2023/02/10

家庭学習は小学生から始めよう!習慣化させる方法や学年別のポイント

「家庭学習こそ大切です!」学校や塾などの習い事で、たくさん聞きますよね。

とはいうものの、遊びざかりのお子さんをお持ちの保護者の方は、思うようにいかず、悩んでいるのではないでしょうか。

 

なかなか机に向かわない…。

少し家庭学習の時間が短い気がする…。

お仕事などで忙しく、なかなか手をかけてあげられない…。

 

そんなお悩みにお応えして、今回は家庭学習を習慣化するコツをご紹介します!

 

【目次】

1.そもそも「家庭学習」とは?

2.小学生から始めたい!家庭学習の効果

3.小学生の家庭学習の時間はどれくらい?

4.学年別|家庭学習のポイント

5.家庭学習を習慣化するために気を付けたいこと

6.家庭学習を始めるなら「教科書ワーク」がおすすめ!

7.まとめ

 

【要点】

今回は、家庭学習とはなにか?について考え、家庭学習を行うメリットをご紹介します。

とはいえいくらメリットが分かっていても、家庭学習を続けることは大変なことです。

 

1.そもそも「家庭学習」とは?

家庭学習は、大きく2つに分けることができます。

1つめは、宿題です。そして2つめは、自主学習です。

この2つは、どこが違うのでしょうか?

宿題は、学校や塾などの授業の進度に合わせて、学習内容を定着させるために出されるものです。

自主学習は、得意やニガテ、やりたいことなどに合わせて、何をどのように学ぶかプランを立てて実行します。

どちらも大切な家庭学習。バランスよく取り組みたいですね!

 

 

2.小学生から始めたい!家庭学習の効果                                        

家庭学習は習慣化することがとても大変ですが、毎日少しの時間でも取り組むことができるようになればメリットがたくさんあります!

ここでは家庭学習を続けることで期待できる効果を3つ、ご紹介します。

 

勉強を習慣化できる

朝起きた時、遊びから帰ってきた時、寝る前、など時間を決めて小学生のときから自宅で学習することで、勉強も生活の一部として取り組むことができるようになります。

勉強をすることに対しての嫌悪感や抵抗感がなくなるので、他にやりたいことがある時や忙しい時でも、とにかく机に向かって勉強をはじめることができます。

 

知識の定着につながる

エビングハウスが提唱する、忘却曲線をご存じでしょうか?

学校の授業で学んだことは、時間を空けるとあっという間にほとんど忘れてしまいます。

ところが自宅で再確認することで、一度忘れかけていたことを思い出し、あまり忘れなくなります。

授業と家庭学習でで「忘れる」、「思い出す」のサイクルを作ることで知識の定着につながるのです!

 

家族とのコミュニケーションになる

家庭学習をお子さんひとりでこなすことは難しいですが、ひとりで学習する時間と一緒に取り組む時間をバランスよく作ることで、良いコミュニケーションをとることができます。

学習に取り組む姿や、学習を通して成長した姿を褒めることで自己肯定感が高まり、モチベーションアップにつながります。

学力面だけでなく精神面にも効果的です!

 

3.小学生の家庭学習の時間はどれくらい?

家庭学習には様々な効果があることが分かりましたね。

ですが、毎日少しずつ、といっても一体どれくらいの時間を家庭学習に充てればよいのか、悩むご家庭も多いのではないでしょうか。

家庭学習時間の目安は、1日10分×学年です!

例えば4年生であれば、1日に取り組む家庭学習の時間は10×4=40分確保したいところです。

ですが、体調や気分などによっても学習効果が大きく変わります。

大事なことは、短時間でも毎日続けることです!

お子さんひとりひとりに合った、無理のない時間設定をしましょう。

そして、お子さんの成長に合わせて徐々に時間を延ばしていくことがおすすめです。

 

 

4.学年別|家庭学習のポイント

一緒に家庭学習を進めるにあたって、大事にしておきたいポイントがあります。

それは、お子さんの学年です。

低学年・中学年・高学年かによって、お子さんとの向き合い方は大きく変わります。

お子さんが勉強に対して前向きになれるようにするためには、どのようなサポートが必要なのでしょうか?

