実は大切! な梅雨のはなし
今年も梅雨がやってきました。
雨の日は気持ちが沈んでしまいがちなものですが、
じつは梅雨には大切な役割があり、デメリットだけではないんです。
今日は梅雨について、ちょっとくわしくなってみましょう。
そもそも梅雨ってなんだろう?
梅雨は「雨が多い日が続く期間」。なぜ、この期間は雨が多いのでしょうか。
その原因は「気団」という、空気のかたまりの動きにあります。
この時期になると、日本の近くで、
つめたい空気のかたまりと、あたたかい空気のかたまりがぶつかり合います。
その2つの空気のかたまりは勢力がほぼ同じなので、
ぶつかり合ったままその場に長くとどまります。
つめたい空気とあたたかい空気がぶつかる境界では雨が降りやすいのですが、
その境界がしばらく動かず、雨の日が多くなるのが梅雨です。
7月のおわりには、つめたい空気のかたまりの力が弱まると同時に
あたたかい空気の力も強くなり、梅雨が明けます。
梅雨のメリット
梅雨には、たとえば次のようなメリットがあります。
米の成長を助ける
米作りには、とてもたくさんの水を必要とします。
梅雨は、田んぼに大量の水を供給してくれる「恵みの雨」なのです。
梅雨の時期に雨が少ないと、水が足りなくなってしまいます。
水不足を防ぐ
日本は比較的水に恵まれている国です。
しかし、雨がなかなか降らず、水不足になることもあります。
水は、農業だけでなく、のどを潤したり、何かを洗ったり、電気を作ったり…
私たちの生活のあらゆる場面で必要です。
水不足におちいらないために、水がたくさん降る季節は、とても大切なのです。
雨の音でリラックス&集中力UP!
ザーザーという雨の音には、リラックス効果や、集中力を高める効果があると言われています。
外に出るのも大変な雨の日、
部屋で雨音を聞きながらゆったりしたり、
たまっている宿題をやってみたり(そのあとおやつを食べたり)、
普段とはちがう過ごし方をしてみるのもいいかもしれません。
見方を変えると感じ方が変わるかも
雨が多いと、荷物も濡れるし外でも遊べないしじめじめするし…大変な面もあります。
ですが、梅雨にもいろいろな役割やメリットがあり、
梅雨がこないと困ってしまうこともたくさんあるんですね。
ちょっとだけ、梅雨への印象が変わったのではないでしょうか?
雨の日だからこそ、雨を楽しんで過ごしましょう!
傘の忘れ物にはご注意を!