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七五三 当日の完全ガイド!持ち物や神社でのご祈祷の流れなど解説いたします!

11月15日は七五三! 今日は七五三当日の持ち物や神社での流れなどを解説いたします!       七五三にはどういう意味があるの? 七五三は、子どもの成長と健康を祈願する日本の伝統行事です。 3歳と5歳の男の子、3歳と7歳の女の子が対象で、元々は子どもの成長を神様に感謝し、 今後の健康を願うためのものとされているそうです。由来は所説あるようですが、「七歳までは神のうち」と言われていた時代もあり、 特に7歳までの子どもが無事に育つことは家庭にとって大切な願いだったためと言われています。   お参りは本来の祝日である11月15日を中心に行われますが、現代では10月から12月の間、家族の都合に合わせてお参りすることが多くなっているようです。     衣装選びについて 七五三の衣装といえば、一般的には和装(着物)ですが、洋装も選ばれることが増えているとか。執筆者も幼いときに和装・洋装どちらも撮影した記憶があります。 衣装はレンタルと購入のどちらでも可能ですが、 着付けやヘアメイクもまとめて依頼可能なことが多いレンタルのほうが便利かもしれません。 人気の撮影日や参拝日(11月の週末など)は混雑しやすいため、予約は早めにしておくとよいでしょう。また、10月や平日に日程をずらすことで、費用が抑えられる場合もあります。   色やデザインを選ぶ際は、お子さんが動きやすいもの、写真映えする色味を意識するとよいかもしれません。     前撮りと当日撮影プランの比較 七五三の写真撮影には、事前に行う「前撮り」と当日に行う「当日撮影(お参り撮影)」の2つの方法があります。それぞれにメリットがあります!   前撮りのメリット:・神社が混雑する時期を避けて、リラックスした雰囲気で撮影できる。・衣装変更が可能なスタジオもあり、異なる雰囲気での撮影が可能。 当日撮影(お参り撮影)のメリット:・お参りと撮影が同時に完了するため、予定を押さえやすい。・新鮮な気持ちで撮影に臨める。   もちろん「後撮り」もできますので、皆さまの予定やご予算などに合わせて検討してみてくださいね!     神社でのお参りとご祈祷の流れ 七五三のお参りには、神社での正式な作法があります。   まず、手水舎での清めの儀式から始めましょう。右手でひしゃくを持ち、左手に水をかけるなどの手順を丁寧に行い、神前に向かいます。   次にご祈祷の受付です。神社の受付で「初穂料」(目安は3,000~10,000円)を納めます。紅白・蝶結びの水引がついたのし袋に入れてお渡しするとよいでしょう。表書きに「初穂料」、下部にお子さまの名前をフルネームで記載します。受付時に、祈祷中の進行についても説明を受けましょう。 事前に予約できる場所・予約しないといけない場所などあるのでしっかりと調べておくとスムーズにすすめられます!   そしていよいよご祈祷になります。神主さんからのご祈祷や祝詞があり、子どもは「玉串」を奉納します。参拝が無事終了したら、神社によっては千歳飴やお守りをいただける場合もあります。     当日の持ち物と準備 七五三は子どもにとって大切な一日ですが、長時間の移動やお参りで疲れてしまうこともあります。 当日は以下の持ち物を準備し、できるだけ快適に過ごせるようにしましょう。     ①履きなれている靴: 草履や普段履きなれていない靴を履くことも多いため、動きやすいように履きなれた靴を持っていくとよいでしょう。動きやすい和装の草履などもあるので、お参りや撮影時以外は楽に過ごせるよう持参をおすすめします。     ②着崩れた時に対処できるもの: 着崩れなどが起きた時の対処法としてタオルやヘアピンがあるとよいでしょう。帯が緩んでしまうと着崩れにつながります。ハンドタオルや薄めのフェイスタオル、手ぬぐいなどを帯の間に挟むと防げることも多いです。また、水分補給する際や、手や口を清める際にも使えます。また、ヘアセットが崩れてしまった際にヘアピンで直せるよう、アメピンとUピンの2種類があると便利です。     ③軽食やおもちゃ: 空腹や退屈を避けるために、持ち歩ける小さな軽食やお気に入りのおもちゃもあると安心です。     ④寒さ対策: 和装だと首元が空いていることもあり、案外寒さを感じることも。ブランケットや使い捨てカイロなどがあると寒さをしのげます。     ⑤クリップや洗濯バサミ: 着物は袖が長いため、お手洗いに行く際や雨天時に濡れてしまったり、床についてしまったりする可能性があります。ひやひやしないためにもクリップなどで挟んでしまうと対応できますよ!   お参り後の食事 お参りが終わった後は、家族でお祝いの食事を楽しむのもおすすめです。 伝統行事を意識して和食のコースを選ぶ家庭も多いですが、子どもが喜ぶメニューを取り入れて、カジュアルに楽しむのも素敵なアイデアです。 和食レストランでの懐石料理や天ぷらなどのコース、自宅で子どもが好きなメニューを取り入れ、手作りの特別なお祝い膳を準備など、いろいろなお祝いの方法がありますね! お子さんの好みなどに合わせてご検討ください!     さいごに…… 七五三は家族にとって貴重な成長の節目です。 準備や当日のスケジュールをしっかり整えることで、思い出に残る一日になります。 今回は、衣装選びや神社での流れ、持ち物リストなどを詳しく紹介しました。この記事を参考に、家族で楽しい七五三を過ごしてくださいね!     【今回の執筆者】 イニシャル:MS 年代:20代 ~今日の一言~ お散歩中に前撮り中のお子さんをみました!いいな~!

