2023/01/17

小学3年生からの英語 教科書の内容や学習時に重要なポイントとは?

 

「小学校の英語が変わる!」

2020年度の新学習指導要領改訂で、上記のような内容を耳にした方も多いのではないでしょうか?

小学3年生から「外国語活動」が始まり、小学5年生からは「外国語」が教科となりました。

2024年度の教科書改訂で、より小学3年生からの「外国語活動」や小学5年生からの「外国語」の内容が成熟しアップデートされます!

では、具体的に何が変わったのか?

教科書の内容や学校の授業はどのようなものなのか?

子どもが英語に苦手意識を持たないようにするにはどうすればいいのか?

そんな疑問を解決します!

 

 

 

もくじ

1.2020年度の新学習指導要領と2024年度の教科書改訂で、小学校英語はどう変わった?

2.教科としての「外国語」と「外国語活動」は何が違う?

3.小学3年生 英語の教科書「Let’s Try!」で学ぶこと

4.小学3年生からの英語学習に重要なポイント

5.「小学教科書ワーク 英語」で楽しく英語を学ぼう

6.まとめ

 

<POINT>

 ★「外国語」と「外国語活動」の違い

 ★小学3年生の英語学習はその後の英語学習を左右する!

 ★英語が苦手になる前に早めに予習・復習することが大切!

 

 

2020年度の新学習指導要領と2024年度の教科書改訂で、小学校英語はどう変わった?

 

2020年度に小学校の学習指導要領が改訂されました。

学習指導要領に沿って、教科書の改訂や授業内容は大きく変化しました。

その中で特に注目すべきなのは、「英語」です。

新聞やニュースなどで取り上げられて小学校で「英語」が教科化される!

と聞いて驚いた方もいらっしゃったと思います。

また、2024年度の教科書改訂で、小学校英語の教科書はアップデートされました。

では、そんな小学校英語はどのように変わったのでしょうか?

 

2020年度の新学習指導要領での変更内容

小学3年生から「外国語活動」がスタート

今回の学習指導要領の改訂によって、小学校3年生から「外国語活動」が導入されました。

「外国語活動」と聞くと、小学校高学年が取り組んでいる印象が強いかと思います。

「外国語活動」とは、外国語の音声や、基本的な表現に慣れ親しむことを目的としています。

今回の改訂では、小学校中学年では「聞くこと」「話すこと」を中心として外国語に慣れ親しみ、

外国語学習への動機付けを高めることが重視されるようになりました。

 

小学校5年生から英語が「教科」になる

英語が「教科」になったことは、今回の学習指導要領の改訂で一番大きな出来事でした。

小学校5年生からの英語は、「外国語活動」で学習してきた「聞くこと」「話すこと」に加え、

「読むこと」「書くこと」を段階的に学び、さらに中学校での学習に繋げていくことを目的としています。

では、「教科」になるということは、今までの「外国語活動」とは具体的に何が違うのでしょうか?

 

2024年度の教科書改訂での変更内容

デジタル教科書の導入がスタート

2024年度から一部地域で小学5年~中学3年の英語でデジタル教科書の先行導入を行います。

この流れは全国へ、そしてより幅広い学年に広がることになります。

リスニングやスピーキングなど、特に耳を使って口を動かす機会の多い英語。

デジタル教科書との相性がよく、授業での学習はもちろん場所を選ばず予習・復習をするのに最適です。

 

単語数が増える教科書も

小学校英語で学ぶ、単語数は600~700語という目安になっています。

それに対し、800語もの単語を扱う教科書もあり、2024年度の教科書改訂ではほとんどの教科書会社で扱う単語数が増えています。

現場負担を考慮し、単語数が減少した教科書会社も一部ありますが、小学校の「外国語活動」、「外国語」への期待が見られます。

 

教科としての「外国語」と「外国語活動」は何が違う?

