2023/06/02

内申に影響! 実技4教科をあなどるなかれ!

3学期制の中学校に通っているみなさんは、中間テストが終わってほっとしているころでしょうか?

2学期制の学校のみなさんは、ちょうど中間テストの対策の真最中ですね。

 

中間テストが終わったと思ったら、すぐにやってくる期末テスト!

 

中間テストと期末テストの大きな違いといえば、実技4教科(副教科)のテストの有無です。

「5教科の対策だけでも手いっぱいなのに、9教科も対策をするのは大変!」と感じている人もいるかもしれません。

「実技教科はついつい後回しにして、1夜づけ…」、なんてことになりがちです。

 

でも、この実技4教科の定期テスト、決してあなどってはいけないのです。

 

 

もくじ

1.高校入試における内申とは?

2.内申における実技4教科の重要性

3.実技4教科の内申対策

4.実技教科の成績を上げるには? おすすめ問題集2選

5.まとめ

 

 

1.高校入試における内申とは?

多くの場合、高校入試は学力選抜試験と内申書(調査書)による内申点の合算で合否判定がされます。

 

内申とは「内々に申し述べること」という意味ですが、高校入試においては、中学校から生徒が志望する高校へ、書面でその生徒の成績や中学での活動内容を伝えることを指します。

 

この書類のことを内申書、または調査書といいます。

 

内申書(調査書)には9教科の成績を5階で評価した内申点が記載されています。

9教科というのは、英語、数学、国語、理科、社会の主要5教科と、音楽、美術、保健体育、技術・家庭、の実技4教科のことです。

5段階評価は、中3を除き学年末の通知表(成績表)の評価と同じです。

中3は入試よりも前の時点で評価されます。

 

なお、内申書(調査書)には内申点のほかにも、出席日数や、総合所見・行動の記録・特別活動の記録などが記載されます。

 

 

2.内申における実技4教科の重要性

このように、受験する高校側には内申点が伝わっており、それが入試の得点に反映されるわけですから、学力選抜試験の科目ではないからといって、実技4教科の勉強をおろそかにするわけにはいきませんよね。

 

内申点の扱いは、公立高校の場合は都道府県、私立の場合は学校によって異なり、算出方法もさまざまなので一概にはいえませんが、中には実技4教科の評定を主要5教科より大きく配点するところもあります。

 

たとえば、東京都の公立高校の一般入試の場合、中3の成績が高校入試に反映されるのですが、その算出方法は、「5教科×5段階評定」と「実技4教科×5段階評定×2倍」の合計65点満点です。

実技教科は2倍に換算されているので、都立高校における内申における実技4教科の占める割合は大きいといえます。

 

 

ほかの都道府県でも、実技教科の配点を高くするところはあります。

こうした都道府県では、実技教科は学力選抜試験がないからこそ、内申点を重視しているのです。

 

3.実技4教科の内申対策

では、実技4教科の成績を上げるのにはどうしたらよいのでしょうか?

 

実技教科で好成績をおさめるには、才能がないとだめだと思っていませんか?

音楽や美術のセンス、手先の器用さ、運動神経…、たしかにこうした生まれ持った才能が「実技テスト」の場面で有利に働くことはあります。

 

ただ、実技教科の成績は実技テストの良し悪しだけきまるわけではありません。

これはほかの教科にも共通することですが、学習指導要領では次の3つの観点を重視しており、成績もこれらの観点から総合してつけられているのです。

 

〇学びに向かう力・人間性等

1つ目の観点は、学びへの向き合い方です。

具体的には、授業に忘れ物をしないか、主体的に課題に取り組み提出しているか、授業中に積極的に参加しているかなど、普段の学習意欲や授業態度が評価の対象となっています。

 

実技教科の場合、座学中心の主要5教科よりも、主体的・積極的に授業や課題に取り組んでいるかどうかは、先生の目にも見えやすいといえるでしょう。

 

 

〇知識・技能

2つ目の観点は、学びの習熟度です。

学習をとおして、何を理解し何が出きるようになったかが評価の対象となっています。

 

実技教科の場合は、必要な知識や技能を理解し、スキルを身につけているかが評価されます。

実技テストや作品において、得手不得手があるのは致し方ありません。

しかし、実技教科の「知識・技能」は、定期テストの点数も評価対象なので、たとえ実技テストでのパフォーマンスや作品のできが振るわなくても、定期テストの得点次第で挽回することが可能です。

 

〇思考力・判断力・表現力等

3つ目の観点は、「思考力・判断力・表現力等」です。

この観点においては、身につけた知識・技能を生かして、どのように課題をとらえ、答えを導き出してゆくかが見られています。

 

実技教科において、「思考力・判断力・表現力等」は授業中の取り組みや態度でも評価されますし、実技テストや作品からも評価されます。

また定期テストから評価されることもあります。

 

4.実技教科の成績を上げるには? おすすめ問題集2選

このように、成績は3つの観点から総合的につけられており、実技教科においても、単に実技のパフォーマンスや作品のできだけで評価されているわけではないのです。

では、実技教科の成績を上げるためには、どうしたらよいでしょう?

