2025/06/27

「ワーク」と「ドリル」のちがいって? ちがいを知って使い分けよう

はじめに

「ワーク」と「ドリル」って、問題集の種類?、どちらも「勉強に使うもの」ですが、実は少し性格がちがいます。

それぞれの特徴や目的を理解することで、自分に合った勉強法を見つけることができます。

この記事では、特に小学生向けに、「ドリル」と「ワーク」のちがいを説明してみたいと思います。

また、保護者の方にも家庭学習に役立つ情報をお届けしますので、一緒に読んで、子どもたちの学びをサポートしていきましょう。

 

 

 

「ドリル」とは?

ドリルの目的と特徴

ドリルはくりかえし練習でできるようになるのが目的です。具体的には、漢字ドリルや計算ドリルなどが代表的な例ですね。

 

ドリルは、例題や解説が最小限で作りはシンプル。同じ問題や似た問題を何度も解くことで、知識や技能をしっかりと定着させることを目指しています。

「毎日少しずつやると力がつく」という点が、ドリルの魅力です。

たとえば、毎日10分間だけでも漢字の書き取りを続けることで、自然と漢字が身についていきます。

これにより、学ぶ楽しさを感じながら、少しずつ成長していくことができるのです。

また、サイズが小さくて、天とじ(本の上部でとじられている)、価格的に安価なものが多いかもしれません。

 

どんなときにおすすめ?

ドリルは、くりかえして知識を定着させたい人や、まちがえやすいところをなおしたいときにピッタリです。

特に、基礎をしっかり固めたい小学生にとって、ドリルを使った学習は非常に効果的です。

反復することで自信がつき、次のステップに進む準備が整います。

 

 

 

「ワーク」とは?

ワークの目的と特徴

ワークには、例題や解説もあったり、基礎的な問題から応用問題まで幅広く含まれていますので、「いろいろな問題に挑戦して、考える力をのばす」のが目的といえるでしょう。

特に難易度が少し高めの問題に挑戦することができるのも特徴です。

「ちょっとむずかしいけど、おもしろい!」と感じられる内容が多く、考える楽しさや達成感を味わうことができます。

ワークを通じて、問題解決能力や論理的思考力を養うことができるため、将来的にも役立つ力を身につけることができるかもしれません。

 

どんなときにおすすめ?

ワークは、例題や解説を見たり、問題を解きながら理解を深めたいときや、考えるのが好きな人にピッタリです。特に、いろんな問題に挑戦したい子どもには最適です。

ワークを使うことで、子どもたちは自分の考えを整理し、より深い理解を得ることができるでしょう。

 

 

「ドリル」と「ワーク」を比べてみよう

・ちがいをチェック!

どっちをやればいい?使い分けのコツ

教科やレベルにあわせて使い分けることが大切です。

たとえば、基礎を固めるためにはドリルを利用し、その後にワークで応用力を養うという方法が効果的です。

「どっちを買えばいい?」という保護者の方のお悩みもあると思います。

上記の特徴をふまえ、ドリル、ワークそれぞれの特徴を生かし、お子さんがどちらが合うかを見極め、優先して使い分けるのはいかがでしょう。

 

ドリル中心で学ぶ

  • 漢字の書き取りや計算など、くりかえし学ぶことで基礎を定着させる
  • 1回10分など、毎日コツコツ取り組むことで、学習習慣をつける
  • 苦手の発見と克服に役立つ
  紙面例)小学教科書ドリル 国語 

 

ワーク中心で学ぶ

  • 授業の予習や復習に活用でき、理解を深める
  • テスト勉強にも適しており、実践的な力を養う
  • 基礎から応用まで、幅広い力をつけたいときに最適
  紙面例)小学教科書ワーク 国語

 

ドリル+ワークの両方で学ぶ

両方を組み合わせることで、より効果的に学習を進めることができます。基礎を固めた後に応用問題に挑戦することで、バランスよく、学びの幅が広がります。

 

 

【保護者向け】家庭学習でワークとドリルをどう使い分ければいい?

ドリルとワークは「役割」がちがう

ここまでみてくると、やはり、ワークとドリルの役割はちがうようです。

ドリルは反復練習を通じて「基礎固め」を行い、ワークは基礎から応用までの多様な問題を通じて「考える力」を育てるためのものです。

どちらか一方だけでは不十分であり、セットで使うことが効果的です。

 

子どもの性格によっても選び方を変えよう

  • コツコツ型→ドリル向き
  • 好奇心旺盛→ワーク向き
  • 苦手克服にはまずドリル、得意強化にはワーク

保護者のかたはご自分のお子さんの性格は把握されていると思いますので、その子のタイプによって、選んでみてもいいかもしれません。

じっくりコツコツやる子なので、ドリルで繰り返し学習させてみようかな、とか、ある程度、基礎はできているから、ワークでいろんな問題をやらせてみようかな、とか、「うちの子にはこっちが合いそう」という子どもの性格や学習スタイルに応じた選び方もいいいです。それによって、より効果的な学習が促進されます。

 

 

教科書に沿ったワーク&ドリル【2025年最新版】

・小学教科書ワーク

教科書に完全対応した教科書準拠版ワークです。

(くわしくは、下の「▶シリーズページはこちら」へ)

 
 

・小学教科書ドリル

1回10分のオールカラーのB5判ドリルです。算数・国語は教科書準拠版。B5判の小さめサイズです。

(くわしくは、下の「▶シリーズページはこちら」へ)

 

     

 

 

教科別!おすすめのワーク・ドリル教材【2025年最新版】

国語編:漢字

上記、教科書ワークと教科書ドリルシリーズにも、「漢字」があります。

  

 

算数編:計算・文章題・図形

算数の基礎を固めるための「計算」や、「文章題」も、教科書ドリル、教科書ワークシリーズの中にあります。「図形」問題の教材もおすすめです。

        

 

英語・理科・社会(中・高学年向け)

中高学年向けの英語は教科書ワークがあり、理科、社会には教科書ドリル、教科書ワークがあります。

 

       

 

教科書ワークは、全131点もの種類があります。

教科書ドリルは、全77点!

国語、算数、社会、理科、数と計算、文章題・図形などなど・・・

一部、抜粋してご紹介しましたが、

教科書ワーク、教科書ドリルともに、くわしくは、上記のそれぞれの「▶シリーズページはこちら」のアイコンをクリックしてみて、

ぜひ検討してみてください。

(その他のシリーズもあります!こちらを参照してください)

 

また、書店さんで手に取ってみると、よりちがいがわかりやすいかもしれません。

書店さんにも足を運んで実物を見てみてください!

 

 

まとめ

ドリルとワーク、それぞれ目的やちがいがありました。その種類によって、自分に合ったやり方を見つけて、楽しく勉強することはできそうです。

ただ、ドリルだけやればカンペキ、ワークをやっておけばすべてOKというわけではありません。

それぞれの問題集の特徴を把握し、お子さんがワークでいろんな問題を解いたけど、ドリルで苦手分野をくり返しやってみたい、となるよう、

保護者の方がそれぞれの問題集の特徴を教えてあげるといいかもしれません。

学ぶことは楽しい経験であり、子どもたちが「どっちもやってみたい!」と思えるよう。子どもたちの成長を見守りながら、効果的な学習をサポートしていきましょう。

  

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