教科書準拠の問題集とは?授業の予習・復習&定期テスト対策に最適!
「教科書準拠」という言葉を聞いたことがありますか。
この「なるほど!Bunri-LOG」を普段読んでくださっている方は、
なんとなく見覚えがあるかもしれません。
「教科書準拠」、それは簡単に言うと「教科書に沿っている」ということです。
そして教科書に沿った問題集は、家庭学習用にとてもおすすめです!
今日は、教科書準拠版と標準版の問題集の違いや、
教科書準拠版を使用するメリットをお送りします。
動画で大筋チェック!
目次
POINT
★教科書準拠版の問題集は学校で使う教科書の内容に沿った内容になっている。
★教科書準拠版の問題集は授業に合わせた日々の学習やテスト対策におすすめ
★教科書準拠版を購入するときには対応する教科書会社や、改訂のタイミングに注意
「教科書準拠版」と「標準版」の問題集は何が違う?
市販の問題集は、大きく「教科書準拠版」と、それ以外の「標準版」の2つに分けることができます。
教科書準拠版「中学教科書ワーク」と、標準版「完全攻略」の、「社会歴史」を並べてみました。
何が違うでしょうか。
一見同じに見える左の4冊、表紙の上部に注目すると…
すべて、違う教科書会社名・教科書名が書かれています。
教科書はいくつかの教科書会社から発行されており、それぞれ「身につけたい力」は同じですが、過程が異なります。
教科書準拠版は、それぞれの教科書に対応したものが作成されています。
これが教科書準拠版と標準版のちがいです。
「教科書準拠」の問題集を使用するメリット
学校の授業に合わせた学習ができる
教科書準拠問題集は、単元の分け方やタイトルも教科書と同じになっています。
さらに対応する教科書ページも明記されています。
▼目次を見ると、教科書と同じ単元名が並び、教科書ページも記載されている。
そのため、取り組むべきページを自分で探して判断する必要がなく、
授業で習った範囲に合わせて家庭学習をするのにとても便利です。
扱う題材も同じなので、習っていない用語が出てきて混乱することもありません。
教科書の内容をより深く理解できる
教科書の内容を題材にしたうえで、基本から少し応用まで、様々な問題が掲載されています。
それぞれの解説や解き方・考え方がわかりやすくまとめられているため、
「教科書を読んで理解する」の一歩先の理解をすることができます。
教科書内容をしっかり押さえておくことで、授業の受けやすさも変わってきます。
授業で分かりにくかったところに対して、
先生とはまた違った視点からのアプローチができるのもポイントです。
要点を押さえながら基礎から学べる
教科書準拠問題集は、基礎レベルの要点の確認から、定着のための練習問題、
すこし応用を効かせた確認問題へと、教科書の範囲内かつ段階的に力を伸ばせる構成になっています。
どんな問題に取り組むにしても、まずは教科書の範囲内の理解が大切です。
「標準版の問題集を買ってみたけど、レベルが高いかも……」と思ったときには、
まず教科書準拠問題集で教科書の内容をしっかり身につけるのがおすすめです。
予習や復習、定期テストに向けた勉強ができる
教科書の内容とリンクしているということは「次の授業でやる内容を予習」したり、
「今日やった授業内容を復習」したりするのにも適しています。
また、教科書ページで範囲を指定されることの多い定期テスト対策にももちろんおすすめです。
問題集の中にも、予想問題など定期テスト対策用のページがついていますし、
定期テスト対策に特化したシリーズもあります。
また、ミニブックやカードなど、定期テスト対策に役に立つ付録も豊富です。
「教科書準拠」の問題集を購入する際の注意点
ここまで紹介してきたように、教科書準拠問題集はとても便利です。
しかし、教科書に細かく対応しているからこそ、
購入時に気を付けなければならないポイントが2つあります。
教科書の出版社を教科ごとに確認する
購入する際に最も重要なのは、「自分がどの教科書を使用しているのか」です。
教科ごとにも異なるので、必ず教科ごとに、自分の使っている教科書の教科書会社と、
問題集の表紙に書いてある教科書会社名が一致することを確かめてから購入してください。
出先で教科書の確認ができない……教科書を見てもよくわからない……
そういうときは、文理HPで提供している「採択教科書サーチ」をご利用ください!
