2026/11/06

【理科の不思議】モミジは赤でイチョウは黄色? 秋の葉の色が変わる「紅葉の仕組み」

 

 

 

秋が深まると、山や公園の木々が鮮やかに色づき始めます。

通学路を歩きながら、美しい落ち葉を拾って楽しむお子さんも多いのではないでしょうか。

でも、よく見てみると、モミジなどのように赤く染まる葉と、イチョウなどのように黄色く染まる葉がありますよね。

同じように秋を迎えているのに、なぜ色が違うのでしょうか。

実はこの色の違いには、植物の生きる知恵と理科の不思議が隠されています。

今回は、秋の葉の色が変わる仕組みをわかりやすく解説します。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

なぜ葉っぱは普段緑色なの?

秋の色の変化を知るためには、まず

「なぜ普段の葉は緑色なのか」

を知る必要があります。

 

 

  

 

 

春や夏の元気な葉っぱの中には、クロロフィル(葉緑素)と呼ばれる緑色の色素が大量に含まれています。

植物はこのクロロフィルを使って、太陽の光から栄養(糖分)を作り出しています。

これを光合成といいます。

夏場は光合成がとても盛んなため、葉の中は緑色のクロロフィルでいっぱいになり、私たちの目には葉が緑色に見えているのです。

 

 

 

なぜ秋になると色が変わるの?(冬への準備)

秋になって気温が下がり、日が短くなってくると、木々は冬を越すために葉を落とす準備「冬支度」を始めます。

葉の根元に離層(りそう)というシャッターのような壁ができ、枝と葉の間で水分や栄養のやり取りがストップします。

すると、役目を終えた緑色のクロロフィルは徐々に分解されて減っていき、葉の緑色が少しずつ色あせていきます。

ここからが、赤と黄色の分かれ道です。

 

 

  

 

 

「赤くなる葉」と「黄色くなる葉」の決定的な違い

同じように色が変わる現象でも、実は赤色(紅葉)と黄色(黄葉)では、色づく仕組みが全く異なります。

 

 

モミジが赤くなる理由 ~赤い色素の誕生~

枝への通り道がふさがれると、葉っぱの中には光合成で作られた糖分が取り残されます。

この糖分に秋の日光が当たると、葉の中でアントシアニンという赤い色素が新しく作られます。

木は、働きが弱った葉を強い紫外線から守るために、このアントシアニンを作り出していると考えられています。

アントシアニンの赤が、モミジの赤につながっているのです。 

 

 

 

 

 

イチョウが黄色くなる理由 ~黄色い色素の出現~

一方、イチョウのように黄色くなる葉にはカロテノイドという黄色の色素が含まれています。

実はこのカロテノイド、秋になって作られたわけではなく、春や夏の時点からずっと葉の中に存在していました。

夏の間はクロロフィルの緑色が強すぎて隠れていたのですが、秋になって緑色が分解されて消えたことで、もともとあった黄色が現れてきたのです。

 

 

 

 

・赤色(モミジ):秋になってから、新しく作られる色

・黄色(イチョウ):夏からずっと、緑の下に隠れていた色

 

これが、2つの色の決定的な違いです。

 

 

 

さらに知識を深めよう!美しい紅葉の「3つの条件」

毎年

「今年の紅葉はきれいだね」

という年と、そうでない年がありますよね。

木々が鮮やかに色づくためには、秋の気象条件が大きく関わっています。

 

 

昼夜の気温差が大きいこと

1日の最低気温が8℃以下になるような冷え込みがあると、色づきがぐっと進みます。

 

 

日光がよく当たること

光合成をして糖分を作り、美しい赤い色素を生み出すためには、太陽の光が欠かせません。

 

 

適度な湿度があること

空気が乾燥しすぎていると、きれいに色づく前に葉が枯れて茶色くなってしまいます。

 

 

秋のお天気ニュースを見るときは、ぜひこの3つの条件に注目してみてください。

 

  

 

 

