芸術の秋! 日本の伝統色クイズ
冷え込む日も増え、いよいよ秋本番ですね。
先週の記事では、スポーツの秋を取り上げましたが……
秋といえば、”芸術の秋”でもあります!
ということで、今日は「日本の伝統色」クイズをお届けします!
クイズスタート!
※各色のカラーコードは和色大辞典を参照しています。
第1問 山吹色(やまぶきいろ)
さあ、どんな色でしょうか?
頭の中に、思い浮かべてみてください……
答え
これは色鉛筆などでも見るかもしれませんね!
山吹の花が由来になっています。
第2問 藤色(ふじいろ)
これも、聞いたことがあるという人が多いのではないでしょうか。
有名な漫画でも、出てきましたね……
答え
このような色でした!
藤の花の色です。
よく、公園のベンチの上などに藤の花のカーテンがありますね。
第3問 茜色(あかねいろ)
これはどうでしょうか。
空の様子を表すときに、よく使われる言葉です。
答え
きれいな赤い色でした。
夕暮れ時を、茜色の空、と言ったりしますね。
もともとは、赤根(あかね)という植物の根で布を染めたときの色から来ています。
第4問 鶯色(うぐいすいろ)
ウグイスは鳥の名前ですね!
鳴き声は皆さんわかると思います。
さて、どんな色の鳥なのか、知っていますか?
答え
このような色になります。
ウグイスの姿は次の通り。かわいいですね。
第5問 鳶色(とびいろ)
鳶も鳥の名前で、とんびともいいます。
タカの仲間です。
答え
赤みがかった茶色でした。
ちなみに、鳶はこういう鳥です。
第6問 萌黄(もえぎ)
”黄”という字が入っていますが、果たして……?
答え
黄色…ではなく、黄緑ですね!
芽が出ることを、「萌える」といいます。
春に、木々が萌えだすような、そんな黄緑色のことです。
萌木と書くこともあります。
第7問 浅葱色(あさぎいろ)
葱は、「ねぎ」とも読みます。
答え
葱(ねぎ)の葉を薄めたような色であることから、
このように呼ばれるようになりました。
ちなみに、新選組の羽織の色としても有名です。
第8問 鈍色(にびいろ)
鈍い、と聞くと、どんなイメージでしょうか……
答え
鈍色の語源は、「さびて切れ味の落ちた刃物の色」です。
今でいうと、濃い灰色や、ねずみ色にあたります。
第9問 琥珀色(こはくいろ)
琥珀は、宝石の一種です。
答え
琥珀は宝石の一種であり、樹脂が化石となったもの。
はちみつのような色をしています。
第10問 瑠璃色(るりいろ)
最終問題です!
瑠璃も、宝石のひとつ。ラピスラズリの和名です。
答え
とてもきれいな青ですね!
この色は、歴史の教科書にも登場します。
奈良時代、正倉院に収蔵された品の中に、「瑠璃杯」という
青いグラスがあったことを覚えていますか?
おわりに
今日は10種類の色を紹介しましたが、
日本の伝統色はもっともっと、たくさんの種類があります。
植物の名前や動物の名前などの自然や、
生活で目にするものに由来した名前が多いため、
調べてみると面白いかもしれません!