楽しく覚えて、忘れない 暗記方法いろいろ
突然ですが、みなさん、暗記は得意ですか?
テストでは、どうしても「覚えるしかない」ってことがありますよね。
でも、やみくもに覚えるのってちょっと苦痛だったりしませんか?
そこで今日は楽しく暗記できるいくつかの方法をお伝えします。
まずは王道! 赤シート/暗記カード/暗記ポスター
暗記するのに、おそらく誰もが試したことがあるであろう、赤シート。
ノートに赤字で文字を書いたり、教科書に濃い緑のマーカーを引いたりして、それを透明の赤いシートで隠して覚える方法です。
つづいて、こちらも定番の暗記カード。
英単語と意味を表裏に書いて覚えたり、一問一答タイプの用語を覚えたりするのに使われます。
これもよくある、暗記ポスター。
トイレなどにポスターをはっておいて、ちょっとした時間に覚えるのに便利です。
これらの暗記アイテムは自分で作ることもできますし、学習教材の付録でついていることもありますね。
文理の教材の付録にも、いろいろついていますよ。
覚えるべきことが厳選されており、覚えやすくまとまっているので、どの付録もおすすめです。
▲「中学教科書ワーク」付録のスピードチェック&赤シート
▲「小学教科書ワーク」付録のカード
▲「小学教科書ワーク」付録の折込ポスター
最近はアプリも便利
最近は、スマホアプリを使って覚える人も増えてきています。
スキマ時間にどこでも学習できるのがメリットです。
高機能なアプリでは、苦手なところを何度も出題してくれたり、学習管理をしてくれるものもありますね。
▲「中学教科書ワーク」付録の「どこでもワーク」アプリ
あなどれない! 語呂合わせ
語呂合わせも暗記法の定番ですよね。
「え…、ダジャレじゃん…」と思うようなことが、案外記憶に残ってテストで1点、2点多く得点できたりするので、あなどれません。
誰が作ったのか知りませんが、「なんと素晴らしい平城京(=710年遷都)」「鳴くようぐいす平安京(=794年遷都)」などは、語呂が良くて、何年たっても忘れません。
ちなみに、こちらも名作だった「いい国つくろう鎌倉幕府」。
保護者のみなさんは、ほぼこの語呂合わせで、「1192年、鎌倉幕府成立」と覚えているのではないでしょうか?
しかし、現在では、鎌倉幕府は段階的に成立していたと考えられており、1129年に源頼朝が征夷大将軍になったことで、幕府の組織形態が名実ともに完成したという説が優勢になっています。
覚えやすい語呂合わせも、ときにはアップデートが必要ですね。
▲「中学教科書ワーク 社会 歴史」の付録カードより
呪文も有効!
語呂合わせと似ていますが、呪文のように唱えて覚える方法もあります。
有名なのは、中学校で習う元素記号の暗記法。
「水平リーベー ぼくのふね」ってやつですね。
ところで、「水平リーベー ぼくのふね」のあとは、どうやって覚えましたか?
そのあとは、「七曲がり シップス クラークか」とか「名前がある シップス クラークか」とか、バリエーションがあるようです。
「波がある シップス クラークか」でもよさそうですね。
もうひとつ呪文のご紹介です。
高校生向けですが、古文の終止形接続の助動詞を覚える方法です。
筆者の高校ではコギャル風に(もはや死語?!)、つぎのように唱えるように習いました。
「べし らむって~ めり らしいよ~ まじ なり?!」
これだけだと意味不明な呪文ですが、なんだか強烈に記憶に残っています。
替え歌で覚えよう!
メロディーに乗せて覚えるのも、覚えやすいです。
またまた高校の古文ネタですが、動揺「ももたろう」のメロディーに乗せて替え歌で、
未然形接続の助動詞と、連用形接続の助動詞が覚えられますよ。
自分に合った暗記方法を見つけよう!
今日はいくつかの暗記方法をご紹介しました。
ほかにも、書いて覚える、声に出して覚える、ストーリーで覚える、イメージで覚えるなど、いろいろな覚え方があります。
いろいろ試して、自分に合ったものを取り入れてみてください。