【2024年度最新】教科書販売をしている書店とは?購入方法や価格について解説します
皆さんが小学校や中学校での学習で使用している教科書。
教科書は新学期などに学校で無償で配られているため購入したことのある方は少ないと思いますが、
「家庭学習用にもう一冊欲しい」
「学校は卒業してしまったが教科書を使ってもう一度学習したい」
「家庭教師をしていて指導用に購入したい」
といった人もいらっしゃると思います。
そんな時はどうやって購入すればいいのでしょうか?
実は教科書も一部の書店で購入することが出来るのです。
今回は教科書の購入方法について解説します。
動画で大筋チェック!
目次
<POINT>
・教科書は書店で購入できる
・購入の際は事前の下調べが重要
・「教科書準拠」の問題集で学習効率UP
教科書は書店で販売されている?
結論から申し上げますと、教科書は書店で販売されています。
全ての書店で購入できるわけではない
教科書は書店で販売されていると書きましたが、一般的な書籍と異なり全ての書店で購入できるわけではありません。
全国2715か所ある(令和4年4月時点)教科書取扱店で購入できます。
学校に通っていなくても購入できる
教科書は学生が使うものというイメージですが、学校に通っていない人でも購入することが出来ます。
教科書を購入する方法は3つある
教科書を購入する方法が3つあります。
教科書取扱書店で購入する
最も一般的な購入方法です。
まずはお近くに教科書取扱店があるかどうか調べましょう。
お住まいの都道府県の教科書供給所で調べることができます。
なお各都道府県の教科書供給所は一般社団法人教科書供給協会HPに掲載されています。
教科書取扱店が分かったら、その店舗に教科書販売しているかどうか問い合わせることをお勧めします。
何故かというと、教科書取扱店といっても教科書を在庫しているケースは少なく(一部の大型書店ではその地区の教科書のみを在庫している場合もあります)、
また教科書を学校へ納入してはいるものの、一般のお客様に販売していないケースもあるからです。
これは教科書販売店ごとによって違うので、かならず確認しましょう。
教科書供給所で購入する
教科書販売店に卸しているのがこの教科書供給所になるため、教科書の在庫を常備しています。
しかし、一般的には販売店に供給する業務を行っているため、一般のお客様に直接販売しているかどうかは供給所によって異なるようです。
また多くの都道府県で教科書供給所は1か所しかないため、遠方になってしまうことも多いです。
供給所での購入をお考えの場合は、必ず一度問い合わせするようにしましょう。
インターネット通販で購入する
教科書の販売は教科書販売店もしくは供給所で行っているため、Amazonなどの通販書店では購入できません。
インターネット販売対応をしている教科書供給所のHPより購入してください。
なおカード決済かできるかどうかなど、販売している供給所によって異なるようですので事前にお調べください。
教科書の価格を調べるには
教科書の価格はいったいいくらなのでしょうか?
教科書本体を見てみても、どこにも書いていませんね。
実は教科書の価格は文部科学大臣が認可して決められているのですが、価格が決定するのが発行初年度の配布の直前のため、
教科書の印刷製本には間に合わず、教科書本体に定価表示がされていません。
定価については、教科書協会発行の定価表をご確認ください。
例えば令和6年度の小学1年生の国語の教科書、光村図書版「こくご 一上 かざぐるま」ですと388円、
中学3年の英語(外国語)の教科書、東京書籍版「NEW HORIZON English Course 3」ですと354円です。
なお教科書は非課税です。
教科書の購入が必要になる3つのケース
ここでは教科書の購入が必要になるケースについて具体的に解説します。
義務教育以降
小学校、中学校は義務教育なので教科書は学校から無償で配布されますが、高校など義務教育以降については購入が必要になります。
小中と違い高校の場合は地区ごとに使用する教科書が定められておらず、その高校ごとに指定の教科書を購入することになります。
教科書の指定については新学期などに学校からアナウンスがあるケースがほとんどですので、通学している学校に確認してください。
教科書を紛失した
紛失した場合は購入が必要になります。
前述の通り、学校によって教科書取扱店が決まっているため、学校の先生に質問するかお近くの教科書販売店に問い合わせください。
違う採択の教科書を読みたい
小中学校で配布される教科書は学校のエリアによって定められているため、他の教科書会社の教科書を読むことは出来ません。
あくまで自習用となりますが、採択以外の教科書が欲しい場合は購入する必要があります。
2024年度は小学校の教科書改訂年
教科書は約4年のサイクルで改訂されます。
2024年度は小学校の教科書の改訂年に当たります。
小学校の教科書改訂についてはこちらの記事でくわしく紹介しています。
ちなみに、中学校の教科書は2025年に改訂されます。
教科書が改訂される年には、教科書の内容が変わるだけでなく、学校でどの教科書を使用するかを決める「採択」も変更になるので、注意が必要です。
教科書の採択は、公立学校の場合はその学校を設置する市町村や都道府県の教育委員会に、国・私立学校の場合はその学校の校長に権限があります。
このように、地域や学校ごとに使用する教科書が異なるため、ご自分で教科書を購入される際には、最新の採択情報を確認するようにしましょう。
学校でどの教科書を使用しているかは、「教科書採択サーチ」※で調べられます。
※一部私立学校は対応していないものもございます。
教科書の内容を学ぶなら「教科書準拠」の問題集がおすすめ
教科書での学習効果をより高めるには「教科書準拠」の問題集がおすすめです。
前述の通り、教科書は出版社によってそれぞれ内容が異なっています。
一般的な問題集ですと、同じ学年の教科でも教科書の内容や順番と違う場合があるんですね。
しかし教科書準拠であれば、教科書の内容や順番に沿って作ってあり、分からないところがあっても教科書のどのページを参照すれば良いかすぐに分かるので使いやすいです。
お持ちの教科書をみながら予習も出来ますし、一度学習した単元を復習するのも良いでしょう。
小学校や中学校のテストは教科書の内容から出ることも多いですから、教科書準拠の問題集で学習することで学校のテスト対策もバッチリです。
教科書準拠のおすすめ問題集2選
小学・中学教科書ワーク
教科書準拠のおすすめ問題集と言えば何と言っても「教科書ワーク」です。
小学教科書ワークはオールカラーのみやすい紙面、また役立つ付録も充実。
2024年度の改訂版では、1~3分程で楽しく学習の振り返りができる「わくわく動画」や、
コンピューターでテストが受けられる「自動採点CBT」など、デジタル付録が充実しました。
また、英語はリスニング対策の音声配信機能「onhai」はもちろん、
英語の発音をAIが判定する発音上達アプリ「おん達」など様々な付録が学習をサポートします。
中学教科書ワークもオールカラーで分かり易い紙面構成。
中学は何と言っても定期テストが重要ですから、教科書の進度に合わせた学習でしっかり学習し、付録の定期テスト対策予想問題で確認。
赤シート付のスピートチェックでテスト直前まで対策はバッチリです。
小学・中学教科書ガイド
教科書ガイドはその名の通り、「教科書のガイドブック」!
教科書に掲載されている問題の解答や、英文の和訳などの解説も示されています。
授業の予習・復習のときに手元にあると安心のシリーズです。
小学教科書ガイド
中学教科書ワーク
まとめ
教科書は全ての学習の基礎となります。
今回は教科書の購入方法について解説しましたが、教科書についての理解を深めて頂けたのではないでしょうか。
まずはお手持ちの教科書の内容をしっかり理解して着実に学習を進めましょう。
そして、文理の「教科書ワーク」を始めとした教科書準拠問題集を使って、さらに学習を進めて頂けば幸いです。