中学英語 be動詞 完全攻略ガイド ~意味・使い方のまとめ~

はじめに
英語を学び始めた中学生が最初に出会うのが be動詞 です。
「am / are / is ってどう違うの?」
「否定文や疑問文になると混乱する!」
という声も多く、まさに 最初の壁 といえるでしょう。

でも安心してください。
be動詞のルールをしっかり理解すれば、英語の文のしくみがグッとわかりやすくなります。
この記事では、be動詞の意味や機能・使い方、よくあるまちがいについてわかりやすく説明しています。
また、復習として、最後に練習問題もあります。
これを読めば be動詞を完全に攻略できますよ!
be動詞とは?
1. be動詞の意味
be動詞には次の意味があります。
※あとの「be動詞の働き」のところで、もっとくわしく取り上げます。
① 「〜です、〜の状態だ」
Eito is my brother. (エイトは私の兄です)
I am happy. (私はうれしいです)
② 「〜にいる、~にある」
She is in the classroom. (彼女は教室にいます)
2. be動詞の種類
be動詞には am、are、is、was、were があります。
主語と時制(現在か、過去か)によって形が変わります。

be動詞の使い方(現在形と過去形)
1. 現在形の使い分け

例文
I am a student. (私は生徒です)
You are kind. (あなたは親切です)
She is in the park. (彼女は公園にいます)
2. 過去形の使い分け

例文
I was at home yesterday. (私は昨日、家にいました)
They were happy. (彼らはうれしかったです)
否定文と疑問文の作り方
1.否定文
be動詞のあとに not をつけるだけです。
I am not tired. (私は疲れていません)
He was not a doctor. (彼は医者ではありませんでした)
※否定文では短縮形を使うことが多いです。

2.疑問文
be動詞を主語の前に出すと疑問文になります。
Are you a student? (あなたは生徒ですか)
Were they at school? (彼女たちは学校にいましたか)
〈be動詞の文の作り方のまとめ〉

※過去の文も作り方は同じです。
be動詞の主な働き
「A(主語)はBです」のようにA=Bの内容を表すとき、AとBをつなぐのがbe動詞です。
be動詞には、次のような働きがあります。
1.「〜です、〜の状態だ」
①名詞といっしょに使います。

②形容詞といっしょに使います。

2.「〜にいる、~にある」
〈前置詞+場所を表す語〉といっしょに使います。

be動詞と一般動詞の違い
英語の動詞は大きく分けると「be動詞」と「一般動詞」があります。
1.be動詞=「〜です」「〜にいる」を表す
Saki is my friend. (サキは私の友達です)
We are in the park. (私たちは公園にいます)
2.一般動詞=「〜する」を表す
I play soccer. (私はサッカーをします)
He studies English. (彼は英語を勉強します)
★違いを下記のように覚えるとスッキリとします。

中学生がよくするまちがいを克服しよう
①主語と動詞の対応ミス
❌ Taku are a student.
⭕ Taku is a student. (タクは生徒です)
➡ 主語が三人称単数(he、she、it、人名(例:Taku)など)で現在のときは be動詞はis。
②be動詞と一般動詞の混同
❌ I am study English.
⭕ I study English. (私は英語を勉強します)
➡ 「勉強する」は行動を表す一般動詞を使う。be動詞をつけない。
③be動詞の疑問文でdoやdoesを使ってしまうミス
❌ Does he is a teacher?
⭕ Is he a teacher? (彼は先生ですか)
➡ be動詞の疑問文では doやdoes を使わない。
覚え方と復習の練習問題
①暗記のコツ
現在 I = am / we・you・they・複数を表す語 = are
he・she・it・人名(例:Taku)などの三人称単数 = is
過去 単数を表す主語 = was / 複数を表す主語 = were
「be動詞は主語と時制(現在か、過去か)で変化する」と意識します。
そして、日本語の「〜です」「〜にいる」と結びつけて考えます。
②練習問題にチャレンジ

日本文にあうように、空所にはいる適切なbe動詞を答えましょう。
問題
(1) I ___ a student. (私は生徒です)
(2) Sachi ___ not a teacher. (サチは先生ではありません)
(3) ___ you tired? (あなたは疲れていますか)
(4) They ___ in the park now. (彼らは今、公園にいます)
(5) He ___ at home yesterday. (彼は昨日、家にいました)
(6) I ___ not busy last week. (私は先週、忙しくありませんでした)
(7) ___ Ken and Miki students? (ケンとミキは生徒でしたか)
(8) We ___ not in the library then. (私たちはそのとき、図書館にいませんでした)
解答
(1) I am a student.
→ 主語がI、現在の肯定文。
(2) Sachi is not a teacher.
→ 主語Sachiは単数、現在の否定文。
(3) Are you tired?
→ 主語がyou、現在の疑問文。
(4) They are in the park now.
→ 主語Theyは複数、現在の肯定文。
(5) He was at home yesterday.
→ 主語Heは単数、過去の肯定文。
(6) I was not busy last week.
→ 主語Iは単数、過去の否定文。
(7) Were Ken and Miki students?
→ 主語Ken and Mikiは複数、過去の疑問文。
(8) We were not in the library then.
→ 主語Weは複数、過去の否定文。
まとめと商品紹介
be動詞は英語の基本中の基本です。しっかりと理解しましょう。

この4つを意識すれば、英語の文がぐっとわかりやすくなります。

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