2023/11/10

中学生の学習時間はどのくらい?学習時間を確保するコツとは

 
 
中学生の学習時間はどのくらい?
 
 
 
中学生は毎日どのくらい勉強するとよいのでしょうか?
 
 
中学生の平均勉強時間と理想的な勉強時間をご紹介します!
 
 
定期テストでも高校入試でも勉強時間の確保は必須。忙しい中で学習時間を確保し、有効に活用するためのコツも、あわせてお伝えします。
 

 

1.中学生の勉強の平均時間とは?

 

中学生の平均的な1日のスケジュール

中学生の平日の平均的な1日のスケジュール

中学生の休日の平均的なスケジュール

 

中学生の平均勉強時間

 

文部科学省を主体として国立教育政策研究所が全国の中学生およそ93万人を対象に調査した「令和5年度全国学力・学習状況調査」によると、

 

中学生の平均勉強時間は1時間~2時間です。

【平日】

中学生の平日の平均勉強時間

 

【土日】

中学生の土日の平均勉強時間

 

土日は平均勉強時間が少し長い傾向にありますね。

 

 

出典:「令和5年度全国学力・学習状況調査」(国立教育政策研究所)(https://www.nier.go.jp/23chousakekkahoukoku/factsheet/middle.html)をもとに加工して作成
 
 

2.中学生の理想的な学習時間

 

それでは、中学生の理想的な学習時間はどのくらいでしょうか。

 

普段の学習時間とテスト前の学習時間、また受験生でも分けてご紹介します。

 

 

普段の学習時間

 

中学1・2年生の普段の学習時間は、学習習慣をつけるためにとても大切です。

 

学校の先生から「平日は【学年+1時間】勉強しましょう」と言われたことがあるかもしれません。

 

【学年+1時間】というと、1年生なら2時間、2年生なら3時間ということになります。

 

ただ、部活動や習い事もあるなかで中学生が毎日2時間、3時間勉強するのはなかなかハードルも高く、

 

意気込みすぎてしまうと長続きしないということも考えられます。

 

中学1・2年生のみなさんは、何よりも学習習慣をつけることが大切ですので、学習時間よりも、学習の効率を高めることを意識しましょう。

 

 平日は最低【1時間】 は机に向かって学習時間を確保する

 

土日は【3時間程度】 学習時間を確保して、その週の復習や平日の学習時間でできなかったことまで学習するようにしましょう。

 

 

テスト前の学習時間

 

定期テスト前は、部活動休止期間もあり、学習時間を確保しやすくなります。

 

もちろん普段の学習と同様に学習の効率を高めることも大切ですが、学習の量と質どちらもテスト結果につながります。

 

定期テスト前2週間前くらいから、

 

平日:3時間程度 

 

土日:5時間~ 

 

の学習時間が理想的です。成績上位の生徒ほど、土日の学習時間は増加する傾向にあります。

 

 

受験生の学習時間

 

高校入試を控える受験生は、毎日の学習時間を確保することがとても大切です。

 

とくに部活動を引退した夏以降は、1・2年生の時よりも学習時間が確保しやすくなります。

 

平日は3~5時間 

 

土日は6時間~ 

 

の学習時間を確保するようにしましょう。

 

もちろん受験生といっても息抜きはとても大切です。

 

毎日絶対この時間学習する!というのもいいですが、週の合計学習時間や、学習の進捗状況、自分の体調とも相談して

 

自分に合った学習スタイルで勉強を進めていくことも大切です。

 

 

3.学習時間を確保するコツ

 

さて、中学生の理想的な学習時間をみていましたが、肝心なのは学習時間の確保。

 

平日も休日も、勉強しようと思っていたのに気づいたら夜になっていた!なんて経験はないでしょうか。

 

こちらでは、日々の学習時間を確保するコツをお伝えします。

 

スケジュールを立てる

 

日々の学習でもテスト前の学習でも、スケジュールを立てずに進めることはおすすめできません。

 

スケジュールを立てずに進めてしまうと、

 

グダグダと進めてしまってやるべきところまで終わらなかったり、優先順位がしっかりつけれらず非効率な学習時間になってしまったりします。

 

学習を始める前にしっかりとスケジュールを立てることで、

 

 短い時間でも効率よく学習 することができますし、 自分が1日どのくらいの時間を勉強に充てられるのか が一目でわかるようになります。

 

勉強スケジュールの立て方については下記のページで詳しくご説明しているので、こちらも参考にしてみてください!

 

 

 

習慣にする

 

学習は習慣づけることがとても大切です。

 

毎日コツコツと学習したという自信は何物にも代えがたいもの。

 

例えば、好きなYouTube動画が21時に配信されるから、夕飯を食べ終わった20時から21時までは机に向かう

 

など、 自分のスタイルに合った学習習慣 を確立しましょう。

 

勉強の記録をして、毎日どれだけ勉強したかを分かるようにすることも、学習の習慣化においてとてもおすすめです。

 

 

時間を管理する

 

スケジュールを立てること、習慣にすることと共通しますが、 日々の学習の時間を管理する ことが学習時間の確保のためにとても大切です。

 

自分が1週間のどのくらいの時間を学習時間として確保できたのかということもわかりますし、

 

自分はこのくらいの時間でこのくらいの学習ができる、ということを知ることもできます。

 

時間を管理することで、学習時間を上手に確保し、自分に合った勉強スタイルを確立しましょう。

 

 

4.学習時間を有効活用するコツ

 

理想的な学習時間と、その学習時間を確保するためのコツをお伝えしましたが、

 

そうはいっても部活動に習い事と、忙しい毎日を送っている中学生。何とか確保した学習時間を無駄にしたくないですよね。

 

こちらでは、学習時間を有効的に活用するためのコツをお伝えします。

 

 

集中できる時間帯にする

勉強する時間帯は集中力に大きく関わります。

 

朝学校に行く前に勉強するのが集中できるという人もいれば、帰宅直後、寝る直前など、集中できる時間帯は人それぞれ。

 

自分にとってもっとも集中できる時間帯をみつけて、学習時間を有効活用しましょう。

 

スマホやゲームを遠ざける

学習の時間帯も大切ですが、学習環境も学習時間を有効活用するために大切です。

 

勉強しているときに、スマホの通知で気が散ってしまったり、ゲームをやりたくなってしまったりすると集中力が低下してしまいます。

 

集中して勉強に臨むために、学習している机からスマホやゲームを遠ざけて、集中できる環境にしてみましょう。

 

適度に休憩をとる

たくさん学習時間をとるためにぶっ続けでやる、というのはおすすめできません。

 

人には集中し続けられる時間に限りがあり、適度に休憩をとることで集中力を保ったまま学習を進めることができます。

 

人によっても、その日の気分によっても、集中できる時間と必要な休憩時間は変わりますので、

 

自分に合ったスタイルで適度に休憩をとり、せっかくの学習時間を有効活用できるようにしましょう。

 

おすすめは、学校の授業と休憩時間のサイクルをそのまま使用してみる

 

25分勉強、5分勉強の短いサイクルで学習サイクルを回してみる、などです。

 

受験直前だと、志望校の試験時間に合わせて学習時間と休憩時間を決めるというのもおすすめです。

 

睡眠時間を削らない

睡眠時間を削って学習時間を確保するというのはもってのほかです。

 

適切な睡眠時間をとることで、日中の集中力は大幅にアップします。

 

適切な睡眠時間は人によって違いますが、厚生労働省によると快適な睡眠を確保するために必要な時間は10代だと8~10時間。

 

受験前は特に、体調管理も勉強のうちだといえます。適切な睡眠をとって、集中して学習に臨みましょう!

