中学生向けおすすめ問題集9選|自分に合った教材で学力向上を目指そう
「思うように学力が伸びない・・・」「どの問題集を使えばよいか悩んでいる・・・」
そんな中学生のみなさん、学力を向上させるには自分に合った問題集を使うことが重要です。
しかし、中学生向けの問題集は数多く出版されており、
実際に本屋さんに行ったときにどの問題集を選べばよいか悩んだ経験がある方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、自分に合った問題集の選び方と、目的やレベル別で中学生向けのおすすめ問題集を9つ紹介します。
あわせて、問題集の効果や活用方法についても解説します。
成績アップのために問題集を探している方、どの問題集を買うべきか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
動画で大筋チェック!
<目次>
<POINT>
●問題集を活用することは学力向上に効果的。
●科目ごとにレベルと学習目的に適した問題集を選ぶのがおすすめ。
●問題集は内容を理解し、続けられるものを選ぶことが重要。
1.中学生の学力向上には問題集が効果的
中学生の学力向上には問題集を使って多くの問題を解くことがとても効果的です。
多くの問題を解くことで、解答のスピードが上がります。
決められた試験時間で行う定期テストや入試などでは、解答のスピードが重要になってきます。
高校受験を控える中学生は、多くの問題集を使ってより多くの問題に触れることが必要です。
さらに、多くの問題を解くことで、解答パターンが理解できるようになります。
解答パターンが理解できれば、類似した問題が出題された場合に、正しい解答を導きだすことができるようになります。
このように、問題集を活用することには多くのメリットがあるのです。
2.中学生向け|問題集の活用方法
前述のように、問題集を活用することは多くのメリットがあり、中学生の学力向上にとても効果的ということがわかりました。
しかし、問題集の使い方を間違えると膨大な時間がかかり、学力向上につながりにくくなってしまいます。
それでは、どのように問題集を活用するのが良いのでしょうか。
ここでは、効果的な問題集の活用方法を3つ紹介します。
苦手な科目は一冊の問題集を完璧に
苦手な科目ほど、まずは一冊の問題集を繰り返し解き、解けない問題を減らしていくことが効果的です。
一冊の問題集を終わらせることで「できた」という自信に繋がります。
この「できた」自信をつけることが、苦手科目の学力向上にはとても重要なのです。
一冊をやり切った成功体験が、次の勉強のモチベーションになり、苦手意識をなくしていきます。
「一冊を終わらせる」→「自信をつける」→「勉強をしたくなる」の成功サイクルをつくるイメージです。
複数の問題集を同時進行しない
問題集を使って多くの問題を解くことが学力向上に効果的だという話をしました。
多くの問題を解くうえで重要になるのが、複数の問題集を同時に使うのではなく、一冊クリアしたら次の問題集へ進むということです。
たとえば、1冊の問題集をやって60%できたとします。
40%はわからない問題で、この状態でほかの問題集を解いても、もとの問題集の40%は解けないままなので、実力は変わりません。
ですから、一冊の問題集を100%できたという状態にしてから次の問題集へと進むことで、問題を解く力を着実につけることが重要なのです。
暗記教科にはマーカーなどを使う
暗記系の科目は、問題集の本文や解説にオレンジペンや赤シート、暗記ペンなどを使い、繰り返し学習ができるようにしましょう。
オレンジペンで答えを書いたあと、赤シートで隠して繰り返し学習することで、どんどん記憶に定着します。
すでに答えを書き込んでいる場合や、解説を暗記したい場合には、暗記ペンを使いましょう。
暗記ペンで暗記したい文字の上に線をひき、赤シートをのせましょう。オレンジペンと同様に文字を隠すことができるのでくり返し解くことができます。
問題集によっては付録として赤シートやポケットタイプの学習カードが付いてくるものがありますので、付録のチェックも重要です。
3.中学生の問題集はどう選ぶ?
