もうすぐゴールデンウィーク!祝日の意味や由来を知ろう!
4月も後半!ということで、もうすぐ「ゴールデンウィーク」が訪れますね。
2024年のゴールデンウィークは4月27日(土)~5月6日(月)まで!29日(月)が「昭和の日」、5月3日(金)が「憲法記念日」、5月4日(土)が「みどりの日」、5月5日(日)が「こどもの日」、5月6日(月)が振替休日になります。
祝日が盛りだくさんで、今から何をするかワクワクですね。
また、「国民の祝日」は年間に計16の日と定められているので、その4分の1がゴールデンウィークにあたります。
今回はそんなゴールデンウィークにあたる祝日の由来や意味をそれぞれご紹介していきます!
昭和の日の意味と由来!
昭和の日は、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代をかえりみ、国の将来におもいをいたす」日とされています。(国民の祝日に関する法律 第二条より)
昭和時代は様々な変化があり、また、戦後の復興から経済成長を遂げ、日本が国際社会においても重要な位置を築いた時期であり現在の日本の土台を築き上げた時代です。
そんな、昭和時代に思いをはせる「4月29日」ですが、なんと昔は「昭和の日」と呼ばれていませんでした!
もともとは、昭和天皇の誕生を祝う祝日でしたが、昭和天皇崩御後は、植物の学問に詳しかった天皇にちなみ、1989年より「みどりの日」と呼ばれていました。
その後、2007年より様々なことがあった昭和の時代を忘れてはいけないという思いをこめ、「昭和の日」に変更になったようです。
また、「みどりの日」の前は「天長節」や「天皇誕生日」と呼ばれており、4度名前が変わっているようです。
憲法記念日の意味と由来!
憲法記念日は、その意味や由来がわかりやすいですよね。
その名の通り、憲法記念日は、日本国憲法を祝う日です。
しかし、ここで注意が必要なので、日本国憲法が公布された日ではなく、施行された日ということです。
※公布とは・・・広く世の中に知らせること
施行とは・・・実際に行うこと
日本国憲法は1946年11月3日に公布され、5月3日に施行されました。
この憲法施行を記念しつつ、これからの日本の成長を期待しよう!という休日です。
ちなみに日本国憲法が公布された11月3日は「文化の日」として祝日が定められています。この日は世界で初めて戦争放棄を憲法で宣言した日であることから「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」とされています。
みどりの日とは?
みどりの日は「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む日」です。つまりは、自然に感謝しよう!ということですね。そ
の名の通り、「みどりの日」には国立公園が自然解放されたり、季節のお祭り、自然体験イベントなどが開かれていることが多いです。
「昭和の日」でもご紹介したとおり、もともとは4月29日にありましたが、「昭和の日」に変更になったことにより、5月4日が「みどりの日」として祝日に決められました。
せっかくの「みどりの日」、お弁当やお菓子などをもって、友達や家族と公園や山へピクニックに行ってもいいかもしれませんね!
こどもの日とは?
こどもの日は、子どもたちの健やかな成長と幸福を願う祝日です。この日は、子どもたちに愛情を注ぎ、彼らの未来を祝福する意味を持ちます。
また、家族の絆を深め、子どもたちへの教育や育成に対する意識を高める日でもあります。
もともとは、端午の節句として知られ、5月5日に行われる伝統的な行事です。元々は男の子の成長や幸せを願ってお祝いする日でしたが、「国民の祝日に関する法律」で「こどもの人格をを重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と定められたことによって、子どもたち全体の成長を願うようになったんですね。
ちなみに「端午の節句」ですが、「端午」には、「最初の午(うま)の日」といった意味があるようです。「端」ですが、訓読みで読むと「はし」であり、一番最初や始めを表します。
そして「午」は、中国の古い暦である十二支から来ています。
「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」
寅(とら)が1月なので、午の月は5月ということになります。 5月5日は午の月の午の日なんですね。
そして「節句」は、「季節の節目になる日」のことを表しており、実は、端午の節句だけではなく他にも4つ節句があるそうです。
そんな、5月の季節の節目となる日「端午の節句」ですが、江戸時代のころ病気や災いを払う花として「菖蒲(しょうぶ」を飾る決まりがあったようです。
「しょうぶ」という音の聞こえが武道などを重んじる意味を持つ「尚武」と同じ読みだったため、男の子の成長を願う行事に変化していったようです。
まとめ
ゴールデンウィークといえば楽しい連休!というイメージですが、祝日には様々な意味が込められていたんですね。
「昭和の日」は激動の昭和の時代を顧みて、これからの将来を考える日。
「憲法記念日」は日本国憲法のが実行されたことを祝う日
「みどりの日」は自然に感謝し、豊かな心を育む日
「こどもの日」はこどもたちの成長を願い、母に感謝する日
という日でした。皆さんは知っていましたか?
「こどもの日」などは、お家でお祝いすることもあるので、印象が強かったですが、「みどりの日」の由来や、「昭和の日」がもともと別の名前だったりなど、驚きの事実もありました。
込められた思いにも心をはせながら有意義なゴールデンウィークを送れると良いですね。