 

出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/index.html)

 

こちらの記事もチェック!

 

休日と平日でメリハリをつける

休日と平日で学習のメリハリをつけてみましょう。

 

平日はどうしても、日々の疲れで学習が思うように進まないこともありますが、そういった時には切り替えて、休日で取り返せばよいのです。

 

また、学習内容でもメリハリをつけましょう。

 

おすすめは、平日は学校の宿題や授業中につまづいたところの解消に時間にあてる、休日は全体的に復習したり得意教科を伸ばしたりする勉強法です。

 

休日と平日でメリハリをつけることで、限られた学習時間を有効活用し、効率が良く質の高い学習にすることができます。

 

 

5.学習記録アプリ「まなサポ」

 

学習時間を確保するコツ、確保した学習時間を有効活用するコツをそれぞれ解説しましたが、

 

自分がどれだけ学習したかを記録し、次の学習計画に活かすことが大切です。

 

こちらでは、文理の学習記録アプリ「まなサポ」をご紹介します!

 

スマートホン向け学習記録アプリ「学びサポート」

 

学習時間を記録&グラフ化

まなサポ 学習時間を記録&グラフ化

 

「まなサポ」では、日々の学習時間を記録し、グラフ化することができます。

 

いつ、何を、どれくらい勉強したのか一目でわかります!

 

 

学習目標とごほうびを設定

まなサポ 学習目標とごほうびを設定

 

「まなサポ」では、学習時間の記録だけでなく、学習の目標と目標を達成した際のごほうびを設定することができます。

 

ごほうびをあらかじめ設定しておくことで、モチベーション高く学習に取り組むことができます。

 

また、達成までに期日のカウントダウンがされるので、日々緊張感を持って取り組むことが可能です。

 

 

家族との学習記録の共有

まなサポ 家族との学習記録の共有

 

さいごに、「まなサポ」では、1つのIDで最大5人分の本だなをつくることができ、家族と学習記録を共有することができます。

 

自身の端末がなくても、保護者の方の端末1つで家族の記録をつけることができます。

 

保護者の方はお子様の学習の頑張りを視覚的にグラフで確認することができます。

 

 

まなサポについて、

▶くわしくはこちら

 

 

まとめ

 

中学生の平均的な勉強時間は1時間から2時間!
 
 
理想的な勉強時間は
 
【中学1・2年生】
平日:最低1時間
土日:3時間程度
 
【受験生】
平日:3~5時間
土日:6時間~
 
です!
 
 
部活動や習い事など、日々忙しい中で学習時間を確保し有効に活用するためには、自分の学習の頑張りを記録し、次につなげることが大切!
 
今回ご紹介した内容をぜひ参考にして、日々の学習をコツコツ続けていきましょう!
 
