【2024年度最新】小学生向け問題集7選|子どもに適した問題集で学力アップを目指そう
「学力を向上させたい」「勉強習慣を身に付けたい」そんなときはどうすればいいのでしょうか。
小学生の学力アップには問題集選びが重要です。
ただし、小学生向けの問題集は数多く出版されており、選び方が分からないという方も少なくありません。
そこで今回は、問題集の選び方や小学生におすすめの問題集を紹介します。
問題集の必要性や使用のメリットについても併せて解説するため、問題集を買うべきか迷っている方にも必見の内容です。
目次
4. 基礎から応用まで!全学年におすすめの「小学教科書ワーク」
POINT
・問題集の導入には、「学習習慣が身に付く」「自分のペースで進められる」「経済的な負担が少ない」など複数のメリットがある。
・子どもの性格や学力、得手不得手に合わせて問題集を選ぶことが大切。
・学校の授業内容の予習・復習には、教科書準拠品と呼ばれる問題集が適している。
小学生向け問題集で家庭学習を始めよう
家庭学習として授業内容の予習・復習をすることで、
「学習内容が記憶に残りやすくなる」
「苦手な分野を認識できる」
「テストに出やすい問題の傾向を掴める」
といった効果が期待できます。
さらに、中学校に進学した際、「勉強のやり方が分からず困ってしまう」「授業についていけない」といったことが起こらないようにするためにも、小学生のうちに正しい学習方法を身に付けておくことが重要です。
学習方法が分かっていれば、たとえ勉強内容の難易度が上がっても自身の力で学習を継続できます。
学校での勉強だけではなく、問題集を使用した家庭学習も導入しましょう。
小学生|問題集で家庭学習するメリット4つ
問題集を用いた家庭学習は、子どもの学力を高めるための代表的な学習方法のひとつです。
塾に通ったり通信教育を始めたりするよりも気軽に導入できるため、「問題集でも効果はあるの?」と、疑問を感じている方もいるでしょう。
ここでは、問題集による家庭学習のメリットを4つ紹介します。
メリット1 学習習慣が付く
小学生のうちに家庭学習を始めておくことで、「机に向かい決まった時間勉強をする」という習慣が身に付くのが最大のメリットです。
歯を磨くことや顔を洗うことと同じように、勉強することが日常生活の一部になれば、テスト勉強や受験勉強の際にも大きな抵抗を感じることなく勉強に取り組めるでしょう。
また、小学校で習う勉強内容は、中学校や高校で習う勉強の基盤になるため、毎日自主学習し基礎をしっかりと固めておくことが大切です。
メリット2 子どもの理解度に合わせられる
学校の授業や塾では、複数人で一緒に勉強を進めます。
しかし、学習の理解度や得意・不得意な分野は人それぞれのため、じっくりと理解を深めたい子と、どんどん先に進みたい子の間で差が出てしまう恐れがあります。
一方、家庭学習の場合は、自分のペースで学習することが可能です。子どもの理解度やモチベーション、その日の体調などを見ながら進められます。
メリット3 親子で楽しく学べる
「家庭学習は、子どもが一人でやるもの」と考えている方もいますが、家庭学習は親子で一緒に勉強することが大切です。
学習内容の確認や解説を通して自然と会話が増え、信頼関係を深められるといったメリットがあります。
また、おうちの方と一緒に勉強すると「勉強が楽しい」「今日も褒めてもらえるかな」といった前向きな気持ちが生まれるかもしれません。
会話を交えて楽しく取り組むことで、子どもの学習意欲向上の効果も期待できるでしょう。
メリット4 費用が抑えられる
塾や家庭教師といった他の学習方法と比べると、問題集による学習は費用負担が少ないです。
たとえば、通信教育を始める場合は月に3,000円~数万円程度、塾に通う際は月に1万円~数万円程度の費用がかかります。
一方、問題集による学習では、基本的に教材の購入費用しかかかりません。
金額は問題集によって異なりますが、数百円~数千円程度で購入できるものがほとんどです。
家計にかかる経済的な負担を軽減できるのもメリットのひとつでしょう。
小学生の問題集を選ぶ4つのポイント
小学生向けの問題集にはさまざまな種類があるため、子どもに合った内容のものを選ぶことが大切です。
「何となく」で選んでしまうと、せっかく家庭学習を導入しても思うように学習が進まない可能性があります。
問題集を選ぶ際の重要なポイントは全部で4つです。ポイントを押さえて、適切な教材を選びましょう。
ポイント1 続けられるかどうかが重要