3月3日はひな祭り!ひな祭りのまめちしき

いよいよ3月! 最近は少しずつ暖かくなってきて、いよいよ春本番ですね。 みなさん、今日は何の日かご存知ですか?   ・・・そう、ひな祭りです! 今日はひな祭りにまつわる話や食べものをご紹介します。   ひな祭り   「ひな祭り」は、子どものすこやかな成長と健康を願う、3月3日の「桃の節句」の行事です。 「桃の節句」は、七草・端午(たんご)・七夕などと並ぶ五節句のひとつです。 節句とは、季節の変わり目に無病息災・豊作・子孫繁栄などを願って、 お供えものをしたり邪気払いを行ったりする行事のことをいいます。 3月3日に飾る「お雛様」は、奈良時代に紙で作られた人形が元と考えられています。 平安時代には、人形に厄を移して川に流す「流し雛(ながしびな)」が行われるようになり、 江戸時代後半から現在のような飾るタイプのひな人形が生まれたそうです。 ちなみに、「流し雛」は現在でも続けている地域があるそうですよ。   ひな祭りどう過ごす?   ひな人形を飾る   ひな人形を飾りましょう! ちなみに、ひな人形は「関東雛」と「京雛」があるそうですよ。 「関東雛」ははっきりしとしたお顔立ちで、右側に男雛、左側に女雛の配置です。 「京雛」は目が細く穏やかな顔立ちで、左側に女雛、右側に男雛の配置です。 みなさんのご家庭のお雛様はどちらでしょうか?     ひな祭りにまつわるものを食べる   ひな祭りのイメージの食べ物といえば皆さん何が思い浮かびますか? この時期になるとスーパーが桃色の可愛らしい装飾がされますよね! ひな祭りには縁起の良い食べものをたべることが一般的です。 ここでは、ひな祭りにまつわる食べものをご紹介します!   ちらし寿司 「寿司」は「寿」を「司る」という漢字を用います。 そこから、日本ではお祝い事にはお寿司を食べる習慣があります。 中でも、ちらし寿司は見た目も華やかで豪華ですよね。 また、下記のような具材と意味合いからも縁起がよく食べられるようになったのだとか。   「海老」…海老のように腰が曲がるまで長生きできるように 「蓮根」…将来の見通しができるように 「錦糸卵」…黄身と白身が金銀財宝を表し、財宝が貯まるように 「にんじん」…根をはるように     はまぐりのお吸い物 はまぐりは、あさり、しじみと同じく二枚貝です。 その中でも、はまぐりは「貝を合わせるとぴったりと同じになる」のだとか! そのことから、はまぐりはぴったりと合った人と出会う「良縁」を表すと言われ、縁起の良い食べものとされています。 お吸い物にすれば、ちらし寿司との相性もばっちりですね! 白酒 白酒には厄除けや長寿の意味合いがあると言われています。 ただ、白酒はアルコールが含まれるので要注意。 ひな祭りでは、子どもでも飲めるように「甘酒」を飲むことが多いですね。 甘酒もアルコールが含まれるものが一般的ですが、 最近ではノンアルコールのものも主流になりつつあります。     ひし餅 3層になったひし餅もよく食されますね。 緑・白・桃色が層になったひし餅。 緑は「健やかな成長」 白は「清浄・純潔」 桃色(赤)は「魔除け」の意味があります。     ひなあられ この時期スーパーなどでよく並ぶひなあられもひな祭りにまつわる食べ物です。 関東は米粒状の甘いポン菓子、関西では丸い粒状のあられで、色合いは菱餅と同じ緑・白・桃色(赤)です。     地域によってお祭りや食べるものが違う   先ほどお雛様の配置や顔立ちが関西、関東で違うとお話しましたが、 地域によって特有のお祭りやひな祭りに食べものがあります。 例えば、静岡県や福岡県、山形県では飾りをつるす「雛のつるし飾りまつり」が行われています。 ちなみに、執筆者は愛知県の三河地方の出身なのですが, ひな祭りには型取りをした「おこしもの」を食べる文化があります。 「おこしもの」は下の写真のような、木型を使います。 木型は、桜や桃、梅、菊などの花の形をしたものや、 鯛やおしどりなどの生き物、のしや宝船、などといった縁起物のモチーフなどが一般的です。   ここに熱湯で練った米粉を入れ、型付けし、蒸すと・・・     こんな感じでできあがります!   おこしものを作ってみよう   愛知の郷土菓子「おこしもの」 とっても簡単に作れますのでここではレシピを紹介します!   材料(2人分) 米粉(上新粉)…300g 熱湯…300ml 食紅…適量 型   ①材料を混ぜる 米粉と熱湯を混ぜ合わせる。 この時、熱湯は少しずつ注いで混ぜ合わせる。 ※耳たぶの固さになるくらになればOK。     ②着色用をつくる ①を着色用に少量(全体の10分の1ほど)とる。 着色したい色の数だけ少量にまとめ、 つまようじに食紅を少しだけつけ、着色する。     ③型づめ 型に張り付かないようにラップをひく。 着色したものを先に入れ、その後に着色していないものを重ねる。 型にしっかりと後がつくよう押し込む。 ※おこしものの型だけでなくお菓子の型や自分で成形しても可愛く仕上がる♪   ④蒸す 蒸し器に入れて、15分程度蒸す。   ⑤完成 砂糖醤油をつけたり、きなこをつけたりして味付け!   いかがでしたか? 着色すると色鮮やかですね! 「おこしもの」の色付けは楽しく親子でできるのでおすすめです。 簡単に作れるのでぜひご家庭で試してみてください!   みなさんのお住まいの地域にも、こうした年中行事ならではの郷土料理や、地域ごとの催しものがあるかもしれません。 ぜひこの機会に探してみてください。 縁起の良い、ひな祭りならではの食べ物を食べたり、行事に参加したりして楽しくひな祭りを過ごしましょう♪