教科書ガイドを使ったおすすめ勉強法! 学年別の必要性や使用のメリット
「教科書ガイド」って何?
ここでは「教科書ガイド」とは何か、「教科書ガイド」を使った勉強法について紹介していきたいと思います。
また、「学年別」である必要性や、そのメリットについても解説していきます。
動画で大筋チェック!
もくじ
<POINT>
☆「教科書ガイド」とは、小学・中学・高校対応の「教科書準拠」参考書
☆「教科書ガイド」を使った勉強法を紹介
☆「教科書準拠」問題集の「教科書ワーク」にも着目!
「教科書ガイド」とは?特徴や選び方について
皆さん、「教科書ガイド」って知ってますか?
「教科書」の「ガイド」? 「ガイド」って?
なんかわかりそうでわからない感じですよね。
その「特徴」は何か、また「選び方」について解説していきます。
小・中・高の教科書を補足する参考書
「教科書ガイド」とは、使っている教科書に合わせて教科書の重要な用語やポイントをわかりやすく解説している参考書です。
教科書のいろいろな問いかけの答えや、その解き方が載っています。
問題についての、考え方やヒント、解答がついているので、教科書の内容がズバッとわかり、勉強が進みます。
よって、予習、復習など自学自習にとても向いています。
教科書ガイドの内容とは
英語
教科書本文の意味(日本語訳)を掲載。基本文を図解で説明。
東京書籍版では二次元コードで新出単語の音声が聞くことができます。
算数・数学
教科書のすべての問題を詳しく解説し、解き方から答えまでをまとめています。
国語
素材文を理解するために必要な表現や語句を取り上げ、解説しています。
古文では現代語訳なども掲載しています。
理科
教科書すべての問題について、解答と考え方を掲載。
重要語句を付属の赤シートで繰り返し確認できます。(大日本図書版)
社会
さまざまな問いかけの答えやその解き方を載せています。
重要語句やポイントを付属の赤シートで繰り返し確認できます。(東京書籍版と帝国書院版)
教科書ガイドの選び方
教科書は、各教科でそれぞれ、複数の出版社が発行しています。
そのため、教科書ガイドを選ぶ際は注意が必要です。
まず、ご自身が持っている教科書の出版社名を確認しましょう。
また、教科書は、通常4年毎に改訂され、内容の改訂が行われます。
そのため、ご自身が使っている教科書と同一の内容の教科書の「教科書ガイド」でないと、意味がありません。
購入の際は、「教科書ガイド」のに教科書の表紙の写真が載っていますので、ご自身の教科書と同じかどうか、確認してください。
教科書ガイドを使ったおすすめ勉強法
では、「教科書ガイド」を使って、どうやって勉強したらいいのでしょう。
教科書には設問がいっぱいありますよね。
たとえば、数学は、計算問題や文章題があったりします。
答えがわからないなあ、というときには「教科書ガイド」を見れば、確認できます。
また英語では、英文や英単語の日本語訳を「教科書ガイド」で確認できます。
予習をする場合
授業を受ける前に、家で教科書を一度、解いて答え合わせまでしていく。
そうすることで、授業を受ける際に学習内容が理解しやすくなります。
学校の授業では、友達の発言や、先生による補足知識など、
教科書には載っていない情報もたくさん出てきます。
「教科書ガイド」で、教科書に載っている事項は予習しておくことで、
「慌てて和訳を調べていて大事なことを聞き逃していた!」ということもなく、
落ち着いて、考えながらノートをとることができます。
復習をする場合
「先生の説明を聞き逃した」「黒板を写す前に消されてしまった」など、
授業が終わった後に答えや内容を知りたい時がありますよね。
そういうとき、「教科書ガイド」は便利です。
わかりやすい解説も載っているので、授業でわからなかったところを再確認できるというメリットもあります。
先生や友達に聞くのはハードルが高い……という場合にも、「教科書ガイド」で確認できるので、心配いりません。
教科書ガイドを使用するメリットと注意点
「教科書ガイド」を使って、学習するメリットがあることがわかってきました。
とはいえ、「教科書ガイド」を使って、メリットばかりなのでしょうか?
「教科書ガイド」を使って学習する注意点はあるのでしょうか?
考えてみます。
教科書ガイドのメリット
「教科書ガイド」のメリットをまとめると、以下のようになります。
・先取り学習を自分のペースで行うことができる
・教科書の問いの答えを自分で確認できる
・教科書のおさえるべきポイントを効率よく学べる
・教科書の内容をより深く理解できる
教科書ガイド使用時の注意点
一方で、「教科書ガイド」を使って勉強する際に注意すべき点もあります。
「教科書ガイド」には問題の答えや英文の日本語訳などが書かれていますが、
丸写しをすると実力がつきにくくなってしまいます。
また「教科書ガイド」に頼りすぎてしまうと、すぐ答えを見てしまう癖がつき、
自分で考えて答えを出す力が身につきにくくなるおそれがあります。
まずは自分で考えて、確認の意味でガイドを使用するなど、ルールを決めて使いましょう。
こんな人には教科書ガイドがおすすめ!