 

低学年(1年生~2年生)は「習慣化」を重視

低学年時は「勉強をすること」よりも「勉強を習慣化すること」が大切です。

短時間でもいいので決まった時間に机に座るよう促し、学校の宿題や簡単なドリル、お子さんが興味を持つ分野の学習を中心に進めてみましょう。

しっかりと机に座り、学習目標を達成することができたらシールを貼る、褒める、など達成感を感じてもらえるようなしかけをたくさん用意しておくとよいですよ!

 

中学年(3年生~4年生)は「ルールを守ること」を重視

中学年では、ゲームや友達との遊びなど楽しいことが増えてきます。

保護者の方が学習内容を決めて、1日ずつ無理に取り組ませてしまうと、勉強から逃げようとしてしまうことも……。

そこで、月間や週間など少し長い期間での家庭学習計画をお子さんと一緒に決めてみましょう。

保護者の方と一緒に決めたルールであれば、取り組むモチベーションになります。

そして、そのルールを必ず守ることを約束し、実行しましょう。

繰り返すことで、家庭学習にたいする責任感が生まれます!

 

高学年(5年生~6年生)は「自主性」を重視

高学年になると、だんだんと自分の意思を示せるようになります。

また、もうすぐ中学生になり、試験に向けて自分で計画を立てて学習する姿勢が求められます。

徐々に、家庭学習を「保護者の方と一緒に取り組む」から「自主的に取り組む」へシフトしていく必要があります。

お子さんが何を目標にしたいのか、そのために何をすべきか、しっかりと耳を傾けながら、お子さんが主体となった家庭学習をサポートするようにしましょう。

 

5.家庭学習を習慣化するために気を付けたいこと

明日からがんばろう…。そんな油断は禁物です!

家庭学習の習慣は、中学生・高校生、その後大学生、社会人になっても必要な人生の財産です。

今日から家庭学習を習慣化するためにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか?

毎日の家庭学習のハードルをぐっと下げるコツをご紹介します!

 

勉強しやすい環境を整える

なかなか勉強を始めようとしない…。

すぐに勉強に飽きて別の事を始めようとする…。

そんなお子さんも多いのではないでしょうか。

ですが、根性論を持ち出して闇雲に叱ることはNGです!

自宅内で遊びと学習を切り替えるためにも、まずは「学習をする場所」を整えましょう。

勉強を始める時は、おもちゃやスマートフォン、その他にも気が散ってしまう場合は電子機器を片付け、きれいで清潔な状態にすることから始めましょう。

ちょっとした工夫ですが、勉強をしよう!という気持ちは環境や片付けなどの行動から引き出されることも多いです。

 

 

 

スケジュールを決める

つい、家庭学習をするときはあれもこれも、と欲張ってしまいます。

学習内容を先に決めて、終わるまではだらだらと勉強を続けよう!とルールを定めてしまうと、どうしても勉強に対するモチベーションは高くなりづらいもの。

まずは、できるだけ時間で区切って学習してみましょう。

この時間だけ集中して勉強しよう!」と決めた方が、時間を決めずに勉強するよりも効果的なことも!   

 

 

得意な科目から始める

家庭学習というと、どうしても「できないをできるにかえよう!」と躍起になってしまいます。

しかし、それではますます勉強に対して抵抗感をおぼえてしまうかもしれません。

学習習慣がつくまでは、苦手教科からではなく子どもが得意な教科、好きな教科から始めてみましょう!

また、子どもは「実物」に非常に興味を持ちます。

時々、買い物の計算や、食塩を水に溶かすなどの簡単にできる実験を取り入れるのもおすすめ!

