2023/09/26

ああ勘違い…童謡のまちがいに動揺

突然ですが、童謡「どんぐりころころ」の歌詞、正しく歌えますか?

 

♪どんぐりころころ(    )

 お池にはまって さあ大変

 

(   )に当てはまるのは次のうちどれでしょう?

 

①どんぐりこ

②どんぶらこ

③どんぶりこ

 

 

 

正解は、③です。

 

 

わたしは、子どものころ②だと思っていました。

きっと桃太郎の「どんぶらこっこ」と混ざってたんでしょうね。

 

こんなふうに、子どものころに間違って覚えていたということはありませんか?

今日はそんな歌の覚えまちがいについてです。

 

うさぎおいし…

小学校の音楽で習う「ふるさと」。

「うさぎおいし」から始まる有名な同様です。

 

小学校のころ、わたしは「へえ~うさぎって美味しいんだ」と思っていました。

「うさぎ美味しい」だと思っている小学生は、ほかにもたくさんいるじゃないでしょうか?

 

古文を勉強している中学生のみなさんは、正しい意味がわかりますよね?

 

「うさぎおいし」は「うさぎ追いし」、

つまり「(かつて)うさぎを追いかけた」という意味です。

 

 

正しい意味を知ったとき、わたしは目から鱗が落ちる思いでした。

 

仰げば尊し

もうひとつ、子どものころの間違いです。

卒業式の歌といえば、昔は「蛍の光」と並んで「仰げば尊し」がメジャーでした。

 

この歌詞の中に「いまこそわかれめ いざさらば」という歌詞があります。

 

中学生の皆さん、「いまこそわかれめ」を正しく訳せますか?

 

中学生のわたしは、「いまこそ 別れ目」だと思っていました。

「金の切れ目が縁の切れ目」のような絶縁宣言だと思い、寂しいを通り越して、なんだか冷たい歌詞だと思っていました。

もちろんこれは勘違いです。

 

みなさんは、正しい現代語訳ができますか?

 

「いまこそわかれめ」を品詞分解して図解すると次のようになります。

 

 

こそは「強意」の係助詞なので、意志(あるいは適当)の意味の助動詞「む(ん)」が、係り結びの法則で已然形「め」に変化しているのです!

 

だから現代語訳は「いまこそ別れよう」「いまこそ別れるのがよい」となるのです。

 

中学校の国語の授業で係り結びの法則は習いますね。

高校生になると、古文の授業で助動詞の意味や活用についてくわしく学ぶので、正確に訳せるようになるはずです。

 

まとめ

子どものころに耳で覚えたことは、意味を勘違いしているということがあります。

成長して古文を学ぶと、「ああ、そういう意味だったのか」と気が付くことがあって面白いですよ。

 

本日の執筆者

営業部門 O

子どものころの勘違いエピソード:

ミッション系の幼稚園で習った聖母マリアのお祈りの一節。

「充ち満てるマリア」を「道見てるマリア」だと思っていました…。

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