【おすすめ10選】中学英語は問題集が重要!教材の正しい選び方とは <2024年度最新版!>
中学生のみなさん、英語の学習に悩んでいませんか?
小学校のときに比べて急に難しくなった英単語や文法に戸惑い、英語に苦手意識を持っている人もいるかもしれません。
英語は知識を積み重ねてゆく教科のため、ひとつわからないままにしておくと、新しく習ったことが理解できなくなってしまうことがあります。
そうならないためには、学校での授業に加えて、家庭でも自分に合った問題集を選んでコツコツ学習することが大切です。
そこで今回は、中学英語の学習にぴったりな問題集を、目的やレベル別に紹介します。
成績アップのための問題集を探している人、これから高校受験や英検®合格を目指す人はぜひ参考にしてください。
動画で大筋チェック!
<目次>
4.レベルに合わせて、実力アップができる おすすめ問題集3選
6.英検®対策に! わからないをわかるにかえる英検® 3シリーズ
<POINT>
・中学英語は家庭学習も大切。まずは教科書の内容をしっかり予習・復習しよう。
・中学英語の問題集は目的とレベルに合わせて選ぶのがおすすめ。
・中学英語が理解できていれば高校進学後の英語力も伸びやすい。
1.中学英語は問題集選びが重要!
中学生になるとたくさんの英単語を覚え、しっかり文法を理解したうえで、長文を読んだり、英作文を書いたりする力が求められます。
小学校では歌やゲームを使いながら、英語を話したり聞いたりするコミュニケーション型の授業が中心だったため、中学校での文法重視、読み書き重視の授業に戸惑うケースも少なくありません。
しかし、基礎となる単語や文法をしっかりと押さえたうえで演習を繰り返せば、英語に対する苦手意識を克服できます。
問題集や参考書を使って自分なりの勉強法を見つけましょう。
基礎が詰まった「中学英語」
文部科学省による2021年度の学習指導要領改訂で、中学英語の学習内容は大きく変わりました。
それまで高校英語の範囲だった語彙や文法事項の一部が中学に前倒しされ、3年間で学ぶ内容はぐんと増えています。
また、「聞くこと」「読むこと」「話すこと(やり取り)」「話すこと(発表)」「書くこと」の4技能5領域の総合的な育成がより強く求められるようになりました。
中学で学習する英語は、高校、大学と英語を学んでゆくうえでの基礎となるものです。
高校、大学と進学するにつれて、より複雑な英語表現や長文読解の理解力が必要になります。
土台となる中学英語がしっかり身についていれば、新しい文法表現や入り組んだ難しい長文に出会ったときでもスムーズに理解ができるため、中学英語の習得は重要です。
問題を解くことは成績アップにつながる
中学英語を習得するには、繰り返し演習問題を解くことが大切です。
教科書を読んだり、授業を聞いただけで、何となく英語がわかったような気になっていても、いざテストを受けてみると、単語のつづりがちがっていたり、文法の間違いをしていたり……ということはありませんか?
英単語や英文法を正しく覚えるには、インプットするだけでは足りません。
いろいろな問題を解いてアウトプットしながら、身につけた知識を整理していくことで、脳に記憶が定着しやすくなります。
インプットとアウトプットを繰り返して知識を定着させるには、問題集を使った学習が効果的です。
では、英語の問題集を選ぶときには、どのような基準で選べばよいのでしょうか。
書店やネットショップでは数多くの英語教材や問題集が販売されているため、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
そこで、自分に合った英語教材の選び方を紹介します。
教科書の内容に対応しているものを選ぶ
市販されている問題集には「教科書準拠版」と、そうでないものがあります。
教科書準拠版とは、それぞれの教科書の内容に沿った問題集です。
みなさんは、学校でどの教科書会社の教科書を使っていますか?
「え? 教科書って日本全国同じじゃないの?」と思った人もいるかもしれませんね。
実は、中学校の英語の教科書は現在6つの教科書会社が発行していて、それぞれ内容が異なっています。
・東京書籍(NEW HORIZON)
・開隆堂(SUNSHINE)
・三省堂(NEW CROWN)
・教育出版(ONE WORLD)
・光村図書(Here We Go!)
・啓林館(BLUE SKY)
学校の授業は教科書に沿って行われるため、家庭での予習・復習には教科書の内容に沿った「教科書準拠版」の問題集がおすすめです。
教科書準拠版の問題集は、それぞれの教科書と単元名や英単語、英熟語などがそろっていて、教科書の参照ページも載っています。
重要ポイントの解説も教科書の内容に沿っているため、授業の内容が理解しやすいのもポイントです。
また、定期テストの問題は教科書の範囲から出題さるため、教科書準拠版で学習すれば成績アップが見込めます。
授業の予習・復習、定期テスト対策には、まずは教科書準拠の問題集で学習を始めるのがよいでしょう。
2.中学校の問題集はどう選ぶ?
学習目的に合っているか
中学生向けの問題集には、日常学習用、定期テスト対策用、入試対策用などがあり、それぞれの問題集は、学習者の目的を効率よく達成できるように編集されています。
そのため、自分の学習の目的あった問題集を選ぶことが、効率的・効果的に学力を伸ばす近道になるのです。
・定期テストの対策がしたい
・苦手を克服したい
・受験対策がしたい
・英検®合格を目指したい
これらの目的を定め、自分に合ったレベル・学年の教材や問題集を選びましょう。
簡単すぎて手応えのないものはもちろん、難しすぎる教材も身につかないため、レベルの把握は重要です。
また、英語は文法・語彙の知識を基盤としながら、「聞く力」「読む力」「話す力」「話す力」「書く力」を総合的に育成する教科です。
そのため、特定の分野の苦手克服や強化を目的とするのか、それとも包括的に学習したいのかでも選ぶべき問題集は変わってきます。
解説や付属品が充実しているか
解説が充実していることも問題集選びの重要なポイントです。
一人で学習する際には、テキストに注やヒントがたくさんあるものを選ぶとよいでしょう。
また、別冊の解答解説が充実していると、解答のポイントや間違いやすい点がよくわかります。
どんな付属品がついているかも重要です。
英語の場合はとくに、リスニングの音声に対応しているかどうかをチェックしましょう。
デザインやレイアウトが見やすいか
実際に問題集を使う際、どのようなデザインが自分に合っているかを考えることも大切です。
カラフルな紙面がよいのか、1色、2色刷のシンプルなデザインがよいのかは好みによります。
市販の問題集では、図やイラストを用いて視覚的にも頭に入りやすくしていたり、ぱっと見てわかりやすいレイアウトであったりと、さまざまな工夫がされています。
その中から自分が見やすい・使いやすいと感じる教材を選びましょう。
3.授業の予習・復習&定期テスト対策に おすすめ問題集3選
こちらでは、予習・復習・定期テスト対策にぴったりの問題集を紹介します。
学校で習った内容を自分のものにするには自宅での学習は欠かせません。
教科書準拠の英語の問題集ならば授業に沿った学習ができ、テスト対策にも効果的です。
中学教科書ガイド 英語
教科書の内容をしっかり理解したいならば「中学教科書ガイド 英語」がおすすめです。
教科書全てを網羅した内容で、問題の答えや文法解説が詳しく、一人でも学べる工夫がされています。
毎日の復習にぴったりな問題ページも充実しており、定期テストに出題されやすい英語の文法など要点をわかりやすく学べます。
教科書ガイドが1冊あれば、1年間の教科書レベルの内容が習得できるつくりになっているのも特徴です。
中学教科書ワーク 英語
教科書ワークはオールカラーの整然とした見やすい紙面が特徴の問題集です。
単元ごとにステージ1から3まで自然とレベルアップできる仕組みで、教科書の内容理解が深まります。
