2026/02/06

【中学英文法 完全理解】関係代名詞の使い分けと見分け方をわかりやすく解説

 

 

はじめに

「関係代名詞が出てきてから、英語が難しくなってきた…」

「関係代名詞が入っている英文の意味が分からない」

などと感じる方が多いかもしれません。

しかし、関係代名詞のルール、

 「後ろから説明を加える」

という仕組みさえつかめば、スッキリとわかるようになります。

この記事では、中学英文法の難所の1つ「関係代名詞」の攻略法をわかりやすく説明します。

 

 

関係代名詞の正体は「説明を追加する接着剤」

関係代名詞とは、「2つの文を1つにつなぎ、さらに名詞を詳しく説明する接着剤」のことです。

たとえば、次の2つの文を合体させてみましょう。

 I have a friend.(私には友達がいます)

 He lives in Tokyo.(彼は東京に住んでいます)

この2つの文を関係代名詞を使って1つの文にすると下記のようになります。

 

このwho関係代名詞です。

Heの代わりをしながら、前のa friend(説明される語句[名詞]=先行詞)」を詳しく説明する役割をもっています。

ここで、「関係代名詞を使うと文が長くなって難しそう…」と感じる人もいるかもしれません。

でも、新しい文が増えたわけではありません。

I have a friend.

→ I have a friend who lives in Tokyo.

このように、もともとの文「I have a friend」に、

「who lives in Tokyo(東京に住んでいる)」

という説明を後ろからくっついただけです。

関係代名詞は、「前の名詞を後ろから説明するためのパーツ」だと考えましょう。

また、関係代名詞を含む部分は、前の名詞を説明する「ひとかたまり」としてとらえましょう。

 

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関係代名詞の選び方(who / which / that)

中学で学習する関係代名詞は、whowhichthatの3つです。

どの関係代名詞を使うかは、先行詞が

 「人」か「もの(人以外と考えてください)」か

で決まります。

 

  

※先行詞が「人」の場合、関係代名詞(目的格)としてwhomを使うことがあります。
しかし、中学教科書ではほとんど扱われていないため本ブログ記事でも省略しております。

 

以下、who・which・thatの関係代名詞を使った例文を見てみましょう。

 

●who 先行詞が「人」のとき

  

 

●which 先行詞が「もの」のとき

  

 

that:「もの」「人」どちらにも使える

  

まとめると下記のようになります。

 

  

※先行詞が「人」の場合、主格の関係代名詞はwhoを使うのが一般的ですが、まれにthatが使われることもあります。

 

1.thatは万能な関係代名詞

先行詞が「人」でも「もの(人以外)」でも、①「主格」でも②「目的格」でも全部に使うことができます。

「迷ったらthat!」と覚えておきましょう。

※ただし、問題で「that以外を使って」などのただし書きがある場合があるので注意が必要です。

 

2.関係代名詞が省略できるのは②「目的格」のときだけ

関係代名詞のあとに〈主語+動詞〉が続くときは、関係代名詞を省略できます。

〈説明される語句+主語+動詞〉の形になります。

 

 

関係代名詞の「主格」「目的格」とは? その見分け方

関係代名詞の「後ろから説明をくっつける」という特徴は理解できましたか?

次は、関係代名詞には「主格」と「目的格」の見分け方についておさえましょう。

ポイントは、ずばり

 関係代名詞のあとに主語があるかどうか

です。

 

①主格(関係代名詞の直後に「動詞」)

I know a boy who speaks Chinese.(私は中国語を話す男の子を知っています)

関係代名詞who の直後に plays(動詞)→ 主格

 

②目的格(関係代名詞の直後に「主語+動詞」)

This is the book that I read yesterday.(これは私が昨日読んだ本です)

that の直後に〈 I(主語)+ read(動詞)〉がある → 目的格

★補足

目的格の関係代名詞は会話や文章では省略されることが多いです。

This is the book I read yesterday.

→ bookのあとの関係代名詞(whichまたはthat)が省略されています。

 

 

テストでねらわれる「ひっかけ」ポイント

①三人称単数現在形(三単現)の s を忘れないで!

