2022/11/11

英検S-CBT体験レポ

英検受験をお考えのみなさん、「英検S-CBT」をご存じですか?

CBTとは、Computer Based Testingの略で、PCを使用して受験する試験のことです。

英検には従来型の「英検」のほかに、テストセンターでPCを使って受験できる「英検S-CBT」があります。

 

学習参考書の出版社、文理の社員である筆者ですが、英語の編集者ではありません。

英語学習を離れて早10数年のマーケティング担当者なのですが、ある日突然、英検S-CBT3級を受験することになりました。

 

今回はその体験をもとに、英検S-CBTについてレポートをお届けします。

 

 

 

そもそも英検S-CBTとは

英検S-CBTとは英検(従来型)と出題形式を取りつつ、スピーキングテストを吹込み式として1日で4技能を測ることができる試験です。

実施級は準1級、2級、準2級、3級です。

 

英検S-CBTにはいろいろなメリットがありますが、従来型の試験と比較してみた場合、

 

・試験日が豊富に選べる

・検定期間内に同一級を2回受験できる

・1日で4技能の受験が可能

 

といった点が特に魅力です。

 

試験は全国のテストセンターで受験することができ、原則は土日の実施です。

(※級や地域により、毎週実施でない場合があります。)

 

受験の前に

受験の申し込みは英検の公式サイトから簡単に行うことができます。

ほぼ毎週実施されていますが、申し込みの締め切りから受験日までは1月以上期間があります。

受験を思い立ってからすぐに受けられるわけではないので、注意が必要です。

 

英検S-CBTの特設サイは充実していて、体験版が用意されています。

動画で受験の流れとPCの操作方法が確認できるとともに、体験版で本番さながらの受験体験ができます。

 

はじめて英検S-CBTを受験される方は、この体験版をぜひご覧になることをおすすめします。

体験版はすべての級に対して用意されているわけではありませんが、操作方法は同じなので慣れておくとよいです。

 

 

 

 

いざ試験会場へ

筆者は東京某所のテストセンターで平日に受験をしました。

3級の受験者層は、中高生が一番多かったですが、小学生もいましたし、筆者のような大人もいました。

 

試験会場には持ち込めるものが決まっています。

鉛筆・シャーペン・消しゴム・受験票・受験控えです。

時計はPCに表示されるので必要ありませんでした。

 

 

席に着くと、デスクトップPC・キーボード・マウス・ヘッドセットがありました。

隣の受験者とはパーテーションで区切られおり、集中しやすい環境です。

時間になると試験監督からの指示に従い、PCで本人確認などの操作を行って、試験開始を待ちます。

 

 

 

スピーキング

従来型の試験の場合、二次面接は別日の受験となりますが、S-CBTの場合はまずスピーキングからスタートします。

 

出題の流れは、事前に英検S-CBTの特設サイトで確認して行ったとおりでした。

はじめに操作方法の説明があるので、初見でも戸惑うことは少なそうですが、事前に公式の動画で流れを確認して行った方が安心して試験に臨めると感じました。

 

テストが始まると、受験者はヘッドセットをつけ、マイクに向かって話します。

いっせいにまわりの受験者がしゃべりだすため、ちょっとびっくりしましたが、うるさいというほどではなく、ちゃんと自分のテストに集中できる環境でした。

 

 

英検S-CBTのスピーキングで一点注意することがあるとしたら、録音開始のタイミングや音量についてです。

ちゃんと音声を拾えているかを、画面で確かめながら話す必要があります。

せっかく正しい答えを言えていても録音できていないと採点されないので、この点は少し気に留めておいた方が良いです。

 

スピーキングの試験が終わると、一次試験免除者は試験終了となり退出します。

その後、残った受験者には、試験監督からメモ用紙とライティング解答用紙(筆記選択者のみ)が配布され、スニング・リーディング・ライティングテストの開始を待ちます。

 

リスニング

リスニングの出題形式、問題レベル、解答時間は一般の試験と変わりません。

 

音声は解答時間をはさんで一定の間隔で流れますので、先に進んだり、戻ったりすることはできませんが、問題は自由に進んだり、戻ったりして見ることができます。

 

そのため、次の問題の選択肢に先に目を通すことが可能です。

また、自信がない問題にはチェックをつけておくこともできるので、後から見直すときに便利でした。

 

 

リーディング

リーディングも、出題形式、問題数、解答時間は一般の試験と変わりません。

 

制限時間内であれば、問題の間を行き来できるので、わからない問題は飛ばして後から戻って解答することもできます。

 

読解問題には、ペン機能・マーカー機能・消しゴム機能があるので、本文中にマーキングしながら読むことができます。

解答根拠となりそうなところや、わからない部分に印を残せるので、後から見直すときに便利でした。

 

 

ライティング

ライティングでは申し込みの段階で、キーボードによるタイピングか、解答用紙への手書きによる筆記かを選ぶことができます。

自分が慣れている方法を選択しましょう。

 

 

筆者はタイピングを選択しました。

タイピングの操作方法は、事前に英検®の公式ページで確認していたとおりだったので、戸惑うことはありませんでした。

 