中学生向けの問題集は、種類がたくさんあり、いざ本屋さんに行って問題集を買おうと思っても、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。
問題集を買ったけど、
「結局合わずに長く使い続けられなかった」「思うように成績が伸びなかった」
そんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
それでは、どのように問題集を選べば良いのでしょうか。
ここでは、問題集の選び方のポイントを3つ紹介します。
教科書に沿った問題集がおすすめ
市販されている問題集には「教科書準拠版」と、そうでないものがあります。
教科書準拠版とは、それぞれの教科書の内容に沿った問題集です。
実は、お使いの教科書は出版社によって、それぞれ内容が異なっています。
学校の授業は教科書に沿って行われるため、家庭での予習・復習には教科書の内容に沿った「教科書準拠版」の問題集がおすすめです。
また、定期テストの問題は教科書の範囲から出題さるため、教科書準拠版で学習すれば成績アップが見込めます。
授業の予習・復習、定期テスト対策は、まずは教科書準拠の問題集で学習を始めるのがよいでしょう。
科目ごとに自分のレベル・目的に適したものを選ぶ
得意な科目はハイレベルなものを、苦手な科目は基礎を学べるものを、といった風に科目ごとに自分のレベルにあった問題集を探しましょう。
事前に自分のレベルを把握することと、問題集の難易度をチェックすることが大切です。
また、学習目的によっても適した問題集は異なります。学生向けの問題集には
「日常学習用」、「定期テスト対策用」、「入試対策用」などがあり、それぞれの問題集は、学習者の目的を効率よく達成できるようにつくられています。
そのため、自分の学習目的に適した問題集を選ぶことが、効率的・効果的に学力を伸ばす近道になるのです。
解説の量やレイアウトもチェックする
問題集は内容を理解し、続けられるものを選ぶことが重要です。
解説が充実している問題集は、内容を理解しやすいです。
せっかく問題集を頑張っていても、わからない部分の解説がないと困りますよね。
そのため、苦手な科目ほど、解説が充実したものを選びましょう。
また、中身のデザインやレイアウトが自分の好みに合っているかも大切です。
カラフルな紙面がよいのか、1色、2色刷のシンプルなデザインがよいのかは好みによります。
市販の問題集は、図やイラストを用いて視覚的にも頭に入りやすくしていたり、
ぱっと見てわかりやすいレイアウトであったりと、さまざまな工夫がされています。
実際に問題集の中身を見てみて、「見やすい・使いやすい」と感じるものを選びましょう。
4.学校の予習・復習、定期テスト対策におすすめの問題集3選
こちらでは、学校の予習・復習、定期テスト対策にぴったりの教科書準拠問題集を紹介します。
学校で習った内容を自分のものにするには自宅での学習は欠かせません。
教科書準拠の問題集ならば学校の授業と教科書の内容に沿って予習・復習ができ、テスト対策にもとても効果的です。
中学教科書ワーク
教科書ワークはオールカラーの整然とした見やすく親しみやすい紙面が特徴の問題集です。
わかりやすいイラストと図や鮮やかな写真で内容の理解を深めます。
ステージ1→ステージ2→ステージ3の3段階構成(主要5教科)。
基礎から応用へ段階をおって勉強でき、教科書の内容理解が深まります。
そのため勉強がしやすく、毎日の予習・復習からテスト対策まで、学校の授業に合わせて、家庭学習で確かな学力をつけることができます。
テストの出題頻度が高い問題が収録されていて、テスト対策も万全です。
また、たくさんの特別付録で学習を楽しくサポートしてくれます。
中学教科書ガイド
中学教科書ガイドは、教科書の内容を、もれなく・くわしく・わかりやすく解説してあるので、教科書の予習・復習に最適です。
教科書の問題について、考え方やヒント・解答が詳しくつけてあるので、教科書の内容がズバリわかり、勉強が進みます。
教科書の重要事項や定期テストに出題されやすい事項がひと目でわかるようまとめてあるので、定期テストの準備もこれで万全です。
中学教科書ガイドが1冊あれば、1年間の教科書レベルの内容が習得できるつくりになっているのも特徴です。
中間・期末の攻略本
中間・期末の攻略本は、定期テスト対策にぴったりの問題集です。
教科書に合わせて、テスト範囲を集中学習することができます。
特に大切な要点を押さえた解説と、テスト対策に絞った問題がそろっています。
重要なポイントを赤シートで隠しながら、効率的に学習できます。
毎日の学習に「教科書ガイド」や「教科書ワーク」を利用しながら、定期テスト前にはこちらの問題集で集中学習、といった使い方が効果的です。
本番を想定した「予想問題」や、テスト直前まで使える「5分間攻略ブック」の付録など、定期テストに向けて必要なサポートが充実しています。
学校の定期テストを攻略したいという方には、この一冊がおすすめです。
5.実力アップ&得点アップにおすすめの問題集3選
こちらでは、学力のレベルごと、目指したい得点ごとにおすすめの問題集を紹介します。
簡単すぎて手応えのないものはもちろん、難しすぎる教材も身につかないため、
自分の学力レベルに合った問題集を選ぶことで実力アップ&得点アップにつながります。
わからないをわかるにかえる【学年別・領域別】