関係代名詞が主格(後ろが動詞)のとき、その直後の動詞の形は先行詞に合わせます。

  

a girl は三人称単数で現在の文なので s が必要! Iにひきずられてlikeとしないように注意!

 

②関係代名詞のあとに、主語や 目的語を書かない!

関係代名詞は、それに続くの文の中で「主語」「目的語」の役割もしています。

そのため、次のように代名詞をもう一度書くのは間違いです。

  

who がすでに he の代わりをしているので、he は不要です。

主格の関係代名詞の直後は動詞、主語は不要、つまり〈関係代名詞+動詞〉と覚えておきましょう。

 

  

thatがすでにhimの代わりをしているので、himは不要です。

目的格の関係代名詞に続く動詞の後に目的語は不要、つまり〈関係代名詞+主語+動詞~〉と覚えておきましょう。

 

③thatが好まれる場合がある

基本的に、関係代名詞のwhichとthatは入れ替えが可能です。

しかし、先行詞に特定の修飾語(first・last最上級など)がついているときは、that が好んで使われることがよくあります。

  

先行詞に下記の修飾語が含まれているときは、関係代名詞はthatを使いましょう。

 all、every、-thing(anything、nothingなど)、the only、the very、

 最上級、序数(first、secondなど)など

 

 

【実践】理解度チェックテスト!

これまでこの記事で説明したことが理解できているかチェックしてみましょう。

 

問題

(  )に入る適切なものをアまたはイから選んでください。

Q1. I have a friend (  ) lives in Canada.

  ア who イ which

Q2. This is the bus (  ) goes to the station.

  ア who  イ which

Q3. The girl (  ) you met yesterday is my sister.

  ア that  イ which

Q4. The dictionary (  ) I bought is very useful.

  ア who  イ which

Q5. Look at the cat (  ) is sleeping on the sofa.

  ア who  イ which

Q6. She is a teacher who (  ) English very well.

  ア speak  イ speaks

Q7. This is the best book (  ) I have ever read.

  ア which  イ that

 

【解答と解説】

Q1. ア who

先行詞が「人」なのでwho。直後が動詞(lives)なので、この関係代名詞は主格。

Q2. イ which

先行詞が「もの」なので which。直後が動詞(goes)なので、この関係代名詞は主格。

Q3. イ that

先行詞が「人」なのでthat。直後にyou metと〈主語+動詞〉が続いているので、この関係代名詞は目的格。

省略することもできます。

Q4. イ which

先行詞が「もの」なのでwhich。直後にI boughtと〈主語+動詞〉が続いているので、この関係代名詞は目的格。

省略することもできます。

Q5. イ which

先行詞が「もの(動物)」は which を使います(基本、「人」以外はwhichまたはthat)。

直後に動詞(be動詞のis)がきているので、この関係代名詞は主格です。

Q6. イ speaks

ここでのwhoは直後に動詞がきているので主格の関係代名詞。

先行詞「人」(a teacher)が三人称で現在の文なので、それに合わせて動詞に s をつけます。

Q7. イ that

先行詞にthe best があることに着目。最上級が先行詞に含まれるときはthat を選びます。

ここでのthatは目的格なので省略することも可能です。

 

 

まとめ

関係代名詞をマスターするポイントは3つ!

1.関係代名詞(who、which、that)の使い分け

 先行詞が「人」か「もの」で判断する

  「人」・・・whoまたはthat

  「もの(人以外)」・・・whichまたはthat

  ※先行詞に特定の修飾語(all、every、-thing、最上級など)が含まれる場合はthatが好まれる

2.関係代名詞が「主格」か「目的格」かの見分け方

 直後が動詞・・・「主格」、省略できない

 直後が〈主語+動詞〉・・・「目的格」、省略できる

3.「主格」の関係代名詞の注意点

 関係代名詞の直後の動詞の形は先行詞に合わせる

 先行詞が三人称単数で現在の文の場合は、sまたはesをつけるのを忘れないこと

 


上記の3つを理解すれば、中学英語の関係代名詞はバッチリです!

