこのキミ! この問題集が他とどうちがうのか、3つのポイントで解説していきます。 今回はスケジュール作成アプリ編です。   アプリのこだわりポイント 1.「学習スケジュールってどうやって立てるの?」という悩みをらくらく解決! 「もうすぐテストだし、勉強しなきゃ…、とは思うけれど、テスト当日までにテスト範囲を終わらせるにはどうしたらいいの?」と悩むキミ! 学習スケジュールを立てるなら、『わからないをわかるにかえる』に対応した「らくらくスケジュール」におまかせ! 学習スケジュールをかんたんに立てることができます。 使う場面はキミ次第。  定期テスト前のテスト勉強をするとき  長期休みを使って復習をするとき  学校の授業とは別に、『わからないをわかるにかえる』1冊を終えることを目標としてじっくり勉強を進めるとき いろいろな場面で、「勉強しなきゃ」と思ったら、まずは「らくらくスケジュール」で学習スケジュールを立ててみましょう。       2.入力するのは3つの項目だけ! 学習スケジュールを立てるために入力するのは、 学習期間 がんばる度(1日の勉強時間数) 教材(学習範囲) の3つだけ。       入力して「完了」を押せば、自動的に学習スケジュールが完成! ここで、スケジュールの立て方のコツをひとつ紹介。 それは、 短期間でたくさんの範囲をやろうとしないこと。 たくさんの範囲を選ぶと1日にやることが多くなってしまいます。 無理なく学習できる範囲を選びましょう。   3.いつでもスケジュール再調整が可能! 計画を立てたものの、予定どおりに進んでいないな、と思ったら、スケジュールの再調整をしましょう。 終わっていない課題を最初に決めた終了日までに何とかして終えるスケジュールに作り直してもよし、 期間や勉強する内容を変えて作り変えてもよし。 キミの希望に合わせて、学習スケジュールを立て直すことができます。     アプリの使い方は、YouTubeの文理公式チャンネルからも確認できます。 チャンネルはこちら ↓   なお、アプリを使うときは、保護者の方にも「使っていいかな?」と一言たずねてくださいね。 安心して使うために、おうちの人といっしょにアプリの使い方を確認するのもおすすめです!   「わかる」ための工夫が満載な『わからないをわかるにかえる』シリーズ。 たくさんの人の「わからないをわかるにかえる」お手伝いができるとうれしいです。   『わからないをわかるにかえる』シリーズのご案内 わからないをわかるにかえる【学年別・領域別】シリーズ ニガテなところがどんどんわかる!超基礎からやさしく学べる、中学生のための問題集!小学生の先取り学習や、高校生・大人の学び直しにもおすすめです。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     わからないをわかるにかえる【高校入試】シリーズ ニガテをなくして合格へ!受験勉強も超基礎からやさしく学べる、中学生のための問題集です。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら

編集担当が『わからないをわかるにかえる』の良さを語りたい! ~社会編~

この春リニューアルした『わからないをわかるにかえる』(学年別・領域別)シリーズ。 今まで問題集1冊をやり切ったことがないキミでも、やり切ることができる問題集になるよう、5教科の各担当者は全力で編集しました! 「そうはいっても、問題集なんてどれも一緒でしょ?」と思ったそこのキミ! この問題集が他とどうちがうのか、3つのポイントで解説していきます。 今回は社会(地理・歴史・公民)編です。   もくじ 『わからないをわかるにかえる 社会』とは? 社会のこだわりポイント 『わからないをわかるにかえる』シリーズのご案内     『わからないをわかるにかえる 社会』とは? 今まで問題集1冊をやり切ったことがないキミへ 『わからないをわかるにかえる』(学年別・領域別)シリーズは、超基礎からやさしく学べる、中学生のための問題集です。 ほぼすべてが見開きのレイアウトで、図やイラストを使ってわかりやすく解説しているので、今まで問題集1冊をやり切ったことがない人でも、無理なく取り組むことができます。 中学教科書の改訂年である、この2025年春に改訂しました。   『わからないをわかるにかえる 社会』ラインナップ 『わからないをわかるにかえる』(学年別・領域別)シリーズは、数学・理科・英語は学年別、国語・社会は領域別のラインナップになっています。 社会は、「地理」「歴史」「公民」の3冊を発行しています。                社会のこだわりポイント 1. かわいいイラスト・図・写真で「見てわかる」! 社会といえば覚えることがたくさん。 独特の用語や、人名、複雑な社会のしくみ… 文字を読むだけではいつまでもわからない。 そこで『わからないをわかるにかえる社会』では、楽しいイラストや図、写真を使って、おさえておくポイントを楽しく説明しています。       言葉だけでは覚えられなくても、イラストとセットで確認することで、より覚えやすくなります。 ゆるくてかわいいイラストを見ると、息抜きにもなっちゃうかも! まとめページの最後には、ときどき編集者渾身のダジャレも。 笑っている間にいつの間にか大切なことを覚えられちゃいます。   ん? そんなにおもしろくない…??  まあ、それはほら、その……。やさしくしてください。     2. (ほぼ)全文ふりがなつき! 「漢字で答えなさい」という問題が多い社会。 ・習ったはずの漢字でも読み方が難しくて、きちんと覚えられていない、覚えたはずなのに書けない!  ・読み方を間違って覚えてしまった!  あるあるです。 教科書も読めない漢字があってよくわからない…。   『わからないをわかるにかえる社会』は、重要な語句もそうでない語句もとにかくほぼすべての漢字にふりがなを振り、漢字が苦手でもとりくみやすい工夫をしています。 漢字と一緒に読み方も覚えれば、定期テストでの得点UPまちがいなし!       3. たのしい特集ページつき! まじめに勉強ばかりだと疲れてしまいませんか?  勉強にだって息抜きの時間は必要です。 『わからないわかるにかえる社会』では、各章のまとめのページの最後に楽しい特集ページを設けています。 内容は「みんなのおなやみ相談室」と「楽しく復習 クイズ&パズル!」の二本立て。     「みんなのおなやみ相談室」は社会を勉強するときに、だれもが感じるあんななやみやそんななやみを、社会科担当がずばっと解決! 勉強の合間にぜひ読んでみてくださいね。 このおなやみの答えは…紙面を見てのお楽しみ!   「クイズ&パズル」では、単調になりがちな復習が楽しくなるように、クイズやパズル形式で出題。 考えるだけで各章の復習がさらっとできるしくみになっています。 「わかる」ための工夫が満載な『わからないをわかるにかえる』シリーズ。 たくさんの人の「わからないをわかるにかえる」お手伝いができると嬉しいです。     『わからないをわかるにかえる』シリーズのご案内 わからないをわかるにかえる【学年別・領域別】シリーズ ニガテなところがどんどんわかる!超基礎からやさしく学べる、中学生のための問題集!小学生の先取り学習や、高校生・大人の学び直しにもおすすめです。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     わからないをわかるにかえる【高校入試】シリーズ ニガテをなくして合格へ!受験勉強も超基礎からやさしく学べる、中学生のための問題集です。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     「わかる」ための工夫が満載な『わからないをわかるにかえる』シリーズ。 たくさんの人の「わからないをわかるにかえる」お手伝いができると嬉しいです。