最初から問題量が多く時間のかかるものを選ぶと、子どもの負担になりかねません。
勉強自体を苦痛に感じてしまう可能性があります。
子どもの集中できる時間は意外と短いものです。
最初は易しい問題や一問一答形式の問題など、達成感を得やすいものから始めましょう。
家庭学習に慣れてきたら学習時間を少しずつ伸ばしていくことで、大きな負担をかけることなく集中力を高められます。
ポイント2 教科書に対応したものは使いやすい
学校の授業内容の予習・復習をしたり、テスト範囲を学習したりする際は、教科書準拠品が使いやすいでしょう。
教科書準拠品とは、普段使っている教科書の内容に準拠して作られた問題集のことです。
教科書に書かれている用語などがそのまま使用されていたり、教科書の参照ページが記載されていたりするため、教科書の内容に関する理解を深めたいときに適しています。
また、習っていない問題が急に出てきたり問題の傾向が違ったりして、混乱してしまうという心配もありません。
ポイント3 子どもの好みを尊重する
小学生向けの問題集には、イラストが描かれていたり、カラーが多用されていたりするものがあります。
毎日使用するもののため、子ども自身ができるだけ楽しい気持ちで取り組める問題集を選ぶのがポイントです。
1ページ達成するごとにシールを貼れる仕様になっているものや、最後に賞状がもらえる仕組みになっているものもあります。
さまざまな問題集を比較し、やる気を高められるものを選択しましょう。
ポイント4 適切な難易度のものを選ぶ
基礎ができていない状態でハイレベルな問題集に取り組むと、難しいと感じ、挫折してしまう恐れがあります。
そのため、「基礎」から始め「標準」「応用」「発展」と、少しずつ難易度を上げていくようにしましょう。
問題集には対象年齢や難易度が記載されています。事前にしっかりとチェックし、子どもの理解度に合った教材を選びましょう。
基礎から応用まで!全学年におすすめの「小学教科書ワーク」
これから家庭教育を始める場合や苦手分野の勉強の際は、文理の「小学教科書ワーク」がおすすめです。
小学教科書ワークは、各教科書会社の許可を得て作られた教科書準拠の学習参考書となります。
ここでは、小学教科書ワークの特長について紹介します。
特長1 基礎・練習・応用を段階的に学べる
問題集の中には、「基礎だけ」「応用だけ」と難易度が絞られたものも少なくありません。
一方、小学教科書ワークは「基本のワーク」「練習のワーク」「まとめテスト」と3段階の構成になっているのが特徴です。
1冊の中で基礎から応用に向かって順番に学べるため、効率的に知識を定着させることができます。
また、達成感を得やすいのもうれしいポイントです。
簡単な問題から取り組んで成功体験を積むことで、学習に対するモチベーションを維持できます。
特長2 役立つ付録が充実
家庭学習に役立つ付録が充実しているのもポイントのひとつです。
付録があると楽しく学習を進められるため、子どものやる気につながります。
以下は、小学教科書ワークの付録の一例です。
【主要5教科共通ふろく】
・わくわくポスター
・実力判定テスト
・わくわくシール(※英語は除く)
・わくわく動画
・自動採点CBT
【教科別】
・国語:漢字練習ノート
・算数:計算練習ノート
・理科:理科カード(WEB版つき)
・社会:社会カード(WEB版つき)、白地図ノート
・英語:英語練習ノート、英語カード、音声配信「onhai」、文理のはつおん上達アプリ「おん達」
値段は1冊あたり1,518円(税込)で、1年間使用できます。
塾や習い事に通う際の経済的な負担が気になる方にもおすすめです。
特長3 4科目セットなら主要科目をまとめてカバー
毎年新学期には、小学教科書ワークの4科目セットが販売されます。
通常、教科書ワークを買う際には自分の使っている教科書がどの教科書会社のものか確認しておく必要がありますが、4科目セットは地区に合うものを購入すれば、自動的に自分にあったワークが揃うため選ぶのも簡単です。
学年別のセット内容は以下の通りです。
・1~2年生:国語・算数・漢字・数と計算
・3~6年生:国語・算数・理科・社会
※一部地域によって異なる場合があります。
また、4科目セットにはセット限定の特別付録も入っています。
セットの価格は6,072円(税込)で、小学教科書ワーク4冊分と同じ値段です。
そこにさらに付録が付いていることから、バラバラに4冊購入するよりもセットのほうがお得に購入できます。
※セットは毎年新学期に書店店頭でのみ販売しています。ネット書店では購入できませんので、ご注意ください。
