2023/03/17

球春到来! 同時ベースはなぜ、セーフ?

3月に入って野球界は一気に盛り上がりをみせております。

しかし子供の野球チームでボランティア審判をしているおじさんたちは、

シーズンオフの真冬に審判講習会に駆り出され3月を待つ間もなくシーズンインしており、

寒風吹きすさぶ原っぱにて、走っては「アウト!」走っては「セーフ」と、

基礎動作をひたすら繰り返すという、遠くから見たらなんとも滑稽だろうなぁと思いつつ、

寒さも相まって体を温めるには格好の運動なのでもあるのですが、

そんな中講師の方から突然こんなことを聞かれたのです。

 

「同時ベースはなぜ、セーフですか?」と。

 

同時ベースというのは、例えば打者が打って一塁に走ります。

打者が一塁ベースに到達する前に、打ったボールが一塁に到達したらアウト。

ボールより先に打者が到達したらセーフ。じゃあそれが同時なら?というのが論点です。

 

ある程度野球を知っている方なら「そりゃあセーフでしょ」を誰もが思うのですが、

ではどうして?と聞かれると「・・・」の方が多いと思います。

ルールブックに書いているからというのでは、本当の回答になっておりません。

 

野球は「公認野球規則」なる、日本における野球の公式ルールを定めた文書で

それを編纂した書籍があり、

いわば野球の法律書なるもので、9つの大項目に分かれて構成されております。

 

その中に「5.00試合の進行」という項目の中から、

「5.09 アウト」内にある「(a)打者アウト」は、

「(10)打者が第3ストライクの宣告を受けた後、

またはフェアボールを打った後一塁に触れる前に、その身体または一塁に触球された場合

という表記があります。

 

つまり送球・触球と打者の一塁到達が同じだった場合は、

打者が一塁に到達している=「触れているという解釈」によって、

アウトではない=セーフという論理が成り立つわけです。

どうでしょう?そう考えると野球のルールも結構興味深くないですか?

ただ、保健体育のテストでこうした設問は、ほぼ問われないでしょう(笑)

 

弁護士の六法全書然り、野球の審判員も公認野球規則を覚えることは必須でありますが、

ボランティア審判だから、試合前のミーティングでは何卒ご容赦をと言いつつも、

なんとか際どいプレーが起きないよう試合中はドキドキしてしまう、

今年もそんなまた、球春を迎える時期になってしまいました。

 

~今回の執筆者~イニシャル:O
所属:営業部門
年齢:40代
今回のひとこと:ジャッジは自信をもって!

 

 

 

 


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