「年賀状」のひみつ
皆さん、おなじみ「年賀状」!
最近は、年賀状を書く人がどんどん減ってきていますね。
大人の方は「まだ書いているよ」っていう人もいるでしょうけど、
学生のみなさんは、「年賀状なんて書かない、LINEで済ませている」っていう人も多いのではないでしょうか。
私はまあまあな歳の大人なので、まだ書いていまして、
そろそろ年賀状の時期なので、「絵柄デザイン、何にしようかな~」って考えたりしています。
小さなお子さんがいらっしゃるおウチは、赤ちゃんの写真を載せたりして年賀状作っていますよね。
とはいえ、11月末、師走も間近になってきました。
12月15日には、年賀状の受付も始まります。
恒例行事だった年賀状書きが慣習ではなくなりつつある今日この頃、「年賀状」について、ちょっと考えてみたいと思います。
「年賀状」って?
「年賀状」は、諸説ありますが、古くは平安時代から始まったとのいわれています。
奈良時代には新年のあいさつはあったようですが、平安時代になり、遠くにいる方へのあいさつが直接、行えないので、
文書によるあいさつが始まったそうです。
そのあと、江戸時代になり、武家社会では文書によるあいさつも一般的になり、飛脚(ひきゃく)などで文書を運んでいたようです。
飛脚制度がなかったころは、重要な文書は信頼の厚い家臣に運ばせたそうです。
きっと足腰も鍛えられた人だったのでしょう。
そして、今のような形になったのは、明治維新のあと、1871年に郵便制度が確立され、
のちに郵便はがきが発行されるようになってからだそうです。
年賀状の栄枯盛衰(えいこせいすい)
1949年発行の初年度は、約1億8千万枚ですが、
2023年の年賀状の発行枚数は、16億7千万枚。(日本郵政の資料による)
「すごーい、たくさん」って思いますが、
年賀状のピークは2003年の約44億6千万枚ですから、今はピーク時の半分以下です。
2003年というと、松井秀喜選手がアメリカ、メジャーリーグに行って、ヤンキースでデビューした年です。
くしくも2023年は大谷翔平選手が大活躍しましたが、20年で大きく時代も変わったことになります。
年賀状の書き方の変遷
江戸時代には、名刺のようなものに挨拶文を書いて渡したということもあったようですが、
明治時代に官製はがきが出来てからは、そこに手書きで書いていたようです。
時代はうつろい、令和になり、今はパソコンで印刷したり、印刷会社さんに頼んで宛名まで印刷してくれたり、
あまり手書きの人が少なくなってきていますね。
かつてはハンコを買ってきて、押していたときもあり、また、芋版(いもばん)を掘って、ハンコのように仕立てたり、
楽しく手作りしていました。
また、昭和世代に切って欠かせないのは、「プリントゴッコ」です。
家庭用の簡易印刷機です。
学生のみなさんは全くご存じないでしょうけど、1980年代に大流行し、一家に一台あった(私の感覚)くらいの年末年始には
必須のアイテムでした。
年代の上の人に聞いてみてください。大半の方はご存じなのではないでしょうか。
(年末に、版を作るためのフラッシュランプ(電球)を買いに走ったのを思い出します)
郵便小噺(こばなし)
「〒」
このマーク、なんて読んでいますか?
もちろん「ゆうびんマーク」でいいのですが、「ていマーク」「てぃーマーク」などと呼ばれているそうです。
それは、郵便の仕事をしていたところが「逓信省(ていしんしょう)」で、
その頭文字の「テ」からそう呼ばれるようになったようです。
「年賀状」の楽しみ♪
年賀状が届いて、楽しみなのは、「お年玉付き」という懸賞がついているからもありますよね。
当選番号が発表されて、自分の分の年賀状の番号と見比べるとき、わくわくどきどきですよね。
結局、「切手シートか~」となることは多いですが、まれに「ふるさと小包」なんぞ上位の等に当たったラッキーですね。
そして、それ以上に、なかなか会えない人から年に1度でもお手紙が届くというのはうれしいものです。
「年賀状」がなかったら、連絡してないかもしれません。
LINEなどのSNSで、ポチっとスタンプを送ってしまうのもいいです。
でも、たまには手書きで懐かしい人に「年賀状」を書いてみるのもいいかもしれません。
お年玉付き年賀はがきで当たるとおトクですが…
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資格試験などでも採用されているので、一度、チャレンジしてみてください。
~今回の執筆者~
イニシャル:NK
所属:営業部門
年齢:50代
今回のひとこと:年賀状早く取りかからないと…