では、どんな人が「教科書ガイド」を使えばいいのでしょう。
ずばり! 基礎に自信がない人に向いています。
なぜなら「教科書ガイド」は教科書の説明や練習問題について、かなり丁寧に解説してくれているからです。
授業のスピードについていけなくても、「教科書ガイド」を見れば、
授業後自宅で、授業でやった問題はこうやって解くんだ、と確認できます。
また、何から勉強したらいいか分からないという人も、
まずは全ての基本となる「教科書」をおさえるという意味で、
「教科書ガイド」を持っておいて損はないはずです。
学年別 教科書ガイドの必要性
「教科書ガイド」は小学生のものから、中学生、高校生のものと幅広くラインナップされています。
小学生では、国語、算数、英語。
中学生では、国語、社会、数学、理科、英語。
高校生では、古文、漢文、数学、化学、生物、英語・・・。
それぞれの学年で、使い方の特徴のようなものはあるのでしょうか。
小学生は「予習用教材として優秀」
小学生の場合、しっかりとした解説が必要な問題は少ない傾向があるため、
主に予習用教材として「教科書ガイド」は優秀といえます。
教科書には問題と解き方の説明が載っています。
そこまで事前に勉強しておくだけでも効果がありますが、
練習問題までやっておきたいという場合は、
答えも解説してありますのでより完璧な予習ができます。
中学生は「教科を絞って活用したい」
中学では、国語、社会、数学、理科、英語の「教科書ガイド」が出ていますが、
おすすめは、まずは英語です。
英語の「教科書ガイド」には、英文の日本語訳と読み方が載っているので、「教科書ガイド」を使って一通りの学習をすることで、
点数のアップの近道となります。
また、国語もおすすめです。
授業でメモを取りきれてなかったり、先生の説明がわからなかったときなど、
「教科書ガイド」に載っている丁寧な説明を読めば、効率的に理解できます。
そして、あとは数学が苦手なら数学を、といったように苦手な教科の「教科書ガイド」を揃えればいいでしょう。
高校生は「教科書を完全に理解するなら必要」
高校生の場合、大学入試対策として教科書の内容を理解しているということは重要であるため、
受験を考えているならぜひ持っておきたいところです。
高校の勉強は教科書を完璧にすることが最優先ともいえます。
例えば、大学入試共通テストレベルであれば、教科書を完璧にマスターをすれば、かなりの高得点が狙えます。
参考書も問題集も「教科書準拠であるか」が重要
「教科書ガイド」はいわゆる参考書的要素が強いため、問題集を別に活用するのがおすすめです。
その問題集ですが、たくさんある中で何を選べばいいか、迷うことも多いと思います。
その際は「教科書準拠品かどうか」に着目してみてください。
「教科書準拠」とは、教科書の内容に合わせて作られている、ということです。
教科書の単元の並びや使われている図や写真などに対応して作られており、解き方も考え方も教科書と同じです。
大きな特徴の一つとして、対応する教科書ページが明記されています!
よって、教科書に沿って出題されることの多い定期テスト対策にはとても役に立ち、無理なく高得点が狙えます。
教科書ガイドと併用するときにも便利です。
私立など難関校に対応できる学力をつけたいという人も、
「教科書準拠」でまず教科書で扱う基礎的な内容をしっかりおさえておくことが重要といえます。
「教科書ワーク」は小・中学生にはおすすめの問題集
「教科書準拠」の問題集をつかったほうが、効率的に基礎を身につけやすいのはわかりましたが、
小・中学生にはどんな「教科書準拠」問題集がおすすめなのでしょうか。
「教科書ワーク」と「教科書ガイド」の違い
「教科書ガイド」は「参考書」、「教科書ワーク」は「問題集」です。
教科書の内容を読んで理解するのがメインであれば「教科書ガイド」
問題演習をメインにしたいのであれば「教科書ワーク」を使用するのがおすすめです。
付録や値段の違いなどを表にまとめてみました。
▼小学生向け
小学教科書ワーク | 書名 | 小学教科書ガイド |
表紙 | ||
動画、CBT、ポスター、 |
付録 |
なし |
1,518円 |
定価 (税込) |
2,750円~2,860円 |
A4判 |
サイズ |
B5判 |
特設 サイト |
▼中学生向け
中学教科書ワーク | 名前 | 中学教科書ガイド |
表紙 | ||
カード、要点シート ミニブック、赤シートなど |
付録 |
赤シート (社会と理科の一部銘柄) |
1,386円 |
定価 (税込) |
1,210円~2,750円 |
B5判 | サイズ | B5判 |
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特設 サイト |
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教科書ワークの特徴や活用方法
教科書ワークの特徴は以下の通りです。
〇教科書別に作られており、授業の進度に合わせて使えます。
〇オールカラーでわかりやすく、お子様のやる気を引き出します。
〇3ステップで基礎から確実にレベルアップ! テスト対策にも最適です。
〇役立つふろく満載で、お手頃価格!
このような特徴を持ってますから、「予習」するのにも「復習」するのにも適しています。
また、教科書ページで範囲指定をされることの多い定期テスト対策にも断然おすすめです。
問題集の中にも、予想問題などの定期テスト対策用のページが付いていますし、
カードやミニブックなど、定期テスト対策に役立つふろくも満載です。
まとめ
「教科書ガイド」とは、小学・中学・高校対応の「教科書準拠」参考書です。
ここまで「教科書ガイド」を使った勉強法も紹介してきました。
何からどう勉強したらいいのか、わからない。
そんなときも、基本の「教科書」に立ちかえり、
参考書として「教科書ガイド」を持って、
問題集の「教科書ワーク」で演習をして、
しっかりと教科書の理解を深めていくこと、それが大切なのかもしれません。
小学教科書ガイド
中学教科書ガイド
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