 

                                                       

楽しめる工夫をする       

家庭学習を続けるためには、家庭学習=楽しいもの、となることが大切です。

ゲーム形式にする、継続した日数をシールなどで可視化する、勉強後の楽しみを作るなど、家庭学習を楽しむための工夫をしてみましょう。

無料のプリント配信サイトや、市販の学習参考書にも、勉強を楽しむためのヒントがたくさんあります。

積極的に使って、保護者の方も、お子さんも一緒に家庭学習を楽しみましょう!

 

保護者も一緒に取り組む 

保護者の方だけが頑張る家庭学習、お子さんだけが頑張る家庭学習、どちらであってもひとりでの家庭学習は心細いもの。

お子さんが勉強している過程に保護者の方も向き合い、尊重することが重要です。

ずっと集中し続けなければならない、教え続けなければならない、といったプレッシャーは不要!

可能な限りそばにいて、時に教え、時に見守り、時に一緒に考える、達成したら一緒に喜ぶ……。

二人三脚の家庭学習が効果的です!  

 

 

結果だけでなく過程を褒める

家庭学習を進めるうえで、問題が解けたときなど、学力が上がったことを褒めるのはとても大切です!

しかし、日々勉強していてもなかなか結果に結びつかないことがあります。

大切なのは、「勉強を続けられたこと・取り組んだこと」といった過程を褒めることです。

なかなか結果が出ない時でも、家庭学習を継続することに自信を持つことができるようになります!

 

 

子どもに合った教材を選ぶ                                                     

家庭学習のなかでも、自主学習を進めるうえで大切なのは教材です。

子どもの好みやレベルによって、適した教材は異なります。

お子さんと書店に行き、実際に学習参考書を手に取ってみましょう。

見やすいか・続けられるか・楽しめるか・レベルに合っているかなど、お子さんの気持ちに合わせて教材を選ぶことが、ひとつの教材をしっかり最後まで継続するカギになりますよ!

 

 

6.家庭学習を始めるなら「教科書ワーク」がおすすめ!

家庭学習を始めよう!と決心されたそこのあなた!おすすめは『教科書ワーク』です。

ページや単元が教科書にぴったりと合わせているので、学校の授業や宿題と並行して進めて理解を深めることができます。

 

▶シリーズページはこちら

▶ご購入はこちら

 

授業の進度に合わせて学べる

『教科書ワーク』は、教科書準拠教材です。

お使いの教科書に沿って学習をすすめることができます!

学校の授業や宿題がベースにあるので、いちからご家庭で学習参考書に取り組むよりも格段に学びやすくなっています。

国語、算数、理科、社会、英語の他にも、数と計算や漢字、プログラミングなど豊富なラインナップが特徴!

お子さんの学びたい!を応援します。

 

基礎からテスト対策までを一冊でカバー

基本→練習→まとめのようにステップアップすることができます。

授業だけでは理解できないことも、じっくりと時間をかけて段階的な学習ができるため、得意科目はもちろん苦手科目でも取組みやすい構成になっています。

演習量が豊富なので、学校のテスト対策にも最適です!

 

教科ごとに役立つふろくつき

教科書ワークは本冊の質・量はもちろん、各教科の付録も充実しています!

国語は漢字練習ノート、算数は計算練習ノート、理科はカードや実験観察動画、社会はカードや白地図ノートなどが付いています!

英語にも、英語練習ノートや英語カード、音声を聞くことができるアプリケーションが付いています。

その他にも、楽しく学びを深めるわくわくポスターやシール、理解度を確認できる実力判定テストやホームページテストなど、たくさんの付録をご用意!

どんどん活用して、学びを深めていきましょう。

 

 

7.まとめ

ここまで家庭学習を始める心得や家庭学習が上手くいくポイント、継続のために気を付けたい注意点などをご紹介しました。

何よりも大切なのは、お子さんが自ら学習することを楽しい!と思うこと、そのために保護者の方もお子さんと学習する楽しさを見つけて一緒に学びを深めることです。

家庭学習の時間が、いつもよりもっと素敵なものになりますように!

 

 

 

記事一覧へ