中学理科の学習! 植物の仕組みを学ぼう

実は、今回登場した光合成や葉緑体(クロロフィルを含む器官)といった植物の仕組みは、

中学1年生の理科(植物の生活と種類)で詳しく学習します。

小学生のうちから

「あの葉っぱは赤いから、アントシアニンがたくさん含まれているんだね」

「あの葉っぱは黄色いから、光合成の緑色が減ったんだね」

と、身近な自然を通して理科の言葉に触れておくと、中学生になってからの学習がとてもスムーズになります。

 

 

理科の学習におすすめの問題集 

小学教科書ワーク 理科

小学生の理科の基礎固めには、文理の『小学教科書ワーク 理科』がおすすめです。

「基本のワーク」「練習のワーク」「まとめのテスト」の3ステップ構成になっており、基礎から順番に着実に身につきます。

また、学校の教科書の内容に沿っているため、毎日の予習・復習にぴったりです。

用語や要点を確認できる「わくわくカード」や、学習が終わるたびに貼れる「わくわくシール」などの特典も充実しており、楽しく学習を進められます。

 

 

      

 

 

 

 

中学教科書ワーク 理科

中学生の理科の学習には、文理の『中学教科書ワーク 理科』がおすすめです。

「確認のワーク」「定着のワーク」「実力判定テスト」の3ステップ構成になっており、基礎から順番に着実に身につきます。

また、学校の教科書の内容に沿っているため、毎日の予習・復習にぴったりです。

定期テスト対策ができる「予想問題」や、テスト直前に役立つ「スピードチェック」、「自動採点CBT」、アプリで学習「Newどこでもワーク」

などの特典も充実しており、楽しく学習を進められます。

 

 

    

 

 

 

 

まとめ:秋の公園や通学路は「理科の教室」

「モミジはどうして赤いの?」

「緑色が消えて、黄色のイチョウに変身したんだね!」

紅葉の仕組みを知ってから秋の景色を眺めると、いつも歩いている公園や通学路が、立派な「理科の教室」に変わります。

秋の週末は、ぜひご家族で自然を探しにお出かけしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 執筆者紹介 

【今回の執筆者】

 スー

【プロフィール】

 学生時代サッカー、テニス部に所属していました。

 スポーツ全般大好きです!

  横浜F・マリノスサポーター

 最近ボドゲにはまっていて、ボドゲカフェによく行きます!   

