2022/09/02

防災週間に、家庭でできる災害への備えを考えよう!

8/30~9/5は防災週間です。

地震をはじめとする災害は、いつどこで起こってもおかしくはありません。

少しでも被害を抑えるためには、日ごろからの災害対策が大切になってきます。

 

年に1度の防災週間、自分の災害対策を振りかえり、アップデートしておきましょう!

 

 

目次

1. 家の中でできる対策は?

 

2. 防災グッズは足りている?

 

3. 地震のときの行動は?

 

4. 家族とはどう連絡をとる?

 

5. 実際に被災された方の体験談を読もう

 

 

1.家の中でできる対策は?

まずは家の中を見渡して、災害のときに危ないポイントがないかを

確認してみましょう。

 

家具の固定

普段は重くて動きそうにないものの、地震のときには倒れてくる恐れがあります。

棚やテレビなどの大きな家具は、専用の器具などで、壁に固定しておきましょう。

食器棚の扉が開かないように金具を固定する、なども考えましょう。

 

家具の配置

寝室や子ども部屋、部屋の出入り口付近には、背の高い倒れやすい家具は置かない方が安全です。

また、電子レンジなど重量のある家電は低めの位置に置くなど工夫しましょう。

家の中に家具をおかない安全なスペースを確保しておくと、

地震が起こった時にまずそこに逃げることもできます。

 

窓の周り

窓ガラスに飛散防止フィルムを張る、

カーテンを防火加工の施してあるものに変える、などの対策ができます。

 

 

防災グッズは足りている?

非常用持ち出し袋の中身は、定期的に見直すことが重要です。

防災週間をその目安にするといいかもしれません。

 

生きるために必要なもの

 

飲料水

生きていくうえでもっとも大事になります。

1人あたり1日3L、最低3日分は備えましょう。

 

食料

缶詰・乾パン・レトルト食品など、保存がきき、調理が簡単なものを備えておきましょう。

普段から多めにストックしておき、使ったら補充するようにするといいかもしれません。

用意している!という人も、消費期限が大丈夫かどうかのチェックを忘れずに!

 

(参考:https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/pdf/gaido_160511_1.pdf

 

 

安全を確保するために必要なもの

 

懐中電灯など、明かりがつくもの

 

防災頭巾やヘルメット

 

軍手

 

あるきやすい靴

 

 

情報を得るために必要なもの

 

けいたいラジオ

災害の状況を確認できるよう、

手回しで充電ができるタイプだと、電池がなくても使えます。

電池タイプを備えている場合は、電池が古くなっていないかの確認も大切です。

 

モバイルバッテリー

 

 

健康にすごすために必要なもの

 

常備薬

 

救急セット

 

衣服・タオル類

 

 

貴重品も、持ち出しやすいところにまとめておくと安心ですね。

ここで紹介しているのはあくまで基本的なものです。

災害が起こった時にどんなことが起こるのか?を想像して、用意してみましょう。

 

3. 地震のときの行動は?

家にいて地震が起こったときはどのように行動すればいいのか?

少しでも冷静に動けるように、シミュレーションしておきましょう。

 

机の下にかくれる

地震が来たときは、家具がたおれたり物が落ちてきたりするおそれがあります。

揺れが収まるまで、丈夫な机の下などにはいり、身を守りましょう。

 

火は無理に消しにいかない

地震発生時にコンロの火などがついていた場合、

無理に消しにいかず、離れた場所で揺れが収まるのを待ちましょう。

 

出口を確保する

揺れが収まったら、窓や家のドアを開けて、避難経路を確保しましょう。

 

情報を確認する

テレビやラジオなどで災害の状況を確認します。

SNSでは、誤った情報が拡散されがちです。

噂に惑わされず、公的機関からの正確な情報を把握するようにしましょう。

 

避難所へ避難する

避難勧告があった場合や、身の危険を感じた場合は避難所へ。

家を出るときには電気のブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉めましょう。

 

 

4. 家族とはどう連絡をとる?

災害が起きた時には、いつものように連絡がとれるかわかりません。

あらかじめ、どうやって連絡をとりあうかを家族で話し合っておきましょう。

 

避難先の確認をしておく

家族がバラバラの場所で被災したとき、

家に戻るのか、避難所に行くのか、どこの避難所に行くのか、を確認しましょう。

 

以下のサービスを確認しておく

電話がつながらず、決めていた場所へも行けない…そのような時に使えるサービスがあります。

 

災害用伝言ダイヤル

伝言をしたいとき、「171」に電話をかけると、伝言を録音することができます。

このとき自分の電話番号も一緒に入力します。これが、キーになります。

伝言を受け取るときは「171」を押して、相手の電話番号を入力することで、録音を聞くことができます。

 

災害用伝言版

災害用伝言ダイヤルと同じような仕組みで、テキストで伝言を残すことができます。

メールで通知を送ることも可能です。

 

 

 

5. 実際に被災された方の体験談を読もう

実際に災害に直面するとどういう問題が起こるのか?を知っておくと、

自分の状況に合わせたプラスの対策がとれるようになります。

 

手軽に体験談を知ることができる手段として、

内閣府の防災情報のページから、「一日前プロジェクト」をご紹介します。

https://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/ichinitimae/index.html

「一日前」は、「災害の一日前に戻れるとしたら、あなたは何をしますか」という問いかけから来ていて、

ここではさまざまな人の災害の体験談を読むことができます。

 

 

できる限りの対策をしておこう

災害が起きないようにすることはできません。

しかし、日ごろの備えによって、被害を小さくすることはできます。
防災週間を機に、防災について考え、家族で話し合ってみましょう。

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気になる! みんなどのくらい勉強してるの?

