防災週間に、家庭でできる災害への備えを考えよう!
8/30~9/5は防災週間です。
地震をはじめとする災害は、いつどこで起こってもおかしくはありません。
少しでも被害を抑えるためには、日ごろからの災害対策が大切になってきます。
年に1度の防災週間、自分の災害対策を振りかえり、アップデートしておきましょう!
目次
1.家の中でできる対策は?
まずは家の中を見渡して、災害のときに危ないポイントがないかを
確認してみましょう。
家具の固定
普段は重くて動きそうにないものの、地震のときには倒れてくる恐れがあります。
棚やテレビなどの大きな家具は、専用の器具などで、壁に固定しておきましょう。
食器棚の扉が開かないように金具を固定する、なども考えましょう。
家具の配置
寝室や子ども部屋、部屋の出入り口付近には、背の高い倒れやすい家具は置かない方が安全です。
また、電子レンジなど重量のある家電は低めの位置に置くなど工夫しましょう。
家の中に家具をおかない安全なスペースを確保しておくと、
地震が起こった時にまずそこに逃げることもできます。
窓の周り
窓ガラスに飛散防止フィルムを張る、
カーテンを防火加工の施してあるものに変える、などの対策ができます。
防災グッズは足りている?
非常用持ち出し袋の中身は、定期的に見直すことが重要です。
防災週間をその目安にするといいかもしれません。
生きるために必要なもの
飲料水
生きていくうえでもっとも大事になります。
1人あたり1日3L、最低3日分は備えましょう。
食料
缶詰・乾パン・レトルト食品など、保存がきき、調理が簡単なものを備えておきましょう。
普段から多めにストックしておき、使ったら補充するようにするといいかもしれません。
用意している!という人も、消費期限が大丈夫かどうかのチェックを忘れずに!
(参考:https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/pdf/gaido_160511_1.pdf)
安全を確保するために必要なもの
懐中電灯など、明かりがつくもの
防災頭巾やヘルメット
軍手
あるきやすい靴
情報を得るために必要なもの
けいたいラジオ
災害の状況を確認できるよう、
手回しで充電ができるタイプだと、電池がなくても使えます。
電池タイプを備えている場合は、電池が古くなっていないかの確認も大切です。
モバイルバッテリー
健康にすごすために必要なもの
常備薬
救急セット
衣服・タオル類
貴重品も、持ち出しやすいところにまとめておくと安心ですね。
ここで紹介しているのはあくまで基本的なものです。
災害が起こった時にどんなことが起こるのか?を想像して、用意してみましょう。
3. 地震のときの行動は?
家にいて地震が起こったときはどのように行動すればいいのか?
少しでも冷静に動けるように、シミュレーションしておきましょう。
机の下にかくれる
地震が来たときは、家具がたおれたり物が落ちてきたりするおそれがあります。
揺れが収まるまで、丈夫な机の下などにはいり、身を守りましょう。
火は無理に消しにいかない
地震発生時にコンロの火などがついていた場合、
無理に消しにいかず、離れた場所で揺れが収まるのを待ちましょう。
出口を確保する
揺れが収まったら、窓や家のドアを開けて、避難経路を確保しましょう。
情報を確認する
テレビやラジオなどで災害の状況を確認します。
SNSでは、誤った情報が拡散されがちです。
噂に惑わされず、公的機関からの正確な情報を把握するようにしましょう。
避難所へ避難する
避難勧告があった場合や、身の危険を感じた場合は避難所へ。
家を出るときには電気のブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉めましょう。
4. 家族とはどう連絡をとる?
災害が起きた時には、いつものように連絡がとれるかわかりません。
あらかじめ、どうやって連絡をとりあうかを家族で話し合っておきましょう。
避難先の確認をしておく
家族がバラバラの場所で被災したとき、
家に戻るのか、避難所に行くのか、どこの避難所に行くのか、を確認しましょう。
以下のサービスを確認しておく
電話がつながらず、決めていた場所へも行けない…そのような時に使えるサービスがあります。
災害用伝言ダイヤル
伝言をしたいとき、「171」に電話をかけると、伝言を録音することができます。
このとき自分の電話番号も一緒に入力します。これが、キーになります。
伝言を受け取るときは「171」を押して、相手の電話番号を入力することで、録音を聞くことができます。
災害用伝言版
災害用伝言ダイヤルと同じような仕組みで、テキストで伝言を残すことができます。
メールで通知を送ることも可能です。
5. 実際に被災された方の体験談を読もう
実際に災害に直面するとどういう問題が起こるのか?を知っておくと、
自分の状況に合わせたプラスの対策がとれるようになります。
手軽に体験談を知ることができる手段として、
内閣府の防災情報のページから、「一日前プロジェクト」をご紹介します。
https://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/ichinitimae/index.html
「一日前」は、「災害の一日前に戻れるとしたら、あなたは何をしますか」という問いかけから来ていて、
ここではさまざまな人の災害の体験談を読むことができます。
できる限りの対策をしておこう
災害が起きないようにすることはできません。
しかし、日ごろの備えによって、被害を小さくすることはできます。
防災週間を機に、防災について考え、家族で話し合ってみましょう。