中学生の学習時間はどのくらい?学習時間を確保するコツとは
1.中学生の勉強の平均時間とは?
中学生の平均的な1日のスケジュール
中学生の平均勉強時間
文部科学省を主体として国立教育政策研究所が全国の中学生およそ93万人を対象に調査した「令和5年度全国学力・学習状況調査」によると、
中学生の平均勉強時間は1時間~2時間です。
【平日】
【土日】
土日は平均勉強時間が少し長い傾向にありますね。
2.中学生の理想的な学習時間
それでは、中学生の理想的な学習時間はどのくらいでしょうか。
普段の学習時間とテスト前の学習時間、また受験生でも分けてご紹介します。
普段の学習時間
中学1・2年生の普段の学習時間は、学習習慣をつけるためにとても大切です。
学校の先生から「平日は【学年+1時間】勉強しましょう」と言われたことがあるかもしれません。
【学年+1時間】というと、1年生なら2時間、2年生なら3時間ということになります。
ただ、部活動や習い事もあるなかで中学生が毎日2時間、3時間勉強するのはなかなかハードルも高く、
意気込みすぎてしまうと長続きしないということも考えられます。
中学1・2年生のみなさんは、何よりも学習習慣をつけることが大切ですので、学習時間よりも、学習の効率を高めることを意識しましょう。
● 平日は最低【1時間】 は机に向かって学習時間を確保する
● 土日は【3時間程度】 学習時間を確保して、その週の復習や平日の学習時間でできなかったことまで学習するようにしましょう。
テスト前の学習時間
定期テスト前は、部活動休止期間もあり、学習時間を確保しやすくなります。
もちろん普段の学習と同様に学習の効率を高めることも大切ですが、学習の量と質どちらもテスト結果につながります。
定期テスト前2週間前くらいから、
● 平日:3時間程度
● 土日:5時間~
の学習時間が理想的です。成績上位の生徒ほど、土日の学習時間は増加する傾向にあります。
受験生の学習時間
高校入試を控える受験生は、毎日の学習時間を確保することがとても大切です。
とくに部活動を引退した夏以降は、1・2年生の時よりも学習時間が確保しやすくなります。
● 平日は3~5時間
● 土日は6時間~
の学習時間を確保するようにしましょう。
もちろん受験生といっても息抜きはとても大切です。
毎日絶対この時間学習する!というのもいいですが、週の合計学習時間や、学習の進捗状況、自分の体調とも相談して
自分に合った学習スタイルで勉強を進めていくことも大切です。
3.学習時間を確保するコツ
さて、中学生の理想的な学習時間をみていましたが、肝心なのは学習時間の確保。
平日も休日も、勉強しようと思っていたのに気づいたら夜になっていた!なんて経験はないでしょうか。
こちらでは、日々の学習時間を確保するコツをお伝えします。
スケジュールを立てる
日々の学習でもテスト前の学習でも、スケジュールを立てずに進めることはおすすめできません。
スケジュールを立てずに進めてしまうと、
グダグダと進めてしまってやるべきところまで終わらなかったり、優先順位がしっかりつけれらず非効率な学習時間になってしまったりします。
学習を始める前にしっかりとスケジュールを立てることで、
短い時間でも効率よく学習 することができますし、 自分が1日どのくらいの時間を勉強に充てられるのか が一目でわかるようになります。
勉強スケジュールの立て方については下記のページで詳しくご説明しているので、こちらも参考にしてみてください!
