2024/06/14

【今が旬】魅惑のタコ!釣って観察してみよう

魅惑のタコ釣り

たこ焼きやタコブツ、串焼きがおいしいタコ。実は魚のようにタコにも旬があります!
タコの旬は夏で、7/2と8/8はそれぞれ「タコの日」として制定されています。


 

7月2日は「半夏生」。タコを食べて元気に!

この時期は梅雨の終わり頃で雨が多い時期です。

農作物がタコの吸盤のようにしっかり根付き、実るように願いを込め、タコを食べていたことが由来となっています。
2024年は7月1日が「半夏生」にあたります。ぜひタコ料理をお召し上がりください♪

8月8日もタコの日!

タコの足の数である「8本」にちなんで、8月8日もタコの日として制定され、知られるようになりました。
タコの日が年に2回、どちらも夏にあるのは不思議ですね!

魅惑のタコ

タコは、実は「海の霊長類」と呼ばれるほど神経系が発達していて、頭がよいのです。
神経細胞の数は、なんと犬にも相当すると言われています。
身体能力も抜群です。心臓が3つあって素早く泳ぐことができたり、体の色を変化させて隠れたり威嚇したりすることもできます。
そんなタコの寿命ですが、ミズダコで3~5年ほど。
知能の高さ・身体能力を考えると、深海にいるタコや大きなタコは「文明を築くこともできるのでは?」とも言われています。

タコに関する面白い実験や都市伝説が溢れています。ぜひ調べてみてください♪

 

生きているタコを観察したい!タコ釣りに挑戦

6月1日に、東京湾でタコ釣りが解禁となりました。

日本の幅広い地域の岩礁性の海岸に生息しています。船で釣るサービスを利用する方、岸壁から釣る方など様々です。
「タコエギ」という魚を模した道具にタコを寄せるスプレーをかけて、海底や岩場にいるタコを狙います。
道具は100円ショップでも揃えることができるので、気軽に始められます♪

釣り竿(ルアーロッド)にタコエギを装着して、海に落とすと…

タコエギにタコが抱きついてきます!

かわいいですね!

釣ったタコを観察してみた!

タコは水の外も認識することができます。水槽の近くを人が通ると威嚇して水を吐きます!

体の色も次々と変わります。



脱走がとても得意で、海水の塩分濃度や温度の変化に弱いタコ。
飼育はとても難しいですが、しっかり設備を整えて愛情を込めて育てると、飼い主を見分けてなつくこともあるようです。

今回はまだ十分に成長していない個体だったので、観察後海に返しました。

 

毒のあるタコに注意!

釣り場に行かれる際は、釣り場が安全か・釣る許可が下りているのか・釣り方に制限があるのか等必ず事前に調べましょう。

釣り場ではヒョウモンダコをはじめ、毒を持つタコの出現が報告されています。

必ず、毒のない安全なタコであることを確認してから観察してください。

 

生きものに会いにいってみよう!

タコを飼育している水族館は多くはありませんが、日本各地にあります。

最近では越前松島水族館に世界最大級のタコを展示し、ふれあいもできる「みずだこ館」がオープンしました。
図鑑や教科書で学習するのもとっても楽しいですが、生き物が持つ力はとても大きいものです!
この夏はお近くの動物園や水族館、公園、釣り場などで気になる生き物を観察して、探究心を深める夏にしてみませんか?

 

この夏のおすすめ書籍!

知的好奇心をくすぐり、探究心を深める!
かがくへのとびらを開いてみよう

ふしぎはっけん!たんきゅうブック かがく編

対象年齢:4歳~8歳

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トクとトクイになる!小学ハイレベルワーク 理科1・2年



対象学年:小学1年生・小学2年生

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執筆者

東京営業部.A 生まれはOctoberです

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冬はやっぱり蟹食べたい!

