【中学英文法 完全理解】関係代名詞の使い分けと見分け方をわかりやすく解説

はじめに
「関係代名詞が出てきてから、英語が難しくなってきた…」
「関係代名詞が入っている英文の意味が分からない」
などと感じる方が多いかもしれません。
しかし、関係代名詞のルール、
「後ろから説明を加える」
という仕組みさえつかめば、スッキリとわかるようになります。
この記事では、中学英文法の難所の1つ「関係代名詞」の攻略法をわかりやすく説明します。
関係代名詞の正体は「説明を追加する接着剤」
関係代名詞とは、「2つの文を1つにつなぎ、さらに名詞を詳しく説明する接着剤」のことです。
たとえば、次の2つの文を合体させてみましょう。
I have a friend.(私には友達がいます)
He lives in Tokyo.(彼は東京に住んでいます)
この2つの文を関係代名詞を使って1つの文にすると下記のようになります。

このwhoが関係代名詞です。
Heの代わりをしながら、前のa friend(説明される語句[名詞]=先行詞)」を詳しく説明する役割をもっています。
ここで、「関係代名詞を使うと文が長くなって難しそう…」と感じる人もいるかもしれません。
でも、新しい文が増えたわけではありません。
I have a friend.
→ I have a friend who lives in Tokyo.
このように、もともとの文「I have a friend」に、
「who lives in Tokyo(東京に住んでいる)」
という説明を後ろからくっついただけです。
関係代名詞は、「前の名詞を後ろから説明するためのパーツ」だと考えましょう。
また、関係代名詞を含む部分は、前の名詞を説明する「ひとかたまり」としてとらえましょう。
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関係代名詞の選び方(who / which / that)
中学で学習する関係代名詞は、who、which、thatの3つです。
どの関係代名詞を使うかは、先行詞が
「人」か「もの(人以外と考えてください)」か
で決まります。

※先行詞が「人」の場合、関係代名詞(目的格)としてwhomを使うことがあります。
しかし、中学教科書ではほとんど扱われていないため本ブログ記事でも省略しております。
以下、who・which・thatの関係代名詞を使った例文を見てみましょう。
●who 先行詞が「人」のとき

●which 先行詞が「もの」のとき

that:「もの」「人」どちらにも使える

まとめると下記のようになります。

※先行詞が「人」の場合、主格の関係代名詞はwhoを使うのが一般的ですが、まれにthatが使われることもあります。

1.thatは万能な関係代名詞
先行詞が「人」でも「もの(人以外)」でも、①「主格」でも②「目的格」でも全部に使うことができます。
「迷ったらthat!」と覚えておきましょう。
※ただし、問題で「that以外を使って」などのただし書きがある場合があるので注意が必要です。
2.関係代名詞が省略できるのは②「目的格」のときだけ
関係代名詞のあとに〈主語+動詞〉が続くときは、関係代名詞を省略できます。
〈説明される語句+主語+動詞〉の形になります。
関係代名詞の「主格」「目的格」とは? その見分け方
関係代名詞の「後ろから説明をくっつける」という特徴は理解できましたか?
次は、関係代名詞には「主格」と「目的格」の見分け方についておさえましょう。
ポイントは、ずばり
関係代名詞のあとに主語があるかどうか
です。
①主格(関係代名詞の直後に「動詞」)
I know a boy who speaks Chinese.(私は中国語を話す男の子を知っています)
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関係代名詞who の直後に plays(動詞)→ 主格!
②目的格(関係代名詞の直後に「主語+動詞」)
This is the book that I read yesterday.(これは私が昨日読んだ本です)
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that の直後に〈 I(主語)+ read(動詞)〉がある → 目的格!
★補足
目的格の関係代名詞は会話や文章では省略されることが多いです。
This is the book I read yesterday.
→ bookのあとの関係代名詞(whichまたはthat)が省略されています。
テストでねらわれる「ひっかけ」ポイント
①三人称単数現在形(三単現)の s を忘れないで!
関係代名詞が主格(後ろが動詞)のとき、その直後の動詞の形は先行詞に合わせます。


a girl は三人称単数で現在の文なので s が必要! Iにひきずられてlikeとしないように注意!
②関係代名詞のあとに、主語や 目的語を書かない!
関係代名詞は、それに続くの文の中で「主語」や「目的語」の役割もしています。
そのため、次のように代名詞をもう一度書くのは間違いです。