毎日コツコツ!短時間でできるおすすめ問題集3選
学習習慣を身に付けたいときや集中力を高めたいときは、空き時間を利用して気軽に取り組める「ドリル」が最適です。
ここでは、文理のおすすめドリルを3つ紹介します。
ドリルを使用して、毎日コツコツと問題に取り組む癖を付けながら、日々の予習・復習により基礎学力向上を目指しましょう。
教科書ドリル
教科書ドリルは、教科書レベルの問題に毎日少しずつ取り組むことができるドリルです。
コンパクトなA5サイズで、1回あたり10分で問題が解ける構成になっているのも魅力です。
勉強にかかる負担が少なく、自然と集中が続きます。
特に、学習の基礎となる国語・算数については、教科書の内容に合わせて作成された教科書準拠品となっています。
学校の教科書と一緒に使用すれば、授業内容と同じ速度で学習でき、教科書の知識を早期に定着させることに役立ちます。
できるがふえるドリル
できるがふえるドリルは、一般的なノートと同じB5サイズのドリルです。
空きスペースを利用して大きめの挿絵やポイント解説、豆知識などが記載されており、勉強に苦手意識を持っている子や、楽しく勉強を進めたい子におすすめです。
また、ドリルのページは1枚ずつはぎ取れる仕様になっています。
やるべき範囲が一目で分かるため、「どこまで進めるのだろう」「まだこんなにやるページがある」といった気持ちが起こりにくいでしょう。
勉強に対するモチベーションの維持に役立ちます。
毎日ちょっと365日ドリル
毎日ちょっと365日ドリルは、個別指導の明光義塾と共同開発した英語の教材です。
7日間かけて10単語を繰り返し学習するという明光式メソッドが取り入れられています。
小学校で習う英単語を6冊で完了できるのもうれしいポイントです。1日1ページ進めれば、1年半で学習が完了します。
なお、読み書きだけでなく、リスニングの学習も可能です。スマートフォンやタブレットで全ての単語の音声を確認できます。
中学受験にも!ハイレベルを目指すおすすめ問題集2選
家庭学習が定着してきた方や受験の予定がある場合は、難易度の高い問題集にも積極的に取り組みましょう。
ここでは、ハイレベルを目指す方におすすめの問題集を2つ紹介します。
トップクラス問題集
トップクラス問題集は、中学入試に備えた問題集です。
小学校1年生から4年生までの国語と算数に対応しており、全8種類あります。
中学入試問題の出し方や傾向に基づいた内容になっているのが特徴で、学力診断ができる「総しあげテスト」も付帯されています。
さらに、問題集の答えが記載されている「答えと解き方」に、各問題の考え方や指導のポイントが書かれているため、勉強の教え方が分からない場合や指導に難しさを感じている保護者にとっても役立つ1冊となるでしょう。
ハイレベル算数ドリル
ハイレベル算数ドリルは、得意を伸ばしたい子や学校の勉強では物足りないと感じている子に適した教材です。
問題は「標準レベル」「ハイレベル」「トップレベル」の3段階構成になっており、学習の理解度に合わせて学びを深められます。
ドリルの紙面はオールカラーで、子どもでも取り組みやすいデザインを採用しているのが特徴です。
問題集のページ上部には、学習のねらいやアドバイスも記載されています。
また、解答の「てびき」には答えの導き方も記載されているため、問題の解き方が分からない場合も安心です。
「全科まとめて」で全ての教科を1冊で学習
「どのドリルがよいか分からない」「問題集選びに悩む」というときは、1冊で全教科の内容を学習できる「全科まとめて」がおすすめです。
1ページごと切り離せるようになっているため、取り組む範囲を一目で確認できます。
また、問題は表面だけに記載されており、裏面は自由に書き込みができるような仕様になっています。
集中が続かない子や達成感を味わいたい子に適した問題集です。
なお、学年別に「ひらがな」や「九九」「都道府県」などが記載された便利なボードも付いてきます。
リビングや勉強部屋に貼り、学習を促しましょう。
まとめ
小学生は中学校や高校で習う勉強の基礎を学ぶ大切な時期です。
学校での授業だけでなく家庭学習も導入し、学習習慣を身に付けましょう。
毎日机に向かう時間を設けることで勉強をする癖ができれば、テスト勉強や受験勉強の際に感じる負担を軽減できます。
家庭学習の際は、市販の問題集を利用すると便利です。
小学生向けの問題集選びに悩む場合は、文理の教科書準拠の問題集がおすすめです。
問題集は各ネット書店でも購入できますので、ぜひご検討ください