 

実技教科の成績を上げる方法

実技教科の成績を上げるには、たとえば次のような方法が考えられるでしょう。

 

・授業や課題に積極的に取り組むことで評価を上げる

・試行錯誤や練習を重ねて、実技テストでのパフォーマンスを上げる

・定期テストで高得点を取り評価を上げる

 

このうち、実技教科の定期テスト対策は、成績アップに直結しやすいです。

というのも、テストの点は客観的なものなので、評価に組み込みやすいからです。

 

また、実技教科の定期テスト対策は、「やるかやらないか」でライバルとの差が開きやすいともいえます。

 

とはいえ、限られた試験期間のなかで、5教科に加えて実技教科まで勉強をするのは大変ですよね。

そんなときに、短期間で効率よく対策ができる問題集があれば心強いと思いませんか?

 

そこで、実技教科のテスト対策にぴったりの問題集をご紹介します。

 

「中学教科書ワーク」実技4教科

こちらは、教科書の要点を整理できる問題集です。

オールカラーの図やイラスト・写真を見ながら、要点を理解がしやすいのが特長です。

演習問題もあるので、定期テスト対策にもぴったりです。

付録の「スピードチェック」は赤シートでかくして、テスト直前にポイントを確認することができます。

 

 

 

 

「定期テストの攻略本」実技4教科

こちらは、定期テスト対策のための問題集です。

薄めなので、短いテスト習慣のあいだに取り組みやすいです。

また、赤版の2色なので、赤シートでポイントを隠して学習することができます。

付録の「5分間攻略ブック」はテスト直前の最終チェックにぴったりです。

 

 

5.まとめ

1点が合否を分ける高校入試において、内申点は重要です。

そして、その内申点にしめる実技4教科の割合は、地域や学校によって差があるとはいえ、少なくはないのです。

実技4教科の内申は、授業への取り組みや定期テストの対策によって上げることが可能です。

副教科だと思ってあなどることなく、真剣に取り組むようにしましょう。

 

 

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中学生応援コラム 第3回「内申ってなんだろう? 高い内申を取るために必要なこと」

皆さん、こんにちは! このコラムでは、中学生が学校の勉強をスムーズに進め、良い高校入試を迎えるサポートをするために、学校の勉強や入試に向けて取り組むべきポイントをお伝えしていきたいと思います!     今までの更新コラム 第1回「高校入試のとらえ方(1) 種別と学科」第2回「高校入試の捉え方(2) 受験形態」第3回「内申ってなんだろう 高い内申をとるために必要なこと」第4回「内申点と将来の選択肢への影響」 第5回「定期テストってなんだろう 高得点を取るために必要なこと」 第6回「定期テスト成功の秘訣!普段から意識したいこと」 第7回「模擬試験はできるだけ早くから受けよう!」 第8回以降もお楽しみに!     3回目の今回は、「内申点」について詳しく解説していきます。     内申点とは? 内申点は、通常1〜5の5段階で評価される、科目別の評価点です。この数値は現在の学習指導要領(日本の学校教育のルールブック的なもの)に基づいて、三つの観点で評価されて決められます。   その観点というのは (1)知識・技能 (2)思考力・判断力・表現力 (3)主体的に学習に取り組む態度 の3つです。   3つの観点 (1)の「知識・技能」は、小テストや定期テストなどの得点や、実技テストの評価などがメインになります。 以前は、内申点といったらこのテストの得点でほぼ全て決まっていた時期もありました。 しかし、現在ではテストが内申点に占める割合は全体の1/3です。他の二つの観点も高くないと、高内申は狙えなくなっています。 つまり「一夜漬け」のやり方では、内申点は高くなりづらいのです。     では残りの二つはどのような観点なのか、気になりますよね。   (2)の「思考力・判断力・表現力」は、2010年頃からクローズアップされてきた観点です。 テストの中で発展・応用問題として考えなければいけない問題が出てくるケースがありますが、それはこの力を測っているといえます。 テスト以外にも、レポートやノート、プレゼンテーションなど、工夫したり自分なりの考えを伝えたりするものに表れてくるので、提出物やプレゼンのクオリティを頑張って高めていくことが大切です。     (3)の「主体的に学習に取り組む態度」は、2020年頃の学習指導要領の改訂で盛り込まれた、新しい観点です。 読んで字のごとく、誰かにやらされてイヤイヤやるのではなく、自分で考えながら前向きに学習を進めていく態度そのものを評価する観点です。 テストや提出物などタイミングが決まるものではなく、まさに「日々しっかり学習しているか」を評価される、ということです。 ただ、家での様子まで学校側はわかりませんから、実際は授業を受ける姿勢であるとか、発言や参加の多さとか、課題や提出物などを最低限以上に取り組んでいるかとか、そういう数値にはならないようなものを先生たちが評価する、ということになります。   内申点を高めるには? 一般的には、これらの観点はABCで評価され、内申点はAAAだと5〜4、BBBだと3、CCCだと2〜1とされ、各自治体や学校の基準で決められます。 つまり、内申点を高めようと思ったら、どれか一つだけ頑張るのではなく、三つともしっかり取り組む必要がある、ということです。   通知表にこの観点別評価もはっきり明記されますので、自分が内申点を上げるためにどの観点に力を入れる必要があるのか、ということもわかります。 必要であれば、その科目の先生に直接、通知表を持って「何をすれば観点別評価を上げられるか」と聞いてみるのが効果的だと思います(それこそ「主体的」にやってみてください)!       次回は、この「内申点」がどれくらい入試に影響を持ってくるのか、それによって将来の進路選択にどのような影響があるのか、ということを説明していきます!       筆者:金澤 浩(かなざわ ひろし) 大手学習塾で20年以上指導し、様々な生徒を合格に導く。現在は共育コンサルタントとして講演会や個別での進路選択や学習の支援に取り組む

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