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who がすでに he の代わりをしているので、he は不要です。
主格の関係代名詞の直後は動詞、主語は不要、つまり〈関係代名詞+動詞〉と覚えておきましょう。

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thatがすでにhimの代わりをしているので、himは不要です。
目的格の関係代名詞に続く動詞の後に目的語は不要、つまり〈関係代名詞+主語+動詞~〉と覚えておきましょう。
③thatが好まれる場合がある
基本的に、関係代名詞のwhichとthatは入れ替えが可能です。
しかし、先行詞に特定の修飾語(first・lastや最上級など)がついているときは、that が好んで使われることがよくあります。

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先行詞に下記の修飾語が含まれているときは、関係代名詞はthatを使いましょう。
all、every、-thing(anything、nothingなど)、the only、the very、
最上級、序数(first、secondなど)など
【実践】理解度チェックテスト!
これまでこの記事で説明したことが理解できているかチェックしてみましょう。
問題
( )に入る適切なものをアまたはイから選んでください。
Q1. I have a friend ( ) lives in Canada.
ア who イ which
Q2. This is the bus ( ) goes to the station.
ア who イ which
Q3. The girl ( ) you met yesterday is my sister.
ア that イ which
Q4. The dictionary ( ) I bought is very useful.
ア who イ which
Q5. Look at the cat ( ) is sleeping on the sofa.
ア who イ which
Q6. She is a teacher who ( ) English very well.
ア speak イ speaks
Q7. This is the best book ( ) I have ever read.
ア which イ that
【解答と解説】
Q1. ア who
先行詞が「人」なのでwho。直後が動詞(lives)なので、この関係代名詞は主格。
Q2. イ which
先行詞が「もの」なので which。直後が動詞(goes)なので、この関係代名詞は主格。
Q3. イ that
先行詞が「人」なのでthat。直後にyou metと〈主語+動詞〉が続いているので、この関係代名詞は目的格。
省略することもできます。
Q4. イ which
先行詞が「もの」なのでwhich。直後にI boughtと〈主語+動詞〉が続いているので、この関係代名詞は目的格。
省略することもできます。
Q5. イ which
先行詞が「もの(動物)」は which を使います(基本、「人」以外はwhichまたはthat)。
直後に動詞(be動詞のis)がきているので、この関係代名詞は主格です。
Q6. イ speaks
ここでのwhoは直後に動詞がきているので主格の関係代名詞。
先行詞「人」(a teacher)が三人称で現在の文なので、それに合わせて動詞に s をつけます。
Q7. イ that
先行詞にthe best があることに着目。最上級が先行詞に含まれるときはthat を選びます。
ここでのthatは目的格なので省略することも可能です。
まとめ
関係代名詞をマスターするポイントは3つ!
1.関係代名詞(who、which、that)の使い分け
先行詞が「人」か「もの」で判断する
「人」・・・whoまたはthat
「もの(人以外)」・・・whichまたはthat
※先行詞に特定の修飾語(all、every、-thing、最上級など)が含まれる場合はthatが好まれる
2.関係代名詞が「主格」か「目的格」かの見分け方
直後が動詞・・・「主格」、省略できない
直後が〈主語+動詞〉・・・「目的格」、省略できる
3.「主格」の関係代名詞の注意点
関係代名詞の直後の動詞の形は先行詞に合わせる
先行詞が三人称単数で現在の文の場合は、sまたはesをつけるのを忘れないこと
上記の3つを理解すれば、中学英語の関係代名詞はバッチリです!

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