2023/08/25

夏の風物詩 花火について

 

いよいよ夏休みも終盤!

みなさん今年の夏休みはいかがでしたか?

久しぶりに遠出で旅行に行かれた方も多いのではないでしょうか。

久ぶりといえば、今年は各地で「花火大会」が再開しましたね。

執筆者の住んでいる地域でも8月に花火大会がありました!

 

夏の風物詩である「花火」

とっても綺麗で癒されますよね。

今日は、そんな「花火」についてお話したいと思います。

 

 

花火の構造としくみ

花火大会では、「打上花火」が一般的ですよね。

打上花火の構造は「割物」「小割物(半割物)」「ポカ物」に大きく分けられます。

構造によって花火の形やデザインが変わります。

それぞれのしくみを見ていきましょう。

 

 

割物

割物は球状の花火玉が、四方八方全方位に開く花火です。

「世界一美しい」と称賛される日本の伝統花火の「菊」が有名です。

花火と言えばこの形をイメージされる方も多いでしょう。

導火線から火薬に点火すると、同時に仕込まれた「星」が発光しながら飛び散り、花火が夜空に開きます。

 

※「星」…炎色反応を示す金属を火薬に混ぜて固めたもの。
    「星」の中に異なる金属を含む火薬を順番に入れておくことで、時間とともに花火の色を変えることができる。

 

 

 

小割物

大きな花火としてあがる割物に対して、小割物は八方に小さな玉を放出して多数の小花を一斉に開かせます。

打ちあがってから一瞬間があり、その後から開花する「千輪菊」が代表的です。

 

 

 

ボカ物

ボール状の球体が二つに割れて、収納された星や細工が放出するものをポカ物と呼びます。

火薬も少なく、花火の拡がりも狭くなりますが、内包するものを変えると様々な機能を持った花火になります。

「柳」「蜂」が代表的です。

 

 

 

花火の色の原理

花火の色は、金属や化合物を燃焼させることで得られます。

それぞれの元素や化合物が、燃焼する際に特有の光を発します。

例えば、バリウム化合物を使うと黄緑色、ストロンチウム化合物を使うと赤色の光が放射されます。

これを利用して、さまざまな色の花火が作られています。

 

 

 

まだまだ花火大会を楽しもう!

花火大会は、花火の美しさや迫力を一堂に楽しむイベントです。

花火師たちは花火の構造や色、デザインなどを緻密に計画し花火大会に向けて準備しています。

まだまだ花火大会が開催される地域もありますので、今日の話を元に新しい視点で花火を楽しむのはいかがでしょうか?

 

 

~今回の執筆者~
  イニシャル:YK
  所属:営業部門
  年齢:20代
  今回のひとこと:犬は花火きらい・・・。(音が大きいから)

 

 

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