きっと古文が好きになる! 苦手を得意に変える中学古文の勉強法!
皆さん、古文は得意ですか?
古文は同じ日本語のはずなのに、なかなか文章が読み解けなくて私は少し苦手でした…
古典単語を覚えるのも大変ですし、古典特有の文法もあって難しいですよね。
今回は古文を好きになるための勉強法と問題集をご紹介いたします!
日本語なのにわからない!古文が読めないのはどうして?
日本語で書いてあるはずなのに、古文の内容が理解できない!古文の勉強あるあるですね。
現代文と古文ではどのような違いがあるのでしょうか?勉強法をご紹介する前に、なぜ古文が苦手になってしまうのか、その理由を探っていきましょう!
① 歴史的仮名遣い
古文は現代の仮名遣いとは異なる歴史的な仮名遣いを使っています。
現代の仮名遣いに慣れてしまうと、古文の特有の仮名遣いに戸惑ってしまいます。
例えば、「きょう」が「けふ」とと書かれていたり、見慣れない「ゐ」「ゑ」が使われていたり…
今と違う仮名遣いを使っているというのが古文を読みにくくさせ、苦手意識を生んでしまいます。
② 主語や動詞を省略するため
古文では、当時の文体や表現方法に基づき、主語や動詞が省略されることがよくあります。
主語がないため、文章内で誰が話しているのか、動詞がないため何をしているのかというのがはっきりとわからなくなり、理解が難しくなります。
③ 古典特有の文法があるため!
国語は得意でも古文は文法がよくわからなくて苦手!なんて人も多いのではないでしょうか?
古文は特有の文法構造を持っています。
高校になるとくわしく文法を学ぶのですが、中学の段階ではさらっとしか習わないので、わかりにくく感じるかもしれません。
④ 語彙の違い
古文には現代の日本語にはあまり使われていない語彙も多く含まれています。
現代でも使う語彙でも、意味が全く違う古語もあるので注意が必要です。
⑤ 知識不足
古文は時代背景や文学的な用語、歴史的な出来事に基づいているため、歴史知識も求められる問題が多いです!
その時代の背景を知らないため古文の全体像がしっかり見えず、古文がつまらなく感じてしまうことも…
⑥ 敬語の難しさ
古文では現代の日本語の敬語とは異なった敬語表現が頻繁に使われています!
特に古文の中には尊敬の意味や謙譲の表現が散りばめられているため、これらを理解せずに読むと、文章の意味が理解しきれません。
文法が分からなかったり、背景知識がなかったり、などの理由が同じ日本語のはずなのに、古文は読めない!という現象を引き起こしてしまいます。
そのため、古文を好きになるためには、古文を読むための前提知識といったものが必要になります。
では、前提知識を得るためにはどのような勉強が効果的なのでしょうか?
古文が好きになるヒント
嫌いな古文を好きに変える、勉強のためのヒントをまずご紹介いたします。
① 国語便覧を読む!
学校で配られる「国語便覧」。皆さんどれくらい活用していますか?
文字が多く分厚いため、ちょっととっつきにくく感じたりしますよね。
しかし、国語便覧には古典が好きになれるポイントが詰まっています!
国語便覧は日本の文学や語彙、歴史に関する重要な情報がまとめられています。そのため、苦手な古文に触れる前に、国語便覧を読むことで当時の言葉遣いやその背景に触れ、文学や歴史に対する基礎知識が得られます。
古文の中で、どうしてその表現が出たのか、なぜその言葉が使われるようになったのかというのがわかるようになり、古文を楽しんで読むことができます!
また、国語便覧読んでみると偉人の豆知識や、季節の花言葉など意外と面白い内容が書いていたりします。まだ読んだことがなければ、是非読んでみてください!
② 歴史ドラマを見て時代背景を知る
古文の文章を読み解くにはその時代背景を知ることも大切!というのをお伝えしましたが、その時代背景を知るのにぴったりなのが、「歴史ドラマ」を見ることです。
歴史ドラマを通して、当時の風習や、出来事、人々の生活などを実際に見て学ぶことができます。
文字を読むだけでは理解しきれなかった昔の光景が想像しやすくなり、また、身近に感じやすくなります。
おもしろいドラマを見れて、知識も身につく、まさに一石二鳥です!
