小1プロブレムを乗り越えるには?
新1年生の保護者のみなさま、お子さまの小学校入学、おめでとうございます。
わが子のこれからの成長が楽しみな半面、学校生活にうまくなじんでくれるか、友だちはできるかなど、気がかりなこともあるかもしれません。
小学校に入学すると、これまでの家庭や保育園、幼稚園での生活とは大きく変わってきます。
慣れないことばかりで、学校生活や勉強につまずく子どもは少なくありません。
本日は、そんな小1プロブレムについてのお話です。
小1プロブレムとは?
小1プロブレムとは小学校に入学したばかりの子どもが、学校生活になじめず、行動面・精神面・学習面などで問題にぶつかることです。
たとえば、
行動面では、
・集団行動がとれない
・授業中席についていられない
・先生が話しているときに勝手に話し出す
精神面では、
・集中力が続かない
・ストレスで体調不良に陥る、休みがちになる
学習面では、
・読み書きなどの学習に遅れが生じる
・学習意欲が低下する
などの問題にぶつかることがあります。
小1プロブレムの要因は?
では、なぜ子どもたちが小1プロブレムに陥るかというと、それはそれまでとは大きく異なる環境に置かれるからです。
たとえば、幼稚園や保育園では比較的自由な教育が行われますが、小学校では決められた時間、席について授業を受けなければならず、とまどうことがあります。
また、この年齢の子どもはまだ発達の初期段階にあるため、集中力が短く、読み書きや計算などの学習に対しても未熟な場合があります。
また、家庭環境が学習に与える影響も大きいです。
家庭学習の習慣が身についていないと、学校の授業についてゆくことが難しくなります。
小1プロブレムの解消に向けて
小1プロブレムにぶつかったら、焦らずお子さまと向き合うようにしましょう。
まずは、今日学校であったこと、勉強したこと、楽しかったこと、嫌だったことなど話を聞いてあげてください。
そして、お子さまが自信を持てるように、肯定的な言葉をかけるようにしましょう。
また、家庭での学習習慣を身につけさせることも大切です。
その際、お子さまが興味を持った教材を用いることで、学習意欲を高めることができます。
また、学習の合間には適度な休憩をとり、集中力を切らさないよう、徐々に訓練していきましょう。
家庭と学校の連携も重要です。
学校とのコミュニケーションをとり合い協力して、お子さまにあったサポートを行いましょう。
まとめ
お子さまが学校になじめないと、保護者のみなさまも焦燥感を抱くかもしれません。
けれども、これはお子さまが成長する過程で起こりうることです。
じっくりお子さまと向き合い、環境を整えてゆくことで、解決の糸口が見えてくることがあります。
見守りながら、サポートしていきましょう。