先ほどまでにお伝えしてきた通り、新学習指導要領では、

小学5年生・6年生は「外国語」(英語)を

小学3年生・4年生は「外国語活動」をそれぞれ授業で扱うこととなりました。

「外国語」と「外国語活動」の違いを大まかにまとめると、以下の3つの点が挙げられます。

 

・授業内容

・授業時間数

・評価方法

 

それぞれ詳細に見ていきましょう。

 

授業内容の違い 

それぞれの授業内容は以下の通りです。

「外国語活動」

・実際に英語を使用し、コミュニケーション能力を高める学習を中心に行う。

「外国語」

・「聞くこと」「話すこと」に加え、「読むこと」「書くこと」を段階的に学び、中学校への学習に繋げていくことを行う。

 

つまり、3年生・4年生では英語を使用したコミュニケーション能力を中心とした学習を行い、

5年生・6年生では中学校への学習と繋がるような、より実践的な読み書き中心の学習を行います。

 

授業時間数の違い  

それぞれの授業時間数を下記にまとめました。

 

「外国語活動」 年間35コマ

「外国語」   年間70コマ

 

授業時間数は、「外国語活動」が年間35コマだったのに対し、「外国語」では2倍の年間70コマ。

つまり、「外国語」では約週2回英語の授業が行われることとなります。

 

評価方法の違い 

「外国語活動」「外国語」ともに、下記の3つの観点に沿って評価を行います。

 

・「知識・技能」

・「思考・判断・表現」

・「主体的に学習に取り組む態度」

 

「外国語活動」と「外国語」の評価方法の大きな違いは、テストや3段階評価などの数値による評価を行うかどうかになります。

「外国語活動」では、児童の授業の様子から、上記の3つの観点をもとに、文章の記述によって評価を行います。

それに対して「外国語」では、3つの観点をテストにより数値化し、「国語」や「算数」のように「教科」として3段階評価を行います。

 

 

 

小学3年生 英語の教科書「Let’s Try!」で学ぶこと

先ほどから述べてきたように、3年生・4年生の「外国語活動」は、「聞く・話す」ことに重点を置いています。

そのためレクレーション活動が中心であり、英語を「読む・書く」ことはほぼありません。

では、学校ではどのような教材を使用しているのでしょうか?

ここでは、小学3年生・4年生の英語の教科書「Let’s Try!」を中心に見ていきましょう。

「Let’s Try!」は〈1〉と〈2〉があり、小3で「Let’s Try! 〈1〉」、小4で「Let’s Try!〈2〉」を使用します。

 

コミュニケーションや国際理解が中心       

Let’s Try!では、〈1〉〈2〉ともにUnit1は「あいさつ」から始まり、コミュニケーションを取ることを重視した構成で展開しています。

また、世界をテーマにした話題が出てきます。世界を知り、日本との違いを学び、国際理解を促すことを中心とされています。

コミュニケーションや国際理解のためには、まず相手の話を「聞いて理解する」ことが必要です。

そのため、授業内容も、「聞く」活動を重視しています。

 

歌やゲームなどレクリエーションが多い

Let’s Try!では、英語で歌ったり、ゲームなどのリクリエーションを通して、英語に親しむ内容が中心です。

授業では「友達に○○を聞いて書く」「あなたと同じ〇〇が好きな友だちを探そう」など、

自由に動き回り、決まったフレーズで聞き合うというものが多いです。

また「Let’s Chant」「Let’s Sing」のように、単元で扱う単語やフレーズを、リズムに合わせて復唱したり、

CDや教師に合わせて、単元に関連した英語の歌を歌ったりする活動も組み込まれています。

 

自己紹介やインタビューで実践                                       

「聞く」活動や歌やゲームなどで「話す」活動を応用して、Let’s Try!の「Let’s Play」「Activity」では、

英語で自分の好きなものや嫌いなものなどを絵や言葉で表現する自己紹介や、相手に対して質問するインタビューなどの活動をさせます。

ここでも、英語を使用して楽しみながら、相手とコミュニケーションを取ることを重視しています。

 

 

小学3年生からの英語学習に重要なポイント

 

「外国語活動」の授業の内容はなんとなくわかったけど、「聞く」「話す」中心なら、授業以外の学習は必要ない?