③ 古典が原作の漫画やアニメ、ドラマを見る
古典文学をもとにした漫画やアニメ、ドラマを見ることもおすすめです。
例えば源氏物語や、平家物語など、有名な古典はそれを題材に漫画化などがされています。
古文は読みづらくて、内容が理解できない!という時には、古典原作の漫画などを見て物語のテーマやあらすじを
先に知っておくというのも、苦手意識のある古文への足掛かりになります!
これで克服!古文のオススメ勉強法
勉強のヒントを3つご紹介しました。日常で楽しみながら取り組めるものなので、ぜひ取り組んでみてください。
次に苦手な古文を得意に変えるオススメの勉強法をご紹介いたします!
① 声に出して読んでみる
古文は口に出して読むことで、文のリズムや言葉の響きが実感できます。
また、声に出すことによって、古文の文章がより耳に馴染み、単語や表現が頭に残りやすくなります。
文字で古文を追うのが難しい場合は、声に出して読んでみましょう。自然と古文が頭に残っていきます。
② 現代語訳を読んでストーリーを把握する
どうしても古文が読み解けないとき、まずは現代語訳を読んでなんとなくのストーリーを理解しましょう。
現代語訳を読むことで分全体の内容や流れを把握しやすくなります。
この古文つまらないなと思っていても、現代語訳で読んでみると意外と面白かったり!古文を勉強するとっかかりにもなります。
また、先にストーリーを把握することによって、文の背後に隠れた意味や論旨などにも目を向けやすくなり、より深く学習することができます。
③ 重要な古語の意味を確認する
先ほどからお伝えしている通り、古文には現代で使われないような単語が盛りだくさんです。
先に、古語の意味を確認してから勉強に取り組むことによって、きちんとした理解につながります。
古文の単語なかなか覚えられないという時は、単語帳を作成するのもオススメです。
どれだけ古語を知っているのかというのが、古文を得意になれるかに直結しています。
④ 文法を押さえて図解する
古典独自の文法があったりなど、文法は古文を勉強するうえで強い敵です。
文法の勉強の仕方は、図にして覚えるのが効果的です。
⑤ 現代語訳に逐語訳する
古文を現代語訳に逐語訳していくことによって、どの表現がどのように現代では表すのかというのがわかりやすくなります。
また、自分で訳していくので、内容も頭に入りやすいです。
テスト前に、出題範囲の古文を改めて逐語訳して、どのような内容だったのか、どのような古文的表現が使われているのか、というのをおさらいするのにも打ってつけの勉強法です。
以上、ご紹介した5つの勉強法を組み合わせることによって、苦手だった古文が得意に変わるかもしれません!
是非、取り入れられそうなものからやってみてください。
古典が得意になる!おすすめ問題集2選
しかし、なかなか自学では古文の勉強は難しい…という時もありますよね。
そういった時は市販の問題集も活用してみてください。解説やポイントが書いてるものもあるため、勉強がしやすくなるかもしれません!
今回は文理の2つの問題集をご紹介します。
① わからないをわかるにかえる 中学国語 古文・漢文
基礎の基礎から勉強することができる問題集です。古文がとても苦手な方にオススメ!
古典のあらすじ漫画があり、楽しく勉強することができます。また、テストに出やすい古典が収録されているので、普段から取り組む勉強にピッタリです。
お役立ちミニブックも付いており、いつでもどこでも古文の勉強をすることができます。
② 完全攻略 中1~3国語 文法・古典
教科書だけでは物足りない、もっと勉強がしたい!という方にオススメなのが「完全攻略」です。
わかりやすい要点のまとめから実践問題、またテスト対策問題や高校入試模擬テストまで、着実に古文の実力をつけることができます!
こちらも同じく持ち運べるPerfectBook付き!スマートフォンやタブレットにも対応しているので、勉強したいときにいつでも見ることができます。
まとめ
以上今回は、苦手を得意に変える中学古文の勉強法についてご紹介いたしました!
古文を得意に変えるのは、古語を覚え、その時代の背景も知らなければいけません。
知識が求められる難しい教科ではありますが、勉強した分だけ点を取ることができる教科でもあります。
漫画やドラマなどからまずは古文に対する苦手意識をなくし、古文を得意に変えていきましょう!