また、1冊で英語4技能である「書く(ライティング)」「読む(リーディング)」「聞く(リスニング)」「話す(スピーキング)」全てが学べます。
定期テスト対策として使える「スピードチェック」、音声つきの「英単語カード」、Webからダウンロードできる「ホームページテスト」といった付録も豊富であり、リスニングの音声配信や、スピーキング練習ができるアプリがあるのもポイントです。
中間・期末の攻略本 英語
こちらは定期テスト対策にぴったりの問題集です。
特に大切な要点を押さえた解説と、テスト対策に絞った問題がそろっています。
2色刷の紙面のため、重要なポイントを赤シートでかくしながら、効率的に学習できます。
本番を想定した「予想問題」や、テスト直前まで使える「5分間攻略ブック」の付録など、定期テストに向けて必要なものがそろっているのもうれしいポイントです。
毎日の学習に「教科書ガイド」や「教科書ワーク」を利用しながら、定期テスト前にはこちらの問題集も活用する、という使い方をおすすめします。
4.レベルに合わせて、実力アップができる おすすめ問題集3選
こちらでは英語の学力レベルごとにおすすめの問題集を紹介します。
英語は積み上げ型の教科のため、自分の習熟度にあった問題集でなければ、思うような効果が上がらない場合があります。
自分のレベルに合っている問題集を日々の学習に取り入れて、成績向上に役立てましょう。
わからないをわかるにかえる 英語
「英語を基礎の基礎から勉強したい」という人におすすめの問題集です。
オールカラーの紙面はイラストや図をふんだんに使い、わかりやすさを追求しています。
特に文法の図解は視覚的に理解できるため、英語に苦手意識のある人でも学びやすいでしょう。
演習問題の分量も絞っているので毎日続けやすく、重要単語カードやリスニング音声もそろっています。
完全攻略 英語
教科書の内容はある程度理解できていて、「さらに一歩進みたい」という人におすすめです。
基本問題、標準問題、実戦問題と段階的にステップアップできます。
教科書とはちがう題材で豊富に演習するため、定期テスト対策から高校入試の基礎固めまでの確かな実力が身につくでしょう。
各単元の冒頭にQRコードがあり、スマホで音声が聞けるのも特徴です。
また、発音の練習ができるスピーキングアプリもあり、リスニング・スピーキング対策もしっかりできます。
(※スピーキングアプリは「完全攻略英文法」には付属していません。)
ハイクラス徹底問題集 英語
難関高の受験を視野に入れながら、中学英語を完璧に近づける問題集です。
中1から過去の入試で出題されたレベルの問題に触れられます。
定期テストレベルの「徹底理解」から、ややレベルの高い「実力完成」、難関校入試レベルの「難関攻略」と、段階的に国立・私立難関校を目指せる高い学力を育成する構成になっています。
英語が得意な中学生、難関校を目指している中学生にとっても手応えを感じられる1冊でしょう。
5.高校入試に備える おすすめ問題集3選
高校入試の英語は、中学3年間で学習した内容の理解が求められます。
高校入試の約7割が中学1 ~2年生で学ぶ範囲から出題されるため、早めの対策と学習の定着が合格のカギです。
高校入試対策ができる問題集を活用し、苦手をなくしましょう。
わからないをわかるにかえる 高校入試 英語
中学3年間で学んだ英語の知識を、基礎レベルから入試レベルまで一気に引き上げてくれる問題集です。
高校入試対策のはじめの1冊として、苦手な単元をしっかりやり直して入試に挑みたい受験生にぴったりな内容となっています。
とくに巻末の「入試対策」では英作文、長文読解、リスニングについて、出題パターン別に解き方を徹底解説しているため、英語が苦手な人も取り組みやすいでしょう。
入試直前まで使える合格ミニブックなど便利な付録もついています。
コーチと入試対策 !「8日間完成 中学1・2年の総まとめ」「10日間完成中学3年間の総仕上げ」 英語