わからないをわかるにかえるシリーズは、基礎の基礎から勉強したい人におすすめの問題集です。
やさしくわかりやすい説明、豊富なイラスト、オールカラーが特徴の一冊で、基本からつみあげることを追求しています。
基本→練習→まとめの3ステップ。
各単元で要点を確認し、練習問題で反復したら、単元のまとまりごとにテスト形式で定着度を確認します。
1回分は見開き2ページになっていて、無理なく学習を進められるようになっています。
覚えておきたい知識をチェックできる「ミニブック」や重要知識の暗記に使える「暗記カード」など、教科ごとに学習に役立つ付録が充実しています。
完全攻略【学年別・領域別】
完全攻略シリーズは、教科書の内容はある程度理解できていて、さらに一歩進みたいという人におすすめです。
基本問題、標準問題、実戦問題と段階的にステップアップできます。
教科書とはちがう題材で豊富に演習するため、定期テスト対策から高校入試の基礎固めまでの確かな実力を身につけることができます。
国語・社会は「耳ヨリ音声解説」、英語(英文法を除く)は発音上達アプリ「おん達」など、教科別のWEB付録が充実していることも特徴です。
ハイクラス徹底問題集
ハイクラス徹底問題集は、最高峰の問題演習で、定期テスト・実力テスト対策から、入試対策まで、あらゆる試験に強い実力をつける問題集です。
過去の入試で出題されたレベルの問題に触れられます。
定期テストによく出題される標準的なレベルの「徹底理解」から、
公立・国立・私立高校入試のやや高いレベルの「実力完成」、
主に国立・私立高校入試で出題された、かなり高いレベルの「難関攻略」と、
段階的に国立・私立難関校を目指せる高い学力を育成する構成になっています。
問題集の最後は総合実力テストになっていて、強くブレない実力をつけることができます。
6.高校入試の合格力をつけるためのおすすめ問題集3選
高校入試は、中学3年間で学習した内容の理解が求められます。
高校入試の約7割が中学1 ~2年生で学ぶ範囲から出題されるため、早めの対策と学習の定着が合格のカギです。
高校入試対策ができる問題集を活用し、着実に高校入試の合格力をつけましょう。
わからないをわかるにかえる【高校入試】
わからないをわかるにかえる高校入試シリーズは、超基礎からやさしく学んで高校合格をめざす問題集です。
高校入試対策のはじめの1冊として、苦手な単元をしっかりやり直して高校入試の合格力をつける内容となっています。
「得点力UP! 入試特集」で実際の入試に近い総合問題にチャレンジできます。
入試直前まで使える赤シートつき「合格ミニブック」など便利な付録もついています。
コーチと入試対策! 「8日間完成 中学1・2年の総まとめ」「10日間完成 中学3年間の総仕上げ」
コーチと入試対策は、8日間or10日間で仕上げる入試対策用の問題集です。
ウサギとヒツジのかわいいキャラクターがコーチとしてていねいに解説をしていて、受験対策が楽しくなるような紙面が特徴です。
「8日間完成中学1・2年の総まとめ」
入試までまだ時間的余裕はあるけれど、これまで勉強してきた単元に不安がある、短期間に復習をしたいという人に最適です。
8日間で中学1年、2年の復習と定着確認ができます。
使用時期は3年生に進級する直前の春休みや3年生の夏休み頃がおすすめです。
「10日間完成 中学3年間の総仕上げ」
こちらは3年間の総仕上げができる問題集です。
使用時期は3年生の夏休み∼冬休み頃がよいでしょう。
入試のリハーサルができる模擬テストの入試チャレンジテストつきです。
どちらも、机に飾って眺めるだけで勉強の役に立つ「応援日めくり」や
点数を記録して弱点を発見できる「ふりかえりシート」など、
楽しく前向きに学習できる付録が充実しています。
完全攻略 【高校入試】 「中1・2の総復習」「3年間の総仕上げ」
完全攻略高校入試は、効率よく勉強をして、高校入試を攻略したい人にぴったりの問題集です。
「中1・2の総復習」
入試に向けての基礎力をつけるにはこちらがおすすめです。
入試出題範囲の約7割を占める、中1・2年の学習内容を効率よく復習でき、苦手な単元の克服にもぴったりです。
「3年間の総仕上げ」
入試に向けての実戦力をつけるにはこちらがおすすめです。
入試で出題頻度の高い問題を、出題形式別や模擬テスト形式など、さまざまな角度から演習ができます。
どちらも、要点とポイントが簡潔にまとめてあり、標準問題からステップバイステップで入試レベルまで力を伸ばせます。
「中1・2の総復習」は1カ月程度、「3年間の総仕上げ」は2カ月程度で取り組めます。ボリュームがあるため計画的に進めるのがよいでしょう。
単元内容をいつでもどこでも確認できる赤シートつきミニブックの「入試直前チェック」や、
いつ、何ページやるのか計画を立てやすい「学習計画表」など、
学習をサポートする付録が充実しています。
7.まとめ
中学生の学力向上には問題集が効果的ですが、目的を決めてレベルに合ったものを選ぶ必要があります。
教科書準拠の教材を使えば、普段の予習・復習として基礎を固めることができますし、
入試対策の教材を使えば、効率的に目標とする高校の合格に近づけるでしょう。
本記事を参考に、自分に適した問題集を見つけてみてください。
そして、ぜひ文理が発行する問題集を学力アップにお役立てください。
問題集は各ネット書店でも購入できますので、ぜひご検討ください。