習慣にする
学習は習慣づけることがとても大切です。
毎日コツコツと学習したという自信は何物にも代えがたいもの。
例えば、好きなYouTube動画が21時に配信されるから、夕飯を食べ終わった20時から21時までは机に向かう
など、 自分のスタイルに合った学習習慣 を確立しましょう。
勉強の記録をして、毎日どれだけ勉強したかを分かるようにすることも、学習の習慣化においてとてもおすすめです。
時間を管理する
スケジュールを立てること、習慣にすることと共通しますが、 日々の学習の時間を管理する ことが学習時間の確保のためにとても大切です。
自分が1週間のどのくらいの時間を学習時間として確保できたのかということもわかりますし、
自分はこのくらいの時間でこのくらいの学習ができる、ということを知ることもできます。
時間を管理することで、学習時間を上手に確保し、自分に合った勉強スタイルを確立しましょう。
4.学習時間を有効活用するコツ
理想的な学習時間と、その学習時間を確保するためのコツをお伝えしましたが、
そうはいっても部活動に習い事と、忙しい毎日を送っている中学生。何とか確保した学習時間を無駄にしたくないですよね。
こちらでは、学習時間を有効的に活用するためのコツをお伝えします。
集中できる時間帯にする
勉強する時間帯は集中力に大きく関わります。
朝学校に行く前に勉強するのが集中できるという人もいれば、帰宅直後、寝る直前など、集中できる時間帯は人それぞれ。
自分にとってもっとも集中できる時間帯をみつけて、学習時間を有効活用しましょう。
スマホやゲームを遠ざける
学習の時間帯も大切ですが、学習環境も学習時間を有効活用するために大切です。
勉強しているときに、スマホの通知で気が散ってしまったり、ゲームをやりたくなってしまったりすると集中力が低下してしまいます。
集中して勉強に臨むために、学習している机からスマホやゲームを遠ざけて、集中できる環境にしてみましょう。
適度に休憩をとる
たくさん学習時間をとるためにぶっ続けでやる、というのはおすすめできません。
人には集中し続けられる時間に限りがあり、適度に休憩をとることで集中力を保ったまま学習を進めることができます。
人によっても、その日の気分によっても、集中できる時間と必要な休憩時間は変わりますので、
自分に合ったスタイルで適度に休憩をとり、せっかくの学習時間を有効活用できるようにしましょう。
おすすめは、学校の授業と休憩時間のサイクルをそのまま使用してみる
25分勉強、5分勉強の短いサイクルで学習サイクルを回してみる、などです。
受験直前だと、志望校の試験時間に合わせて学習時間と休憩時間を決めるというのもおすすめです。
睡眠時間を削らない
睡眠時間を削って学習時間を確保するというのはもってのほかです。
適切な睡眠時間をとることで、日中の集中力は大幅にアップします。
適切な睡眠時間は人によって違いますが、厚生労働省によると快適な睡眠を確保するために必要な時間は10代だと8~10時間。
受験前は特に、体調管理も勉強のうちだといえます。適切な睡眠をとって、集中して学習に臨みましょう!
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/index.html)
こちらの記事もチェック!
休日と平日でメリハリをつける
休日と平日で学習のメリハリをつけてみましょう。
平日はどうしても、日々の疲れで学習が思うように進まないこともありますが、そういった時には切り替えて、休日で取り返せばよいのです。
また、学習内容でもメリハリをつけましょう。
おすすめは、平日は学校の宿題や授業中につまづいたところの解消に時間にあてる、休日は全体的に復習したり得意教科を伸ばしたりする勉強法です。
休日と平日でメリハリをつけることで、限られた学習時間を有効活用し、効率が良く質の高い学習にすることができます。
5.学習記録アプリ「まなサポ」
学習時間を確保するコツ、確保した学習時間を有効活用するコツをそれぞれ解説しましたが、
自分がどれだけ学習したかを記録し、次の学習計画に活かすことが大切です。
こちらでは、文理の学習記録アプリ「まなサポ」をご紹介します!
学習時間を記録&グラフ化
「まなサポ」では、日々の学習時間を記録し、グラフ化することができます。
いつ、何を、どれくらい勉強したのか一目でわかります!
学習目標とごほうびを設定
「まなサポ」では、学習時間の記録だけでなく、学習の目標と目標を達成した際のごほうびを設定することができます。
ごほうびをあらかじめ設定しておくことで、モチベーション高く学習に取り組むことができます。
また、達成までに期日のカウントダウンがされるので、日々緊張感を持って取り組むことが可能です。
家族との学習記録の共有
さいごに、「まなサポ」では、1つのIDで最大5人分の本だなをつくることができ、家族と学習記録を共有することができます。
自身の端末がなくても、保護者の方の端末1つで家族の記録をつけることができます。
保護者の方はお子様の学習の頑張りを視覚的にグラフで確認することができます。
まなサポについて、
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まとめ