 
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  中学生向けの問題集は、種類がたくさんあり、いざ本屋さんに行って問題集を買おうと思っても、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。   問題集を買ったけど、 「結局合わずに長く使い続けられなかった」「思うように成績が伸びなかった」 そんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。   それでは、どのように問題集を選べば良いのでしょうか。 ここでは、問題集の選び方のポイントを3つ紹介します。     教科書に沿った問題集がおすすめ 市販されている問題集には「教科書準拠版」と、そうでないものがあります。 教科書準拠版とは、それぞれの教科書の内容に沿った問題集です。     実は、お使いの教科書は出版社によって、それぞれ内容が異なっています。   学校の授業は教科書に沿って行われるため、家庭での予習・復習には教科書の内容に沿った「教科書準拠版」の問題集がおすすめです。 また、定期テストの問題は教科書の範囲から出題さるため、教科書準拠版で学習すれば成績アップが見込めます。   授業の予習・復習、定期テスト対策は、まずは教科書準拠の問題集で学習を始めるのがよいでしょう。     科目ごとに自分のレベル・目的に適したものを選ぶ 得意な科目はハイレベルなものを、苦手な科目は基礎を学べるものを、といった風に科目ごとに自分のレベルにあった問題集を探しましょう。 事前に自分のレベルを把握することと、問題集の難易度をチェックすることが大切です。   また、学習目的によっても適した問題集は異なります。学生向けの問題集には 「日常学習用」、「定期テスト対策用」、「入試対策用」などがあり、それぞれの問題集は、学習者の目的を効率よく達成できるようにつくられています。   そのため、自分の学習目的に適した問題集を選ぶことが、効率的・効果的に学力を伸ばす近道になるのです。     解説の量やレイアウトもチェックする 問題集は内容を理解し、続けられるものを選ぶことが重要です。 解説が充実している問題集は、内容を理解しやすいです。 せっかく問題集を頑張っていても、わからない部分の解説がないと困りますよね。 そのため、苦手な科目ほど、解説が充実したものを選びましょう。   また、中身のデザインやレイアウトが自分の好みに合っているかも大切です。 カラフルな紙面がよいのか、1色、2色刷のシンプルなデザインがよいのかは好みによります。 市販の問題集は、図やイラストを用いて視覚的にも頭に入りやすくしていたり、 ぱっと見てわかりやすいレイアウトであったりと、さまざまな工夫がされています。   実際に問題集の中身を見てみて、「見やすい・使いやすい」と感じるものを選びましょう。 4.学校の予習・復習、定期テスト対策におすすめの問題集3選   こちらでは、学校の予習・復習、定期テスト対策にぴったりの教科書準拠問題集を紹介します。 学校で習った内容を自分のものにするには自宅での学習は欠かせません。 教科書準拠の問題集ならば学校の授業と教科書の内容に沿って予習・復習ができ、テスト対策にもとても効果的です。     中学教科書ワーク   教科書ワークはオールカラーの整然とした見やすく親しみやすい紙面が特徴の問題集です。 わかりやすいイラストと図や鮮やかな写真で内容の理解を深めます。 ステージ1→ステージ2→ステージ3の3段階構成(主要5教科)。 基礎から応用へ段階をおって勉強でき、教科書の内容理解が深まります。 そのため勉強がしやすく、毎日の予習・復習からテスト対策まで、学校の授業に合わせて、家庭学習で確かな学力をつけることができます。 テストの出題頻度が高い問題が収録されていて、テスト対策も万全です。 また、たくさんの特別付録で学習を楽しくサポートしてくれます。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   中学教科書ガイド   中学教科書ガイドは、教科書の内容を、もれなく・くわしく・わかりやすく解説してあるので、教科書の予習・復習に最適です。 教科書の問題について、考え方やヒント・解答が詳しくつけてあるので、教科書の内容がズバリわかり、勉強が進みます。 教科書の重要事項や定期テストに出題されやすい事項がひと目でわかるようまとめてあるので、定期テストの準備もこれで万全です。 中学教科書ガイドが1冊あれば、1年間の教科書レベルの内容が習得できるつくりになっているのも特徴です。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   中間・期末の攻略本   中間・期末の攻略本は、定期テスト対策にぴったりの問題集です。 教科書に合わせて、テスト範囲を集中学習することができます。 特に大切な要点を押さえた解説と、テスト対策に絞った問題がそろっています。 重要なポイントを赤シートで隠しながら、効率的に学習できます。 毎日の学習に「教科書ガイド」や「教科書ワーク」を利用しながら、定期テスト前にはこちらの問題集で集中学習、といった使い方が効果的です。 本番を想定した「予想問題」や、テスト直前まで使える「5分間攻略ブック」の付録など、定期テストに向けて必要なサポートが充実しています。 学校の定期テストを攻略したいという方には、この一冊がおすすめです。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   5.実力アップ&得点アップにおすすめの問題集3選   こちらでは、学力のレベルごと、目指したい得点ごとにおすすめの問題集を紹介します。 簡単すぎて手応えのないものはもちろん、難しすぎる教材も身につかないため、 自分の学力レベルに合った問題集を選ぶことで実力アップ&得点アップにつながります。   わからないをわかるにかえる【学年別・領域別】   わからないをわかるにかえるシリーズは、基礎の基礎から勉強したい人におすすめの問題集です。 やさしくわかりやすい説明、豊富なイラスト、オールカラーが特徴の一冊で、基本からつみあげることを追求しています。 基本→練習→まとめの3ステップ。 各単元で要点を確認し、練習問題で反復したら、単元のまとまりごとにテスト形式で定着度を確認します。 1回分は見開き2ページになっていて、無理なく学習を進められるようになっています。 覚えておきたい知識をチェックできる「ミニブック」や重要知識の暗記に使える「暗記カード」など、教科ごとに学習に役立つ付録が充実しています。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   完全攻略【学年別・領域別】   完全攻略シリーズは、教科書の内容はある程度理解できていて、さらに一歩進みたいという人におすすめです。 基本問題、標準問題、実戦問題と段階的にステップアップできます。 教科書とはちがう題材で豊富に演習するため、定期テスト対策から高校入試の基礎固めまでの確かな実力を身につけることができます。   国語・社会は「耳ヨリ音声解説」、英語(英文法を除く)は発音上達アプリ「おん達」など、教科別のWEB付録が充実していることも特徴です。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   ハイクラス徹底問題集   ハイクラス徹底問題集は、最高峰の問題演習で、定期テスト・実力テスト対策から、入試対策まで、あらゆる試験に強い実力をつける問題集です。 過去の入試で出題されたレベルの問題に触れられます。 定期テストによく出題される標準的なレベルの「徹底理解」から、 公立・国立・私立高校入試のやや高いレベルの「実力完成」、 主に国立・私立高校入試で出題された、かなり高いレベルの「難関攻略」と、 段階的に国立・私立難関校を目指せる高い学力を育成する構成になっています。   問題集の最後は総合実力テストになっていて、強くブレない実力をつけることができます。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   6.高校入試の合格力をつけるためのおすすめ問題集3選   高校入試は、中学3年間で学習した内容の理解が求められます。 高校入試の約7割が中学1 ~2年生で学ぶ範囲から出題されるため、早めの対策と学習の定着が合格のカギです。 高校入試対策ができる問題集を活用し、着実に高校入試の合格力をつけましょう。   わからないをわかるにかえる【高校入試】   わからないをわかるにかえる高校入試シリーズは、超基礎からやさしく学んで高校合格をめざす問題集です。 高校入試対策のはじめの1冊として、苦手な単元をしっかりやり直して高校入試の合格力をつける内容となっています。 「得点力UP! 入試特集」で実際の入試に近い総合問題にチャレンジできます。 入試直前まで使える赤シートつき「合格ミニブック」など便利な付録もついています。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   コーチと入試対策! 「8日間完成 中学1・2年の総まとめ」「10日間完成 中学3年間の総仕上げ」 コーチと入試対策は、8日間or10日間で仕上げる入試対策用の問題集です。 ウサギとヒツジのかわいいキャラクターがコーチとしてていねいに解説をしていて、受験対策が楽しくなるような紙面が特徴です。   「8日間完成中学1・2年の総まとめ」   入試までまだ時間的余裕はあるけれど、これまで勉強してきた単元に不安がある、短期間に復習をしたいという人に最適です。 8日間で中学1年、2年の復習と定着確認ができます。 使用時期は3年生に進級する直前の春休みや3年生の夏休み頃がおすすめです。   「10日間完成 中学3年間の総仕上げ」   こちらは3年間の総仕上げができる問題集です。 使用時期は3年生の夏休み∼冬休み頃がよいでしょう。 入試のリハーサルができる模擬テストの入試チャレンジテストつきです。     どちらも、机に飾って眺めるだけで勉強の役に立つ「応援日めくり」や 点数を記録して弱点を発見できる「ふりかえりシート」など、 楽しく前向きに学習できる付録が充実しています。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   完全攻略 【高校入試】 「中1・2の総復習」「3年間の総仕上げ」   完全攻略高校入試は、効率よく勉強をして、高校入試を攻略したい人にぴったりの問題集です。   「中1・2の総復習」   入試に向けての基礎力をつけるにはこちらがおすすめです。 入試出題範囲の約7割を占める、中1・2年の学習内容を効率よく復習でき、苦手な単元の克服にもぴったりです。   「3年間の総仕上げ」   入試に向けての実戦力をつけるにはこちらがおすすめです。 入試で出題頻度の高い問題を、出題形式別や模擬テスト形式など、さまざまな角度から演習ができます。     どちらも、要点とポイントが簡潔にまとめてあり、標準問題からステップバイステップで入試レベルまで力を伸ばせます。 「中1・2の総復習」は1カ月程度、「3年間の総仕上げ」は2カ月程度で取り組めます。ボリュームがあるため計画的に進めるのがよいでしょう。   単元内容をいつでもどこでも確認できる赤シートつきミニブックの「入試直前チェック」や、 いつ、何ページやるのか計画を立てやすい「学習計画表」など、 学習をサポートする付録が充実しています。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   7.まとめ   中学生の学力向上には問題集が効果的ですが、目的を決めてレベルに合ったものを選ぶ必要があります。 教科書準拠の教材を使えば、普段の予習・復習として基礎を固めることができますし、 入試対策の教材を使えば、効率的に目標とする高校の合格に近づけるでしょう。 本記事を参考に、自分に適した問題集を見つけてみてください。   そして、ぜひ文理が発行する問題集を学力アップにお役立てください。 問題集は各ネット書店でも購入できますので、ぜひご検討ください。    