8日間or10日間で仕上げる入試対策用の英語問題集です。
うさぎとヒツジのかわいいキャラクターがコーチとして解説を担当してくれるため、受験対策が楽しくなるような紙面となっています。
「8日間中学1・2年の総まとめ」
入試までまだ時間的余裕はあるけれど、これまで勉強してきた単元に不安がある、短期間に復習をしたいという人に最適です。
8日間で中学1年、2年の復習と定着確認ができます。
使用時期は3年生に進級する直前の春休みや3年生の夏休み頃がおすすめです。
「10日間完成 中学3年間の総仕上げ」
こちらは3年間の総仕上げができる問題集です。
使用時期は3年生の夏休み∼冬休み頃がよいでしょう。
入試のリハーサルができる模擬テストつきです。
どちらも英文法が色分けして解説されていたり、問題を見ながら採点ができる縮刷解答がついていたりと、英語の学習をスムーズに進める工夫がされています。
完全攻略 「中1・2の総復習」「3年間の総仕上げ」 英語
こちらも高校入試対策にぴったりな問題集です。
1カ月ほどで取り組めますが、ボリュームがあるため計画的に進めるのがよいでしょう。
要点とポイントが簡潔にまとめてあり、標準問題からステップバイステップで入試レベルまで力を伸ばせます。
「3年間の総仕上げ」の後半に収録されている「入試対策特集」は問題数が多く、文法・語彙・表現、英作文、読解、リスニングについて分野別に対策ができます。
じっくり取り組めばこれ1冊でも英語の入試対策が可能です。
6.英検®対策に!わからないをわかるにかえる英検® 3シリーズ
英検®対策には、基本から学べて合格力がつく「わからないをわかるにかえる英検®」シリーズがおすすめです。
教本を兼ねた「問題集」、単語や表現をまとめた「単語帳」、過去問研究のための「過去問題集」があります。
わからないをわかるにかえる英検® 問題集
英検®チャレンジ1冊目におすすめの問題集です。
英検®の試験を解くために必要な文法を丁寧に解説し、英検®初挑戦の人にも手取り足取りわかりやすい紙面になっています。
単元ごとに最重要事項や合格のカギが細かくチェックできるほか、ライティングやリスニングの出題パターンと解答手順が詳しく解説されているのも魅力です。
「練習問題」を解き、「実戦問題」で実力をつけ、「模擬試験」で本番に備えましょう。
また、一人では対策しづらい4級・5級のスピーキングテストや、3級以上の二次面接対策の対策についてもポイントを押さえて解説しているため、万全の対策で試験に臨めます。
わからないをわかるにかえる英検® 単語帳
単語を覚えるには、「わからないをわかるにかえる英検® 単語帳」がおすすめです。
1回15分! 単語帳で覚えて、テストで解くから忘れません。
QRコードの読み取りで、単語やフレーズの音声を聞くことができます。
付録のスマホアプリ「どこでもワーク」では本冊に対応した単語をいつでも、どこでも学べます。
わからないをわかるにかえる英検® 過去問題集
英検®は出題形式が決まっているため、その形式に慣れておく必要があります。
そのためには過去問研究が欠かせません。
過去問は英検協会のHPでも見られますが、詳しい解答や解説がのっている書籍を購入すると、しっかり対策ができます。
「わからないをわかるにかえる英検® 過去問題集」の解答解説は、オールカラーの図解解説で、見るだけで納得できます。
最新の過去問3回分と、模擬試験1回分を収録しています。
Webで見られる「勉強用動画」で時間配分の感覚を身につけることもできます。
7.まとめ
中学英語の問題集は目的を決めてレベルに合ったものを選ぶ必要があります。
教科書準拠の教材を使えば、普段の予習・復習として基礎を固めることができますし、入試対策の教材を使えば、効率的に目標とする高校の合格に近づけるでしょう。
英語は中学生の間に基礎をしっかり固めることで、高校受験対策も進学後の学力アップも難しくはありません。
ぜひ文理が発行する英語問題集を学力アップにお役立てください。