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このような形状の火山を成層火山といいます。       例 富士山(山梨県、静岡県)、桜島(鹿児島県)、浅間山(長野県、群馬県)   ③ マグマのねばりけが強い火山 爆発的な激しい噴火をし、溶岩はもり上がるので、傾斜の急なドーム状の火山になります。 ふくまれる二酸化ケイ素の割合が大きいため、溶岩は白っぽい色をしています。       例 雲仙普賢岳(長崎県)、有珠山(北海道)、昭和新山(北海道)     活火山 過去およそ1万年以内に噴火した記録があるか、または現在活動している火山を活火山といい、日本には2026年現在で111の活火山が存在します。 かつて、活火山に対し、過去に噴火の記録があり、現在は活動がほとんど見られない火山を休火山、過去において噴火した記録がない火山を死火山とよんでいました。 しかし、現在は休火山、死火山という用語は使われなくなり、これらは「活火山ではない火山」などとよばれています。 これは、その後の研究で、数万年の周期で噴火する火山があることなどがわかり、休火山や死火山とよばれていた火山が今後に噴火する可能性はゼロではなく、実際に死火山とされていた火山が噴火した例があることなどの理由によるものです。     噴火による特徴的な現象 噴火のしかたにはさまざまなものがあります。 噴火のタイプには、  ハワイ式(ねばりけの弱い溶岩が大量に流出する噴火、キラウエアやマウナロアなど)  ストロンボリ式(比較的ねばりけの弱いマグマが火口から間欠的に激しく噴き上がる噴火、伊豆大島三原山など)  ブルカノ式(高圧の火山ガスによりマグマや火山灰などを爆発的に上空高くまで噴き上げる噴火、桜島や浅間山など)  プリニー式(発泡した溶岩や大量の火山灰などを10000m以上の高さまで噴き上げる最も激しい噴火、フィリピンのピナツボ火山など) があります。 また、その他の特徴的な噴火の現象には、次のようなものがあります。   ① 火砕流(かさいりゅう) 火山灰や軽石などの火山砕屑物が、高温の火山ガスとともに高速で山腹を流れ下る現象です。 雲仙普賢岳の噴火において1991年にくり返し発生し、森林や家屋、農地などが広範囲にわたって破壊され、死者・行方不明者が44名におよぶなど、甚大な被害が発生しました。 また、西暦79年に発生したイタリアのヴェスヴィオス火山の噴火で、古代ローマ都市ポンペイが埋もれてしまったのは、火砕サージ(火砕流と似た現象で、火砕流よりも火山ガスの割合が大きい)や火砕流の発生が原因であると考えられています。   ② 水蒸気爆発 地下水がマグマの熱であたためられて大量の水蒸気が急に発生して膨張し、激しい爆発が起こる現象です。地下水が直接マグマに触れて水蒸気となって爆発すると、水蒸気とともにマグマも噴出します。これを、特にマグマ-水蒸気爆発、あるいは水蒸気噴火といいます。     火山と地震 世界における火山の分布と震央の分布を図に示すと、火山の分布は地震の分布とほぼ同じになります。なぜでしょうか。         地球の表面は、十数枚のプレートにおおわれています。実は、火山や震央の分布は、これらプレートの境界と一致します。 つまり、火山活動や地震の多くは、プレートの境界で起こっています。それぞれのプレートは年間数cmのレベルで動いています。 これらのプレートの運動と火山・地震が大きく関係していることがわかります。 日本列島は、太平洋プレート、北アメリカプレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレートという4つのプレートの境界に位置しています。このため、日本は、世界有数の火山国、地震国といわれるほど、火山や地震が多い国です。     火山による災害と恵み 火山による災害 ① 噴煙 火山の噴火によって、火口から噴き上げられた火山灰などの小さな火山砕屑物は、噴煙となって長い間にわたり大気中を漂います。この噴煙の中を航空機が飛行すると、エンジン故障や視界不良などによって墜落事故を起こす危険があります。 このため、長期間の欠航などで交通網が閉鎖され、人々の生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、上空高くまで上がった噴煙が、偏西風などで広範囲に運ばれて長期間にわたって日光をさえぎると、気温の低下などで天候に異変が起こり、農作物などが大きな打撃を受けることもあります。   ② 降灰 火山砕屑物で最も細かい火山灰は、火口から遠い場所まで広範囲に飛散し、やがて地上に積もります。 地上に達した火山灰は、家屋などの建造物の損壊、自動車の損壊、農作物への打撃など、さまざまな悪影響を及ぼします。 特に、鉄道への影響は大きく、線路にわずか0.5mmの火山灰が積もっただけで運行は不可能になると考えられています。ま た、火山灰を吸い込むことによる健康被害も心配されます。このような影響が長期間におよぶと、私たちの生活に大きな支障をきたします。   ③ 火砕流 火砕流の被害については、前述の「噴火による特徴的な現象 ①火砕流」を参照してください。   ④ 火山ガス 火山ガスの主な成分は水蒸気ですが、このほか、二酸化硫黄や硫化水素など、人体にきわめて有毒な気体もふくまれています。 二酸化硫黄は亜硫酸ガスともよばれ、刺激臭をもち、大気汚染の原因となるほか、大気中の水にとけ込んで酸性雨の原因にもなります。 