   

 

 

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中学英語の不定詞3用法を詳しく解説! ~意味・例文・使い分けと動名詞との違い~

  もくじ はじめに 不定詞とは? 基本の形と役割を理解しよう 不定詞の3つの用法:具体的な判別法 3つの用法の見分け方:簡単な判別ステップ ★ 発展編 知っておきたい! 不定詞の応用表現 よくある質問:不定詞と動名詞(~ing)の違い まとめ 「不定詞」を学習するのにおすすめの文理の教材   はじめに 英語の不定詞は、〈to+動詞の原形〉の形で表します。 最初は少し難しく感じるかもしれませんが、不定詞は英語の表現の幅を一気に広げてくれる大切な文法です。 不定詞の基本をしっかり理解しておくと、動名詞やあとで学ぶ不定詞の応用表現もスムーズに入ってきます。 不定詞は、形は同じ(〈to+動詞の原形〉)でも文の中でどんな役割をしているかによって意味が異なります。 主に次の3つの働きがあります。 1 名詞的用法:文の主語・目的語・補語になる(「〜すること」) 2 形容詞的用法:名詞を説明する(「〜するための」「〜すべき」) 3 副詞的用法:動詞や形容詞を説明する(「〜するために」)   一見、複雑そうですが、ポイントは「文中のどこに置かれているか」と「どんな意味で使われているか」の2つ。 この基本をつかめば、3用法の区別はそれほど難しくありません。 この記事では、この3つの用法をていねいに解説します。 さらに、不定詞の応用表現や名詞的用法とよく似た意味で使われる動名詞との使い分けについても、記事の最後でわかりやすく説明します。 読み終わるころには、「不定詞って意外と簡単!」と自信をもてるようになりますよ。 ★文理の問題集で「不定詞」を学習するならこちらがおすすめ。 「わからないをわかるにかえる」 「完全攻略」 「ハイクラス徹底問題集」     不定詞とは? 基本の形と役割を理解しよう 不定詞は、〈to + 動詞の原形〉の形で表します。形を見るだけで「不定詞だ」とわかります。 重要なのは、この〈to + 動詞の原形〉が文の中でどんな役割を果たすかを理解することです。   不定詞の基本3用法   まずは〈to+原形〉でひとかたまりになっていることを認識し、次に「文中の位置」と「意味」でどの用法かを判断するクセをつけましょう。     不定詞の3つの用法:具体的な判別法 1 名詞的用法 不定詞が名詞と同じ働きをし、「~すること」の意味を表します。 動詞の目的語になります。また、文の主語や補語になることもあります。     2 形容詞的用法 不定詞が直前の名詞を説明し、「~するための」「~すべき」を表します。   見分け方のコツは「不定詞の直前に説明を受ける名詞があるか」をチェックすることです。   3 副詞的用法 不定詞が後ろから動詞や形容詞を説明します。 「~するために(目的)」や「~して(感情の原因・理由)」を表します。   見分け方のコツは「不定詞の前に説明を受ける動詞句や形容詞があるか」をチェックすることです。     3つの用法の見分け方:簡単な判別ステップ 〈to + learn〉を例に、文中の位置によって用法が変わる例を見てみましょう。   【判別ステップ】 1 「~すること」と訳してみる  もし文が意味をなすなら名詞的用法。 2 直前に名詞があるか確認する  名詞があれば、それを説明している形容詞的用法。 3 「なぜ?」「どうして?」と問いかける  動詞や形容詞の目的・理由を説明していれば、副詞的用法。     ★ 発展編 知っておきたい! 不定詞の応用表現 以下の不定詞を使った表現は定期テストでもよく出題されます。 形と意味をセットで覚えましょう。       よくある質問:不定詞と動名詞(~ing)の違い Q1 不定詞も動名詞も目的語にとれる動詞は? like、love、hate、start、begin、continue などの動詞は目的語に不定詞も動名詞もとることができます。 