小中学生のみなさん、学校の授業以外でどのくらい勉強していますか?   その勉強時間は、多いほうだと思いますか? それとも、少ないほうだと思いますか?   ほかの人がどのくらい勉強しているのかは、ちょっと気になりますよね。     ということで、小中学生の勉強時間を調べてみました。   国立教育政策研究所による「令和3年度 全国学力・学習状況調査」の「質問紙調査」では、小中学生の平日および休日の1日当たりの勉強時間が調査されています。 その調査結果を見てみましょう。     平日の勉強時間   学校の授業時間以外に、普段(月曜日から金曜日)、1日当たりどれくらいの時間、勉強をしますか(学習塾で勉強している時間や家庭教師の先生に教わっている時間、インターネットを活用して学ぶ時間も含む)   小学生 小学生では「1時間以上、2時間より少ない」と答えた人の割合が最も多いですね。 2時間以上や3時間以上勉強している人も少なくなく、 1時間以上勉強している人は、全体の約63%を占めています。   中学生   中学生でも「1時間以上、2時間より少ない」と答えた人の割合が最も多いですが、 小学生に比べて「2時間以上、3時間より少ない」と答えた人の割合がぐっと伸びています。 中学生になると、学習時間が増えることがうかがえますね。   休日の勉強時間   土曜日や日曜日など学校が休みの日に、1日当たりどれくらいの時間、勉強をしますか(学習塾で勉強している時間や家庭教師の先生に教わっている時間、インターネットを活用して学ぶ時間も含む)   小学生   まず、学校が休みの日に「まったく勉強しない」という小学生は約10%しかいません。 1時間以上勉強している人は、全体の約61%になります。 土日も平日と変わらず、勉強をしている人が多いことがわかりますね。   中学生   中学生になると、小学校に比べて「2時間以上、3時間より少ない」と答える人と、 「3時間以上、4時間より少ない」と答える人の割合が大きくなります。 平日同様、休日も学習時間が増えていますね。   まとめ あなたの勉強時間は、この調査結果と比べてどうでしたか?  「思ったより、ほかの人はたくさん勉強しているんだなあ」と刺激を受けた人もいるかもしれません。 もしそう思ったなら、これをきっかけに自分の勉強時間を見直してみてはいかがでしょうか?     出典:「令和3年度 全国学力・学習状況調査 報告書」(国立教育政策研究所) (https://www.nier.go.jp/21chousakekkahoukoku/report/question.html) ※グラフは調査結果を加工して作成  

夏休み明けにシャキッとなるためのヒント

楽しかった夏休みが終わってしまいますね。 また、学校が始まる…と思うとゆううつな気分になってしまうもの…。   ああ、また学校が始まる…… 長期の休み明けに、 「なんとなく学校に行きたくない」 「学校に行くのがめんどうくさい」 「勉強のやる気が出ない」 などと感じることは珍しいことではありません。     休み中は比較的自由に、自分のペースで過ごせますが、新学期が始まると集団の生活リズムに合わせなくてはいけなくなるので、ストレスがかかります。 そのギャップが大きいので、学校に行きたくないと感じるのですね。   とくに1年生は、春にこれまでと大きく生活が変わったと思います。 1学期の間は新生活に慣れようと、一生懸命新しい環境に合わせてきたのではないでしょうか? それが夏休みに入って気が緩み、2学期にまた頑張らないとなると、強いストレスを感じてしまうのも無理はありません。   ただ、ゆううつな気分はいつまでも続くものではなく、学校が始まってしまえば意外と楽しく通えることもあります。   そのためには、夏休みの間にずれてしまった生活リズムをもとに戻すことが大事!   そこで今日は生活リズムを整えて、夏休み明けにシャキッとなるためのヒントをお伝えします。   早寝早起きをしよう 夏休みに夜更かしや朝寝坊をしていると、学校がある日に朝、起きるのがつらくなります。 学校が始まる前に就寝時間・起床時間をもとに戻すようにしましょう。   寝る前にテレビやスマホを見ていると、眠れなくなります。 ぐっすり眠るためにも、寝る前のテレビ・ゲーム・スマホはやめましょう。   また、朝起きて太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされます。 朝起きたらカーテンを開けて、太陽の光を浴びて1日をスタートさせましょう。     朝ご飯を食べよう 夏休み中に起床時間が遅くなったせいで、朝ご飯を抜く生活をしていた人もいるかもしれません。 朝ご飯には脳にエネルギーを補給し、頭と体を目覚めさせる役割があります。 しっかり食べるようにしましょう。     運動しよう クーラーのきいた部屋から一歩も出ない生活をしていると、体力が落ちて、疲れやすくなっていることがあります。 涼しい時間に外に出て散歩するなどし、軽い運動をして力を取り戻しましょう。 ただし、まだまだ暑いので、水分補給をしっかりして熱中症にならないように気を付けてください。     好きなことをする時間を大切に 好きなことをする時間をもつこともよいことです。 新学期は自分でも気がつかないうちについつい無理をしてストレスをためがち。 そのストレスを解消するには、好きなことをして気晴らしをするのが一番です。 リフレッシュをしたら、きっとまたやる気がわいてきますよ。     無理はしないで 「夏休み明けに学校に行きたくないな」と感じていても、数日通えばまた学校生活のリズムに慣れてきて、楽しく通えるようになることも多いです。   でも、学校が始まる前に「どうしても行きたくない」と強く感じる場合や、数日通っても「どんどん行くのがつらくなる」という場合は注意が必要です。 また、気持ちのうえでは頑張って学校に行こうとしても、お腹が痛くなったり、熱が出たり、頭痛がしたり、眠れなくなったり、食欲がなくなったりと、体の方がSOSを出すこともあります。   そんな時は、無理して学校に行こうとせずに、家族に相談してみましょう。