自分の学校・学年を入力することで、買うべき教科書準拠問題集の種類を調べることができます。
教科書の改訂がないか確認する
教科書は、数年おきに改訂を行います。
改訂により教科書の内容が変更になると、教科書準拠問題集も合わせて内容を変更するため、
教科書が改訂される年度については、教科書準拠問題集も新版を入手するようにお気を付けください。
★小学準拠品は2024年春に改訂しました。中学準拠品の改訂は2025年春を予定しております。
教科書準拠の問題集を購入するには?
教科書は購入できる場所が限られていますが、
教科書準拠の問題集は、書店やネットで気軽に購入することができます。
書店では、「教科書準拠」というコーナーが独立して存在することが多く、
基本的に周辺地域で採択率が高い教科書に対応したものが置かれています。
小学生向け|教科書準拠のおすすめ問題集2選
小学教科書ワーク
小学教科書ワークは教科書準拠のロングセラーシリーズです。
「基本のワーク」「練習のワーク」「まとめテスト」と3段階の構成で、
基礎から応用に向かって順番に学べます。
家庭学習に役立つ付録が充実しているのもポイントのひとつ。
ポスターやカード、練習ノート、動画など、家庭学習であると役に立つツールがそろっています。
英語の教科書ワークは6つ全ての教科書会社に対応!
発音アプリ「おん達」で、家庭学習でフォローしにくいスピーキングもしっかり練習できます。
1冊買えば、1年間充実した家庭学習ができる、お得な商品です。
春には新学期限定の特典つき4冊セットが書店店頭で販売されます。
小学教科書ドリル
コンパクトなA5サイズで、1回あたり10分という短時間で取り組めます。
毎日の学習習慣をつけたいときにちょうど良いドリルです。
こちらは、学習の基礎となる国語・算数については、特定の教科書の内容に合わせて作成された教科書準拠品となっています。
他の教科・分野は、全教科書対応版です。
全ての教科書を研究したうえで、どの教科書を使用していても利用しやすいように制作されています。
小学教科書ワークと一緒に利用するのもおすすめです。
中学生向け|教科書準拠のおすすめ問題集2選
中学教科書ワーク
要点の確認→連取問題→確認テストの3段階構成。
基礎から応用へ段階を追って勉強できます。
学校の授業に合わせて、毎日の予習・復習からテスト対策まで対応できる1冊です。
オールカラーで、図や写真も豊富!
理科・社会の資料を使った問題の対策もばっちりです。
また、カードやミニブック、3択問題で反復できるスマホアプリなどの付録つきで、
忙しい中学生のスキマ時間活用に役立ちます。
5教科だけでなく実技4教科もあり、内申点対策もしっかりサポート!
中間・期末の攻略本
中間・期末の攻略本は、定期テスト対策に特化した教科書準拠問題集です。
テスト範囲だけに焦点を当て、集中学習することができます。
テストに出る!に絞った要点や予想問題で、短期間でも最低限必要なポイントをおさえられます。
直前にうれしい暗記ブックと赤シート付き!
毎日の学習には「教科書ガイド」や「教科書ワーク」を利用しながら、
定期テスト前には「中間・期末の攻略本」を使いましょう!
「教科書ガイド」は小・中・高対応の教科書準拠参考書
教科書ガイドは、教科書の内容をより詳しく知ることができる参考書です。
教科書に掲載されている問題の解答や、英文の和訳などがズバリ書いてあり、
どのように考えればいいのか、解説も示されています。
教科書本体には解答しか載っていなかったり、授業内でしか答えがわからないことも多い内容を
しっかりサポートしてくれる教科書ガイドは、授業の予習・復習の強い味方であり、
テスト対策でも大きな力を発揮するシリーズです。
教科書の理解を助ける補足知識も充実しています。
小学教科書ガイド
中学教科書ガイド
高校教科書ガイド
まとめ
教科書準拠版は教科書の内容に沿っていて、学校の授業に合わせて勉強するのに適しています。
標準版を使っていて、授業の内容と違って混乱する部分があったり、どのページを勉強すればいいのかがわかりにくい場合は、ぜひ「教科書準拠」の問題集を探してみてください。
付録もたくさんついていて、お買い得です!
文理の教科書準拠版については、以下からチェック!
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