I like to read books.(私は本を読むことが好きです) = I like reading books.   Q2 目的語に不定詞だけを使う動詞は? want、decide、hope、wish などの動詞は不定詞のみを目的語とします。 I want to go home.(私は家に帰りたいです)  × I want going home.   Q3 目的語に動名詞だけを使う動詞は? enjoy、avoid、finishなどの動詞は動名詞(~ing)のみを目的語にとります。 I enjoy playing soccer.(私はサッカーをすることを楽しみます)  × I enjoy to play soccer.   Q4:不定詞と動名詞で意味が異なる動詞は? try、remember、forgetなどはどちらを目的語としてとるかで意味が異なるので要注意です。 tryとrememberを例に見てみましょう。       まとめ 不定詞〈to+動詞の原形〉には、名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法の3つの働きがあり、それぞれが文の中で異なる役割を果たしています。 どの用法を使っているのかを見分けるときは、 「文中の位置を見る」 「意味を訳してみる」 「その文で何を説明したいのか考える」 の3ステップがとても役立ちます。   また、不定詞と動名詞の違いもおさえておきましょう。 不定詞は「~すること」「〜するための」「~するために」などの幅広い使い方をします。 一方、動名詞は「~すること」という名詞的な働きが中心です。 この特徴を押さえておけば、その違いも自然と理解しやすくなります。 最初は少し難しく感じるかもしれません。しかし、ポイントをつかむと不定詞は英語表現を一気に広げてくれる便利な文法です。 問題練習をしながら、ぜひ「不定詞を使いこなせる」感覚を身につけていきましょう。     「不定詞」を学習するのにおすすめの文理の教材 「わからないをわかるにかえる」 不定詞など中学で学習する英文法を基礎からじっくり学びたい、どこから手をつけていいかわからないという人に最適なシリーズです。 この教材は、「わからない」を「わかる」にかえることを徹底的に追求しています。 文法をスモールステップで図解やイラストでていねいに解説しています。 そのため、英語が苦手な人でも基礎から練習を着実に積み重ね、理解することができます。 簡単なステップで自信をつけながら学習を進めたい方に、特におすすめします。        ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   「完全攻略」 中学で学習する英文法の知識を深め、確かな実力をつけたいなら「完全攻略」シリーズがおすすめです。 このシリーズは豊富な問題量が特徴です。 文法の基礎の反復から応用まで問題をしっかりとこなすことで、文法を完全に理解し、定着させることができます。 定期テスト対策ページに加えて、過去の入試問題を扱ったページも収録されているため、日々の学習から受験対策まで幅広い学習に対応が可能です。 学校の授業の進度に合わせて使いたい方にも最適です。        ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     「ハイクラス徹底問題集」 難易度の高い問題に挑戦し、応用力を圧倒的につけたい人向けの「英語の最高峰の問題集」です。 この教材では、教科書では取り上げていない高度な英文法も扱っています。 難関高校の入試問題も収録されているため、ハイレベルな問題を解くことで、ライバルに差をつけたいと考えている学習者を徹底的にサポートします。 現在の学習レベルに関わらず、英語を極めたいという意欲のある方は、ぜひ手に取ってみてください。         ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら  