毎日寒いですね! こんな寒い季節に食べたい旬の味覚と言えば、蟹で間違いありませんね!   日本は島国ですから、色々な美味しい海の幸が獲れます。その中でも味覚の王様と言われている蟹。蟹というと北国のイメージですが、実は日本全国、色々な地域で蟹が獲られ、蟹料理が食べられています。1月の記事では北陸の蟹についてご紹介しましたが、今回は全国の地域ごとに獲れる蟹と、蟹料理の種類について調べてみました。     北海道のカニ まずは北海道。日本で最も有名な蟹の産地の一つであり、ズワイガニやタラバガニ、毛ガニなど色々な蟹が獲れます。 まずはズワイガニ。獲れる時期も長いため、蟹と言えば北海道のズワイガニを思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。冷たい海で育ったズワイガニは身がぎっしりと詰まっており、濃厚な甘みがあります。新鮮なズワイガニは生のままで食べる刺身や、鍋で楽しむ蟹しゃぶ、濃厚な味噌を使った蟹の味噌汁も美味しいですね。 また、タラバガニはズワイガニに比べると大きく、弾力のある食感です。ボイルや焼き蟹で食べることが多いですね。味は割と淡泊ですが、なにしろ身が大きいのでガッツリ食べたい人にお勧めですね! そして毛ガニ。毛ガニはなんと北海道ではオールシーズン獲れるそうです。日本海側、太平洋側、オホーツク側とどの海にも生息しており、それぞれ旬な季節があるのでぐるっと一周して獲れるようですね。さすが北海道!ズワイガニやタラバガニと比べると小さいですが味は濃厚。茹でて食べるのが一般的ですね。味噌も濃厚で美味しいので一緒に食べるのが最高です。     東北地方の蟹 続いて東北地方。青森県や福島県で獲れる松葉カニが有名ですね。特に福島県相馬市の松川浦漁港では年間200トンもの松葉ガニが水揚げされるとのこと。松葉カニは種類でいうとズワイガニと同じで、特定の地域で獲れるズワイガニを指しています。カニステーキや陶板焼きなど焼き料理が人気です。温泉旅館で食べられることが多いので、是非泊まってみたいですね~。     北陸地方の蟹 北陸地方も蟹が沢山獲れます。特に福井県と石川県で水揚げされるものがブランドガニとして有名です。特に有名なのは福井県で獲れるのは「越前ガニ」。日本で最も古くから漁がおこなわれていたという記録もあるそうです。全国唯一の皇室献上ガニとされ、蟹の中の王様と言えますね!そして石川県で獲れるのは「加能ガニ」「香箱ガニ」と呼ばれます。加能カニはオス、香箱ガニはメスで、オスの方が大きいのですがメスには卵巣やお腹の外側に卵があり、これが絶品とのこと。県外に出回ることがあまりないそうで、是非現地に行って食べてみたいですねえ。     近畿地方の蟹 蟹はどちらかというと北国のイメージですが、近畿地方でも獲れます。中でも京都府京丹後市の「間人(たいざ)漁港」のズワイガニは「間人ガニ」と呼ばれ、プランクトンが豊富な漁場で獲れるためサイズが大きく身が詰まっているのが特徴。また大きさ・重さ・形・身詰まりなど、他のブランドガニとは比べても非常に高い基準で選別・ランク分けされているため、カニの中でも最上級といわれています。しかも「間人ガニ」を漁獲する小型の底曳網漁船はなんと5隻のみしか無く、しかも荒波や寒さで出航できない場合も多いことから「幻のカニ」とも。茹でて良し、味噌も美味い、ご当地なら刺身でも食べられるそう。いやあ、一度で良いから食べてみたいですね~。   九州地方の蟹 最後は九州。有明海で獲れるワタリガニが有名です。なかでも佐賀県太良町獲れるワタリガニを「竹崎カニ」としており、夏は主にオス、冬はメスと一年中食べられるそう。主に塩ゆでで食べられており、真っ赤にゆであがったカニを両手で割りながら食べることが出来ます。地元では刺身、焼きガニ、天ぷらなどでも味わえるようですねえ。美味しそう!   いかがでしたでしょうか。日本全国に地域ごとの蟹があり、その地域の気候や海の環境によって、それぞれ独自の特徴や美味しさを持っているのが興味深いですね! 寒い冬だからこそご当地の蟹を食べて、元気に乗り切りたいですね!   ~今回の執筆者~ イニシャル:T 所属:営業部門 年代:40代 今回のひとこと:個人的には根室の花咲港で獲れる「花咲ガニ」がおススメ!なかなか北海道以外では食べられないカニなので、食べてみたい人は北海道へGO!!