中学生向け|期末テスト対策は問題集選びが重要!効果的な勉強法も紹介

中学生のみなさん、期末テスト対策に悩んでいませんか? 中学生になると定期的に行われる期末テスト。 日々の学習の集大成ということもあり、期末テストではこれまでの復習が欠かせません。 しかし中学生のみなさんは部活動もあり、テスト勉強との両立を不安に感じている方も多いのではないでしょうか。   期末テストで良い成績を取るためには、問題集選びと効果的な勉強が必要です! この記事では、期末テスト対策のための問題集の選び方と効果的な勉強法をご紹介していきます。     <目次>   1.中学生|期末テストの特徴と重要性   2.中学生の期末テストで成績アップを目指す際のポイント   3.期末テストに向けて勉強を始める時期は?   4.期末テストの勉強のポイントを教科別にチェック!   5.期末テストの勉強をする際の3つの注意点   6.期末テスト対策は問題集選びが重要!   7.期末テスト対策におすすめの問題集2選   8.まとめ     <POINT>  ●期末テストは苦手分野克服のチャンス!高校進学にも大きな影響  ●教科ごとのポイントを抑えて勉強をすることで、効果的に期末テスト対策ができる!  ●期末テスト対策は問題集選びが重要!自分に合った問題集で高得点を目指そう         1.中学生|期末テストの特徴と重要性   期末テストとは、中間テストと合わせて「定期テスト」と呼ばれるものです。 期末テストは中間テストにくらべて、テスト範囲が広くなる傾向があり、効率的な勉強が求められます。   また、期末テストは中間テストと異なり、英語・数学・国語・理科・社会の5教科に加えて、 音楽・美術・保健体育・技術・家庭科の副教科がテスト範囲に加わります。 教科が増えるぶん、早めに対策を始めることが必要です。   期末テストの重要性について、期末テスト対策をすることは、これまでの授業の苦手分野を克服する機会になります。 また、テスト結果は通知表の評価に直結します。この内申点は高校入試に大きく影響するため、期末テストはとても重要な意味を持っているのです。     2.中学生の期末テストで成績アップを目指す際のポイント   このように、期末テストがとても重要な意味を持っていることがわかりました。   しかし、期末テストで良い成績をとりたいと思っているものの、どのようにすれば成績アップにつながるのかわからないという人も多いのではないでしょうか。 実は、確実な成績アップをめざすために、押さえておくべきポイントがあるのです!   スケジュールを立てて計画的に進める   中間テストより範囲が広い期末テストの勉強は、計画を立てて進めることが重要です。   期末テストが行われる6月末、11月末は部活動も忙しい時期ですし、 塾や習い事などにより自分がしたい勉強をできる時間はその日によって違うでしょう。   計画を立てるために、まずは自分がどれだけの時間をテスト勉強に使えるのかを書き出してみましょう。 次に、「やるべきこと」を書き出します。具体的な「やるべきこと」については、下記で解説しています! 「やるべきこと」が書き出せたら、「いつ」「何を」「どのくらい」やるのかを具体的に決めて、スケジュールを作成します。 スケジュールを作成する際には、モチベーションを保ちながら、ステップアップしていくイメージをもつことが大切です。     それでは、具体的に「やるべきこと」をみていきましょう!   中間テストの復習をする 中間テストの内容が期末テストに出ることは多くあります。そのため、中間テストの復習が重要です。 中間テストをもう一度解きなおし、正しい解答が導きだせるようにしましょう。   このように、できなかった問題を「できる・わかる」状態になるまでやりきることはとても効果的ですが、 さらに「なぜ中間テストで点数が取れなかったのか」という方法面の分析をすることも、とても効果的でおすすめです。   例えば「勉強時間・勉強量が足りなかった」と分析できたら、中間テストの時よりも1週間早めにテスト勉強を開始する、 「似たような問題で間違えが多かった」と分析できたら、中間テストで間違えた理由を自分なりに考え、 次に間違えないためにどうするかを考える、などです。   中間テストでの自分の課題や点数が上がらない原因を把握して、 具体的な勉強法を実践することでとても効果的に期末テストの準備をすることができるのです!     弱点の克服が点数アップのカギ 期末テストの2~3週間前には、テスト範囲が発表されることと思います。   範囲がしっかりと決められていることから、この決められた範囲内で、得意な問題を解いていくことよりも、 どれだけ苦手分野で解けない問題を無くしていくかが重要です。 この分野の問題は苦手だな、解けないな、というのをテストまでに無くしてから期末テストに臨みましょう!   また、期末テストの勉強で弱点である苦手分野を克服することは、のちの高校入試を大きく有利にすることにつながりますので、 各学年での期末テストのうちに苦手を克服することは、その意味でも大切です。     副教科の勉強も忘れずに 期末テストは中間テストと異なり、5教科に加えて副教科(音楽・美術・保健体育・技術・家庭)がテスト範囲に加わります。 「5教科の勉強で手いっぱいで、副教科の勉強ができない」という人も多いのではないでしょうか。   地域によっては副教科の定期テストが学期に1度しかないため、そこで成績が決まってしまうということもありますし、 期末テスト全体の成績アップのためには副教科の勉強は不可欠です。     下記で教科別の学習のポイント・副教科を効果的に学習するコツを解説しているので、そちらも合わせて確認し、副教科の勉強も忘れずに行いましょう!   3.期末テストに向けて勉強を始める時期は?   期末テストに向けて勉強を始めるのは、テストの2~3週間前を目安とするのがよいのでしょう。   もちろん、それ以上前から勉強をするのもよいのですが、なによりテストまでの期間に中だるみしないようにすることが重要となります。 また、範囲の広い期末テストでは、部活動停止になる1週間前からの勉強では不十分です。   テスト2~3週間前には、英・数・国の範囲をひと通り復習しましょう。このタイミングで、苦手分野を見つけておくことが重要になります。   テスト1週間前には、暗記項目が多い理・社の対策と、並行して英・数・国の苦手対策を行いましょう。   テスト前日にかけては、翌日のテスト科目の最終チェックに取り組みましょう。副教科の見直しも忘れずに行ってください。   テスト前日や当日に一夜漬けで勉強することは、テスト当日のパフォーマンスを下げるだけでなく、 学力を根本から伸ばすことにはつながりませんので、避けましょう。     4.期末テストの勉強のポイントを教科別にチェック!   英語 英単語や文法は暗記が基本になります。テスト範囲のものはすべて覚えましょう。 実際に声に出して発音したり、ノートに書いて正しいスペルを覚えたりするのも有効です。 単語と文法は英文読解の基本になるので、単語と文法の学習をすることで読解問題を解く力をつけることができます。 数学 数学のテストでは暗記よりも理解して解く必要のある問題の割合が多いです。 覚えることが少ない代わりに、覚えたことを使いこなして問題を解く練習をしなくてはなりません。演習の量を確保するようにしましょう。 問題集やプリントなどを使って繰り返し問題を解く学習方法は、1問あたりどれくらいの時間をかけて良いかを知るためにも有効です。 国語 国語の期末テストは、読解問題のほかに漢字や文法など暗記の部分も多く出題されます。 漢字は短時間でも毎日繰り返し書いて暗記して、確実に点数を取りましょう。また、教科書の文章問題は確実に点数を取っておきたいところです。 