中学英文法 完全理解 形容詞と副詞の違いをおさえよう!

  もくじ 形容詞と副詞とは? それぞれの役割を理解しよう 形容詞と副詞の違い 3つの見分けるポイント 注意すべき形容詞と副詞 形容詞・副詞の見分け方 実践テクニック これは必ず覚えよう。頻出! 形容詞・副詞の重要単語リスト 形容詞と副詞、よくある質問(FAQ) 練習問題 形容詞と副詞を見分けよう まとめ 「形容詞」「副詞」を学習するのにおすすめの文理の教材   形容詞と副詞とは? それぞれの役割を理解しよう 英語の文法で、多くの中学生がつまずきやすいのが形容詞と副詞の違いです。 「goodとwellってどう違うの?」 「-lyがついていたら副詞?」 など、疑問がたくさん出てきますよね。       まず大切なのは、 「形容詞も副詞も、ほかの言葉を説明する(修飾する)役割をもっている」 ということです。 ここでいう「修飾」とは、「どんな?」「どのように?」と補足説明することだと考えてください。   ① 形容詞の役割 形容詞は、名詞を説明する言葉です。人・物・ことの「性質」や「状態」を表します。 たとえば、下記のように使います。    このように、形容詞は「名詞の前」に置かれて、あとの名詞がどんなものかを説明します。 「どんな花?」「どんな犬?」と考えると、形容詞が使われていることが分かります。   ② 副詞の役割 副詞は、名詞以外を説明する言葉です。動詞・形容詞・ほかの副詞を説明します。 たとえば、下記のように使います。   「どのように走る?」「どれくらい美しい?」と考えると、副詞が使われていることが分かります。   ★文理の問題集で「不定詞」を学習するならこちらがおすすめ。 「わからないをわかるにかえる」 「完全攻略」 「ハイクラス徹底問題集」     形容詞と副詞の違い 3つの見分けるポイント 形容詞と副詞を見分けるときは、次の3つのポイントを順番に考えるのがコツです。   ① どの語を修飾しているか(一番大事!) 最も重要なのは、その語が何を説明しているかです。  修飾している語が名詞→ 形容詞  修飾している語が動詞・形容詞・副詞→ 副詞 例文でみてみましょう。   このように、「どの語を説明しているか」を意識すると、正しく判断できます。   ② 語尾で見分ける(-lyがあるかどうか注目) 多くの副詞は、-lyで終わります。たとえば、quickly(急いで)、slowly(ゆっくりと)、carefully(注意深く)などが-lyで終わる副詞です。 ただし、下記のような例外もあるので注意が必要です。これらは形容詞としても副詞としても使われます。   「-lyがない=形容詞」と決めつけないようにしましょう。   ③ 文中の位置で判断する 形容詞と副詞は、置かれる場所にも特徴があります。  形容詞:名詞の前、またはbe動詞のあと  副詞:動詞の前後、形容詞の前、文の最後など         注意すべき形容詞と副詞 ① よく似た意味のgoodと well どちらも似た意味をもっていたます。しかし、goodは形容詞、wellは副詞です。 例  Emi is a good tennis player.(エミは良いテニス選手です) 形容詞   ⇒名詞tennis playerを説明  Emi sings well.(エミは上手に歌います)          副詞   ⇒動詞singsを説明   ② fastとhard とearly これらは、形容詞でも副詞でも同じ形で使います。 の中での役割を見てどちらの品詞か判断しましょう。 例 ●fast  形容詞  Ken is a fast runner(ケンは速い走者です)   副詞   Ken runs fast.(ケンは速く走ります)  ⇒名詞(runner)を修飾しているので上の文のfastは形容詞、動詞(runs)を修飾している下の文のfastは副詞です。   ●hard  形容詞  This is a hard problem.(これは難しい問題です)  副詞   Nao studies hard.(ナオは一生懸命勉強します)  ⇒名詞(problem)を修飾しているので上の文のhardは形容詞、動詞(studies)を修飾している下の文のhardは副詞です。   ●early  形容詞 I take an early train.(私は早い電車に乗ります)  副詞  I get up early.(私は早く起きます)  ⇒名詞(train)を修飾しているので上の文のearlyは形容詞、動詞(get up)を修飾している下の文のearlyは副詞です。   ③hardとhardly 形が似ていてどちらも副詞として使います。しかし、意味が大きく異なります。意味の違いをしっかりとおさえておきましょう。  hard:一生懸命に  hardly:ほとんど~ない 例  My brother studies hard.(私の弟は一生懸命に勉強します)  My brother hardly studies.(私の弟ほとんど勉強しません)     形容詞・副詞の見分け方 実践テクニック ステップ① まずは、前後の単語をチェック 「この語は、どの語を説明している?」と考えるクセをつけましょう。 名詞を説明しているのなら形容詞、それ以外なら副詞です。   