…そんなことはありません!小学3年生からの英語学習はこれからの英語学習の基盤になると言っても過言ではありません。

ここでは、英語学習の際の重要なポイントを下記にまとめました。

                                         

リスニングを中心に予習をする 

前述してきた通り、小学3年生・4年生では「聞くこと」「話すこと」が中心です。

そのため、まずは「外国語活動」に向けて、リスニングを中心とした予習がおすすめです。

英単語は、3年生で約80語、4年生で約160語を学習します。

特に4年生からは「文房具・曜日・時刻」など、聞きなれない新しい英単語が扱われるため、

まずはこれらの単語を聞いて意味がわかるよう、学習しましょう。

また、あいさつや好きなものを尋ねる基本的な表現も確認しておきましょう。

 

高学年に向けた家庭学習を始める        

英語に慣れ親しませる授業を中心とした「外国語活動」ですが、この時点で英語に苦手意識をもってしまうと、5年生からの「外国語」や中学校以降の英語学習にも影響がでてしまいます。

小学3年生からの英語学習につまずくことがないよう、ご家庭での先取り学習をおすすめします。

先取り学習をしておけば、学校で自信を持って楽しく「外国語活動」に取り組むことができるでしょう。

 

評価がないため実力が測りにくい点に注意           

教科としての「外国語」と「外国語活動」は何が違う?でお伝えしたように、

「外国語活動」は数値で測る評価はありません。

テストや3段階評価がないということは、実力を測る機会もないということです。

そのため、学校の授業を受けているだけでは、何が苦手で、何が得意かを理解することは難しいです。

少しのつまずきが大きな苦手意識に広がらないうちに、教科書以外の問題集を通して自分の実力を知っておくことが大切です。

 

 

「小学教科書ワーク 英語」で楽しく英語を学ぼう

 

学校の教科書に沿った内容で予習もばっちり     

教科書ワークは、「教科書準拠」の教材です。

一般の問題集と異なり、もくじや単元配列が教科書と同じなので、

勉強がしやすく、学校の授業進度に合わせて予習・復習をすることができます。

「教科書準拠」については「教科書準拠の問題集とは?授業の予習・復習&定期テスト対策に最適!」で詳しく解説しています。

「教科書ワーク 英語」は3学年・4学年では「外国語活動」に対応し、5学年からは各教科書に対応した教材を発刊しています。

どの学年も、オールカラーで分かりやすく、楽しくご家庭で学習することができます。

 

 

「実力判定テスト」で習熟度をチェック     

「小学教科書ワーク 英語」は、下記のような4段階構成で、無理なく確実に力をつけていくことができます。

 

1.語句や表現を身に着ける「基本のワーク」

2.語句や表現を書いて覚える「書いて練習のワーク」

3.リスニング問題で確認する「聞いて練習のワーク」

4.筆記テストで定着度をはかる「まとめのテスト」

 

「聞いて練習のワーク」と「まとめのテスト」では、「きほんのワーク」で学習したことをリスニング問題や筆記問題で確認することができます。

また、付属の「実力判定テスト」では「夏休み」「冬休み」「学年末」の学期末に、単元をまたいで実力をはかれます。

つまずいたところは、「きほんのワーク」に戻って再度確認。新学期までに苦手を克服することができます。

 

発音練習やリスニング練習もできる                

「教科書ワーク 英語」はふろくも充実しています。

具体的には、以下のようなふろくをご用意しています。

 

 

「音声配信 onhai」では、スマホやPCで手軽に本冊のリスニング問題を聞くことができます。

また、「音声ダウンロード 英語リスニング」ではPCでリスニング音声をダウンロードすることができます。

本冊の音声は上記の2つで聞きたいタイミングに好きなだけ確認することができます。

また、リスニングだけでなく、「文理のはつおん上達アプリ おん達」を使えば、

「チャレンジ! スピーキング」と英語カードの内容の発音練習ができます。

発音はAIが採点するので、正しい発音ができているか確認もできます。

 

 

まとめ

 

注目度の高い小学校の英語学習。

不安に思われる方も多いと思います。

ただ、文理の「小学教科書ワーク 英語」があれば大丈夫!

家庭学習で予習・復習をしつつ、楽しく英語を学んでいきましょう。

 

 

小学教科書ワーク英語

 

 

 


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また、4科目セットにはセット限定の特別付録も入っています。 セットの価格は6,072円(税込)で、小学教科書ワーク4冊分と同じ値段です。 そこにさらに付録が付いていることから、バラバラに4冊購入するよりもセットのほうがお得に購入できます。       ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら       毎日コツコツ!短時間でできるおすすめ問題集3選 学習習慣を身に付けたいときや集中力を高めたいときは、空き時間を利用して気軽に取り組める「ドリル」が最適です。 ここでは、文理のおすすめドリルを3つ紹介します。   ドリルを使用して、毎日コツコツと問題に取り組む癖を付けながら、日々の予習・復習により基礎学力向上を目指しましょう。     教科書ドリル     教科書ドリルは、教科書レベルの問題に毎日少しずつ取り組むことができるドリルです。 コンパクトなA5サイズで、1回あたり10分で問題が解ける構成になっているのも魅力です。 勉強にかかる負担が少なく、自然と集中が続きます。   特に、学習の基礎となる国語・算数については、教科書の内容に合わせて作成された教科書準拠品となっています。 学校の教科書と一緒に使用すれば、授業内容と同じ速度で学習でき、教科書の知識を早期に定着させることに役立ちます。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   できるがふえるドリル     できるがふえるドリルは、一般的なノートと同じB5サイズのドリルです。 空きスペースを利用して大きめの挿絵やポイント解説、豆知識などが記載されており、勉強に苦手意識を持っている子や、楽しく勉強を進めたい子におすすめです。   また、ドリルのページは1枚ずつはぎ取れる仕様になっています。 やるべき範囲が一目で分かるため、「どこまで進めるのだろう」「まだこんなにやるページがある」といった気持ちが起こりにくいでしょう。 勉強に対するモチベーションの維持に役立ちます。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら       毎日ちょっと365日ドリル   毎日ちょっと365日ドリルは、個別指導の明光義塾と共同開発した英語の教材です。 7日間かけて10単語を繰り返し学習するという明光式メソッドが取り入れられています。   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集中が続かない子や達成感を味わいたい子に適した問題集です。   なお、学年別に「ひらがな」や「九九」「都道府県」などが記載された便利なボードも付いてきます。 リビングや勉強部屋に貼り、学習を促しましょう。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら       まとめ 小学生は中学校や高校で習う勉強の基礎を学ぶ大切な時期です。 学校での授業だけでなく家庭学習も導入し、学習習慣を身に付けましょう。 毎日机に向かう時間を設けることで勉強をする癖ができれば、テスト勉強や受験勉強の際に感じる負担を軽減できます。   家庭学習の際は、市販の問題集を利用すると便利です。 小学生向けの問題集選びに悩む場合は、文理の教科書準拠の問題集がおすすめです。 問題集は各ネット書店でも購入できますので、ぜひご検討ください    

【2025年度最新】教科書準拠の問題集とは?授業の予習・復習&定期テスト対策に最適!

「教科書準拠」という言葉を聞いたことがありますか。 この「なるほど!Bunri-LOG」を普段読んでくださっている方は、 なんとなく見覚えがあるかもしれません。   「教科書準拠」、それは簡単に言うと「教科書に沿っている」ということです。 そして教科書に沿った問題集は、家庭学習用にとてもおすすめです! 今日は、教科書準拠版と標準版の問題集の違いや、 教科書準拠版を使用するメリットをお送りします。       目次 「教科書準拠版」と「標準版」の問題集は何が違う?   「教科書準拠」の問題集を使用するメリット   「教科書準拠」の問題集を購入する際の注意点   教科書準拠の問題集を購入するには?   小学生向け|教科書準拠のおすすめ問題集2選   中学生向け|教科書準拠のおすすめ問題集2選   「教科書ガイド」は小・中・高対応の教科書準拠参考書   まとめ     POINT ★教科書準拠版の問題集は学校で使う教科書の内容に沿った内容になっている。 ★教科書準拠版の問題集は授業に合わせた日々の学習やテスト対策におすすめ ★教科書準拠版を購入するときには対応する教科書会社や、改訂のタイミングに注意     「教科書準拠版」と「標準版」の問題集は何が違う? 市販の問題集は、大きく「教科書準拠版」と、それ以外の「標準版」の2つに分けることができます。   教科書準拠版 教科書はいくつかの教科書会社から発行されており、それぞれ「身につけたい力」は同じですが、過程が異なります。     「教科書準拠版」は、それぞれの教科書に対応したものが作成されています。     標準版 いっぽうの「標準版」は特定の教科書の内容にピッタリと沿うのではなく、すべての教科書の内容に広く対応できるでようにつくられています。     これが教科書準拠版と標準版のちがいです。     「教科書準拠」の問題集を使用するメリット 学校の授業に合わせた学習ができる 教科書準拠問題集は、単元の分け方やタイトルも教科書と同じになっています。 さらに対応する教科書ページも明記されています。   ▼目次を見ると、教科書と同じ単元名が並び、教科書ページも記載されている。   そのため、取り組むべきページを自分で探して判断する必要がなく、 授業で習った範囲に合わせて家庭学習をするのにとても便利です。 扱う題材も同じなので、習っていない用語が出てきて混乱することもありません。            教科書の内容をより深く理解できる 教科書の内容を題材にしたうえで、基本から少し応用まで、様々な問題が掲載されています。 それぞれの解説や解き方・考え方がわかりやすくまとめられているため、 「教科書を読んで理解する」の一歩先の理解をすることができます。 教科書内容をしっかり押さえておくことで、授業の受けやすさも変わってきます。   授業で分かりにくかったところに対して、 先生とはまた違った視点からのアプローチができるのもポイントです。     要点を押さえながら基礎から学べる 教科書準拠問題集は、基礎レベルの要点の確認から、定着のための練習問題、 すこし応用を効かせた確認問題へと、教科書の範囲内かつ段階的に力を伸ばせる構成になっています。 どんな問題に取り組むにしても、まずは教科書の範囲内の理解が大切です。 「標準版の問題集を買ってみたけど、レベルが高いかも……」と思ったときには、 まず教科書準拠問題集で教科書の内容をしっかり身につけるのがおすすめです。     予習や復習、定期テストに向けた勉強ができる 教科書の内容とリンクしているということは「次の授業でやる内容を予習」したり、 「今日やった授業内容を復習」したりするのにも適しています。   また、教科書ページで範囲を指定されることの多い定期テスト対策にももちろんおすすめです。 問題集の中にも、予想問題など定期テスト対策用のページがついていますし、 定期テスト対策に特化したシリーズもあります。 また、ミニブックやカードなど、定期テスト対策に役に立つ付録も豊富です。     「教科書準拠」の問題集を購入する際の注意点 ここまで紹介してきたように、教科書準拠問題集はとても便利です。 しかし、教科書に細かく対応しているからこそ、 購入時に気を付けなければならないポイントが2つあります。   教科書の出版社を教科ごとに確認する 購入する際に最も重要なのは、「自分がどの教科書を使用しているのか」です。 教科ごとにも異なるので、必ず教科ごとに、自分の使っている教科書の教科書会社と、 問題集の表紙に書いてある教科書会社名が一致することを確かめてから購入してください。 出先で教科書の確認ができない……教科書を見てもよくわからない…… そういうときは、文理HPで提供している「採択教科書サーチ」をご利用ください! 自分の学校・学年を入力することで、買うべき教科書準拠問題集の種類を調べることができます。   教科書準拠の問題集を探すなら         教科書の改訂がないか確認する 教科書は、数年おきに改訂を行います。 改訂により教科書の内容が変更になると、教科書準拠問題集も合わせて内容を変更するため、 教科書が改訂される年度については、教科書準拠問題集も新版を入手するようにお気を付けください。 ★小学準拠品は2024年春に、中学準拠品の改訂は2025年春に改訂しました。         教科書準拠の問題集を購入するには? 教科書は購入できる場所が限られていますが、 教科書準拠の問題集は、書店やネットで気軽に購入することができます。 書店では、「教科書準拠」というコーナーが独立して存在することが多く、 基本的に周辺地域で採択率が高い教科書に対応したものが置かれています。       小学生向け|教科書準拠のおすすめ問題集2選 小学教科書ワーク 【2024年度改訂】   小学教科書ワークは教科書準拠のロングセラーシリーズです。 「基本のワーク」「練習のワーク」「まとめテスト」と3段階の構成で、 基礎から応用に向かって順番に学べます。 家庭学習に役立つ付録が充実しているのもポイントのひとつ。 ポスターやカード、練習ノート、動画など、家庭学習であると役に立つツールがそろっています。   英語の教科書ワークは6つ全ての教科書会社に対応! 発音アプリ「おん達」で、家庭学習でフォローしにくいスピーキングもしっかり練習できます。   1冊買えば、1年間充実した家庭学習ができる、お得な商品です。 春には新学期限定の特典つき4冊セットが書店店頭で販売されます。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     小学教科書ドリル 【2024年度改訂】   コンパクトなA5サイズで、1回あたり10分という短時間で取り組めます。 毎日の学習習慣をつけたいときにちょうど良いドリルです。   こちらは、学習の基礎となる国語・算数については、特定の教科書の内容に合わせて作成された教科書準拠品となっています。 他の教科・分野は、全教科書対応版です。 全ての教科書を研究したうえで、どの教科書を使用していても利用しやすいように制作されています。   小学教科書ワークと一緒に利用するのもおすすめです。   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら         中学生向け|教科書準拠のおすすめ問題集2選 中学教科書ワーク【2025年度改訂】 要点の確認→連取問題→確認テストの3段階構成。 基礎から応用へ段階を追って勉強できます。 学校の授業に合わせて、毎日の予習・復習からテスト対策まで対応できる1冊です。 オールカラーで、図や写真も豊富! 理科・社会の資料を使った問題の対策もばっちりです。   また、カードやミニブック、いつでもどこでも学習できるWEBアプリなどの特典つきで、 忙しい中学生のスキマ時間活用に役立ちます。 5教科だけでなく実技4教科もあり、内申点対策もしっかりサポート!   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら         定期テストの攻略本【2025年度改訂】   定期テストの攻略本は、定期テスト対策に特化した教科書準拠問題集です。 テスト範囲だけに焦点を当て、集中学習することができます。 テストに出る!に絞った要点や予想問題で、短期間でも最低限必要なポイントをおさえられます。 直前にうれしい暗記ブックと赤シート付き!   毎日の学習には「教科書ガイド」や「教科書ワーク」を利用しながら、 定期テスト前には「定期テストの攻略本」を使いましょう!   ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら       「教科書ガイド」は小・中・高対応の教科書準拠参考書 教科書ガイドは、教科書の内容をより詳しく知ることができる参考書です。 教科書に掲載されている問題の解答や、英文の和訳などがズバリ書いてあり、 どのように考えればいいのか、解説も示されています。 教科書本体には解答しか載っていなかったり、授業内でしか答えがわからないことも多い内容を しっかりサポートしてくれる教科書ガイドは、授業の予習・復習の強い味方であり、 テスト対策でも大きな力を発揮するシリーズです。 教科書の理解を助ける補足知識も充実しています。   小学教科書ガイド 【2024年度改訂】 ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   中学教科書ガイド 【2025年度改訂】 ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら   高校教科書ガイド ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     まとめ 教科書準拠版は教科書の内容に沿っていて、学校の授業に合わせて勉強するのに適しています。 標準版を使っていて、授業の内容と違って混乱する部分があったり、どのページを勉強すればいいのかがわかりにくい場合は、ぜひ「教科書準拠」の問題集を探してみてください。 付録もたくさんついていて、お買い得です! 教科書準拠の問題集を探すなら