また、硫化水素は、卵が腐ったような独特のにおいをもち、空気より重いためにくぼ地などにたまりやすく、実際に、硫化水素がたまった場所に誤って入ってしまい、中毒を起こして命を失う事故も起きています。   ⑤ その他 大量の溶岩が流れ下る溶岩流によって生活圏などが破壊されることがあります。 また、噴火によって火口から飛び出した岩石のかけら(噴石)が建造物にぶつかって破壊したり、人体に当たって命が失われたり負傷したりする被害があります。 2014年の御嶽山(おんたけさん)の突然の噴火では、山頂付近にいた多数の登山客が噴石に当たって命を失う事故が起きています。   火山による恵み 火山は、人間に被害をもたらす一方で、恵みも与えてくれます。どのような恵みがあるのでしょうか。   ① 温泉 マグマの熱であたためられた地下水が地表にわき出て、温泉となります。温泉は、私たちに安らぎを与えてくれます。また、温泉がわき出る火山地帯は、その美しい景観によって観光地となり、憩(いこ)いの場となります。        ② 地熱発電 マグマの熱で高温になった地下水の蒸気を用いて発電が行われています。      ③ 培養土 火山灰などの火山砕屑物は、水はけがよく、植物の養分となる元素を多くふくんでいるため、これらを利用して、農作物の栽培に適した土をつくっています。     おわりに 地球が誕生してから46億年がたつと考えられています。46億年前、太陽のまわりでは、たくさんの微惑星がお互いの重力で引っぱり合い、衝突と合体をくり返し、その結果、いくつもの原始惑星が生まれました。地球もその一つです。        生まれたばかりの原始地球は、衝突によって発生した水蒸気や二酸化炭素におおわれ、これらの気体の温室効果と、引き続く微惑星の衝突で発生した熱によって、表面の岩石はとけ、全体は「マグマの海」におおわれていました。 やがて、衝突する微惑星の数も少なくなり、冷え始めました。そして、地球のまわりをおおっていた大量の水蒸気が液体の水になり、雨となって地球に降り注ぎました。この雨によって、地球の表面に海が誕生しました。 しかし、地球の表面が冷えても、その内部は高温のままで、マントルの活動は現在より活発で、プレートの運動やマグマの活動によって、大規模な地殻変動をくり返し、現在の姿になりました。そして、当時よりは静まってきたものの、現在もなお、その活動は続いています。 火山活動や地震は、まだその内部に膨大なエネルギーを蓄えて活動を続ける地球の姿を見せてくれます。人間の手で火山の噴火や地震の発生などの自然現象を止めることはできません。しかし、発生してしまった場合、それによる被害を最小限にとどめることは可能です。これらの自然現象のしくみを正しく理解し、過去の事例などをもとに、発生した場合の被害が予想できれば、それに対処する方法も考えることができます。        とはいえ、自然現象のしくみに関して、科学が大幅に発展した現在でさえ、完全に解明できたわけではありません。もしかしたら、解明できたのはほんの一部に過ぎないかもしれません。また、判明したと思われた事項そのものが間違っているということもあり得ます。ですから、「この程度なら大丈夫だ」「まだ安心できる範囲だ」などと考えられていても、予想外のことが突然起こりうるのです。 前述した2014年の御嶽山の噴火もその一つです。当時、火山活動がさかんになってきていることは認識されてはいましたが、噴火警戒レベルとしては最も低い1の「活火山であることに留意する」程度のものでした。当然、入山規制などは行われず、多くの人々が心配することなく登山をしました。しかし、噴火は突然起き、噴石によって多くの尊い命が失われてしまいました。同じような事例は過去にたくさんあります。 つまり、防ぎようがないことがたくさんあります。それが自然です。自然相手に「絶対」はありません。人類の知恵や力を過信することのないよう、自然に向き合うことが大切です。     文理のおすすめ教材 「わからないをわかるにかえる」 「火山」をはじめ中学で学習する理科を基礎からじっくり学びたい、どこから手をつけていいかわからないという人に最適なシリーズです。 この教材は、「わからない」を「わかる」にかえることを徹底的に追求しています。 中学で学習する理科の内容をスモールステップで図解やイラストでていねいに解説しています。     ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     「完全攻略」 中学で学習する理科の知識を深め、確かな実力をつけたい方におすすめのシリーズです。 このシリーズは豊富な問題量が特徴です。 定期テスト対策ページに加えて、過去の入試問題を扱ったページも収録されているため、日々の学習から受験対策まで幅広い学習に対応が可能です。 学校の授業の進度に合わせて使いたい方にも最適です。     ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら     「ハイクラス徹底問題集」 難易度の高い問題に挑戦し、応用力を圧倒的につけたい方におすすめの「理科の最高峰の問題集」です。 この教材では、教科書では取り上げていない高度な内容も扱っています。 難関高校の入試問題も収録されています。 ハイレベルな問題を解くことで、ライバルに差をつけたいと考えている学習者を徹底的にサポートします。     ▶シリーズページはこちら ▶ご購入はこちら    