ステップ② be動詞のあとに置けるかをチェック be動詞のあとにきて、主語を説明するのは形容詞です。 She is happy(〇)  形容詞 She is quickly.(×) 副詞     これは必ず覚えよう。頻出! 形容詞・副詞の重要単語リスト ① よく使う形容詞 20選 名詞を説明したり、「~だ」と状態を表したりするときに使う重要な形容詞です。   ② よく使う副詞 20選 動作の様子や、程度・頻度、時、場所などを説明する重要な副詞です。       形容詞と副詞、よくある質問(FAQ) Q:very は形容詞ですか?副詞ですか? A:very は副詞です。形容詞や副詞をさらに強める働きをします。 例 very big(とても大きい)・・・」big(形容詞)を説明 very well(とても上手に)…well(副詞)を説明   Q:-lyがついていたら必ず副詞ですか? A:いいえ。friendly(親しみやすい、友好的な)、lovely(かわいい、すてきな)、lively(活気のある)のように形容詞のものもあります。 例  ① Mr. Mori is friendly.(森先生は親しみやすいです)  ② Aki has a lovely bag.(アキはかわいい鞄を持っています)  ③ We live in a lively town.(私たちは活気のある町に住んでいます) ⇒be動詞のあとにきて主語を説明していたり(①)、名詞を説明している(②・③)ことから形容詞です。   Q:be動詞のあとは形容詞、副詞、どちらを使いますか。 A:基本的には形容詞を使います。be動詞のあとでは、「主語がどんな状態か」を説明するため、形容詞がきます。 副詞は、動詞の動きや様子を説明する言葉なので、be動詞のあとには使いません。  (〇)Eito is kind.(エイトは親切です)  → kind は 主語(Eito)を説明する形容詞。  (×)Eito is kindly.  → kindlyは副詞なので使えない   Q:同じ単語なのに、形容詞と副詞の両方になるのはなぜですか? A:fast や hard などは、文の中での役割によって形容詞にも副詞にもなります。 形は同じでも、「何を修飾しているか」でどちらの品詞か判断しましょう。 例  a fast car(速い車)…名詞carを修飾→形容詞  run fast(速く走る)…動詞runを修飾→副詞     練習問題 形容詞と副詞を見分けよう この記事の仕上げとして、練習問題にチャレンジしましょう。 次の英文の訳に合うように、( )に入る最も適切な語を下の語群から選びましょう。 そして、形容詞か副詞か答えましょう。※同じ語は1回しか使えません。 問題 語群 【 good / well / fast / happy / carefully / easy / slowly / hard / busy / quiet 】     解答と解説     まとめ 形容詞と副詞の違いは、何を修飾しているかを見れば判断できます。 語尾や置かれている位置も見分けるポイントですが、まずは「どの語を説明しているか」を考えることが大切です。 このポイントを意識して問題に取り組めば、定期テストや入試でも自信をもって解けるようになります。 少しずつ練習しながら、確実に身につけていきましょう。       「形容詞」「副詞」を学習するのにおすすめの文理の教材 「わからないをわかるにかえる」 不定詞など中学で学習する英文法を基礎からじっくり学びたい、どこから手をつけていいかわからないという人に最適なシリーズです。 この教材は、「わからない」を「わかる」にかえることを徹底的に追求しています。 文法をスモールステップで図解やイラストでていねいに解説しています。 そのため、英語が苦手な人でも基礎から練習を着実に積み重ね、理解することができます。 簡単なステップで自信をつけながら学習を進めたい方に、特におすすめします。          ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     「完全攻略」 中学で学習する英文法の知識を深め、確かな実力をつけたいなら「完全攻略」シリーズがおすすめです。 このシリーズは豊富な問題量が特徴です。 文法の基礎の反復から応用までを豊富な問題量に取り組むことで、文法を完全に理解し、定着させることができます。 定期テスト対策ページに加えて、過去の入試問題を扱ったページも収録されているため、日々の学習から受験対策まで幅広い学習に対応が可能です。 学校の授業の進度に合わせて使いたい方にも最適です。          ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   「ハイクラス徹底問題集」 難易度の高い問題に挑戦し、応用力を圧倒的につけたい人向けの「英語の最高峰の問題集」です。 この教材では、教科書では取り上げていない高度な英文法も扱っています。 難関高校の入試問題も収録されています。ハイレベルな問題を解くことで、ライバルに差をつけたいと考えている学習者を徹底的にサポートします。             ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら