思い出の卒業アルバム
もうすぐ卒業シーズンですね。
卒業生のみなさん、おめでとうございます。
保護者のみなさまの感慨もひとしおのことと存じます。
筆者自身が小・中を卒業したのはかれこれ二十数年前…。
先日、実家に帰ったときに部屋を整理していたら子どものころの卒業アルバムが出てきました。
かたづけそっちのけでついつい眺めていましたが、よく見ると今の子どもたちの卒業アルバムとはいろいろと違うところがありました。
欠席者はどう載る?
卒業アルバムにはクラスの集合写真が載っていますよね。
その撮影日に欠席すると、昔は写真の隅に別窓で顔写真を載せるのが定番でした。
しかし最近はデジタル写真の技術の進歩で、別撮りした欠席者の写真をあたかもその場にいたかのように合成して載せる学校もあります。
あまりにも自然なので見分けがつきません。
失敗写真が減った⁈
それから昔の集合写真では、たいてい一人か二人は目をつぶっていました。
昔はフィルムで撮影していたので、撮り直せても1枚か2枚。
その中で写りの良いほうを選びますが、全員が目を開けているのはまれ、というか奇跡的です。
今はデジタルカメラが主流なので、何枚も取れますし、その場で確認できます。
だから、変なタイミングで取られたショットがアルバムに載ることは昔よりも少なくなりました。
さらに、こちらも合成技術の進歩で、目をつぶってしまった写真も目を開けているように加工することもあるそうです。
(2枚撮ったうちの1枚を使用して合成する)
電話番号や住所が載っていた⁈
それから、昔の卒業アルバムには、個人の住所や電話番号が載っていました。
大人になってから同総会を開きたいと思ったときなどは、実家の連絡先が分かるので便利だったのですが、外部に流出して悪用されることもあり社会的な問題になりました。
2005年に個人情報保護法が施行されたこともあり、個人の住所や電話番号が載っている卒業アルバムはほとんどなくなりました。
変わらないものも?
アルバムの最後には寄せ書き欄がありました。(これは今でもあるのかな。)
卒業式当日に友達や先生にメッセージを書いてもらったのが、いい思い出です。
まあ、今見るとイロイロ恥ずかしかったりもするのですが・・・。
いまでも、まだ紙の卒業アルバムが主流ですが、デジタルのアルバムのサービスも登場しています。
時代によって形は変わっても、思い出が残る卒業アルバム。
大人になってから見直すと懐かしい気持ちになります。
執筆担当者:O 30代営業
卒業の思い出:母校の小学校では下級生が卒業生に石で作った文鎮をおくるという伝統がありました。(といっても、道端の大きめの石を拾ってきて、布でラッピングするだけの簡単なものなのですが。)あの文鎮、どこに行ったんだろう…。