教科書のテスト範囲である文章を読み込み、背景や使われている言葉の意味や意図まで確認しておきましょう。 理科 理科のテストは、重要事項の暗記が必要で、それを応用して解く問題が多いです。 原理や公式などの暗記は、短期間で集中的に学習することも可能ですが、短時間で詰め込むよりも、長期間かけて長期記憶として定着させるのがおすすめです。 暗記できたら、暗記した原理や公式を使って問題が解けるようにすることが必要です。ある程度の問題演習量を確保しましょう。 社会 社会のテストは、ただ暗記事項を覚えるだけでなく、時代背景や資料の読み取り方など、内容の理解が必要です。 ただ言葉だけを覚えるのではなく、その言葉の背景や言葉同士のつながり、場所や年代なども理解するようにしましょう。 とはいえ、暗記が必須でそこから応用して解く問題も多いので、重要事項は赤シートなどの暗記グッズを活用し、記憶に定着させましょう。 副教科(音楽・美術・保健体育・技術・家庭) 副教科は暗記問題が多いため、授業中に配布されたプリントの暗記を中心とした勉強になります。 プリントが配布されてない場合は、授業中に先生が詳しく説明をした部分がそのまま出題されるケースが多いので、 普段から授業内容を聞き逃さないようにし、復習をするのが大切です。 5教科のテスト対策に加えて副教科の対策もしっかりして、良い内申点につなげましょう。     5.期末テストの勉強をする際の3つの注意点   ここまで、期末テストの勉強のポイントを教科別にチェックしてきましたが、 実際に勉強をする際に気をつけたいポイントがあります!   これから紹介する3つの注意点を抑えて勉強してみてください。   出題範囲はしっかりと把握しよう 中間テストと比較して出題範囲も教科も多いため、出題範囲を正しく把握して該当する内容を理解することが重要です。   期末テストの範囲については、その学期で学んだ内容すべてが出題範囲のこともあれば、中間テストで出題された範囲は除外するということもあります。   担当されている先生によって出題範囲は変わってきますが、その学期で学んだ内容すべてが出題範囲になるとかなりの量になります。 期末テストの勉強を始める前にはかならず、教科ごとに出題範囲を確認しておきましょう。   日々の積み重ねが点数に反映される 期末テストはその学期で学んできた単元が、どこまで定着しているかを確かめる重要なものです。 そのため一夜漬けや無理のあるスケジュールでの勉強は効果的ではなく、高得点は望めません。   普段から予習復習を行い、暗記も毎日コツコツと行うことが重要です。 日々の積み重ねは、期末テストでの高得点が望めることはもちろん、根本的な学力向上には一番の近道になります。   効果的な勉強方法は教科ごとに異なる 教科ごとに対策が必要な期間や効果的な勉強法は異なります。   また、自分自身が得意・不得意によっても対策に要する時間は異なるため、 どの教科にいつから取り組むか・各教科の勉強方法をどうするか、など教科ごとの期末テスト対策が重要になります。   前述した期末テスト対策のスケジュール例や、教科別の勉強方法のポイントなどを参考に、自分なりに効果的な対策法を見つけましょう。     6.期末テスト対策は問題集選びが重要!   期末テスト対策を効果的・効率的に行うには問題集選びが重要です。こちらでは、どのように問題集を選べばよいのか、そのポイントを紹介します。   期末テスト対策には「教科書準拠」の問題集が最適 期末テストは教科書で指定された範囲内の内容が出題されるため、教科書に沿った問題集での対策が効果的です。 教科書準拠版の問題集は、それぞれの教科書の内容に沿った問題集です。     問題集は「一冊に絞ってじっくり」がおすすめ 一冊の問題集が終わったから次、としてしまうと解けない問題がそのままになってしまったり定着しなかったり、という恐れがあります。 わからない部分や解けない問題をなくすためには、一冊の問題集を繰り返し解くほうが効果的です。 次々新しい問題集に挑戦するよりは、一冊にじっくり取り組むようにしましょう。   購入前には内容確認を忘れずに いざ、問題集を購入する前には、問題集の内容の確認を忘れずに行いましょう。   解説が多いもの、自分に合ったレベルのもの、続けられそうなもの、レイアウトが見やすいものなど 「自分に合っているか」を実際に確認したうえで購入することが重要です。解説が充実している問題集は、内容を理解しやすいです。   せっかく問題集を頑張っていても、わからない部分の解説がないと困りますよね。 そのため、苦手な科目ほど、解説が充実したものを選びましょう。   また、中身のデザインやレイアウトが自分の好みに合っているかも大切です。 カラフルな紙面がよいのか、1色、2色刷のシンプルなデザインがよいのかは好みによります。 市販の問題集は、図やイラストを用いて視覚的にも頭に入りやすくしていたり、 ぱっと見てわかりやすいレイアウトであったりと、さまざまな工夫がされています。   実際に問題集の中身を見てみて、「見やすい・使いやすい」と感じるものを選びましょう。   7.期末テスト対策におすすめの問題集2選   期末テスト対策に、問題集を選ぶポイントを紹介してきました。 こちらでは、実際におすすめの問題集を2つご紹介します。     3ステップで基礎から学べる「中学教科書ワーク」 教科書ワークはオールカラーの整然とした見やすく親しみやすい紙面が特徴の問題集です。   わかりやすいイラストと図や鮮やかな写真で内容の理解を深めます。 ステージ1→ステージ2→ステージ3の3段階構成(主要5教科)。 基礎から応用へ段階をおって勉強でき、教科書の内容理解が深まります。 そのため勉強がしやすく、毎日の予習・復習からテスト対策まで、学校の授業に合わせて、家庭学習で確かな学力をつけることができます。 テストの出題頻度が高い問題が収録されているので、期末テスト対策も万全です。 また、たくさんの特別付録で学習を楽しくサポートしてくれます。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     テスト対策に特化した「中間・期末の攻略本」 中間・期末の攻略本は、定期テスト対策にぴったりの問題集です。 5教科のほかに、副教科のラインナップもあり、副教科のテスト対策にもぴったりです! 【副教科ラインナップ】 音楽1〜3年合本 美術1〜3年合本 保健体育1〜3年合本 技術・家庭1〜3年合本   教科書に合わせて、テスト範囲を集中学習することができます。 特に大切な要点を押さえた解説と、テスト対策に絞った問題がそろっています。 重要なポイントを赤シートで隠しながら、効率的に学習できます。 本番を想定した「予想問題」や、テスト直前まで使える「5分間攻略ブック」の付録など、定期テストに向けて必要なサポートが充実しています。 さらに、テスト対策期間のスケジュールを記入できるカレンダーがあり、特設ページからダウンロードして利用することができます!   ダウンロードはこちらから     ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   8.まとめ   中学生の一大イベントである期末テスト。 同じ学校で勉強をする同級生たちと、同じルール・テスト範囲の中で力を磨き、良い結果が出るように努力を重ねる。 そんな期末テストへの取り組みは、今後の人生で必ず良い経験となります。 文理では、期末テストに頑張って取り組む全国の中学生を心から応援しています! 文理の問題集が、中学生のみなさんの役に立ち、期末テストのその先のみなさんの人生をより良いものにすることを願っています!   この記事で紹介した本の詳細については、文理のシリーズ紹介ページをご覧ください!      