秋の虫が温度計に!? コオロギの鳴き声で気温がわかる不思議な計算式?

    9月に入り、朝晩は少しずつ涼しい風が吹くようになってきました。 夜になると、窓の外から リーリーリー ♬ コロコロコロ ♬ と秋の虫たちの美しい鳴き声が聞こえてきますよね。   実は、このコオロギの鳴き声には不思議な性質があるのをご存知ですか? コオロギの鳴き声を聞くだけで、今、外の気温が何度くらいかを計算できるのです! 今回は、秋の夜長に親子で楽しめる、自然と算数が組み合わさったドルベアの法則をご紹介します!   もくじ ドルベアの法則とは 【計算してみよう】超簡単! 8秒数えて+5するだけ なぜ気温で鳴き声の速さが変わるの? 【注意】あくまで目安! 外れることもあります まとめ:秋の夜長は親子で耳をすませて算数あそび   ドルベアの法則とは 物理学者ドルベアの大発見 ドルベアの法則とは、空気の温度とコオロギが鳴くスピード(回数)の不思議な関係を表したものです。 1890年代に、アメリカの物理学者であるエイモス・ドルベア(Amos Dolbear)という人物が、 コオロギは気温が高いと速く鳴き、気温が低いとゆっくり鳴くという規則性に気づき、 気温をわり出す計算式を発表しました。 自然の生き物が温度計の代わりになるなんて、とても面白い大発見ですよね!            【計算してみよう】超簡単! 8秒数えて+5するだけ もともとのドルベアの法則は、アメリカで使われる華氏(℉)の式でしたが、 ここでは日本で馴染みのある摂氏(℃)に直した、いちばん簡単な計算式をご紹介します。 ストップウォッチを用意して、コオロギの鳴き声が聞こえるときに試してみましょう!                        ◆ 低学年のお子さんでもできる 8秒+5 の魔法 計算式はとってもシンプルです。 コオロギの鳴き声を8秒間数え、その回数に5をたすだけ で、だいたいの気温(℃)がわかります。      【例】  8秒間に15回鳴いた場合  15(回) + 5 = 20(℃)   「今の気温は、だいたい20℃くらいかな?」 と推測できます。 これなら、たし算を習ったばかりの小学校低学年のお子さんでも、すぐに答えが出せますね!             ◆ 高学年向け! ちょっぴり本格的な計算式 もっと複雑な計算にチャレンジしたい! という算数が得意な高学年のお子さんには、こちらの少し本格的な公式もおすすめです。     【本格的な公式】   (15秒間に鳴いた回数 + 8)× 5 ÷ 9 = 気温(℃) かっこの計算、かけ算、わり算が混じった算数の問題です。 ぜひ紙とえん筆を用意して、親子で一緒に計算してみてくださいね。             【例】  15秒間に「28回」鳴いた場合  (28+8)×5÷9 ←( )の中を計算 =36×5÷9   ←左から順にかけ算・わり算 =20(℃)       なぜ気温で鳴き声の速さが変わるの? 秘密は「変温動物」という特徴にあり! 「どうして温度によって鳴くペースが変わるの?」 と疑問に思いますよね。   人間などの哺乳類(ほにゅうるい)は、周りが暑くても寒くても体温を一定に保てる恒温動物(こうおんどうぶつ)です。 しかし、コオロギなどの昆虫は、まわりの気温によって自分の体温も変わってしまう変温動物(へんおんどうぶつ)なのです。 変温動物は、気温が高くて体が温かいときはエネルギーが湧いて活動ペース(鳴くテンポ)が速くなります。 反対に、気温が低くて体が冷えると、動きが鈍くなってゆっくりとしか鳴けなくなるという、理科の仕組みが隠れています。       【注意】あくまで目安! 外れることもあります ここで、みなさんにひとつお伝えしておかなければならない注意点があります。     日本のコオロギには当てはまらない!? 実はドルベアが研究したのは、アメリカにいるスノーツリークリケットという特定のコオロギでした。 日本によくいるエンマコオロギなどは種類も鳴き方のリズムも違うため、 先ほどの計算式に当てはめても実際の気温から外れてしまうことがあります。 法則を見つけたドルベアと同じ気持ちになって、日本のコオロギの違いや法則を調べてみるのも面白いですね。     暑すぎても寒すぎても鳴かない また、コオロギは気温が13℃以下になると寒すぎて動けなくなり、 逆に38℃以上になると暑すぎて活動が低下してしまうため、 そもそもピタッと鳴かなくなってしまうという豆知識もあります。         まとめ:秋の夜長は親子で耳をすませて算数あそび 秋の夜、少しだけスマホやテレビの音を消して、窓を開けてみませんか? 「何回鳴いたかな?」 「1、2、3…」 「20℃になったよ! 温度計ははどうかな?」 と、虫の声を数えながら親子でお話しするのは、とても有意義な時間になります。 身近な自然の中に算数や理科の面白さが隠れていることに気づけると、毎日の勉強も少し楽しくなるかもしれません。 ぜひ、天気の良い涼しい夜は、耳をすませてみてくださいね!             執筆者紹介  【今回の執筆者】  スー 【プロフィール】  学生時代サッカー、テニス部に所属していました。  スポーツ全般大好きです!   横浜F・マリノスサポーター  最近ボドゲにはまっていて、ボドゲカフェによく行きます!   

【理科の不思議】なぜ焼き芋はあんなに甘い?仕組みと作り方のコツ

    もくじ 電子レンジだと甘くならない理由 【理科の仕組み】でんぷんが「麦芽糖」に変わる条件 自宅で甘い焼き芋を簡単に作るコツ まとめ:食欲の秋に「美味しい理科の実験」を!     秋に美味しい焼き芋。 おうちで手軽に食べようと、さつまいもを電子レンジで加熱したら 「お店ほど甘くならないな…」 と感じたことはありませんか?     実は、さつまいもの甘さを引き出すには「加熱するスピード」が大きく関係しています。 今回は、そんな焼き芋のヒミツにせまります!         電子レンジだと甘くならない理由 同じさつまいもを使っても、電子レンジで作った焼き芋と、 お店で売っているような、オーブンや石焼きで作った焼き芋とでは、甘さに差が出ます。   理由はシンプルで、 電子レンジは温まるのが早すぎるから です。   さつまいもに含まれる酵素は、加熱されるとでんぷんを甘い糖に変えてくれます。 しかし、電子レンジで一気に100℃近くまで温めてしまうと、酵素が働く間もなく熱で壊れてしまいます。 甘い焼き芋を作るには、あえてゆっくり温めて、酵素が働く時間を稼ぐことが欠かせません。       【理科の仕組み】でんぷんが「麦芽糖」に変わる条件 酵素「β-アミラーゼ」の働き さつまいもには、ごはんやパンと同じでんぷんが多く含まれています。 でんぷんそのものはあまり甘くありません。 しかし、さつまいもにはβ(ベータ)アミラーゼという酵素が含まれており、これが温められることで、 でんぷんを分解して甘い成分である麦芽糖(マルトース)に変化させます。          酵素が働く温度は「60℃〜70℃」 β-アミラーゼが最も活発に働くのは、60℃〜70℃という特定の温度帯です。 約80℃を超えると、酵素そのものが熱で破壊されて働きを止めてしまいます。 つまり、焼き芋が甘くなるかどうかは、60℃〜70℃の温度帯をどれだけ長くキープできたかで決まります。 石焼き芋が甘いのは、熱した石の遠赤外線でじっくりと中まで温め、この温度帯を長時間保っているからです。        自宅で甘い焼き芋を簡単に作るコツ 特別な道具がなくても、トースターやオーブンを使えば、おうちで甘い焼き芋が作れます。   1.濡らしたペーパーとホイルで包む  さつまいもを水で濡らしたキッチンペーパーで包み、さらにその上からアルミホイルでしっかり包みます。  これで水分の蒸発を防ぎ、パサつきを防ぎます。   2.低温のトースター(またはオーブン)で40〜60分焼く  アルミホイルで包んだままトースター(オーブン)に入れ、時間をかけて焼きます。  じわじわと熱を伝えることで、60℃〜70℃の時間を長く作ることができます。  設定温度は、160~170℃程度が良いです。   3.竹串がスッと通れば完成  中心まで柔らかくなっていれば、お店のようなしっとり甘い焼き芋の完成です。          まとめ:食欲の秋に「美味しい理科の実験」を! 焼き芋の甘さは、さつまいもの中で起きるでんぷんと酵素の化学変化のおかげです。 おうちで焼き芋を作るときは、 「今、さつまいもの中で酵素がでんぷんを甘く変えてくれているんだな」 と理科の仕組みを思い出しながら、秋の味覚を楽しんでみてくださいね。        執筆者紹介  【今回の執筆者】  スー 【プロフィール】  学生時代サッカー、テニス部に所属していました。  スポーツ全般大好きです!   横浜F・マリノスサポーター  最近ボドゲにはまっていて、ボドゲカフェによく行きます!   

