学校で使用される教科書について
教科書とは?
教科書は正式には「教科用図書」といいます。
小学校の教科書は、国語や算数などいろいろな教科を勉強するための中心的な教材として使われます。
学校教育において、教科書はとても重要なものです。
そのため、原則として学校では文部科学大臣の検定に合格した教科書を使用する必要があります。
教科書が使用されるまでのサイクル
教科書が実際に子どもたちの手に届くまでには、いくつかの段階があります。
以上のようなサイクルで教科書は使用されるため、基本的に教科書は4年のサイクルで使用されているということになります。
教科書検定
民間で発行された図書は、文部科学大臣の検定を経て初めて、学校で使用される「教科書」となります。
発行者から検定申請された図書は、調査の後、審議会において専門的・学術的に審議されます。
教科書検定制度は、教科書の著作・編集を教科書会社などの民間に委ね、著作者の創意工夫に期待するとともに、
検定により内容の適切性を確保することを目的としています。
出典:文部科学省ホームページ (https://www.mext.go.jp/)
発行と供給
多くの検定教科書の中から、どの教科書を使って子供たちに教えるかを決めるのが「採択」です。
文部科学省は採択された必要となる採択された教科書の見込み数を集計し、発行者に教科書の発行部数を指示します。
発行者は教科書供給業者と連携して、学校の子どもたちへの教科書の確実な供給を実現しています。
また、学校で配られる教科書は無償で給与されていますね。
こちらは教育費の軽減するという効果も持ちますが、
なにより未来を担う子どもたちへの期待をこめて、日本国民全体の願いとともに無償給与が実現しています。
ぜひお使いの教科書を、大切に、役立ててください。
2024年は小学校教科書改訂年
教科書自体が改訂される
先ほど、基本的に教科書は4年のサイクルで使用されているというお話をしましたが、
2024年はまさに、その4年に一度の、実際に小学生のお子さまが学校でお使いの教科書が変わる年です!
教科書自体が、教育指針や学習内容の変化に対応するため改訂が行われています。
4月になれば、新しくなった教科書が学校で配られ、その新しい教科書で日々、勉強することになります。
教科書採択で使用する教科書の銘柄が変わることも
教科書が実際に子どもたちに配られる前に、どの教科書を使って学んでもらうかを、教育委員会や国立・私立学校の校長先生が採択しますが、
その教科書の採択自体も、この4年のサイクルで変更になることがあります。
そのため、昨年まで使っていた教科書の出版元とは違う出版元から発行された教科書をお子さまがお使いになる可能性がありますので、
昨年からの変更がある場合には注意が必要です。
お子さまが通う学校で使用する教科書を知るには?
それでは、どうすれば実際にお子さまが学校でお使いになる教科書を知ることができるでしょうか。
いまご覧いただいているサイト、「なるほど!BUNRI」のなかに、
採択教科書サーチというページがあるので、そちらからお調べいただくことができます!
【学年】【学校の種類】【都道府県】【地域・学校】などを選択すれば、簡単に、2024年度からどの教科書が使われるかがわかります!
▲こちらの画像からも採択教科書サーチにとぶことができますので、ぜひお使いください。▲
教科書改訂に合わせて、教科書準拠品も改訂
▶教科書準拠品 とは、本屋さんで売られている参考書や問題集のなかで、教科書の内容に沿って作られたもののことです。
上記でご説明したように、2024年度から小学校の教科書は新しくなります!
その改訂に合わせて、教科書準拠品も、新しい教科書にぴったり合ったものになるように、改訂しています!
※これらの教科書準拠品を購入される際は、表紙または背に表示されている教科書会社名・教科書名が、学校でお使い教科書と一致しているかどうかをお確かめの上、ご購入ください。
まとめ
いかがでしたか。
2024年度の小学教科書改訂に合わせて、小学校で使われる教科書について解説し、それに対応した文理の教科書準拠品についても紹介しました。
教科書は、未来を担う子どもたちのために、大切に作られています。
ぜひ、教科書を大いに活用し、学びに役立てましょう!