わからないことがあったとき、どうする?
「授業で言ってたことが理解しきれなかった」
「問題の解き方がわからない」
わからないことがあるとき、みなさんはどうしていますか?
今日は、わからないことがあったときの解決方法について、
いくつかご紹介します!
先生に聞く
授業やテストでわからないことがあるとき、一番手っ取り早いのは先生に聞くことです。
質問する前には「何がわからないか」を少し整理しておくと話しやすいです。
「何がわからないのか」ではなく「どこまでならわかるのか」を考えて、伝えてみましょう。
話しかけるのは緊張してしまう!というときは・・・
まず「今質問をしてもいいですか?」と聞いてみましょう!
いきなり用件を全部伝えようと思うと、なかなか声が出ないもの。
一度、小さい会話を挟むことで、心に余裕を持ちましょう。
また、先生にはタイミングによって、質問に答える時間がないこともあります。
その意味でも、一度質問をしてもいいか尋ねるのがよいです。
そして、質問したいものを見せながら、聞きましょう!
わからない問題について聞くときは、
その問題自体・解答解説・自分で解いたときのノート、を持っていき、
それらを見ながら話してみましょう。
聞きたいことをメモに書き、見ながら聞いてもいいです。
質問は発表とは違うので、何も見ずにしゃべる必要も、よどみなくしゃべる必要もありません。
自分がわからないと感じた時のことを、ゆっくり1つずつ言葉にして伝えてみてください。
同級生や先輩に聞く
それでもやっぱり先生に聞くのはハードルが高い…と感じるなら、
同級生や先輩に聞いてみてもいいですね。
同じ学校で同じような授業を受けている相手だと、質問の意図が伝えやすいです。
「この問題解けた?」「さっきの授業のこれってどういうこと?」
など、気軽な感じで聞いてみましょう。
もちろん、ちがう学校の友達に聞いてもいいです!
本を調べる
いやいや、先生や友達に聞くのはどうしてもハードルが高くて…
そんなときは、自分で調べてみましょう!
まず、本を調べてみることから始めましょう。
どんな本を見る?
教科書
一番はまず教科書です。
わからないことがある単元をじっくり読みましょう。
目で追ってわからないときは、声に出しながら、書き写しながら読むのも試してみてください。
教科書では説明が足りないと感じたら、便覧や資料集も見てみたり、
「教科書ガイド」のような、教科書の内容を一歩踏み込んだ形で解説したものを書店で探してみてもいいです。
辞書
国語や英語の文章に関する疑問であれば、言葉の意味を辞書で調べてみたら
解決することも多いです。
特に、
●1つの単語が複数の意味をもつことがある
●特定の単語を組み合わせた慣用的な表現がある
といった理由から意味をつかみづらくなっている可能性があり、
辞書を調べると、そのあたりも載っていることがあります。
1つ目の意味だけでなく、用例なども併せて確認してみてください。
図書館で探す
学校の図書室や近くの図書館に行って、関連する本を探してみましょう。
たとえば歴史では、ページ数等の関係で教科書では省かれている事柄があったりします。
「この出来事とこの出来事のつながりがいまいち理解できない」といったときに、
その時代のことを書いた本を読むと、納得ができるかもしれません。
歴史に限らず、教科書以外の切り口で説明した本を読むことで、理解が進むことがあります。
図書館では、ジャンルごとに棚がわかれているため、まずあてはまりそうなジャンルの棚を探してみましょう。
検索機を使って、書名やキーワードをもとに棚の場所を調べることもできます。
図書館では司書さんの力も借りられます
「なかなか目的に合う本が見つからない」
そんなときは、図書館のカウンターにいる司書さんに質問してみましょう。
目的に合う本を探す相談に乗ってくれます。
これを、「レファレンスサービス」といいます。
いきなり話しかけるのが不安な人は、
近くの図書館のレファレンスサービスについて調べてみてください。
本でわからないことにはネット検索も
ネット検索の注意点
ネット検索は、いつでもどこでもたくさんの情報にアクセスできてとても便利です。
ただし、中には危険なサイトも存在します。
必ず、保護者の方や学校に許可された検索エンジンを使うようにしましょう。
また、ネットを使う際は「誤った情報が載っている場合もある」ということを覚えておきましょう。
Webサイトはだれでも作れますし、制作者の名前を公表する必要もありません。
複数のサイトを見比べる・情報の出所が正しいかどうか確認するなどして、十分注意してください。
ネット検索のコツ
検索は、キーワードを並べて行います。
具体的なキーワードを増やすほど、目当ての情報にたどり着きやすくなるはずです。
たとえば、
「数学 わからない」
ではなく・・・
「中1 二次方程式 解の公式 見分け方」
といった具合です。
自分の学年を入れておくと、その学年に適した説明をしているサイトを見つけられます。
他にも
用語の意味などを調べたいときは、「とは」をつけて
「太閤検地とは 中学歴史」
その理由などを調べたいときは「なぜ」をつけて
「太閤検地 なぜ 中学歴史」
とすると、「太閤検地 中学歴史」だけで調べるよりも効果的です。
検索テクニック
検索を便利にするテクニックの一部をご紹介します。
AND検索 と OR検索
AND検索はキーワードを「 AND 」でつなぐことで、
キーワードの組み合わせに合致するページを検索します。
OR検索はキーワードを「 OR 」でつなぐことで、
いずれかのキーワードを含むページを検索します。
たとえば、
「ケーキ AND 大福」で検索すると、
ケーキ風の大福や大福のようにもちもちしたパンケーキなど、両者に関連するページが出てきます。
「ケーキ OR 大福」で検索すると、
ケーキのお店や大福のお店も検索に引っかかるようになります。
AND検索は、単にスペースでつなぐことでも実行できます。
(つまり普通に検索すると、AND検索になっています)
NOT検索
キーワードの前に「-」(ハイフン)を入れることで、
そのキーワードを除いた検索をすることができます。
たとえば、「モンブラン」で検索すると、当然ケーキのお店がたくさん出てきますが、
「モンブラン -ケーキ」といった検索をすると、
ケーキではない、”モンブラン”という名称がついたもの、が出てくるようになります。
「どら焼き -こしあん」で、つぶあんのどら焼きを探すこともできますね。
検索方法テクニックはほかにもありますが、代表的なものを紹介しました。
AND検索を基本にしつつ、思ったように結果が出ないとき、いろいろ試してみてください!
わからないことをそのままにしない
「わからないことがある」ことは、決して悪いことではありませんが、
わからないことをそのままにしていると、いつか悪い結果になる可能性があります。
一番わかりやすいのは、テスト対策です。
?と思ったタイミングで解消しておけば、テスト前は暗記や問題演習にあてられますが、
わからないままにしておくと、まずそこの解決から始めなければなりません。
また、数学や英語は過去に習ったことを土台にして新しいことを習っていくため、
土台の部分が腹落ちしていないと、ついていけなくなりやすいです。
わからないことをわかるようにしたい、という気持ちがあるのなら、
それはとても素晴らしいことですし、人より少し時間が必要だったとしても、必ずわかるようになります。
今日紹介した方法のはほんの一部ですが、少しでも疑問を解決する助けになれば幸いです。
文理の「わからないをわかるにかえる」もよろしくお願いします!
◆◇今回の執筆者◆◇
イニシャル:M.I.
所属:営業部門
年齢:20代
今回のひとこと:
「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」ということわざがあります。
一時とはいえ恥ずかしい思いしたくないよって思ったりもしますよね。
でもことわざにまでなっているということは、たくさんの人生の先輩たちがそう思ったわけで…
やっぱり、聞いた方がいいんだと思います。