11月は何する? 子どもと楽しめる行事・記念日6選【小学生 中学生向け】

ついこの前まで暑かったのに、もう10月も折り返し。 少しずつ冬の気配を感じる11月が近づいてきました。 「11月って、子どもと何をして過ごそう?」と考えるご家庭も多いのではないでしょうか。 11月には、文化の日や七五三、勤労感謝の日など、子どもと一緒に楽しめる行事・記念日がたくさんあります。   今回は、11月の行事・記念日の中から、親子で楽しみながら知識も広げられる6つをご紹介します。 「今日は何の日?」をきっかけに、親子の会話を楽しんでみてはいかがでしょうか。   【もくじ】 ♪  11月は何の月? 知っておきたい11月の行事・記念日  ♪  11月3日は「文化の日」  ♪  11月8日は「いい歯の日」  ♪  11月11日は何の日? 子どもと楽しめる「○○の日」  ♪  七五三はいつ? 11月の行事と千歳飴の意味  ♪  11月23日は「勤労感謝の日」  ♪  11月30日は「絵本の日」  ♪  11月は親子で「今日は何の日?」を楽しもう     11月は何の月? 知っておきたい11月の行事・記念日 11月には、子どもにとって身近な行事から、ちょっと意外な記念日までさまざまなものがあります。 ここでは、小学生・中学生の子どもと一緒に楽しみやすい6つをピックアップしました。   11月3日は文化の日 |子どもと何をして過ごす? 11月3日は「文化の日」です。 文化の日は、自由と平和を愛し、文化をすすめることを趣旨とした祝日。美術館や博物館、図書館など、普段とは少し違った場所に出かけるのもおすすめです。 「この絵は何を表しているのかな?」「昔の人はどんな暮らしをしていたのかな?」など、子どもと一緒に話しながら見てみると、新しい発見があるかもしれません。 近くに出かけるのが難しい場合は、家にある本や図鑑を一緒に眺めてみるのもよいでしょう。 「文化って何だろう?」と考えることから、親子で身近な文化を探してみるのも楽しそうですね。            11月8日は「いい歯の日」 |子どもと歯の健康を考えよう 11月8日は「いい歯の日」です。 「11(いい)8(は)」の語呂合わせから、歯の健康について考える日として知られています。 子どもと一緒に、 「歯は全部で何本ある?」「乳歯と永久歯はどう違う?」「どうして歯は生えかわるの?」 など、歯について話してみるのもおすすめです。 毎日の歯みがきを見直すきっかけにもなりますね。 身近な「歯」をテーマに、親子でちょっとした疑問を調べてみると、楽しく学ぶことにもつながります。        11月11日は何の日? 子どもと楽しめる「○○の日」 11月11日は、実はたくさんの記念日がある日です。 数字の「1」が4つ並ぶことから、見た目や語呂合わせを利用したさまざまな「○○の日」が制定されています。 例えば、お菓子に関する記念日など、子どもにとって身近なものもあります。   「11月11日には、どんな記念日があるんだろう?」と親子で調べてみるのも楽しそうですね。 気になる記念日を一つ選んで、その由来を調べたり、家族にクイズを出したりするのもおすすめです。 「今日は何の日?」をきっかけに調べものをしてみると、子どもの「知りたい!」という気持ちを引き出せるかもしれません。     七五三はいつ? 11月の行事と千歳飴の意味 11月の代表的な行事といえば「七五三」です。 