勉強スケジュールで成績アップを目指そう!作成方法や継続のコツも紹介

  勉強する前にスケジュールを作成していますか? 目標に向かって勉強を進めていく時に、勉強スケジュールはとっても重要。 スケジュールを作成することで、日々「何を・どこまで」やるかが明確になります。 また、スケジュールを後から見返すことで、自分の学習を分析することもできます。 今回はこの「勉強スケジュール」のメリットやコツ、作成方法についてご紹介します!   目次 1.勉強スケジュールを作成する4つのメリット 2.勉強スケジュールを作成するための4ステップ 3.スケジュール通りに勉強を進めるためのコツ 4.勉強スケジュールの作成に役立つツール2選 5.学習記録管理におすすめのアプリ「学びサポート」 6.まとめ   <POINT>  ★「勉強スケジュール」は学習を効率化する  ★無理な「勉強スケジュール」は厳禁!  ★自分に合った方法でスケジュールを作成しよう   勉強スケジュールを作成する4つのメリット   勉強時間は周りの人たちと変わらないのに、成績が伸びない・・。 定期テスト範囲をすべて学習する前に試験当日に! ・・なんてことはありませんか? 学力はただがむしゃらに取り組んだり、 無計画で進めていたりしてもなかなか伸びません。 学力を効率的に伸ばすためには、 まずは「勉強スケジュール」を立てる必要があります。 ここでは、そんな「勉強スケジュール」を作成するメリットをお話します!   効率的に学習できる  「勉強スケジュール」を作成する1番のメリットは、効率的に学習が進むことです! 勉強を始める際、「今日は何から始めようか・・」と悩んで時間が過ぎていませんか? せっかくやる気になっても、取り組む前に時間を使ってしまうのはもったいないですよね。 勉強に取り組んでいても「どこまでやれば良いかわからない・・」なんてことも。 そんな場合は、あらかじめ自分の勉強の目標(ゴール)を定め、 そこから逆算して「今日は何を、どこまで勉強するか」と決めておけば、 勉強の際に悩むことなく効率的に勉強することができます。   「やり忘れ」で焦らずにすむ        テスト直前、勉強しきれなかった範囲が出て青ざめる・・なんて経験はありませんか? 計画を立てずに勉強していると、テスト前などになって時間が足りなくなり焦ったり、やり忘れが生じたり、なんてことも…! 「やり忘れ」を防ぐには、目標(ゴール)とそれを達成するための計画で「何を・どこまで」やるか明確にする必要があります。 「勉強スケジュール」は「何を・どこまで」やるかが明確にしながら計画を立てるので、「やり忘れ」を防ぐことができます!   モチベーション維持につながる                             がむしゃらに勉強をしていると、テストが終わるまでにガス欠になってモチベーションが低下しがち・・。 モチベーションが低下すると勉強の質も低下してしまいますよね。 「勉強スケジュール」を作成すると1日にやるべきことが明確化されます。 1日1日、積み重ねることで、「今日もスケジュール通りにできた!」という達成感を得ることができ、モチベーションも維持することができます!   勉強を習慣化できる                                テスト直前だけの勉強は、その場しのぎになってしまいがちですが、 学力を伸ばすためには、日々の予習・復習の積み重ねがとても大切です。 日々勉強を積み重ねることは、成績アップに非常に効果的です。 しかし、いきなり勉強を習慣化させるのは大変ですよね。 「勉強スケジュール」は自分のペースで無理なく計画を立てるので、取り組みやすく、勉強を習慣化しやすくします。 先に述べた3つのメリットも合わせたら良いとこ尽くしですね!     勉強スケジュールを作成するための4ステップ   「勉強スケジュール」を作成する4つのメリットをお話しました。 メリットを聞いただけ、今すぐに取り組みたい!と思いませんか? しかし、計画もなくただ作成するのでは意味がありません。 ここでは、メリットが効果的に発揮できるよう、簡単4ステップで作成できる方法をお教えします!   1.目標を決める                                     勉強以外でも計画を立てる時には、必ず目標やゴールを決めますよね。 計画はこの目標やゴールに対して逆算して立てます。 しかし、「一生懸命頑張る」「諦めない」などの抽象的な目標にしてしまうと、 具体的にいつまでにどうなりたいのか分からないため、逆算して計画が立てられません また、何のために努力するのか分からず、勉強へのモチベーションにも繋がりません。 目標は、「テストで全科目平均点以上を取る。」「英検3級に合格する!」など具体的に立て、 計画が立てやすく、モチベーションにも繋がりやすいものに設定しましょう。   2.自分の得意・苦手を理解する      目標を決めたら、次は自分の今の学力状況を分析します。 例えば目標が「テストで全科目平均点以上を取る」だとしたら、 前回のテストの結果からまず振り返りましょう。 「数学は平均点以上だけど計算ミスが多いな、英語は長文読解がほとんどできていなかったから平均点に届かなかったな・・・」など、 各科目、自分ができていることは何なのか、また、得意なことは何なのか把握します。 そうすると、次回のテストまでにやらなければならないことが見えてきます。   3.やるべきことをリストアップする                                   自分の学力状況が分析できたら、次は勉強するべき内容を考え、リストアップします。 ここでは、「計算問題をたくさんこなす」「長文読解にたくさん取り組む」 など抽象的な内容ではなく、 「計算ドリルの10ページから50ページを3周取り組む」 「長文問題集を1冊やりきる」など できるだけ具体的かつ詳細に書き出すようにしましょう。 リストアップを通して、目標を達成するめの 必要な勉強の全体像を把握できるようにしましょう。   4.1日ごとのスケジュールを作成する リストアップしたものを、日数で割り1日あたりのスケジュールを決めていきます。 ここで注意が必要なのは、自分のスケジュールをしっかりと考慮しておくことです。 簡単に日割りで「毎日10ページ取り組む」と設定した場合、 週のうち3日間は部活で帰りが夜7時を過ぎて取り組めなかった・・・ なんて計画倒れしてしまう可能性があります。 スケジュールを作成する前に 「1日で勉強できる時間がどれくらいあるか」 「無理なスケジュールになっていないか」しっかりと確認しましょう。 また、すべて同じ時間で問題を解けるわけではありません。 問題の難易度やペースを考えながら作成するようにしましょう。     スケジュール通りに勉強を進めるためのコツ                                       スケジュールを作成したら、いよいよ勉強スタート! ・・・と思っても、いきなりスケジュール通りに勉強を進めるのは難しいですよね。 いくら計画を立てても、計画倒れになってしまっては意味がありません。 ここでは、作成した勉強スケジュールを進めるためのコツをまとめました!   無理のないスケジュールにする     目標への熱意が強すぎると、ついついぱんぱんに予定を詰めてしまいがちになってしまいますよね。 