ただ、普段PCで英語を書きなれていない人がタイピングで受験する場合は、あらかじめPCでタイピングする練習をしておいた方が良いですね。

タイピング練習の際は、予測変換をOFFにしておきましょう。

 

ライティングが終われば試験終了です。

従来型の試験とは異なり、自分のタイミングで退出できます。

 

実際に受けてみた感想

CBT形式の試験ををこれまで受けたことがなかったので、ドキドキしましたが、操作に迷うということはありませんでした。

これは、事前に英検協会のHPで受験方法の動画を見たり、デモ版を試してみたことも大きいと思います。

ぶっつけ本番でも操作で困ることはなさそうですが、事前に準備しておいたおかげで、気持ちに余裕ができました。

 

また試験のレベルや出題形式ですが、従来型のペーパー試験と同じです。

スピーキングについても、対面の面接とは状況こそ違いますが、設問で問われていること自体は同じです。

そのため、市販の英検®対策教材を使って勉強していれば、従来型でも、S-CBT試験でも対応できると感じました。

 

最後に宣伝!

筆者は大学卒業後、10年以上英語学習から離れていて、英語力には自信がありませんでした。

学生時代を思い出しても、英語の成績は真ん中くらい…、どちらかというと苦手教科でした。

 

それなのに、急に英検®を受けることになり、受験まであと2週間!というところであわてて、試験対策をスタートしました。

 

まずは、英検の過去問で実力をチェック。

リーティング、リスニングはまあまあ解けたのですが、ライティングの自由英作文が書けません。

スピーキングについては、自分のしゃべっている答えであっているのかどうかからしてよくわかりませんでした。

 

そこで、試験までに実力をつけるべく、「わからないをわかるにかえる 英検®3級」で対策をすることに!

 

▲わからないをわかるにかえる英検®3級

 

リーディング対策

リーディングについては、「文法」「重要単語・熟語」「会話表現」「長文対策」のパートでしっかり対策できました。

 

▲3級の文法

▲3級の重要単語・熟語

▲3級の会話表現

▲長文読解対策

 

リスニング対策

またリスニングについては、付属のCD―ROMもありますが、音声配信サービスが便利で、スマホで1問ずつ再生できたので学習しやすかったです。

 

▲ライティング対策

▲QRコードの読み取りでスマホで聞ける! 音声配信サービスonhai

 

ライティング対策

そして、もっとも苦手なライティングです。

「わからないをわかるにかえる英検®3級」はよく出題される質問形式がいくつか示されています。

また、それぞれに「合格のカギ」として解答のパターンが示されています。

どの順番で書けばいいのか、どの構文を使えばいいのかが良くわかるので迷わず書くことができます。

 

また、いきなり自由英作文をするのではなく、まずは穴埋め形式で解答しながら、解答のポイントを押さえることができます。

 

説明を読みながら何問か解くうちに、どこに気をつけて作文すればよいのかがわかってきました!

 

▲ライティング対策

 

スピーキング対策

最後にスピーキング対策についてです。

こちらは「特集 二次試験 面接対策」のコーナーで対策できます。

タイトルの通り、一般試験の二次面接が想定されていますが、S-CBTのスピーキングでも出題形式や問題のレベルは同じなので、このコーナーで十分対策ができます。

 

スピーキングで押さえておくべきは、「問題カード」の英文とイラストから何を読み取るかと、どんな質問がされるのかです。

「わからないをわかるにかえる英検®」では、この点が攻略ポイントとしてまとまっています。

 

攻略ポイントがわかれば、本番でも「何を聞かれるかわからない」状態ではなく、カードを見た時点で「こんなことが聞かれそう」と予想できるので、余裕をもって答えることができるようになりました。

 

▲二次試験 面接対策(スピーキング対策)

 

模擬試験

個別の対策が終わったら仕上げに「模擬試験」で実力をチェック。

こちらは、一般試験の一次試験を想定した誌面ですが、S-CBTでも出題形式・出題レベル・制限時間は変わらないので、これが解ければ試験に臨めるだけの実力はついていると思って間違いないです。

 

筆者は初めに過去問を解いたときよりも、手ごたえを感じることができ、自信をもって本番のS-CBTに臨むことができました。

 

▲模擬試験

 

まとめ

英検®の受験を考えていらっしゃるみなさん、従来型の「英検」を受験するのももちろんいいですが、英検S-CBT試験にはメリットがたくさんあります。

英検S-CBTのPCの操作方法は難しくはないですが、事前に英検公式のサイトで流れを確認し、デモ版を体験しておくと安心です。

また、試験の出題形式等は従来型の試験も英検S-CBTも同じなので「わからないをわかるにかえる英検®」シリーズで対策すれば、受験に必要なだけの英語力をつけることができます。

ぜひ、「わからないをわかるにかえる英検®」を携えて、英検S-CBTにチャレンジしてみてください。

 

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※この記事は2021年11月当時の、文理社員一個人の体験にもとづくものです。
※情報は古くなることがあるので、受験の際には必ず英検の公式サイトで受験案内等を確認してください。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
※このコンテンツは、日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

 

参考サイト:

英検®公式 https://www.eiken.or.jp/eiken/

英検S-CBT特設サイト https://www.eiken.or.jp/eiken2020/

 

 


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