七五三は、子どもの成長を祝い、これからの健やかな成長を願う行事。一般的には、3歳・5歳・7歳の子どもが11月15日前後に神社や寺院へお参りします。 七五三という名前は、3歳・5歳・7歳という年齢に由来しています。 地域や家庭によってお祝いの仕方はさまざまですが、着物や晴れ着を着て記念写真を撮ったり、家族で食事をしたりするご家庭も多いでしょう。   そして、七五三といえば「千歳飴」もおなじみです。 千歳飴には、子どもが長く元気に成長してほしいという願いが込められています。細長い形や紅白の色にも、長寿やお祝いの意味があるとされています。 子どもからすると、「どうして七五三では千歳飴をもらうの?」と不思議に思うかもしれません。 そんなときは、七五三の由来や千歳飴の意味を一緒に調べてみるのもおすすめです。   「自分が七五三のときはどうだった?」と、子どもの写真を見返してみるのも楽しそうですね。 小学生や中学生になった子どもなら、「昔の自分はどんな服を着ていた?」「どこにお参り行ったの?」と、成長を振り返るきっかけにもなります。 七五三は、小さな子どものためだけの行事ではありません。家族みんなで子どもの成長を感じる日として、楽しんでみてはいかがでしょうか。   11月23日は勤労感謝の日 |子どもと「仕事」について考えよう~ 11月23日は「勤労感謝の日」です。 働くことや、働いている人に感謝する日として知られています。 子どもと一緒に、 「どんな仕事がある?」「家族はどんな仕事をしている?」「学校にはどんな仕事の人がいる?」 など、「仕事」をテーマに話してみるのもよいでしょう。 普段何気なく利用しているお店や電車、病院などにも、たくさんの人が関わっています。 身の回りにある仕事について考えてみると、子どもの将来の仕事や興味について話すきっかけにもなりそうです。   11月30日は絵本の日 |親子で読書を楽しもう 11月30日は「絵本の日」です。 絵本というと小さな子どものものと思われがちですが、小学生になってから読むことで、また違った楽しみ方ができます。 子どものころに好きだった絵本を親子で読み返してみるのもおすすめです。 「この絵本、覚えてる?」「どの場面が好き?」「今読むと、どんなところが面白い?」 など、感想を話してみると、親子で同じ本を読んでも感じ方が違うことに気づくかもしれません。 秋の夜長に、親子でゆっくり絵本を楽しむ時間をつくってみてはいかがでしょうか。   11月は親子で「今日は何の日?」を楽しもう 11月には、文化の日、いい歯の日、七五三、勤労感謝の日など、子どもと一緒に楽しめる行事・記念日がたくさんあります。 「今日は何の日?」と気になったことを親子で調べてみるだけでも、普段の生活の中に新しい発見が生まれます。   特別なお出かけをしなくても、 ・家族で由来を調べる ・図鑑や本で詳しく調べる ・子どもにクイズを出してみる ・昔の写真を一緒に見る ・気になることを親子で話してみる など、楽しみ方はいろいろ ♪   11月ならではの行事や記念日をきっかけに、親子で「知る」「話す」「楽しむ」時間をつくってみてはいかがでしょうか。        ⊿ 今回の執筆者 ⊿  タルタルチキン     ⊿ プロフィール ⊿ 金沢出身のくいしんぼう♪ ぶり、がすえび、バイ貝が大好きです! サッカー好きで、週末はJリーグ観戦に☆