やる気があるのはいいですが、スケジュールに縛られすぎて毎日膨大な量の学習をこなそうとすると、 自分の時間が極端になくなってしまい、必ずどこかでパンクしてしまいます。 スケジュールは継続できるよう、生活に関する時間(食事や睡眠)は削らず、自分にあった勉強量を割りふるよう注意しましょう。 また、無理のないスケジュールを作成するためには、 早めにスケジュール作成に取りかかることも重要です。 目標を決めたらすぐに「勉強スケジュール」を作成するよう、普段から心がけましょう。                                                休日・予備日を作る        無理のないスケジュールを作成するためには、 スケジュールにあらかじめ「休日・予備日」を組み込むことがおすすめです。 「休日」は、勉強を一旦お休み。 友達と遊びに行ったり本を読んだりなど、リフレッシュする時間にしましょう。 「予備日」は、急な予定や体調不良で勉強ができなかったり、 1日のスケジュールがこなせなかった箇所に取り組んだりする場合に活用しましょう。   作成したスケジュールを確認してもらう                                        一人で勉強を完結してしまうとついつい中だるみしてしまいがち。 そんな時は、作成したスケジュールを家族や友達など周りの人に共有して、自分を鼓舞しましょう。 また、作成した「勉強スケジュール」が無理な計画になっていないか、予め第三者にチェックしてもらうのも効果的です。 自分の生活状況をよく理解している人に確認してもらうと、より実現可能か判断できるためおすすめです。     勉強スケジュールの作成に役立つツール2選                                       「勉強スケジュール」を作成するにはどのような方法があるでしょうか。 紙に日付とやるべきことを記入して作成するのか、 それともアプリなどを利用して作成するのか、 個々の好みに合わせて作成するのが一番ですが、ここでは 「スケジュールをどういう風に作成していいか分からない方」 「簡単にスケジュール作成をしたい方」 におすすめの方法をご紹介します!   インターネット上のテンプレートを利用する                                              自分で作成するのが苦手で、かつ「効率的な勉強計画を簡単に作成したい!」という方は、 インターネット上の「勉強スケジュール」作成テンプレートを利用するのがおすすめです。 検索すると無料のテンプレートがたくさん掲載されています。 テンプレートは月・週・日単位で分けられたものや、 科目ごとに分かれたものなど種類が豊富です。 自分の目標、目的(細かく勉強時間を管理したい・月ごとの内容を分析したい、など)に合わせて選ぶようにしましょう。 もちろん、テンプレートを組み合わせたり、自分で記入する箇所を増やしたりするなどアレンジを加えるのもおすすめです。   スケジュール管理アプリを利用する                                              勉強時間の記録だけでなく、その後の分析や勉強内容の記録を振り返りたい人は、スケジュール管理アプリがおすすめです! スケジュール管理アプリには以下のようなメリットがあります。 ・勉強時間の把握ができる ・勉強量の把握ができる   1日に学習する内容だけでなく、簡単に勉強時間や勉強量を記録することができるため、 1週間、1ヵ月と進んだらその時点までの内容を分析することができます。 分析して、「勉強スケジュール」に無理はないか、学習量は適切か振り返ることができます。 また、スケジュール管理アプリでは勉強時間や勉強量だけでなく、 実際に使用する教材まで登録するアプリもあるので、 細かく学習内容を記録し、その後に記録を振り返ることで、 自分が何にどれくらい勉強時間が必要なのか見えてきます。 次回以降の「勉強スケジュール」を作成する際の指針にもなるのでおすすめです。   学習記録管理におすすめのアプリ「学びサポート」                                                         ここでは、そんな学習記録管理アプリ、文理の「学びサポート」をご紹介します! 「学びサポート」は、 学習時間を可視化したい・・ どの問題集を学習したのか簡単に記録したい・・ 学習が長続きするよう、モチベーションを上げたい・・ そんなお悩みをサポートするスマートフォン向け学習記録アプリです。 そんな「学びサポート」の機能を下記にまとめます。                                                                         学習時間を記録&グラフで確認できる                                           「学びサポート」は本のISBNコードを入力することで、問題集を自分の本棚に登録できます! 本棚は科目ごとに色分けされるのでとても見やすくなっています。 学習を終えたら、取り組んだ問題集の画像をクリック。 日付と取り組んだ時間を選んで「記録する」と簡単に学習時間を記録することができます! 学習時間を確認したいときは、「記録を見る」をクリック。 月・週・日単位で表示でき、期間や本/教科と選択できます。 学習時間をグラフで表示することができるので、学習時間を簡単に比較することができます。     学習の目標とごほうびを決められる                                              「学びサポート」では、学習時間の記録だけでなく、 学習の目標と目標を達成した際のごほうびを設定することができます。 「もくひょう」をクリックし、期間や勉強の内容、時間を記入したらごほうびやもくひょう名を記入します。 ごほうびをあらかじめ設定しておくことで、モチベーション高く学習に取り組むことができます。 また、達成までに期日のカウントダウンがされるので、日々緊張感を持って取り組むことが可能です。     家族とスケジュールの共有が可能                                     「学びサポート」では、1つのIDで最大5人分の本だなをつくることができます。 自身の端末がなくても、保護者の方の端末1つで家族の記録をつけることができます。 ※本だなの学年は,未就学児から大人まで自由に設定できます。 また,IDを入力すれば,異なる端末からでも家族の学習の記録を見ることができます。 第三者が学習スケジュールを見ることで、スケジュール内容が適切か確認することができます。 また、保護者の方は家族の頑張りを視覚的にグラフで確認することができます。     まとめ                                                 効率的に学習を進めていくために欠かせない「勉強スケジュール」 目標に向かってスケジュールを進められるよう 「勉強スケジュールを作成するための4ステップ」や 「スケジュール通りに勉強を進めるためのコツ」を意識しながらすすめていくといいでしょう。 学習管理は、自分の好みや学習状況に応じながら「継続できる」ツールを使用することがおすすめです。 「継続は力なり」目標に向かってコツコツ頑張りましょう!  

