お正月にまつわるエトセトラ
お正月にまつわるエトセトラ
もういくつ寝るとお正月。
ということで、今日はお正月に関する小ネタです。
おせち料理
お正月に食べるおせち料理。
その内容は地域によっても家庭によってもさまざまです。
ただ、いくつかの定番のおせちには、意味が込められています。
黒豆…「まめ」(まじめ)に働き、「まめ」(元気)に暮らせるように。
数の子…たくさんの卵が並んでいる様子から、子だくさんや子孫繁栄を願って。
昆布巻き…よろ「こぶ」ことがたくさんありますように。
鯛…めで「たい」ことがたくさんありますように。
栗きんとん…黄金色の小判のようなので、お金がたまるように。
このように、見た目に由来するもの、語呂合わせによるものなどいろいろです。
ほかにもあるので調べてみましょう。
お屠蘇
子どものみなさんは飲ませてもらえないかもしれませんが、お正月にはお屠蘇(とそ)がふるまわれます。
お屠蘇とは、屠蘇散(とそさん)といわれる数種類の生薬(しょうやく)を混ぜあわせたものを、日本酒やみりんにつけこんだ飲み物です。
お屠蘇の「屠」は「ほふる」、「蘇」は「よみがえる」という字を書きます。
「ほふる」には、「打ち負かす」という意味があり、「よみがえる」は文字通り生き返ることです。
つまり、「屠蘇」には邪気を払って、命をよみがえらせるという意味があります。
いわば不老不死の薬酒というわけですね。
ちなみにお屠蘇には飲む順番があります。
若い人から順番に飲んでいき、厄年の人は最後に飲みます。
これは、若い人から生命力や厄(災難)を払う力を分けてもらうためだそうです。
お年玉
お正月はこれが一番の楽しみ!という人も多いことでしょう。
お年玉の語源には、新年に神様を迎えるためにお供えされた鏡餅を、その家の家長が切り分けて家族に配りました。
そのお餅が「御歳魂(おとしだま)」と呼ばれたことに由来するという説があります。
むかしはお金じゃなくてお餅だったんですね。
ところで、お年玉をいれる袋のことを「ポチ袋」と呼びますよね。
さあ、ここで問題です。ポチ袋を漢字で書けますか?
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答えは…
「点」は小学2年生で習う漢字ですが、「点袋」を漢字で書くのは難しいですね。
ちなみに、ポチ袋のポチには、「わずかな、少ない」という気持ちを表す「これっぽっちの小銭を入れる袋」が縮まって「ポチ袋」になったという説があります。
ほかにも、関西の方言で「ちょっと」の意味を合わす「ぽちっと」に由来するという説などもあります。
どんな由来であっても、ありがたいお年玉。大切に使いましょう。
よいお年を!
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みなさま、良いお年をお過ごしください。