年越しそばの意味は?除夜の鐘ってなんで鳴らすの?大晦日の豆知識!
昨日でクリスマスも終わり、いよいよ年末が迫ってきましたね。
「師走」という別名があるだけに、まさに12月はあっという間に過ぎ去っていったように感じます。
もう5日後には1年の最後である大晦日を迎えるだなんてビックリです。
大晦日は皆さんどう過ごされますか?
除夜の鐘をきいて、年越しそばを食べて、音楽番組を見て…、などそれぞれの過ごし方がありますよね。
しかし、そもそも大晦日とは一体どのような日なんでしょうか?
今回は毎年迎える大晦日の豆知識をご紹介していきます!
なぜ12月31日を大晦日と呼ぶの?
今では、当たり前のように12月31日のことを大晦日と呼んでいますが、なぜそのように呼ばれるようになったのでしょうか?
もともと旧暦では、毎月の最終日を「晦日(みそか)」と言っており、そして1年で最後の日であり、最も重要な12月の末日を「大晦日(おおみそか)」と呼んでいました。
また昔は、「みそか」は「三十日」と書いていたようで字のまま「30日」を表しています。
旧暦では、月の末日はほとんどが30日だったためで、新暦に変わり末日が31日の月があっても月の最終日は「晦日」、「大晦日」と呼ぶのが残ったみたいです。
ちなみになぜ、「晦(つごもり)」という字が使われているのかというと、「晦」には「月が隠れる」という意味があるからだそうです。
そのため、毎月終わる日には「晦日」という漢字でこの言葉が使われるようになったんですね。
大晦日はなぜ除夜の鐘を鳴らすのか
そして、大晦日の風物詩といえば「除夜の鐘」です!。
大晦日の夜から元日に向けて、お寺では108つ鐘をつきます。この鐘の音を聞くことによって、この1年の中で作った罪や煩悩を取り除き清らかに新年を迎えることができると言われています。
108回という微妙な回数の鐘の音を鳴らす理由は、欲望や怒り、悲しみなどの人間の煩悩が108つあるとされているからです。鐘を一回つくごとに煩悩が一つ消えていくとされています。
他にも、仏教で人が生きている時に悩まされると考えられている「四苦八苦」から来たという説もあります。(4×9=36、8×9=72 足すと108になるため!)
また、実際にはお寺によってつく回数が違うようなのですが、108回のうち最後の1回は、その年の1年間煩悩に惑わされないようにという願いを込めて年が明けてからつくともされています。
参拝客にも開放され、実際に鐘をつかせてもらえるお寺もあるそうなので、新しい気持ちで新年を迎えたい!という方は大晦日、お寺に行ってみてもいいかもしれませんね。
ちなみになぜ「除夜」の鐘というのかというと、「除夜」は「大晦日の夜」を表す言葉だからです。
「除」という字は古いものを捨て、新しいものを迎えるという意味が足、1年の一番最後で、新しい年を迎える「大晦日」のことを「除日」とも呼んだそうです。「除日の夜」ということで「除夜」なんですね。
大晦日といえば年越しそば!
大晦日、やっぱり年越しそばは外せません!
年越しそばは、大晦日に食べることから「つごもりそば」「三十日そば」とも呼ばれていて
そばのように細く長く生きられるようにという長寿の願いを込めたものや、そばは切れやすいという理由から前の年の悪縁や災厄を断ち切るといったゲン担ぎで食べられているそうです。
私も大晦日には年越しそばを毎年食べていて、私の家では年越しそばに、にしんをのせていました。にしんの甘い味と出汁と合わさってとても美味しいのでおススメです。
実は、年越しそばに入れる具材にもいわれがあるのですがご存じですか?
例えば一番スタンダードな「エビの天ぷら」はエビが背中が曲がっていることから長老の老人に見立てて「長生き」を願うとされています。
エビは縁起が良いとされているのでおせち料理などでも見かけますよね。
ちなみに「にしん」にも意味があるようで、にしんは「二親」との語呂合わせで「両親」を表し、「両親からたくさんの子が生まれるように」というのが転じて、「食べることで子宝に恵まれる」と願って食べられるようになったようです。
縁起が良い意味をもつ食べ物を他にもいろいろあるようなので、調べてみて今までとは違う具材を年越しそばに載せてもいいかもしれませんね。
まとめ
今回は迫りくる「大晦日」に関する豆知識をご紹介いたしました。
由来や意味を知ることによって、なんとなく過ごしていた「大晦日」が、どうやって「大晦日」を過ごそうかと楽しみになりませんでしたか?
大晦日は1年の節目となる大事な最後の日!
除夜の鐘をきいたり、年越しそばを食べたりなどして、有意義に過ごしてみてください。
また、この記事が2023年「なるほどBunri-LOG」の最後のものになります。
来年も皆様のお役に立てるような情報を発信してまいりますので、よろしくお願いいたします!
~今回の執筆者~
イニシャル:N
所属:営業部門
年代:20代
今回のひとこと:年越しそばに、にしんだけでなくお餅をいれることもあります。お餅も美味しいのでおすすめです。