質の高い睡眠でぐっすり眠ろう!

  学生のみなさんは、勉強に部活、習い事など、忙しい毎日をお過ごしかと思います。 しかし、日々の勉強や中間テスト、期末テストに睡眠不足は天敵! 睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪かったりすると、風邪を引きやすくなるなどの体調面はもちろん、学習にも弊害があります。   睡眠不足が続くと、集中力が低下することで記憶が定着しにくい状態になり、勉強の効率が落ちます。 また睡眠不足によって心身ともにストレス負荷が大きくかかり、勉強へのモチベーションが低下しやすくなります。   今回の記事では、睡眠の大切さに加え、勉強の天敵である睡眠不足にならないための質の高い睡眠に必要なことをご紹介します!         質の高い睡眠をとることの大切さ   まず、質の高い睡眠がもたらす勉強へのメリットをお伝えします。 もちろん先ほど述べたように、身体の疲労回復や免疫力向上など、勉強面以外のメリットもたくさんありますが、勉強へのメリットはどうでしょうか。     記憶の定着や整理がすすみ、効率よく勉強をすることができる 脳は寝ている間にその日に起きたことや覚えたことの記憶を整理、定着をしています。 私たちは寝ている間にレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しますが、 脳はレム睡眠の間に起きているときに勉強した内容を整理し、記憶として定着させるといわれています。 睡眠時間が短かったり、睡眠の質が低いと、せっかく勉強した内容が記憶に定着しないということになってしまいます。 しっかりと質の高い睡眠をとることで、効率よく勉強をすることができるのです。     集中力アップにつながる しっかりとした睡眠をとると、脳が整理されるほか、身体の疲労回復が促され身体がすっきりするので、勉強への集中力アップにつながります。 身体が疲労していたり、眠気があったりする状態での勉強はなかなかしんどく、思ったように学習が進みませんよね。 質の高い睡眠をとることで、集中して勉強をすることができ、集中力が必要な読解問題や応用問題にも取り組みやすくなります。   また、睡眠はたまったストレスを減らす効果があります。特に定期テスト前や、受験勉強中は、ストレスがたまりやすいです。 ネガティブなストレスは集中力を下げ、勉強へ悪影響を及ぼしてしまいます。 睡眠でストレスを減らすことも、集中して勉強に取り組むうえでとても大事なことです。         質の高い睡眠にするために   質の高い睡眠をとることは勉強に良い影響をもたらすことがわかりました。 それではどうしたら質の高い睡眠をとることができるのでしょうか。     起床後には朝日を浴びる 夜ぐっすり眠るための話なのに、なぜ朝日?と思うかもしれませんが、 朝起きてすぐに太陽の光を浴びることは夜の睡眠にとってとても大切なことです。 朝の太陽の光は、先ほども出てきた体内時計のズレをリセットしてくれます。   逆に、夜、寝室の照明の光が明るい、体内時計が遅れて身体が眠りに向かってくれません。   夜の照明はひかえめにする、朝起きたら太陽の光を浴びる、この2つが睡眠の質を高めてくれます。     寝る前のスマホ操作を控える スマートフォンやパソコン、テレビなどの電子機器が放つブルーライトを夜に浴びると、脳は太陽の光だと勘違いして昼間だと判断します。 そうすると、体内時計に作用して睡眠を促すメラトニンというホルモンの分泌が抑制され、眠れなくなってしまうといわれています。   布団に入ったらスマホ操作はしない、などのルールを決めて、目を休めてあげましょう。     夕飯は寝る3時間前、お風呂は寝る2時間までにすませる お腹の中に食べ物が残っている状態だと、胃腸が消化のために働き続けてしまうため、深い眠りにつくことができません。 寝る前に胃腸が消化活動を終えられるように、就寝の3時間前には夕飯を食べ終えることが望ましいです。   入浴は、質の高い睡眠をとるためにとても効果的なのですが、そのタイミングも大切です。 深部体温とよばれる身体の中心の温度を入浴によってあげ、 2時間ほどかけて徐々に深部体温を下げながら眠る準備を身体に整えさせることで、とても質の高い睡眠が期待できます。   〇38℃のぬるめのお湯で25分~30分 〇42℃の熱めのお湯で5分~10分 〇半身浴だったら30分ほど、汗をかく程度まで入浴する など 深部温度をあげるための入浴方法はお好みで構いません。自身がもっともリラックスできる入浴方法を探してみてください。     もちろん塾や習い事で帰りが遅くなってしまい、 寝る3時間前までに夕飯を食べ、寝る2時間前までにお風呂に入る、ということはなかなか難しいかもしれません。 そのときには、消化に良いものを少し食べるなどして食べる量や内容を調整する、 お風呂では汗をかきすぎないようにする、などしてできるだけ良い眠りにつけるようにしましょう。     寝る前に軽くストレッチをする ストレッチで身体の血液循環を良くすることで、眠りにちょうど良い温度まで深部体温をスムーズに下げることができます。 また、ストレッチで筋肉をほぐすことで、身体がリラックスし、深い眠りにつきやすくなります。 入浴で深部温度をあげ、入浴後にストレッチをする、というのが理想です。     自分なりの入眠ルーティンをつくる 何かひとつ「寝る前にこれをすれば眠れる」という入眠のルーティンをつくることもおすすめです。 ポイントは、自分がほっとリラックスできること、寝る前に簡単にできること、です。もちろん先ほどご紹介したストレッチ、でも構いません。 例えば、 〇自律神経を整えるラベンダーなどの香りのアロマを枕元に使う 〇自分が好きな静かめの音楽を聴く 〇ベッドで1分間深呼吸をする 〇抱き枕やぬいぐるみなど、ふわふわして肌触りの良いものをさわる   など、人によって様々。質の高い睡眠を得るために、自分なりの入眠ルーティンを探してみるのも楽しいです。     なによりもまずは規則正しい生活を 質の高い睡眠は、規則正しい生活習慣から生まれます。 身体の中には体内時計があり、睡眠時間に備えてホルモンの分泌や生理的な活動を調整しています。 規則的な生活を送ることで、体内時計が整えられ、質の高い睡眠を得ることができるのです。 土日など学校がない日に、夜更かしをしてしまうと、せっかく平日に規則正しい生活を送っていても、 体内時計がくずれてしまうので、土日も規則正しい生活を心がけましょう。     まとめ   身体面からも勉強面からも、睡眠はとても重要なことがわかりました。 しかし、勉強に部活、習い事などで忙しい、また遊ぶ時間もほしい!などで睡眠時間は不足しがちです。 そんな時のために、質の高い睡眠をとることが大切。 今回ご紹介した方法も含めて、質の高い睡眠をとるためにできることはいろいろあります。   まずは自分にできることからはじめて、勉強の天敵である睡眠不足にならないようにしましょう!   【今回の執筆者】 イニシャル:M 年代:20代 ~今日の一言~ 最近マットレスを新調しました!けど日中眠いのは内緒です!