「節分」のひみつ ~節分って2月3日じゃないの?~
2025年、お正月も終わり、一息ついている今日この頃ですが、次のイベントは節分ですかね。
節分は2月3日だから、準備しなきゃ…、って2025年の節分は、2月3日じゃない?
なんで?
節分って2月3日でしょ?って、どうも違うようです。
ん、どういうこと?
ちょっと節分について、考えてみたいと思います。
節分は2月3日に固定ではない!?
節分=2月3日だとずっと思って生きてきてました。
どうも今年2025年は2月3日ではなく、2月2日だそうです!
ほんと驚きです。
てっきり節分は2月3日で固定だと思っていましたが、そうではなくて、暦によって異なるようですね。
まれに日にちがずれる、それが今年。
節分は立春の前日を意味します。その立春が暦によって異なる。よって、年によって節分の日が異なるということです。
(立春や夏至といったような暦は地球と太陽の位置関係によって決められています)
2025年の節分 → 2月2日
2026年の節分 → 2月3日
2027年の節分 → 2月3日
そもそも「節分」っていったいどういうこと?
「節分」は文字通り、季「節」を「分」けるという意味があり、季節ごとに節分があるのです。
ですので、春・夏・秋・冬にも節分があり、立春・立夏・立秋・立冬の前日が節分。
立春は1年の始まりの新しい日として大切にされてきたため、立春の前日の節分をいわゆる「節分」として呼ぶのが残っているということのようです。
節分といえば「豆まき」
お正月が終わり、しばらくして節分近くになると、スーパーには鬼のお面とともに「豆」が並び始めます。
お、そろそろ、節分の準備をしなきゃ、と思うものです。
こういう季節の風物詩って、いいですよね!
「豆まき」はどう意味がある?
「まめまき」の「ま」は「魔」で「まめ」は「魔滅」とも言われています。
「豆」によって、魔物を滅ぼすために、豆をまくということのようです。
魔物=悪いもの=鬼ということで、鬼を滅ぼすために豆をまきます。
「鬼は外、福は内」
災いを追い払い、福を招き入れるという願いを込めて投げます。
また、「鬼は外」を言わないところもありますね。
有名なところでは成田山新勝寺や浅草の浅草寺などでは「福は内」中心の掛け声だとか。
そこには鬼はいない、ということからのようです。
豆をまいて、悪いものを追い出すのですが、豆まきに使う豆は炒り豆ですね。
なんで炒った豆が使われているかというと、豆をまいてそのままほったらかしにしておいて、
残った豆から芽が出て、悪が育ったら大変だから・・・という一説もあるようです。
また、豆には、栄養がたっぷり入っているので、悪の鬼を追い出す力がいっぱいある!とも。。。
「豆」を食べる
豆まきの豆は、歳の数だけ食べなさいよ!と親から言われたものです。
子どもの頃は、まだ8つとか、9つとか、食べていればよかったのですが、今の私だと、数十個食べないといけません。
栄養があるとはいえ、さすがに食べられません。
余談ですが、私は豆まきの豆が余ったときは、ご飯と一緒に炊きます。
驚くほどに美味しい豆ごはんが出来上がります。
作る前は、半信半疑でしたが、もうトリコになって、今では節分でなくても余らなくても炒り豆を買ってきて、炊いて食べています。
「恵方巻」は?
最近では「恵方巻」をよく見かけますね。
七福にちなんで、7種の具が入った「恵方巻」。色がキレイな太巻き寿司ですよね。
商売繁盛や厄払いなどの意味を込めて、一本を一気に食べますね。
太巻き寿司を切らないのは、縁を切らないということのようです。
また喋ってはいけないって、聞きますよね。
福を逃さないという意味があるようです。
その年の恵方(吉方位)を向いて、黙々と食べる。
ちなみに今年2025年の恵方は「西南西」です。
ちなみに、その他、節分の時に「そば」を食べるところがあるようです。
「節分そば」「年取りそば」と呼ばれ、お蕎麦で有名な地域、長野県や島根の出雲のほうでは、そのような習慣が残っているようです。
まとめ
2月2日の「節分」では、「豆まき」をして、「恵方巻」を食べる。
季節の風物詩、言い伝え、文化はおもしろいものがたくさんありますね。
日本ってすごいおもしろいです♪
伝統行事の由来をちょっと話したりして、家族団らんや友達との会話に花を咲かせるなど、楽しい節分をお迎えください。
また、受験を控えているお子さまやご家族の方々、くれぐれも体調にご留意され、暖かくして元気に過ごしましょう!
【今回の執筆者】
イニシャル:KN⊿
年代:50代
~今回の一言~
豆大好き 納豆大好き♪